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───────────────────────────────── 【609 Studio 】メール・マガジン 2011/9/25 No.536 ───────────────────────────────── フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上 脩身氏の現代時評、ロシア唯一の韓国語新聞「セ・コリョ」の日本語翻 訳版、ロシアやサハリンの話題編集長のコラムなど多彩な話題満載！ ───────────────────────────────── FaceBookをはじめました。 http://www.facebook.com/#!/michio.katayama.5 ───────────────────────────────── １人のフリージャーナリストがフクシマで見たものは何か？ フリージャーナリスト渡辺幸重氏が精力的にフクシマを取材！ http://blogs.yahoo.co.jp/yaku_no_shima/ http://www.youtube.com/daraku02/ ───────────────────────────────── Graphic Magazine「Ｌａｐｉｚ」情報 Lapiz 年間購読で 1000円を800円に！ 詳しくは http://www.lapiz.bz/files/library/download_files/index.html ───────────────────────────────── Graphic Magazine「Ｌａｐｉｚ」β版 ＊東日本大震災＊Portrait of Sakhalin＊自然遺産 屋久島 以上３点をＤＬマーケットにアップロードしました。 販売スタンドなど詳しくは下記へ。 http://www.lapiz.bz/ ───────────────────────────────── 【著書案内】 「追跡！あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太 への逆密航」を語る貴重な証言！！ 片山通夫 著 凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html 定価 １９００円＋税 ───────────────────────────────── ◆現代時評「紅の豚と野田総理」：片山通夫 ───────────────────────────────── 昔《紅の豚》というアニメを見た。「カッコイイとは、こういうこと さ」、「飛ばねぇ豚は、ただの豚だ。」 、「ここではあなたのお国より 、人生がもうちょっと複雑なの」、「国家とか民族とかくだらないスポ ンサーを背負って飛ばなきゃならないんだ。」、「マルコ、今にロースト ポークになっちゃうから。あたし嫌よそんなお葬式」などなど、結構なセ リフを残した。 ところで、ネット上で昨今喧伝されているのが、わが国の政権・野田首 総理だ。つい最近、民主党の代表に再選されたばかりである。本来なら、 政権与党の代表選だ。かなりの熱戦？となると思うのだが、ご存じの通り おおい原発再稼働、オスプレイ配備問題に加えて、ようやく民主党が決め た１９３０年代に原発ゼロという目標も、なんでもアメリカのごり押しで 停止原発の再稼働、建設中の原発の推進、もんじゅの運転再開、そして極 めつけは、オスプレイを除くほかの項目のためにか、六ヶ所村の中間施設 の継続という、これまでと全く同じ政策を打ち出してしまった。 一方、フクシマはまだ一向に《終息》しているようには見えない。世界 中の専門家（原子力ムラ以外）は、福島の危険は去っていないとみている。 野田総理は、これらの諸問題を全て原子力気鋭委員会に丸投げしようとし ている。 「原子力規制委員会のお墨付き」があれば再稼働も可だというわけだ。 少し長いが、設置法案の一部を紹介したい。 「原子力規制委員会は、国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並 びに我が国の安全保障に資するため、原子力利用における安全の確保を図 ること（原子力にかかる製錬、加工、貯蔵、再処理及び廃棄の事業並びに 原子炉に関する規制に関すること、並びに国際約束に基づく保障措置の実 施のための規制、その他の原子力の平和的利用の確保のための規制に関す ることを含む）を任務とする（法3条）」 ここにはたった一句、「廃棄」という文字が書かれている。しかし、本 条項の主たる目的は、「原子力利用における安全の確保を図ること」にあ って、決して「原発ゼロ」を目標にロードマップを定めたものではない。 