メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.663 ◆現代時評「金目発言とセクハラヤジ」:片山通夫  2014/06/24


─────────────────────────────────
【609 Studio】メール・マガジン 2014・6・24 No.663
 ─────────────────────────────────
  フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上
 脩身氏の現代時評、ロシア唯一の韓国語新聞「セ・コリョ」の日本語翻
 訳版、ロシアやサハリンの話題編集長のコラムなど多彩な話題満載!
─────────────────────────────────
                          info@lapiz

        Lapiz2014夏号(¥300-)6月1日発売です!    
  
              『主な内容』

               日本一長い路線バス乗車ルポ!
                  「尖閣」対処へ奄美の無人島で訓練
                     魑魅魍魎が跋扈する!
                  breath of CITY
              原発を考える
                       日和見ぶらり旅
                サハリン逍遙
               宿場町を行く 智頭宿
                旅するカメラ

             お買い求めは
              Amazon
           http://amzn.to/1tKrh5u

             DLマーケット
          http://bit.ly/1tKru8Z

             雑誌ONLINE
           http://bit.ly/1hANLWQ

 ─────────────────────────────────
   あれから3年・・・。Lapizは4月20日に震災3年の特別号
   
           この号は購読費無料です!!
             ダウンロードは下記から・・・。

    http://lapiz-international.com/files/140420/index.html

                 
 ─────────────────────────────────
               書籍紹介

             被爆60年
  《ふるさとはポイズンの島 ビキニ被ばくとロンゲラップの人びと》

            電子雑誌 Lapizで活躍中の渡辺幸重さんが
            このほど上梓されました本を紹介します。

                渡辺幸重 (著), 島田興生 (写真)
                      価格: ¥ 1,575-

                       発行 旬報社
http://www.junposha.com/catalog/product_info.php/products_id/808

─────────────────────────────────
【609 Studio】メール・マガジン 2014・6・24 No.663
 ─────────────────────────────────
  フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上
 脩身氏の現代時評、ロシア唯一の韓国語新聞「セ・コリョ」の日本語翻
 訳版、ロシアやサハリンの話題編集長のコラムなど多彩な話題満載!
─────────────────────────────────
                          info@lapiz

        Lapiz2014夏号(¥300-)6月1日発売です!    
  
              『主な内容』

               日本一長い路線バス乗車ルポ!
                  「尖閣」対処へ奄美の無人島で訓練
                     魑魅魍魎が跋扈する!
                  breath of CITY
              原発を考える
                       日和見ぶらり旅
                サハリン逍遙
               宿場町を行く 智頭宿
                旅するカメラ

             お買い求めは
              Amazon
           http://amzn.to/1tKrh5u

             DLマーケット
          http://bit.ly/1tKru8Z

             雑誌ONLINE
           http://bit.ly/1hANLWQ

 ─────────────────────────────────
   あれから3年・・・。Lapizは4月20日に震災3年の特別号
   
           この号は購読費無料です!!
             ダウンロードは下記から・・・。

    http://lapiz-international.com/files/140420/index.html

                 
 ─────────────────────────────────
               書籍紹介

             被爆60年
  《ふるさとはポイズンの島 ビキニ被ばくとロンゲラップの人びと》

            電子雑誌 Lapizで活躍中の渡辺幸重さんが
            このほど上梓されました本を紹介します。

                渡辺幸重 (著), 島田興生 (写真)
                      価格: ¥ 1,575-

                       発行 旬報社
http://www.junposha.com/catalog/product_info.php/products_id/808

─────────────────────────────────
◆現代時評「金目発言とセクハラヤジ」:片山通夫
─────────────────────────────────
 どうしてこうなるのか、全く理解できないのが先週に起きたこの二つ
の出来事だ。既にご承知と思うが、石原環境大臣のセリフと東京都議会
でのヤジ。

 ヤジの方はこの稿を書いている時にはまだ特定されていないようだが、
野次られた女性都議の所属するみんなの党は、声紋を調べて相手を特定
したい意向だ。石原環境大臣の発言に関しては、自民党や政府は早々に
幕引きを図っている。

