メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.685 ◆現代時評 「国益の意味とジャーナリスト」:片山通夫  2014/11/25


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【609 Studio】メール・マガジン 2014・11・25 No.685
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   フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上脩身氏の現
代時評、ロシア唯一の韓国語新聞「セ・コリョ」の日本語翻訳版、ロシアやサハリン
 の話題編集長のコラムなど多彩な話題満載!
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◆現代時評 「国益の意味とジャーナリスト」:片山通夫
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 《「国益に反して何が悪い?」池上彰が朝日叩きとネトウヨの無知を大批判!》
という記事を読んだ。
 ⇒http://lite-ra.com/i/2014/11/post-633-entry.html
 朝日新聞に一時掲載を断られた池上彰が吠えた!という。

 この朝日新聞騒動以後だと思うが、「売国」だの「国益」だのなんだか怪しい文
字が新聞やネット上で飛び交うようになってきた。池上氏は「今回、一番私が違和
感を覚えるのは、「国益を損なった」という言い方です。極端な言い方をすれば、
メディアが「国益」と言い始めたらおしまいだと思います。〉
 〈これが国益に反するかどうかと考え始めたら、いまの政権を叩かないのが一番と
いう話になるわけでしょう。それでは御用新聞になってしまう。私は、国益がどう
こうと考えずに事実を伝えるべきで、結果的に国益も損ねることになったとすれば、
その政権がおかしなことをやっていたに過ぎないと思います。〉」というわけだ。

 筆者も思う。「国益」だの「売国」という言葉をマスコミは使うべきでない。特
に今のような状況では権力に擦り寄っているとしか思えないのだ。マスコミは、特
に大手のマスコミは権力に近い所に位置している。例えばそれは「記者クラブ」だ。
 他のジャーナリズムを締め出しているところがほとんどである。例えば「日本外
国特派員協会」の経緯を見れば明らかだ。会員の国籍は問わないうえに、「日本記
者クラブ」や、公的機関に置かれている「記者クラブ」とは違い、フリーランスの
ジャーナリストや雑誌記者の入会、加盟も可能である所からも筆者の言いたいこと
はご理解いただけよう。その日本の記者クラブの会見の様子など正に「茶番」とし
か言いようがない。あらかじめ質問を用意して、許可されたものだけが質問してい
るようにしか思えない。その上、質問しない記者達はテレビで見る限りひたすらパ
ソコンに向かって何やら打ち込んでいる。あれじゃ、質問される側の表情も読めま
い。

 そんな記者達が作る新聞に載る「国益」という言葉の持つ意味はおのずから知れ
る。ジャーナリズムのなんたるかを知らない、国益保護=政権広報社となり下がっ
てしまった。もう一度言う。ジャーナリズムとは「権力の監視」が主たる仕事だと
思うがいい。監視できないジャーナリストはもうジャーナリストではない。単なる
広報社の広報員だ。
 それなら昨今充実してきた政府や官庁のホームページを見ていればいい。
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  日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太
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◆「ふろむ京都山麓」抜粋抄《伊藤若冲 生涯と画業 (続)》
                         :みなみうら・くにひと
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  若冲(1716〜1800)の謎のひとつに年齢加算があります。享年は数え年齢で85歳
です。ところが86、87とか88歳と自ら記した作品が残っている。実年齢に3歳を加算
しているわけです。この年齢書きについて、岡田秀之氏は「伊藤若冲 生涯と画業」
で、ふたつの説を紹介しておられる。

 まず狩野博幸説では、還暦以降の改元に際してその都度1歳を加算したという「改
元一歳加算説」。例としてあげられるのが茶人の川上不白(1719〜1807)で2歳か
3歳を加算しているが、どうも改元ごとに1歳ずつを足したようだ。ところが若冲が
還暦以降に迎えた改元は2度です。安永から天明へ、天明から寛政への2回の改元です。
3年上乗せの88歳には届きません。

 もうひとつ紹介されているのが辻惟雄説。若冲は「四」という数字が「死」に通
じるため、還暦以降は四のつく年を忌避し、四を五に変えてしまったという説です。
65、75、85歳。この3度の1歳加算で享年は88歳になったとします。

