メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.653 ◆現代時評「憲法9条が『ノーベル平和賞候補に!』」:片山通夫  2014/04/15


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【609 Studio】メール・マガジン 2014・4・15 No.653
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  フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上
 脩身氏の現代時評、ロシア唯一の韓国語新聞「セ・コリョ」の日本語翻
 訳版、ロシアやサハリンの話題編集長のコラムなど多彩な話題満載!
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                          info@lapiz

 あれから3年・・・。Lapizは4月20日に震災3年の特別号を
 発行します。お楽しみに!
   
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<あらすじ>

 福島第一原子力発電所はメルトダウンをした。原発近隣に住む人々はど
うなったか!?同時にテレビ画面上でその出来事を知った人たちは何を考
え、どうしたか?原発事故が日本人に問いかける。言葉とチカラで出来上
がった大人の世界を子どもの純粋な心が、言葉やチカラの枠を外して凝り
固まった大人たちを動かしていく。私たちの未来は何処にあるのでしょう
 か・・・。

 現実とファンタジーが入り交じりながらストーリーは展開していく。


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                      価格: ¥ 1,575-

                       発行 旬報社
http://www.junposha.com/catalog/product_info.php/products_id/808

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     「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 片山通夫 著

  日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太
    への逆密航」を語る貴重な証言!!

    凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html

           定価 1900円+税
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◆現代時評「憲法9条が『ノーベル平和賞候補に!』」:片山通夫
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 憲法9条が正式にノーベル平和賞候補になった。2012年の平和賞
はEUが受賞した。。このニュースにひとりの主婦の脳裏に閃いたアイ
ディアが、憲法9条だった。
 「戦後70年の長きにわたって戦争をさせなかった9条にも資格があ
る」それから、彼女の地道な署名活動が始まった。
 そしてこのアイディアに共感し立ち上がった人々の熱意が今回の「候
補」にまで押し上げた。
http://nobel-peace-prize-for-article-9.blogspot.jp/

 右傾化し、前のめりに「憲法解釈」を変えようとする安倍政権や自民
党などにとっては面倒な話だろう。苦虫をかみしめたような顔をしてい
るのが目に浮かぶようだ。

 このニュースを耳にして思い出すのが、本多立太郎翁のことだ。残念
がらすでに亡くなられているが、「戦争体験出前噺」を引っ提げてどこ
へでも出かけ、自身の体験を語り続けた。徹底した平和主義者だった。
 憲法9条を』守ることに関しても並々ならぬ力を注いでおられた。
 そして「トンダ・モンタ総理っ! 」という本を書かれた。アマゾンで
手に入るので是非お読みいただきたい。

 はてさて、ノーベル平和賞を憲法9条が受賞できるか否かは予断を許
さない。しかしこの候補になったことが、国民の間に浸透して、かなり
乱暴に解釈で乗り切ろうとしたり、改悪を目指したりする勢力の気勢を
そがなくてはならない。

 日本国憲法は我々日本人の宝なのだから。
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◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:届いておりません。
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 届き次第お届けします。
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◆みほの独り言「春爛漫なれど・・・」:はないみほ
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 2014年4月、いつの間にかあたりは桜満開となっている。
  玄関先に桜にうずくまる桜雛を表現した。
玄関先の置物は、小さい頃、母がいつも玄関を飾っていた季節の小物を
思い出して・・・それが私の脳裏に焼きついて、いつの間にか、母を真
似る。遺伝というか、記憶というか、子どもの時の教育ともいうのだろ
うか、私というものを作っている。そう近頃強く思うのである。
我が家の庭には、クリスマスローズが満開だ。
黄色、白、黒がかった赤、ピンク、赤、10年もののクリスマスロー
ズから5年もの、そして種から育ったクリスマスローズは、里山に移植
した。
ブルーの花がいつしか満開で、その中に一昨年植えた山野草が愛らしく
咲いていた。
もう名前も忘れてしまった。
そんな花がいつの間に増えた。
忘れな草は私の大好きな花。
この花を見るたびに、震災の頃を思い出し、放射能の事をついつい青い
君に聞いてしまう
遺伝子は大丈夫ですか・・・

 春の陽気に誘われて、外に出て車を走らせると、今年も黄色の絨毯が
一面色づいていた。バイパスから坂を上りきったところから現れる黄色
の光景は本当に毎年、おもわず声を上げてしまう。

 菜の花畑は今年は他の田んぼにも広がっていた。優しい自然が広がる
事をいつまでも願う。里山に入ると、植えて3年目にしてようやく岩盤
上でも花を咲かせてくれた椿。こんなにも待ち遠しく思った事は無い。

大きく大きく膨らんだ蕾がとてもかわいい。
そして桃源郷を夢見て植えた桃の木が大きくなった。
まだフクシマの桃源郷にはほど遠いけれど、いつしかここが桃源郷にな
ることを夢みて、ピンクの木のにぎわいに感謝する。
そしてこの里山はクローバーとつくしで埋め尽くされて?