 以前からこのような失言や妄言などは政界では横行していて、それが
ために辞職に追い込まれたり、果ては自殺した大臣までいた。

毎日新聞から引用する。
 ―自民党の太田誠一・元衆院議員は2003年6月、早大サークルの
集団婦女暴行事件に関して、「(集団暴行する人は)まだ元気があるか
らいい。正常に近いんじゃないか」と発言。07年1月には同党の柳沢
伯夫・元厚生労働相が講演で「(女性という)産む機械、装置の数は決
まっている。あとはひとり頭でがんばってもらうしかない」と述べた。
2人とも次の国政選挙で落選した。―引用終わり

 先の東京都議会で起こったヤジ事件と、金目発言の石原環境大臣とは、
その本質が全くちがように見受けられているようで、マスコミなどは一
緒に取り上げたという記事は筆者は見たことがない。

 しかし本質は全く同じ問題がそこには見受けられる。女性蔑視、被災
地蔑視というくくり方をすれば「蔑視」という共通項が表れる。それは
男性の意味のない女性蔑視であり、国民蔑視であり差別である。聞けば
件の女性都議は一年生議員だとか。経験(どんな経験かは知らないが)
を積んだ都議にしてみれば、若い都議が自らと同じような立場で質問に
立つということは、プライドが許さなかったのかもしれない。

 一方、石原環境大臣の発言は、エリート(なのかどうかは知らないが)
家庭で育ったおぼっちゃま大臣だ。国民蔑視の発言が「つい出てしまっ
た」のだろう。おのれの立場を忘れたおぼっちゃまは失言で袋叩きにあ
ったわけである。いやもしかしたらこれが本音なのかもしれない。もち
ろんご本人と日頃接している政府の・・・・。
─────────────────────────────────
                        【著書案内】

     「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 片山通夫 著

  日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太
    への逆密航」を語る貴重な証言!!

    凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html

           定価 1900円+税
─────────────────────────────────
◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2014年6月13日号・20日号
─────────────────────────────────
2014年6月13日号

「ロシアの日、」州知事祝賀メッセージを送る

 6月2日は「ロシアの日」、多民族国家ロシアの諸民族間平和と共存
を図るために制定された。この日を迎え、住民の団結と州繁栄を祈ると
のメッセージが送られた。

火災防止のため入山禁止

 サハリン州政府当局は、6月10日から21日間、州内一部地域で入
山禁止を命じた。火事の危険があるためであり、政府指定の場所あるい
は特別入山許可証のある人のみが入山できる。

新任副知事決定

 ロスネプチ社副社長・顧問を歴任したセルゲイ・カラガノフ氏が、6
月9日サハリン州副知事兼行政室長に赴任した。

植木キャンペーン

2011年に制定された「全ロシア植木の日」を迎え、5月16日から
2週間の間、サハリンで600人の住民が37ヘクタールに11万2千
株の木を植えたと州山林庁が発表。

アシカ保護活動

 6月13日、アシカ群集地であるネベリスク港で、初めてアシカ保護
イベントが行われる。主催側の地域行政府と活動家らは多くの住民が気
軽に参加できる多様なプログラムを用意している。アシカをテーマとし
た手作り工芸品、写真、絵、詩などのコンテストと絵画展示会、波止場
の掃除など。

公開美術講座開設

 サハリン州立美術館が新しいプロジェクト「美術館の木曜日」を立ち
上げる。6月19日から毎週木曜日、一般人を対象に午後6時半から8
時まで美術の理論と歴史講座を行う。美術館サイトによると、第1回目
は「物体の静かな生活と都市旅行」、第2回目は「18世紀ロシア芸術
」、講師は美術館研究員または他機関専門家。

高麗人移住150記念事業「生きている記憶」スタート

 サハリン州政府が支援する高麗人移住150記念事業「生きている記
憶」がコルサコフ地域からスタートした。民族文化芸術伝統維持と韓人
歴史を知り、民族間平和を目的に企画された同事業は韓人歴史の原点と
言えるコルサコフ地域から始め、州内数カ地域を巡回しながら関連事業
を行う予定だ。7日、韓国と現地ロシア側政府人事、韓人代表を含め多
くの住民らがコルサコフ望郷の丘の参拝から伝統芸術コンサートまでの
記念行事に参加、意味ある時間を過ごした。