  岡田氏は小学館『日本美術全集』卷14ではふたつの説を紹介しておられるが、
同氏は「國華」1408号(2013年2月発行)の「伊藤若冲の年齢加算について」で、
より詳しく論じています。
 まず民俗学による戦前の調査から、年増し、年違え、耳ふさぎの風習を紹介して
おられる。身近な同年齢者が亡くなると、「同齢感覚」という不安畏怖の民間信仰
心から、歳をひとつあわてて加えた事実が数多く報告されている。
 また文献史学からは平山敏次郎氏が中世から近世にかけて、年違え、耳ふさぎの
加齢があったことを、文献上からたくさんの例をあげておられる。
 耳ふさぎ・耳ふたぎとは、家族のなかのだれかと同年齢者が亡くなったことを知
ると、家人は同年の本人には知らせずにあわててモチをつく。正月をいち早く迎え、
1歳加齢するのです。そして搗いたばかりの餅を当人の耳に当て、亡者が同年の生
者を呼ぶ声をふさぐ。
 また凶作の年にはその年を早く終えるために地域あげて餅をつき、今年におさら
ばし夏や秋に正月を迎えてしまう。豊作の兆候でも台風などの被害を恐れて、いち
早く門松をたてて正月を迎えてしまうこともあった。ただこの風習では地域共同体
の全員が早めの加齢を迎えるので、終生の加算が続くとは考えにくい。ただ年に2
度正月祝いをすれば年齢加算になりますが。
 なお昔の数え年計算では元旦に、すべてのひとが1歳加齢しました。蛇足ですが。

 個人の年齢加算の例では、まず富岡鐵斎(1837〜1924)。彼は数え89歳の大晦日
に亡くなった。後1日で90歳を迎えるはずだった。ところが生前にいち早く90歳と年
記している。実は89歳の秋に予祝を行い、一足早く卒寿の祝いを済ませて90歳にし
ていたようです。
  改元加算の代表的人物とされる川上不白について、岡田氏は年齢書きのある遺墨
を調査された結果、どの作も「実年齢に一歳加算しているだけで、不白が改元ごと
に一歳ずつ加算したような事実は確認できない」としておられる。定説を覆す大発
見です。

 司馬江漢(1747〜1818)は還暦を期して、実年齢に9歳か10歳も加算している。そ
のため享年は71・72歳説と81歳説がうまれてしまい、研究者の間ではいまも混乱し
ているそうです。
 長崎の大悟散人(養老山人)はある年、一時に9歳を加算した。『荘子』の「九年
而大妙」か、あるいは禅の「面壁九年大悟」か? また江漢は大悟散人をまねたの
ではないかともいわれています 

 狩野永岳(1790〜1867)は65歳のときに67歳と款記し、その後もずっと2歳の加算
を通している。彼も改元とは無縁です。京から江戸に出向いた折り、天気晴朗のな
かで不二の山を往復で2度拝んだからではないかとも言われています。

 さて不思議で興味深い年齢加算ですが、わたしも関心があり岡田氏のアドバイス
を得て、いくらか調べてみました。例えば「東海道五十三次」で有名な浮世絵師・
歌川広重(1797〜1858)。彼は13歳のときに一気に4歳加算しました。安藤家は代々
幕府の定火消同心をつとめる幕臣ですが、広重の父が急死し家督をつぐために17歳
と称し元服した。幼い少年では幕府役人をつとめられず、そのための4歳加算だろ
うと思います。
  木彫仏で有名な木喰行道上人・明満仙人(1718・1728〜1810)は、遊行僧とし
て北海道から九州薩摩まで巡りました。そして各地にたくさんの微笑仏を残しま
したが、彼は66歳のときに一気に10歳を加算し、それ以降ずっと10歳上の年齢を押
し通す。そのため実享年は83歳ですが、どの古記録にも93歳と記されています。
  木喰は66歳の年に念願の五智如来像を完成させたが、自らの名を「五行菩薩」
に改名し年齢も10歳加算した。小島梯次氏は「大きな懸案事項を成し遂げた充実
感の中での心機一転のために改名に連動して改年齢が行われたと思われる」
(『円空・木喰展 「庶民の信仰」の系譜』図録)

