609studio　No.　◆現代時評　「朝日の誤報問題とジャーナリズム」：井上脩身 2014/11/18

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タイトル：609studio　No.　◆現代時評　「朝日の誤報問題とジャーナリズム」：井上脩身 2014/11/18

────────────────────────────────────── 【609 Studio】メール・マガジン　２０１４・１１・１８　No.６８４ ────────────────────────────────────── フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上脩身氏の現代時評、ロシア唯一の韓国語新聞「セ・コリョ」の日本語翻訳版、ロシアやサハリンの話題編集長のコラムなど多彩な話題満載！ ────────────────────────────────────── 　　　　　　　　　　　　　　片山通夫写真展のお知らせ　　　　　　　　　　　　テーマ　　　東日本大震災　（５５点）　　　　　　　　　　　　期間　　　　2014/10/7～11/9 　　　　　　　　　　　　場所　　　　ロシア・サハリン州立美術館　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ユジノサハリンスク）　　　　　　　　　　　　　　　オープニング写真　　　　　http://coffeebraek.blog59.fc2.com/blog-entry-1438.html#end ────────────────────────────────────── 　　　　　info＠lapiz 　　　　　　　　　　　　　　　　Lapiz2014冬号（￥300-）は１２月１日発売です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　順次予告編をアップロードしています。　　　　　　　　　　　　　　　↓　↓　↓ 　　　　　　　　　　http://lapiz-international.com/ 　　　　　　　　 ────────────────────────────────────── 　書籍紹介　　　　　　　　　　　　　「欲望の砂糖史」　　　　　　　　　　　　ー甘い砂糖の苦い歴史ー　　　　　　　　　　　　　　　原井一郎　著　　　　　　　　　　　　　　　詳しくはこちらへ　　　http://lapiz-international.com/files/haraibook/haraisyohyo.pdf ────────────────────────────────────── 　　　　　　　　　　　　　書籍紹介　　　　　　　　　　　　　被爆６０年《ふるさとはポイズンの島ビキニ被ばくとロンゲラップの人びと》渡辺幸重 (著), 島田興生 (写真) 価格：￥ 1,575- 発行　旬報社 http://www.junposha.com/catalog/product_info.php/products_id/808 ────────────────────────────────────── ◆現代時評　「朝日の誤報問題とジャーナリズム」：井上脩身 ────────────────────────────────────── 　朝日新聞の従軍慰安婦報道問題で、読売新聞は『徹底検証――朝日「慰安婦」報道』（中公新書ラクレ）と題する本を出版した。同書の中で、「朝日の報道によって性奴隷の国とのいわれなき批判を受け、日本の国益を損ねた」と分析した。朝日が自ら認めたように、「慰安婦狩りをした」との虚偽証言の上にった慰安婦報道は、ジャーナリズムの根柢を崩す致命的誤報であった。それにも増して問題なのは「国益を損ねた」と非難する読売の姿勢だ。「国益のための報道」とは、戦前の体制翼賛報道に他ならないのである。　朝日の慰安婦報道は１８９２年９月２日付大阪本社版朝刊で「元山口県労務報国会下関支部動員部長」の吉田清治氏（故人）が「４２年から３年間、９５０人の朝鮮人を慰安婦として強制連行した」と報道したことから端を発した。９１年８月１１日付大阪本社版では「日本軍人相手に売春をさせられた」との韓国在住の元従軍慰安婦の証言を特報。９２年１月１１日付朝刊では「軍が慰安所の設置などに関与していたことを示す資料の存在」をスクープした。　しかし朝日は今年８月５日付朝刊で、吉田氏の証言について「虚偽と判断して記事を取り消す」と表明した。朝日の慰安婦報道は吉田証言を基に構成されている。その取り消しは、慰安婦報道全体の信ぴょう性を自ら否定したことを意味する。　新聞報道において誤報は少なからずある。だが今回の誤報はただの誤りではない。従軍慰安婦の強制連行問題は日韓の外交課題に発展したからである。　政府は従軍慰安婦問題に神経を使った。９２年１月、韓国を訪問した宮沢喜一首相は首脳会談で慰安婦問題について謝罪。９３年８月４日、「慰安所を軍が関与した。慰安婦の募集は、総じて本人の意思に反して行われた」との官房長官談話を発表。その記者会見で河野洋平官房長官は「強制連行の事実があったとの認識か」との問いに「（その認識で）結構です」と答えた。　