サハリン選手、韓国剣道大会で入賞

 6月6〜8日間、韓国南原で7千人ほどが参加した第22回全国剣道
大会が開かれた。サハリン代表選手らが銅メダル、団体4位などの優秀
な成績を取った。


2014年6月20日号

サハリン州知事、世界石油会議で液化ガス工場建設について説明

 6月16〜19日までモスクワで開催された第21回世界石油会議に
出席したア・ホロシャヴィンサハリン州知事は、液化ガス工場第3ライ
ン建設プロジェクトについて説明した。州知事によるとガスプロム社と
シェル―社が設計案準備協約を結び、来年末まで投資案も確定する予定。
2020年には完成予定の第3ライン工場はイリインスコエ村に建設さ
れるとのこと。

サハリン代表のクリム共和国訪問

 さる16日、サハリン州政府関係者がクリミア共和国を公式訪問する
ために出国した。代表団は経済交流と関連法規のほか、「アルテク」国
際野営センターでのサハリン州学生らの休養問題についても話し合うと
政府広報室が伝えた。

新空港建設企画、韓国企業に落札

 先日、ロシア、オーストリア、ドイツ、日本など9カ国企業が参加し
たユジノサハリンスク新空港技術設計案の入札でLGの子会社LSネットワ
ーク社が落札したことがわかった。落札価格は約2千900万ルーブル。
空港は2018年に完成予定。

サハリン最長の橋

 9月1日、トマリ区域クラスノゴルスク村にサハリンで最も長い人道
橋ができる。完成してから20年も経つ老化した木造橋は解体され、鉄
筋コンクリートでベンチや夜間照明装置もついた現代的な橋、長さ15
2m、幅3.2mの人道橋がチョウルナヤ河にかけられる。

大陸までの自動車レース

 クリミア半島のロシア連邦編入を記念するプロジェクト「わが祖国ロ
シア」の一環として、ユジノサハリンスク市からヤクーツクまで自動車
レースが行われる。機関代表、社会活動家、学生らからなるレース参加
者らは極東地域住民らにサハリンを紹介しながら走る。日程は6月11
〜22日まで。来年はクリミア半島まで、再来年はクリミア半島からサ
ハリンへのレースが予定されている。

サハリン州離散家族会―創立25周年

 6月22日、サハリン州離散家族会が創立25周年を迎える。サハリ
ンで最も早く出来た韓人社会団体である。離散家族の再会、永住帰国、
一時母国訪問など多く母国関連事業を総網羅して行ってきた。特に赤十
字社の現地窓口役割を続けている。

韓国で「エトノス公演」と美術展示会

 高麗人移住150周年を記念して、仁川多文化共同発展協会とサハリ
ン民間外交クラブが共同で40人余りの学生、教師らを韓国へ招待して
公演と展示会を行う。6月9〜23日までソウル、仁川などを回る。
─────────────────────────────────
◆みほの独り言「世界平和を願う」:はないみほ
─────────────────────────────────
 集団的自衛権行使に向けて自民党が大変強気に主張し、公明党に詰め
寄っている。なにをそこまで急いでいるのか?
 政治はタイミングというらしいが、こんな大事なことを早急に推し進
めるのは、なんのためか?
 ワールドカップで皆がお祭り騒ぎしている時にと大事な法案をあや
ふやにして通す政治の危うさよ、、。

 安保闘争時代、世の中は月面着陸のニュースばかりがもちきりで、政
治からどこか違うこところに国民をもっていこうと意図的な報道があっ
たらしい。
 政治からみの出来事は偶然起こるわけではなく、すべて計画的に行わ
れる。出来事が大きくなればなるほど、それは用意周到に計画し実施さ
れる。イラク情勢も、ウクラナイナ情勢も、、。

 アメリカの歴史を紐解くとアメリカは1776年にイギリスとの独立
戦争の末、出来上がった新しい国家である。初代大統領が子どもの頃桜
の木を斬って親に叱られたジョージ・ワシントン。