  何人かの年齢加算の例をみてきましたが、歌川広重のやむにやまれぬ加算以外
は、すべて還暦を過ぎてから足されています。還暦は人生の一周なので、「還暦過
ぎれば歳知らず」という言葉が生きていたように思えます。数え還暦の61歳まで
は正確に数えますが、過ぎれば年齢加算は個々人、ある程度自由だったようです。
先日ある方が「現代では還暦からが誕生です」と言っておられたのが印象深い。
  そして上記のどの人物も江戸後期の生まれです。そのころ画家文人や宗教者に
は、還暦後の加算は特殊なことではなかったのではないでしょうか。生年は若冲
1716年、川上不白1719年、木喰上人1728年、司馬江漢1747年、狩野永岳1790年、
歌川広重1797年、富岡鐵斎1837年。実例はこの程度ですが、大悟散人も含め圧倒
的に18世紀の生まれが多い。
  これからもっとたくさんの加算例が発見報告されることでしょう。それらによ
っていつかは解明されるでしょうが、年齢加算にはさまざまの個人の事情があり
そうです。それにしても年違え、耳ふたぎ餅の年齢加算は、わたしには理解困難
です。

ふろむ京都山麓 http://blog.goo.ne.jp/0000cdw
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◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版: 2014年11月21日号
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州知事、滞納賃金支払命令

 11月17日、サハリン州政府会議で州知事は、最近滞納賃金が問題になって
いる企業らに対して支払い命令を下すようにと当局に指示した。サハリン石炭―
6社の場合、約500人の労働者に賃金を払わないでいるとのこと。

極東地域開発事業案にサハリン2件

 サハリン州知事は、11月15日に行われた極東地域投資プロジェクト実行会
議でサハリン木材加工工場と色丹魚加工工場建設が優先事業リストに上がったと
伝えた。二つの事業の投資額は約100億ルーブルで1千以上の仕事を作ること
ができる。また、大規模の養豚場とバイオテクノバーク建設事業に対しても連邦
支援可能性があるという。

国際エネルギー」フォーラムで投資誘致

 11月20〜22日までモスクワで開催される第3回国際エネルギーフォーラ
ムに、サハリン州公式代表団がはじめて参加する。そこでサハリンにおけるエネ
ルギー節約及び効率性関連プロジェクトを紹介するほか、国際金融機関からの投
資が主な参加目的。

青少年環境フォラム

 12月5日、州政府主催で州内青少年環境フォーラムを開催。エコキャンプ、
探索、研究やプロジェクト紹介、生態関連装備研修など多様なプログラムが企画
されている。

休養、野外活動施設修理に

 今年、サハリン州政府は青少年の休養や野外活動施設の修理などに2、5億ル
ーブルの予算を費やした。そして夏休み中に休養施設を利用した児童数約5万人、
その内30%は低所得家庭の子供たち。前年度に比べ15%も予算を増加された。

済州島で国際青少年フォーラム

 さる6〜10日まで済州島で第5回済州国際青少年フォーラムが開催され、7
カ国の17地域から123人が参加。済州島庁と済州教育庁が共同主催した同フ
ォーラムにウラジオストクとサハリン代表が参加した。

銀行に支払い命令

 太平洋対外貿易銀行が預金者のカプストロイ2003社からの貯金350万ル
ーブルの支払い請求を無視し続けたため、裁判から2回も判決命令を受け話題を
呼んでいる。貯金者が起こした裁判で支払い命令を受けたにもかかわらず銀行側
は実行せず、2度も裁判を起こされ、結局罰金100万ルーブルも支払う羽目に
なった。
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みほの独り言「国会で行われている政治」:はない みほ
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 山本太郎氏のYouTubeを今日見ていた。熱い思いと政治の実態を伝えている。解
散総選挙が行われる事で、税金が650億円使われるのだそうだ。解散総選挙が行
われることで、安倍政権の民意を問う状況に陥ったと思いきや、総理大臣の思い一
つで解散行われ、莫大な税金が使われる。山本太郎氏はその安易な解散総選挙をす
るくらいなら、その選挙資金を弱者の福祉、雇用などに税金を回し、助けられると
いう。他にも今の政治は国民のためではなく、大企業、大資本家への政治であると
断言する。