しかし、２００７年、第一次政権当時の安倍晋三首相が「狭義の強制性を裏付ける証拠はなかった」と述べたことなどから、韓国側は歴史認識問題を絡めて日本に対する態度を硬化。韓国市民の反日感情も高まり、１１年１２月、ソウルの日本大使館前に従軍慰安婦像が設置され、第二次政権になってからの１３年７月にはロサンゼルス近郊の公園で従軍慰安婦像が設けられた。　こうした流れのなかの朝日の“誤報発表”である。読売は『朝日「慰安婦」報道』の中で、平林博・元内閣外政審議室長の「（安倍内閣は）韓国や米国で、朝日の誤報告白をもっと宣伝したらいい」との談話記事を掲載した。「安倍政権の都合のいい記事を書くことが正しい報道」とも取れるこの談話は、読売の報道姿勢の一面を表している。実際、読売は一貫して我が国の原発推進の旗を振り報道に徹し、福島原発事故後も再稼働に積極的だ。そもそも憲法改変のための読売案を作成し、秘密保護法や集団的自衛権の行使についても安倍政権をおおむね支持の論調だ。安倍首相からみれば、「国益を第一に考える心強い与党新聞」であろう。　繰り返すが、報道の根幹をなす事実が誤りであれば、ジャーナリズムとしては死である。一方、「国益」のための政府すりより報道は、「権力の監視」というジャーナリズムの使命を投げ捨てたもので、もはやジャーナリズムの名に値しない。ジャーナリズムの弱体化が戦争への道につながることは過去の歴史が教えている。深刻である。 ────────────────────────────────────── 　　【著書案内】　　　　「追跡！あるサハリン残留朝鮮人の生涯」片山通夫　著　日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太　への逆密航」を語る貴重な証言！！　　凱風社　刊　http://www.gaifu.co.jp/index.html 　　　　　　　　　　　定価　１９００円＋税 ────────────────────────────────────── ◆「ふろむ京都山麓」抜粋抄《伊藤若冲生涯と画業》　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　：みなみうら・くにひと ────────────────────────────────────── 江戸時代後期の画家、18世紀に京都で活躍した伊藤若冲（1716～1800）のブームは、依然として衰えません。昨年春、ワシントンのナショナル・ギャラリーで開催された若冲「動植綵絵展」には、わずか1ヶ月足らずの会期に22万人以上の観客が詰めかけたそうです。アメリカでもたいへんな人気です。ところで若冲は謎の多い人物でした。しかし彼の秘密のベールは最近の研究によってつぎつぎにはがされ、真実の人物像があらわれつつあります。かつての若冲のイメージは、絵画オタクで世事にはうとい人物とされていました。しかし彼は正義感の強い、活発な人間であったことを、滋賀大学の宇佐美英機先生（日本近世経済史）が錦市場の文書から発表されました。また最近ではミホミュージアムの岡田秀之氏が、伊藤家菩提寺である宝蔵寺過去帳から、若冲が晩年に同居していた謎の人物だった女性と子どもを解明されました。岡田氏の記述はほかにも若冲還暦前の空白の数年間の解明。そして85歳で亡くなった若冲が88歳と款記している年齢加算の問題などにも、果敢にアプローチし大きな成果をあげておられます。小学館から大冊の美術全集が刊行されています。『日本美術全集』全20巻ですが、先月に第2回配本の第14巻「江戸時代Ⅲ 若冲・応挙、みやこの奇想」が発売されました。同書に掲載された岡田秀之解説「伊藤若冲生涯と画業」が、若冲伝としてこれまでで最高の内容です。この本は1冊1万5千円と高額。興味ある方には図書館での閲覧、余裕ある方には購読をおすすめします。　まず錦市場に近い裏寺通にある宝蔵寺。伊藤家の菩提寺で若冲の父母やふたりの弟たちの墓がいまも現存しています。大正時代に伊藤家過去帳が調査されていたのですが、当時発表されたのは若冲と両親とふたりの弟の記載でした。最近の再調査で岡田氏は同寺のすべての江戸期過去帳を調べ、新しい発見をされました。伊藤家初代から幕末の9代目まですべての当主とその家族の探究です。なお若冲の墓はこの寺ではなく、還暦以降の晩年を傾注した伏見深草の石峰寺にあります。伊藤家の当主は代々、伊藤源左衛門を名のり、初代源左衛門（1573～1649）は江戸時代のはじめから錦小路で青物商「桝源」を営んでいました。枡屋は錦市場有数の大店で、若冲は若くして亡くなった父、3代目源左衛門を継ぎ4代目を名のります。しかし彼は40歳にして弟の白歳に5代目を譲り画作に専念する。岡田氏は初代から9代目源左衛門まで、またその妻や子どもの名を追跡された。なかでも注目されるのが「寂真」と「清坊」の発見です。広島浅野藩の平賀白山が石峰寺門前に住む若冲のことを記しています。「若冲の妻か妹らしき女性の真寂が、その子どもらしい男の子と同居している」という不可解な記録です。若冲は生涯独身だったはずです。過去帳から判明したのは、若冲の末弟・宗寂の妻の名が「深窓寂真（ママ）禅尼」であり、寛保3（1743）～寛政10（1798）年3月11日没、享年56歳。寂真は若冲没の2 年前に亡くなっていました。白山のいう女性は寂真です。子どもは清坊のようで、若冲のすぐ下の弟・白歳の孫です。過去帳では清坊の父は左太郎（6代目源左衛門）で、若冲の甥左太郎の次男が清坊（9代目源左衛門）。