 アメリカは200年ほどの歴史しかない国である。だから歴史といえば
、独立戦争、南北戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、
ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、・・・・何処かしらで戦争に介
入している。
 自由とは、力で奪い取る社会のことを言うらしい。
 歴史とは、年月の積み重ねであり、その中に先住の学びがあり、その学
びにより人は進化し、そして遺伝子は守られてきたのだろう。
 歴史が浅いということは、守るべきものが薄いともいえる。
その浅い歴史の国家が、原爆をつくり、歴史ある国家をつぶした。

 強い者がのしあがり、その強さは、どんな形であってもいいという。
 嘗て戦国時代の日本は、挨拶を交わし戦ったという。
 礼儀作法が優先された。それが武士としての礼儀であり、本当の強さで
ある。嘘ばかリはきだし、やりたい放題の今の自民党は、卑怯者である。
 堂々と議論し、武器を持たず、友好的な外交を推し進めてこそ、歴史あ
る日本人の存在であろうに・・・
自分というルーツを持たない者は、歴史を破壊するのみに動くのだろうか。
その国の方針に加担する企業も同じ。

ふと思う。
 安倍総理は私達の意識から生まれたものではないのかと・・・
つまり、今我々は自由と豊かさを求めて生きている。がしかし、大半は
自分という存在が何処に影響し、どの意識体を作っているのかも考えず
に流されて生きている。
 放射能汚染があろうとも、人ごとで、誰かが助けてくれると他力本願。
環境破壊と言われても、アフリカ、アマゾン等のどっかの遠い国のこと
だと思い込んで、自分が今安いものを手に入れて、得ばかりを追い求め
る生活が、ひいては環境破壊のお手伝いをしているとは思えない。私一
人が。。。という思いが日本の集合体を作り、消費とゴミを増大させた。

その意識が原発を生み、放射能拡散の危険性を地球中にバラまいている。
その根源は政治であるが、その政治を野放しにしたのも一人一人の意識
である。安倍総理が暴走する由縁は、そこまで国民は意識低迷の利己主
義の集合体であったということである。日本は歴史ある国であり、八百
万の神のもと生きて来た心ある民俗である。

 その意識を呼び起こさせなれければ、安倍総理の暴走を食い止めるこ
とは出来ない。
 品格ある意識こそが今必要である。
───────────────────────────────── 
                            LapizNovels 

        はない みほ 著「未来へ」好評発売中

      詳しくは  http://lapiz-international.com/

─────────────────────────────────
◆「ロシアの声」が伝える「ロシアからみた日本・世界」>>>
           引用元 http://japanese.ruvr.ru
─────────────────────────────────
 今週も休載します。

◆日本関連
http://japanese.ruvr.ru/russia_japan/

◆国際───────────────
http://japanese.ruvr.ru/world/

◆ロシア国内───────────────
http://japanese.ruvr.ru/russia/

─────────────────────────────────
◆[編集長から]              片山通夫
─────────────────────────────────
 昨日は6月23日。この日は沖縄戦が終わった日だ。つまり沖縄の戦
争がやっと終わった日である。この沖縄戦での日本側の犠牲者は18万
8千余人。うち9万4千人が住民の犠牲とされている。
 悲劇的な数字である。

 ところがこの日を境に沖縄に「平和が戻った」とは決して言えない。
つまりその後1972年まで沖縄はオキナワでありOkinawaだっ
た。米軍の占領下わけである。戦争中は日本軍に、また戦後は米軍とい
う軍組織に押さえつけられていた訳である。

 そして返還。当時は「核抜き本土並み」という言葉がもてはやされて
いたが、今に至るまでその実態は決して「核抜き本土並み」でないこと
は周知の事実である。

 折しもこの11月は沖縄県知事選がある。県民がどのような政策を持
つ候補者を選ぶのか注意して見ていたい。

 それにしても「核抜き本土並み」っていったい何だったのだろうか?
─────────────────────────────────
  発行     2014年6月24日 No.663
  発行     毎週火曜日  購読料無料
   FB  https://www.facebook.com/michio.katayama.5
  配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236
   MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020
   contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html
   website  http://www.609studio.com/
     投稿   http://www3.ezbbs.net/06/609studio/
   購読 解除 http://archive.mag2.com/0000052236/index.html

           ◇禁・無断転載◇
─────────────────────────────────

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。