 今までの政治も大企業、資本家への癒着が言われていたが、原発事故後、この企
業と政治の癒着は大々的に見えてきた。さらに安倍政権は、山本氏の言うように企
業を守る政治を着々と行ってきたと言えよう。その危機感を山本氏は、ちゃんと捉
え伝えていれる。
 私達が知り得ぬ政治の実態をちゃんと知ることが本当に求められる。
 私達の未来は、人任せでは行けない。
 マザーテレサが平和と対比する言葉は無関心だと言う。
 戦争と平和の対比ではなく、平和と無関心。そう、無関心の先に戦争が起こる。

 私達が、テレビ、新聞、雑誌等で意識を持って行かれ、政治に無関心になって、
ほだされ政治家に尾っぽをふっていた間に、政治家は政治資金や票をくれる企業や
大資本家に、いいように法律を作られてしまっていた。
 昨日、息子に社会の問題を出してほしいと言われ、公民の教科書を読んでみた。
知る権利、公共の福祉を受ける権利、環境権、健康で文化的な生活を営む事が出来
る権利、国会の開示を請求する権利・・・様々な権利が私達には憲法で守られてい
る。確かに税を払うという義務等様々な義務はあるものの、私達国民がちゃんと最
低限の生活を維持できる権利は保障されていると教科書に今にある。教科書を読ん
で、改めて憲法をもう一度読み返そうと思った。
 私達は憲法で守られ、憲法は独裁しうる権力者の暴走を止めるための大事な法で
あった。憲法改正の問題点は我々国民にあるのではなく、金を生み出すための権力
者の危うき悪知恵を遂行するための改正であるのだ。
中学の子どものいるお母さんは、今一度子どもの教科書を読んでみるべきだ。
 私は息子に伝える。三権分立がちゃんと行われ、基本的人権を尊重し、憲法九条
を維持できてこそ、この日本の平和は守られるのだよ!と。
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◆「ロシアの声」が伝える「ロシアからみた日本・世界」>>>
           引用元 http://japanese.ruvr.ru/
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◆日本関連
http://japanese.ruvr.ru/russia_japan/

◇安倍首相はなぜ新たな衆議院を必要としたのか?
日本の安倍首相は21日、事前に発表したとおり、衆議院を解散した。安倍首相
は、自身の政治キャリアを賭けた。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_11_21/280336742/

◇日本企業、海底都市建設を計画
日本の清水建設が5000人を収容する海底都市オーシャン・スパイラルの建設計画
を発表した。価格は3兆円程度になる見込み。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_21/280339854/

◇日本人 「ボジョレーヌーボー」を世界で一番早く味わう
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_20/280303271/

◇日本のサンゴを狙う中国人ハンター
東京から南に2000キロに位置する小笠原諸島(別名、ボニン諸島)の穏やか
な生活がまた日中の論争にかき乱された。2014年春ごろから地元の漁師らは
沿岸部に中国のスクーナーが現れていることに気づき始めた。当初その数は10
隻ほどだったが、秋には200隻も集まるようになってきた。なんとこれらの漁
船の目的はサンゴの密漁だったことが判明した。小笠原海域は良質なサンゴで有
名だが、密漁船はこれを海底からごっそりとさらっていたのだった。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_11_20/280276317/

◇東アジアのトライアングルは成功するか?
日本外務省は、先日ミャンマーでのASEANサミットで安部首相が行った提案に
対する韓国の朴 槿惠大統領の肯定的な反応に歓迎の意を表した。この提案は日中
韓の最高レベルの会談の再開に関連している。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_11_20/280275588/

◇20日、福島県でマグニチュード5.3の地震が発生した。これによる津波発生
の危険性はない。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_20/280266740/

◆国際───────────────
http://japanese.ruvr.ru/world/

◇英メディア:ロシア人ハッカーはビデオカメラで英国市民を追跡している
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_21/280317954/

◇エボラ出血熱 死者およそ5500人に
エボラ出血熱による死者が5420人となった。世界保健機関(WHO)が発表した。
感染者は、1万5145人に達した。なおWHOは、実際の数はさらに多いとの見方
を示している。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_20/280273653/

◇米国、ウクライナへの軍事支援の可能性を検討
トニー・ブリンケン米大統領次席補佐官(国家安全保障担当)は、米国がウクライ
ナに軍事支援を行いうるとの声明を表した。ロイター通信が報じた。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_20/280273070/

◇米国を北極からの雪竜巻が襲う、経済の行方やいかに?
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_20/280271617/
  