平賀白山が石峰寺を訪れたとき、門前の若冲宅に同居していたのは、若冲の亡くなった末弟の嫁だった寂真と、次弟の孫の清坊だったのです。清坊は石峰寺の若冲墓横に立つ筆塚を33回忌に建立した人物です。　また若冲は身寄りのない子、「スイ笑」を養っていたという記述も紹介されている。スイ笑は天明元年（1781）没だが、平賀白山が石峰寺を訪れる12年前である。不思議な名のスイ笑とは何者か？＜2013年3月23日　「伊藤若冲生涯と画業」は続けます＞ふろむ京都山麓　http://blog.goo.ne.jp/0000cdw ────────────────────────────────────── ◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版：　２０１４年１１月１４日号 ────────────────────────────────────── 州知事、ＡＰＥＣ参加　ア・ホロシャヴィンサハリン州知事が、１１月１０～１１日まで中国で開催されたＡＰＥＣにロシア公式代表の一員として参加した。プーチン大統領は安倍総理との両者会談を行った際、サハリンと日本との交流について詳しい紹介をしたという。政府特別支援金を福祉事業に使う　サハリン州政府は２０１３年効率的な執行を行った地方政府に送る連邦政府の支援金１億８千万ルーブルを得ることができ、その資金を州内福祉関連事業に使うと伝えた。ウリ銀行、ウラジオストクへ進出　韓国のウリ銀行が１０月、ウラジオストクに韓国銀行としては初めて事務所を開いた。２０１１年サンクトペテルブルクに続いてロシアでの２番目の支店。ウリ銀行側は極東地域の発展可能性を見込んで、韓国企業らの進出と長期的には南北統一時代の経済協力を支援するために支店を置くことにしたという。旭川小公園整備　さる１１日、新しく整備されたユジノサハリンスク市の旭川小公園が公式オープンした。１９９２年、ユジノサハリンスク市と旭川との姉妹提携２０周年を記念して造られて以来地元住民の憩いの場として愛されてきた。今回、噴水、照明、遊歩道などの整備を行ってより近代化された姿で公園となった。オープン記念式典には市長とユジノサハリンスク駐在日本総領事も参加した。州内幼稚園の窓、交換　今年、サハリン州内のすべての幼稚園の窓の交換事業が行われた。州政府の「暖かい窓」プロジェクトは３年以内にすべての教育機関の窓をプラスチックに交換する内容。来年は学校、再来年は社会教育施設の古い窓を全部プラスチックへ交換する予定。故朴・ノハク会長の銅像建立　さる８日、安山市コヒャン・マウル（故郷の村）で故朴・ノハク氏の銅像建立式があった。全国サハリン帰国同胞協議会は、サハリン同胞帰国事業に大きく貢献した「サハリン帰還在日韓人会」前会長故朴・ノハク氏の功労を忘れないために、誕生１００周年を記念して銅像建立を決めた。除幕式には国会議員や市議員、各都市帰国者代表など多くの関係者と支援者が参加した。サハリンと韓国の芸術家協演　さる８日、ユジノサハリンスク市のロジナ会館で、ユジノサハリンスク市立オーケストラと韓国ヘブン合唱団とエムディバ声楽団との協演が行われた。高麗人移住１５０周年記念事業の一環としてサハリン韓人女性会が主催したコンサート。成功的な結果を見て、今後も持続的に交流が行われるようにしたいと韓国側は言う。 ────────────────────────────────────── LapizNovels 　　　　　　　　はない　みほ　著「未来へ」好評発売中　　　　　　詳しくは　 http://lapiz-international.com/ ────────────────────────────────────── ◆「ロシアの声」が伝える「ロシアからみた日本・世界」>>> 　　　　　　　　　引用元 http://japanese.ruvr.ru/ ────────────────────────────────────── ◆日本関連 http://japanese.ruvr.ru/russia_japan/ ◇サハリンで1945年に戦死の日本兵の遺体11体が日本へ引き渡し続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_15/280076974/ ◇日本、テロ支援者に懲役10年日本の参議院は金曜、テロリストおよびテロ組織に対し避難場所の提供などの便宜を図った者に対する罰則を強化する新法を採択した。12月以降、テロ支援に対しては、10年以下の懲役か、1000万円以下の罰金が科せられる。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_15/280050588/ ◇小笠原諸島海域で中国漁船が不法操業で拿捕１３日、小笠原諸島付近で違法操業を行っていたと見られる中国の漁船が拿捕された。日本の海上保安庁が明らかにした。漁船は日本の排他的経済水域で拿捕されている。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_13/279991307/ ◇日本人デザイナーが制作した涙の椅子人間は一生のうちにおよそ６４リットルの涙を流す。幸せや喜びのあまり溢れる涙もあれば、失望し、悲しみにくれて流れる涙もある。日本人デザイナーのケイタ・スズキ氏はこうした感情のすべてを一粒に結集させ、「ティアー・ドロップ（涙）」という椅子を作った。