メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio 号外 ◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2013年2月8日号  2013/02/13


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 【609 Studio】メール・マガジン 2013/2/13  号外
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  フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上
 脩身氏の現代時評、ロシア唯一の韓国語新聞「セ・コリョ」の日本語翻
 訳版、ロシアやサハリンの話題編集長のコラムなど多彩な話題満載!
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◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2013年2月8日号
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「博物館の年」の多彩な行事

 さる5日、サハリン州文化局は記者会見を開き、「20114年ソチ
オリンピック」開催を記念しての「博物館の年」に多様な事業を展開す
ると発表した。州立郷土博物館と州立美術館、チェーホフ記念館の関係
者が集って、今年の事業案を議論し調整を行った。施設の現代化―デジ
タル化、教育事業の活性化に注力する方針だという。郷土博物館の場合
、地下の空間を展示室に変える他、収蔵しているサハリンの自然と歴史
関連フィルムを上映するビデオ室を設けると共に郷土博物館支店となっ
たコルサコフ市元日本銀行の建物でも多様な事業を行う予定である。美
術館では資料教育センターの開設と教育プログラムの実施を計画中であ
り、チェーホフ記念館は新築建物への移転と展示室の整備の後、多様な
学会を開催する予定である。

信仰及びディアスポラ協議会設立

 ユジノサハリンスク市役所広報室は、2月8日、州内の宗教と民族、
社会団体代表等が集まって「信仰及びディアスポラ協議会」の設立と当
事業関連施設の開設の準備を行うと伝えた。協議会設立の目的はより建
設的な相互協力方案の模索と実践だ。ロシア正教会、回教、そしてサハ
リンに住む多様な民族団体(タタール、ウズベキスタン、アゼルバイジ
ャン、アルメニア、韓人)が既に会員となっている。

州内学生オリンピック開催

 さる6日、全ロシアで実施される「学生オリンピック地域大会」で優
勝した学生達への授賞式がユジノサハリンスク市プレミエル映画館で開
かれた。全国の高校生(9〜11学年生)を対象に学力テストを行うも
のだが、サハリン州では今年400人が参加した。地域優勝者らが今年
の春の全国大会で再び戦う。

風邪注意

 最近、州内に風邪が流行っている。一部の地域では風邪の感染
染を避けるため、休校したところもある。特に、幼児と学生達に注意が
必要。

7千人の年金生活者が支援を受け

 ロシア連邦年金基金によると、昨年サハリンに住む年金生活者約7千
人が航空費支援を受けて大陸で余暇を楽しんだ。サハリン及びクリル島
に住む年金生活者と障害者は2年に1度、大陸への航空費を基金から支
援を受けている。昨年、当事業に1億3千万ルーブルが費やされた。支
援をうけている住民数(2009年度3,914人、2010年度4,
293人、2011年度5,498人)は年々増加している。

火山探査隊サハリン到着

 昨年―2011年2月にロシアで「火山探査隊」が結成された。太平
洋火山台に沿って移動しながら活火山と休火山の状態を研究する活動を
行っているが、世界5大陸19カ国に広がる7万kmを探査する計画で
ある。既にアラスカ、カナダ、中南米、ニュージーランド、オストラリ
ア、インドネシア、日本を探査しており、今月2日に札幌からサハリン
へ入った。これからクリル島々とカムチャッカ地域の探査を行うとのこ
と。

麻薬焼却

 先月、サハリン州麻薬監視局は押収した2.5kg以上の麻薬と投薬
に使われた容器、注射器などを法律に従って、ユジノサハリンスク市内
のある工場で焼却処分した。

ハルビンまで180ユーロ

 中国が好きな市民らに嬉しいニュース。サハリン航空社が春のイベン
トとして3月30日までハルビンまでの航空運賃を180ユーロで販売
する。往復チケットは310ユーロ。

公募―サハリン映画祭の名称

 いまや伝統となったサハリン映画祭。2011年は「サハリン・エク
ラン」、2012年「サハリン・エクランー2012地球旅行」という
タイトルだった。今日、映画祭組織委員会が今年のタイトルを公開募集
すると発表。年齢制限なしで参加できる。公募期間は3月1日まで。
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              新刊書紹介
 《タイトル》
 《ふるさとはポイズンの島 ビキニ被ばくとロンゲラップの人びと》
 
電子雑誌 Lapizで活躍中の渡辺幸重さんがこのほど上梓されました本
 を紹介します。
 
渡辺幸重 (著), 島田興生 (写真)
 価格: ¥ 1,575
 発行 旬報社
 
《内容》
  中部太平洋のマーシャル諸島で、アメリカは1946年から67回の
 原水爆実験を行いました。特に、1954年3月1
 日の水爆ブラボーは、広島に落とされた原爆の約1000倍の威力を持
 つという強大なものでした。
 それは広く太平洋に大量の放射能をまき散らし、さんご礁の島々で平和
 に暮らしていた多くの人びとを被ばくさせました。
 
 その日、ロンゲラップ環礁では、胎児4人を含む86人がその放射性
 物質降下物を浴びました。しかも3日間何も知らされないまま放置され
 たのです。島外に避難して3年後、1957年にアメリカが安全宣言を
 出し、島に帰ったものの、島にはまだ強い放射能が残っていました。そ
 れから28年間、数百人が放射線を浴び、がんや白血病、甲状腺障害、
 流産・死産、先天性の身体的・精神的障害に苦しまされたのです。
 
 1985年、人びとは自分たちの判断で故郷の島を脱出しました。
 “ポイズン(毒=放射能)”に汚染された故郷を捨てなくてはならなか
 ったのです。
 
◆主な目次
 1)脱出
 2)メジャトでの暮らし
 3)被ばくとの闘い
 4)思いはふるさとへ
 5)ふるさとの島ロンゲラップ
 6)リーボムの想い
 7)ジョン・アンジャイン村長の生涯
 【解説】ビキニ水爆実験とロンゲラップの人びと
 ロンゲラップ1次被ばく者全リスト
 
旬報社ホームページ
 http://www.junposha.com/catalog/product_info.php/products_id/808
 
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     「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」
 
 日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太
  への逆密航」を語る貴重な証言!!
  片山通夫 著
  凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html
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 発行     2013年2月13日   号外
 編集・発行  609studio Michio Katayama
 発行     毎週火曜日  購読料無料
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