したがって、委員会の委員は、やはりというか、当然というか、原子力 ムラからの選出が多い。 野田総理は、胸を張って、このメンバーを承認した。最近の政権の原発 に対する「あやふやな」政策は、アメリカの思惑はもちろん、我が国の経 済界の走狗となり果てた結果であろう。 さて《紅の豚》の話はもどる。 この物語のヒロインのジーナは「ここではあなたのお国より、人生がもう ちょっと複雑なの」とのたまう。いやいや、決してわが国も複雑だとジー ナには反論したい。また主人公のマルコは「飛ばねぇ豚は、ただの豚だ」 と。 そう、野田総理！「飛ばないと」。 《紅の豚》詳しくは http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E3%81%AE%E8%B1%9A#.E6.99. 82.E4.BB.A3.E8.83.8C.E6.99.AF ───────────────────────────────── ◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版 ２０１２年９月２１日号 ───────────────────────────────── 朝鮮民主主義人民共和国ナホトカ総領事が來島 さる１８〜２１日、ナホトカ駐在朝鮮民主主義人民共和国総領事館の シム・クリョンン総領事が、サハリンとの相互協力方案を議論するため に公式訪問した。総領事と会談したカ・ストロガノフ副知事は「２０１ １年度に３，４３８人、２０１２年度には３，３６５人の朝鮮民主主義 人民共和国労働者が、主に建設、貿易、自動車修理、加工部門で働いて いる。現在、朝鮮民主主義人民共和国の資本が入っている会社は１５カ 所で投資総額は５万４千ドル。両国間の貿易は２０１０年６１万４千ド ルに達したが、その後は殆どない状態だ。貿易が減少した原因を分析し 、より積極的に協力事業を進めるのが課題だ」と述べた。これに対して シン領事は次のように意見を述べた。「昨年８月、金正一国防委員長が ロシア大統領とウランウデで会った際、両国間の関係を戦略的に発展さ せることに合意を得た。我々が最も興味あるものはサハリンガスの我国 への送出だ。既にウラジオストクまでパイプが敷設された。朝鮮半島を 含め東北アジアの政治経済的安全と平和にガス管敷設問題は極めて重要 な問題だ。そして、サハリン州との交流は未だに満足にできてない。原 因を研修し対策を講じるべきだ。そして、我国の派遣労働者のクォター を減らさないように願う。国が派遣しているのでロシア法律を違反する ようなことはない」。翌日、代表団は州移民管理局長と会談するほか、 現地の朝鮮系の会社を視察した。 国際学術会議―地震予告問題で ９月１７〜２０日、ユジノサハリンスク市で地震予告問題を巡っての 国際学術会議が開催された。昨年からロシア、ドイツ、イタリア、トル コの４カ国研究所が共同で進めている地震予告研究プロジェクトの一環 として行われたもので、プロジェクト参加国から関係者が集って運営会 議をも兼ねての会議を行った。 水産展示会 さる１９〜２０日間、ショッピングセンター「シティーモール」で第 １６回水産展示会が開催され、ロシア、日本、韓国、ノルヴェイの会社 らが参加した。水産物加工、冷凍、舗装、倉庫設備など多様な関連商品 が紹介された。 台風の影響で さる１８日、台風「サンバ」が南部サハリンを襲い、大きな被害を与 えた。一日に一カ月分の雨が降り、多くの木が倒れ、自動車の浸水と破 損、停電した。翌日にはサハリン中央地域へと移動し、ここでも強風に より大きいな被害があった。 「今年の本」―樺太時代を背景にしたのが最優秀作に ユジノサハリンスク市立中央図書館が主催するコンクール「今年の本 」で樺太時代を背景にした短編小説「海老の尻尾で」が最優秀作に選ば れた。ホルムスク市に住む事務員の女性、リュボヴィ・ビスバフさんは 小さい頃から樺太の歴史と物書きが好きで樺太時代を背景にした長編小 説を書くのが夢で２０１０年から作品を書き始めた。「海老の尻尾で」 はその一部のつもりで書いたものだという。ロシア作家同盟サハリン支 部長のニコライ・タラソフさんは「この本を読むとその時代がよく見え る」と感想を述べた。本は１００部を出版し、州内各図書館に配置され る。 チェーホフ村成立６５周年 ９月１５日、ホルムスク区域チェーホフ村が出来て６５周年を向かい 、これを記念する盛大な行事が行われた。「繁栄あり、我が村よ」とい うテーマで、地元で様々な祝賀公演があった。 州成立６５周年を祝う 今年の９月には特に記念行事が多かった。サハリン州ができて６５周 年となる今年は各市で祝賀行事を開いたが、ユジノサハリンスク市では ９月１３日から１６日の深夜まで様々な記念イベントが開催された。