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_13/279985812/ ◇日中、互恵的パートナーシップの拡大意向を確認安部首相と中国国務院の李首相は、互恵的戦略パートナーシップを拡大する双方の意向を確認した。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_13/chuugoku-nihon/ ◇南極上空のオゾンホール南極大陸のほぼ2倍に - 日本の学者続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_13/279958147/ ◆国際─────────────── http://japanese.ruvr.ru/world/ ◇なぜ米国大統領はいつもガムを噛んでいるのか？バラク・オバマに奇癖のあることは記者らにつとに知られたことだった。米国大統領はいつも、公的な行事の最中にも、ガムを噛んでいるのである。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_17/obama-gum/ ◇ドネツク近郊で墜落したボーイング機の残骸回収作業始まる、のちオランダへ続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_16/donetsuku-bo-ingu/ ◇北朝鮮のテレビ　金正恩第１書記の姿を公開　（ビデオ）朝鮮中央テレビは、北朝鮮の金正恩第１書記が指揮する同国の空軍および防空軍部隊の飛行要員たちの訓練の様子を放送した。この映像は、朝鮮中央通信が１０月３０日に報じた演習の可能性がある。続きを読む:http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_14/kitachousen-bideo/ ◇日本人教授、米国を脅威の極寒が襲うと警告「スーパーストーム『ヌリ』は暴風『サンディー』を超える強力なエネルギーを蓄え、米国へと向かっている。『ヌリ』はこの週末にもアラスカに上陸し、15メートルの波が予想される。その後、来週半ばには北極の大気がフロリダにまで到達し、地獄絵が始まる。最悪な事態は11月13-15日にピークを迎えるが、こうした状態は11月末まで続く・」続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_14/280039733/ ◇エジプト沖で「何者か」がエジプト海軍の艦船を襲撃地中海で、エジプト海軍の艦船が、正体不明の武装集団に襲撃された。武装集団の船４隻は、エジプト軍によって破壊され、戦闘員３２人が拘束された。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_14/280034301/ ◇国連：エボラ出血熱ワクチン投与　早くても年明け以降続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_14/kokuren-ebora/ ◇フランス、逃亡トラを捜索フランス警察および救急がパリ郊外で逃亡したトラを捜索している。パリから40km のセナおよびマルナ県でのこと。ヘリも出動している。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_14/furansu-tora/ ◇米国科学者、最高齢者に「長寿遺伝子」は発見できず米国人科学者らが地球上の最高齢者らの遺伝子を調べた結果、長寿をつかさどる遺伝子は見つからなかった。米国の数箇所の調査センターから集まった発達生物学、遺伝子学、老人学分野の専門家による研究グループが科学雑誌PLOS ONEに記事を掲載した。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_14/beikoku-saiensu/ ◇マレーシア沖で潜水艦が消息を絶つマレーシア軍の艦船は、5日に通信が途絶えた潜水艦の捜索を開始した。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_10_06/278247972/ ◆ロシア国内─────────────── http://japanese.ruvr.ru/russia/ ◇ ◇チェチェン大統領、チェチェンに宣戦布告した「イスラム国」指導者の殲滅を発表チェチェン共和国のカディロフ大統領は「イスラム国」テロリストのタルハン・バタリシヴィリが殲滅されたことを明らかにした。バタリシヴィリはオマール・アシ・シシャニの通称で有名で、チェチェン共和国に対し宣戦を布告していた。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_15/280050201/ 続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_15/280050201/ ◇プーチン大統領、原油価格急落でもロシア経済は大惨事に至らぬ続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_14/280037757/ ◇イジェフスクの自動車工場で2015年2月、Lada Vestaの試験組み立て開始続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_14/279995834/ ◇クリミア、「アメリカンコーヒー」を改名クリミア共和国のいくつかのカフェは「アメリカンコーヒー」（ロシア語での名称「アメリカーノ」）を「クリミア・コーヒー」と改名しているビジネス・インサイダー紙が報じた。