子どもたちはうれしそうに四葉のクローバーやシロツメグサやつくしを
摘んでいる。
こんな光景がいつまでも続きますように??
4月になって消費税増税。
昨日高速を使ったら、倍の値段にびっくりしてしまった。

え?!これってなに・・・

昔消費税が上がったり、ガソリンの値段が上がったりとその状況にはい
つもテレビから市民が激怒とかいろいろと情報が流れたものだった。
けれど、安倍政権になってからぱったりと消えた。
おりこうさんの市民がほんとうに存在しているのだろうか・・・
それほどまでに、マスコミが政府と手を結び情報が選択されているかの
ようで・・・

 昨日、アメリカの20世紀の政治と社会状勢についての本を読んでい
た。レーガン大統領が政権を握った時、またブッシュ大統領が政権を握
った時のやったことが、全く今の安倍政権に似ていて、その後の社会の
動向を見て唖然とした。
消費税増税と法人税に対しての免除等・・・企業には優遇し、市民には
強いる政治の結末は、富裕層を作り、格差社会を作ってしまった。その
後犯罪は増え、治安は悪くなる。そしてテロ対策に愛国者法制定。アメ
リカがどんどん訳の分からぬ怪物になってしまっている。
 政治は企業に牛耳られ、とてつもないお金を得た企業は国を独占し、
他国へ軍事介入し、利権を奪い取り、他国の政治さえも牛耳っている。
その中にどんどん取り入れられているのが我が日本でもあり・・・
政治とはほど遠い生活をしていた無知な私さえも、気づき始めた・・・

国は誰のものでもなく、一人一人の集合体である。社会システムを勝手
に作り、私物化する富裕層の人たち、そしてその人に動かされる政治で
ある。

政治は企業の兵隊ではない・・・

花の4月、私は笑顔では迎えられなかった・・・
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◆「ロシアの声」が伝える「ロシアからみた日本・世界」>>>
           引用元 http://japanese.ruvr.ru
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◆日本関連
http://japanese.ruvr.ru/russia_japan/

◇日本、ウクライナのために金を使うのが厭になった?
http://japanese.ruvr.ru/2014_04_13/271152634/

◇福島県でマグニチュード4.9の地震
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_13/nihon-jishin/

◇新藤総務相が靖国参拝
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_12/271110727/

◇SAPIO「日本よ、クリミアのせいで対ロシア制裁に加わるな」
 http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_10/271033084/

◇日本 豚流行性下痢で約4万頭の豚が死ぬ
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_09/nihon-buta/

◇露下院議員 日本のクリミア編入承認まで領土問題討議を凍結すべき
 http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_09/kurimia-ukuraina-nihon-kuriru/

◇中国国防相:中国、日本との領土紛争を煽り立てはしない
 http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_08/270953339/

◇ロシアで生産、日本の技術による「人工木材」
http://japanese.ruvr.ru/2014_04_08/270951528/
◆国際───────────────
http://japanese.ruvr.ru/world/

◇ウクライナ東部、ドネツク、ルガンスクで特殊部隊アルファ、
親露派の立てこもる自治体建物の襲撃を拒否
 http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_11/ukuraina-alfa/

◇北朝鮮、韓国大統領の統一計画を拒否
 http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_12/271109205/

◆ロシア国内───────────────
http://japanese.ruvr.ru/russia/

◇モスクワで言論・報道の自由求めるデモ
言論の自由とメディアの独立を求めるデモがモスクワで始まった。サハロフ大通りを行進する。
 http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_13/271156046/

◇クリミア議会、共和国憲法採択
クリミア国家評議会(国会)は11 日、出席88議員全員の賛成により、
新共和国憲法を採択した。議会紙「クリミア新報」で公表されたのち、
発効する。
 http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_11/kurimia-kokkenpou/

◇ロシア外務省:ロシアはウクライナ国内で軍事行動を取ってはいない
 http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_11/271067902/

◇ゴーゴリは我らとともに
http://japanese.ruvr.ru/2014_03_31/270492752/

◇学生がロシア作家同盟のメンバーに
http://japanese.ruvr.ru/2014_04_03/270752295/

◇劇団「銅鑼」の「女三人のシベリア鉄道 」(インタビュー)
 http://japanese.ruvr.ru/2014_03_28/270349441/

◇アントン・チェーホフのためのヤルタのバラ
http://japanese.ruvr.ru/2014_03_30/270437279/
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◆[編集長から]              片山通夫
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 閣議決定された新たなエネルギー基本計画はまさに『原子力村』と大
企業のための計画だ。原発を主要な電源のひとつとして、安全性が確認
できた原発から再稼働することを明記したのである。
 『原発回帰』である。選挙の時の公約は簡単に破られた。わが政府の
状態は危険水域を超えつつあるようだ。首相の靖国参拝、集団的自衛権
にかかわる憲法解釈変更など枚挙にいとまがない。
 そんな中、アメリカの政府高官が六ヶ所村の再処理工場の稼働に関し
て懸念していたと朝日新聞(14年4月13日朝刊)は伝えた。

 再処理することによってプルトニュウムの生産が上がるというわけだ。
それは直ちに「核兵器の原資」なのだ。我が国はすでに44トンのプル
トニュウムを保持している。再処理工場の稼働によって、年8トンのプ
ルトニュウムを生産できるという。

 持って行き場のない核廃棄物はおろか、年8トンのプルトニュウムを
生産してまで、原発を再稼働する気持ちがわからない。

 まさか核兵器を?まさかね。すでにある44トンものプルトニュウム
で数千発の核兵器ができるとか…。
 ヒロシマ・ナガサキを経験した我が国の進む道とも思えない・・・・。
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  発行     2014年4月15日 No.653
  編集・発行  609studio Michio Katayama
   発行     毎週火曜日  購読料無料

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