◇クリミアに河豚出現?!
セヴァストーポリ湾(クリミア)でフグが二尾釣れた。黒海ではかつて見られたこと
のない魚種だ。南海生物学研究所のアレクサンドル・ボルタチョフ氏がリア・ノー
ヴォスチに述べた。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_21/280329330/

◆ロシア国内───────────────
http://japanese.ruvr.ru/russia/

◇お正月はソチで
ソチはスキーリゾート地で新年の休暇を過ごそうというロシア人、CIS諸国の
観光客を集めている。お正月は海外ではなくロシア国内で過ごそうというロシア
人の数は2倍に増えた。観光産業界は、ロシア人がどこで2015年の門出を祝
おうとしているか調査を行った。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_11_21/280330458/

◇ロシア通信監督庁「インターネットは国際機関によって運営されるべき」
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_21/280316875/

◇プーチン大統領「ロシアの現体制を覆そうとする者は過激主義者と同じ」
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_21/280315144/

◇ロシア人専門家、「不思議なロシア物体」の出現について語る
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_21/280310141/

◇モスクワのスケートリンク 今年はポップ・アートがテーマ( 3Dインスタレー
ションのもとでの古い娯楽)
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_11_21/280306346/

◇窮地に陥らないために (外国人にとって奇妙なロシアの習慣)
今年も残すところあと1か月と少しとなった。そのため、世界各国にいる外国旅行
が好きな人たちは、年末年始の休暇を利用した旅行の計画を立てている。もちろん
ロシア人も例外ではない。制裁は制裁であり、旅行は別物だ。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_11_21/280306655/

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◆[編集長から]              片山通夫
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 驚くなかれ!650億だか700億高をかけて年末に選挙をするのだと!
 「何をトチ狂ったのか安倍首相!」と言いたい。
些か長くなるが「歴史街道をゆく」から古い話だが抜粋引用させていただく。
http://www.rekishikaido.gr.jp/time-trip/kaido/kdsakai.htm

(引用はじめ)
 仁徳天皇の四年、天皇が難波高津宮から遠くをご覧になられて「民のかまどより
煙がたちのぼらないのは、貧しくて炊くものがないのではないか。都がこうだから、
地方はなおひどいことであろう」と仰せられ「向こう三年、税を免ず」と詔(みこ
とのり)されました。それからというものは、天皇は衣を新調されず、宮垣が崩れ、
茅葦屋根が破れても修理も遊ばされず、星の光が破れた隙間から見えるという有様
にも堪え忍び給いました。三年がたって、天皇が高台に出られて、炊煙が盛んに立
つのをご覧になり、かたわらの皇后に申されました。
 「朕はすでに富んだ。嬉ばしいことだ」、「変なことを仰言いますね。宮垣が崩れ、
屋根が破れているのに、どうして富んだ、といえるのですか」
 「よく聞けよ。政事は民を本としなければならない。その民が富んでいるのだか
ら、朕も富んだことになるのだ」
  天皇は、ニッコリされて、こう申されました。
(引用終わり)

 あるテレビ番組で「アベノミクスで生活は?」とインタビューされた市民が「大
企業だけじゃないんですか?潤ったのは」と答えた様子に、安倍首相は「(こんな
人を)選んで流しているのだろう」というようなことを話したという。

 仁徳天皇に話を戻す。

(再び引用)
「宮殿は破れているのに、民は富み、道にものを置き忘れても拾っていく者もあり
ません。もしこの時に、税を献じ、宮殿を修理させていただかないと、かえって天
罰を蒙ります」との申し出が頻頻とあるようになりました。
 それでも、天皇は引き続きさらに三年間、税を献ずることをお聞き届けになりま
せんでした。六年の歳月がすぎ、やっと税を課し、宮殿の修理をお許しになりまし
た。その時の民の有様を「日本書紀」は次のように生き生きと伝えている。
 「民、うながされずして材を運び簣(こ)を負い、日夜をいとわず力を尽くして
争いを作る。いまだ幾ばくを経ずして宮殿ことごとく成りぬ。故に今に聖帝(ひじ
りのみかど)と称し奉る。みかど崩御ののちは、和泉国の百舌鳥野のみささぎに葬
し奉る」
(引用終わり)

 こんな《日本を取り戻したい》ものだ!
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  発行     2014年11月25日 No.685
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