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_14/279994871/ ◇ロシア、中国の鳥インフル蔓延を受け、安全措置強化ロシアは中国における鳥インフルエンザの流行拡大を受け、予防措置を強化する。木曜、ロスセリホズナドゾル(農業監督庁)が発表した。続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_14/279994242/ ────────────────────────────────────── ◆[編集長から]　　　　　　　　　　　　　　片山通夫 ────────────────────────────────────── 秋が来たかなと思って、そろそろ「秋色の写真でも・・・」なんてゆっくり構えていたらアッというまに木枯らしが吹いてきて、あわてて冬もののコートなどを出して着てみる。移ろいやすいはなんて優雅に構えてはおられない昨今の時間の経つのの早い事。　　友人などからは「そろそろ忘年会の・・・」なんて気の早い誘いなどもある。　なんでも「衆議院を解散」するという。消費税を上げられなかったら「解散」だと。アベノミクスの失敗を糊塗するためか？これに伴ってか、またトチ狂っている政治家がいた。大阪府知事と同市長だ。解散となれば衆議院に立候補するようなことを言っていた。投げ出すという言葉がぴったりの二人だ。もっとも、本当に出るか否かはわからない。何しろ観測気球の好きな連中だ。いや単に気まぐれか。　「米中首脳に相手にされず…安倍首相が決定的に足りないモノ」という日刊ゲンダイの記事（http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154961/1）を読んだ。記事の詳しい内容はそれぞれでお読みいただくとして、筆者の感想を述べたい。簡単に言うと「大新聞は書かない内容だ」と言うこと。テレビは残念ながら電波を政府に抑えられているので、自由にものを言えない状況が続いている。ある意味仕方がない事だ。しかし良心的な番組はなんとかその意を伝えようと努力している。そういう意味で、視聴者は応援しなければいけない。もし不当に政府もしくはその筋から圧力かかかるようなことがあれば、それを糾弾する勇気を持ちたい。　しかし、新聞に代表される出版物は全くその立ち位置が違う。なぜ大手の日本の新聞は政府の広報紙になり下がったのだろうか？そんな中、日刊ゲンダイは検討しているように見える。「安倍首相が決定的に足りないモノ」は何なのか？それは筆者も思う「安倍首相の歴史認識」だ。同記事に書かれているように、安倍首相は決定的に「勉強不足」なのだ。だから歴史であれ何であれオウム返しにしかモノを言えないのだ。つまりそこには知性を感じることができない。単なるアジテーターなのだ。例えば「戦争」だが、自衛隊のパレードだか何だか知らないが、そこへ行って「コスプレよろしく戦闘服を着て悦に入るだけ」の知性しか感じられない。　政治的哲学がないのだ。　このような首相を持った我々国民は悲劇だと認識しなければならない。　さて注目の沖縄の知事選が終わった。我々はあの歴史的な「沖縄返還」後にも、沖縄と本土はある種の共有すべきものがあったように思える。　唯一地上戦が行われたオキナワ、米軍基地が７０％残されたオキナワ、ひめゆり塔に代表される南部の戦跡など平和を願う国民に等しく共有されてきた。しかしある時期から沖縄は「リゾート地」としか見えなくなった国民が急速に増えてきたように思える。そう、沖縄はいまや「リゾート沖縄」なのだ。　そんな中、知事選が行われた。基地の移転が争点となった今回の選挙である。結果は見ての通り。移転反対派と言われる前那覇市長の翁長雄志（おながたけし）氏が圧勝した。選挙は終わった。今後、本土（我々大多数の国民）の沖縄への姿勢が問われるのではないか。　 ────────────────────────────────────── 発行　　　　　２０１４年１１月１８日　No.６８４発行　　　　　毎週火曜日　　購読料無料　 FB　　https://www.facebook.com/michio.katayama.5 　　配信まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html website http://www.609studio.com/ 投稿　　 http://www3.ezbbs.net/06/609studio/ 購読解除　http://archive.mag2.com/0000052236/index.html 　　　　　　　　　　　◇禁・無断転載◇ ────────────────────────────────────────────────

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