最 も注目されたのは第２回国際軍楽団コンサート。１４日、レーニン広場 で国防省中央オーケストラをはじめ太平洋艦隊オーケストラ、米国第７ 艦隊オーケストラなどの共同コンサートは数千人の住民の心を捕まった 。他にもスポーツ競技、ダンス公演、展示会など多様なプログラムが披 露された。又、ロシアの有名人気歌手オレグ・ガズマノフとクリスチナ ・オルバカイテの公演には数万人の住民が集った。 貿易量減少 サハリン州統計局によると、今年上半期の貿易量は昨年同期に比べ１ １．７％も減少した７２億ドル。輸出は６６億ドル（１４．３％減少） 、輸入は６億ドル（３１．８％増加）。 ───────────────────────────────── ◆「ロシアの声」が伝える「ロシアからみた日本・世界」>>> 引用元 http://japanese.ruvr.ru ───────────────────────────────── ◆支持率ダウンでも野田首相はポストを維持 野田首相は２１日に行われた民主党の党内選挙で代表のポストを維持す ることができた。これによって野田氏の首相の椅子も安泰となった。党 の代表者争いには鹿野道彦前農相、赤松広隆元農相、原口一博元内閣府 特命担当大臣が加わった。 http://japanese.ruvr.ru/2012_09_22/89031820/ ◆中国の教師、子どもたちに共産党への憎悪を教える 中国人たちの憎悪の嵐を呼んだ写真がインターネットに掲載された。写 真には、農村学校の授業風景が描かれており、黒板にはチョークで汚職 役人に対しての憎悪の言葉が書かれていた。 http://japanese.ruvr.ru/2012_07_25/chuugoku-no-kyoushi-kodomotachi-ni-kyousantou-e-no-zouo-wo-oshieru/ ◆ロシア人を再び惹きつける日本 日本の観光業は、東日本大震災の被害から回復しようとしている。これ は、日本を訪れるロシア人を含めた外国人観光客の数が増えていること で証明されている。 http://japanese.ruvr.ru/2012_09_22/roshiajin-nihon-kankou-kanshin/ ◆アルメニア大統領：アゼルバイジャンと戦争の用意ある アルメニアのサルキシャン大統領は、アルメニア人将校を殺害した罪で 有罪判決を受けていたアゼルバイジャンの軍人が釈放されたことを受け 、激しい抗議の声明を表した。 http://japanese.ruvr.ru/2012_09_02/arumenia-azerubaijan-sensou-youi/ ◆ハリー・ポッターの作者の家 スコットランドで売りに出される http://japanese.ruvr.ru/2012_09_22/89018256/ ◆9月30日、マカオとロシア、相互にビザ廃止 http://japanese.ruvr.ru/2012_09_21/makao-roshia-bizahaishi/ ◆韓国大統領 ロシアとのビザ撤廃を支持 http://japanese.ruvr.ru/2012_09_08/87597714/ ───────────────────────────────── ◆[編集長から] 片山通夫 ───────────────────────────────── この前の土曜日だったか、奄美大島に住む知り合いからメールが届い た。２７・８日頃に会おうという話だった。なんでも、福島に取材に出 掛けるという。その帰りにちょっと立ち寄りたいというメールだった。 このメールを読んだ時、瞬時に思い出した言葉があった。 《朋あり遠方より来る》 結局、今週の金曜日に会うこととなった。秋の宵、酒を飲むのもいい ものだ。 けど酔い潰れないようにしなければ…。 ───────────────────────────────── 発行 ２０１２年９月２５日 No.５３６ 編集・発行 609studio Michio Katayama 発行 毎週火曜日 購読料無料 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020願うのもの contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html website http://www.lapiz.bz 投稿 http://www3.ezbbs.net/06/609studio/ 購読 解除 http://archive.mag2.com/0000052236/index.html ◇禁・無断転載◇ 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