メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.504 ◇セ・コリョ新聞日本語翻訳版  2012/01/31


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【609 Studio 】メール・マガジン 2011/1/31  No.504
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 フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。ロシア唯一の韓国語
新聞「セ・コリョ」の日本語翻訳版、ロシアやサハリンの話題、投稿、
編集長のコラムなど多彩な話題満載!
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                 Graphic Magazine「Lapiz」情報

            創刊号12月1日発行!

              『主な記事』

            *原発を考える第二弾
         *Lapizギャラリー サハリンの冬 他
            *Lapiz図書委員会
            *(仮)奄美の海
            *ルポ 甑島
           *2012年カレンダー

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                       創刊準備号

            2011年8月15日発行

            無料ダウンロードはこちらから
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            『主な記事』

            特集 原発を考える
            写真 ヒロシマ
            写真 サハリンの夏
            Lapiz図書委員会

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        Graphic Magazine「Lapiz」β版

  *東日本大震災*Portrait of Sakhalin*自然遺産 屋久島
   以上3点をDLマーケットにアップロードしました。
   また創刊準備号の予告をホームページに掲載しました。

         販売スタンドなど詳しくは下記へ。

                   http://www.lapiz.bz/
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                      【著書案内】

     「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」

 日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太
 への逆密航」を語る貴重な証言!!
 片山通夫 著
 凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html

 定価 1900円+税

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◆現代時評:休載させていただきます。
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 次週をお楽しみに。
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◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2012年1月27日号
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振り込め詐欺200万ルーブル

 2012年に入ってから電話による詐欺事件がすでに10件発生した
。昨年、市民らの被害額は総200万ルーブル。被害者の多くは高齢者
の女性たちだ。関連情報があればユジノサハリンスク市内務管理局ある
いは信頼電話に電話をかけるように。

サハリン、最低生必儒品価格最も高い地域の一つ

 ロシア統計局によると、2011年12月に消費者物価指数が100
.4%に達した。12月末、最低生必儒品セット価格は2千420ルー
ブルで1カ月間0.9%も上がった。サハリンの場合、3千945ルー
ブルでロシアで4番目。最も高いところはチェコトカ(6千533)、
マガダン(4千494)、カムチャッカ(4千219)である。モスク
ワは2千829ルーブル、サクト・ペチェルブルグ2千798ルーブル。

漁獲量70万トン

 2011年、サハリン及びクリル島の漁獲量は70万トン。前年度比
20万トン増加。最も多く獲れたのは明太(24万9千トン)で、その
次マス・鮭(20万8千トン)、さんま(9万3900トン)、イカ(
5万2200トン)の順である。

2011年、ロシア国籍取得約1千人

 さる20日、ロシア連邦サハリン州移民管理局によると、昨年985
人がロシア国籍を取得しており、その殆どがCIS出身者で8割はキル
ギス人。過去、キルギス人らには国籍取得の簡略化が勧められた。しか
し、国籍取得後サハリンを離れて他の地域へ移住する事例が多く、又ロ
シアの伝統と生活方式に馴染めないというロシア住民からの苦情が多い
ため、今後はこのような配慮が受けられなくなる。

2011年、鉄道インフラ構築に5億4千ルーブルを

 ロシア鉄道会社は2011年、サハリンの鉄道インフラの現代化に5
億4040万ルーブルを割当てた。2004年からの総投資額は77億
ルーブルに達している。

ユジノサハリンスク市立病院修理に7千万ルーブルを

 今年からユジノサハリンスク市立病院が州立病院となったため、州政
府は7千万ルーブルを費やして医療設備の充実化とサービスの改善を図
ろうとしている。

旧正月を迎えて

 23日は旧正月。サハリン韓人社会と韓国語を教えている学校などで
盛大に旧正月を祝った。23日は韓人文化センターで220人余りの1
,2世達が集って、トック(正月料理)を食べながらコンサートを楽し
んだ。又、ユジノサハリンスク市第9号と30号の学校で韓国語を学ん
でいる学生たちが民族伝統の遊びを習って楽しむなどして韓国のお正月
文化を体験した。
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◆「ロシアの声」が伝える「ロシアからみた日本」>>>
         引用元 http://japanese.ruvr.ru
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◇IAEA 福島にオフィスを開所
IAEA〔国際原子力機関〕は今年一年、福島第一原子力発電所事故処
理に取り組む日本当局を援助するため、福島県にオフィスを開く計画だ。
 28日IAEAの天野事務局長が、共同通信に伝えた。
http://japanese.ruvr.ru/2012/01/28/64847199.html

◇北朝鮮との6カ国協議再開、露日は前向き
28日、ロシアのラブロフ外相は、日本の玄葉外相との会談後の記者会
見で、北朝鮮との6ヶ国協議に参加する国々は、国際社会の懸念に応え
る用意があることを証明付ける何らかの動きを北朝鮮から期待している
と発言した。
http://japanese.ruvr.ru/2012/01/28/64846302.html

◇玄葉外相:ロシアとの北方領土プロジェクト 検討する用意ある
http://japanese.ruvr.ru/2012/01/28/64815567.html

◇前提条件なしで 
日本で28日に実施されたロシアのラヴロフ外相と日本の玄葉外相との
会談では、「前提条件なしに前へ進む」という立場が明確に定められた。
http://japanese.ruvr.ru/2012/01/28/64821522.html

◇信頼を深めるべきだ!
ロシアのラブロフ外相が日本を訪れている時に袴田茂樹青山学院大学教
授は日ロ関係に関して自分の意見をあらわした。
http://japanese.ruvr.ru/2012/01/28/64813186.html
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◆[編集長から]              片山通夫
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 相変わらず寒い日が続いています。筆者も風邪をひきもう3日間はぐ
ずぐず言っております。
 皆様もご自愛ください。

 ところで、29日の毎日新聞に次のような記事が出ました。
「福島第1原発:飯舘村、心の荒廃懸念 5割が家族別離」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120129k0000e040102000c.html
 昨年5月と9月に福島県飯舘村で取材したときには、菅野村長は、
「2年以内に帰村する」と話していました。

しかしながら、環境省の「除染作業」は次の通り。
*平成24 年内を目途に、年間10 ミリシーベルト以上の地域で除染を目指す。
*平成24 年内を目途に、年間5ミリシーベルト(毎時1マイクロシーベルト)
以上の地域にある学校等の除染を目指す。
*平成25 年3月末までを目途に、年間5〜10 ミリシーベルトの地域の除染を
目指す。
*平成26 年3月末までを目途に、追加被ばく線量が年間1〜5ミリシーベル
トの地域の除染を目指す。
http://josen.env.go.jp/link/pdf/roadmap120126.pdf

 飯舘村の除染作業はなかなか進みそうにありません。
毎日新聞の記事にあるように「村民の心の荒廃」が今後も続くと思われます。

 いまひとつ、付け加えますと、飯舘村は「自然の豊かな村」です。
里山に囲まれてのどかな風情が楽しめるところと言ったほうがいいかもしれ
ません。ところがその里山が除染には曲者。山林の除染は至難を極めます。

 残念ながら飯舘村の人々が村に帰るのはまだ先のことになる可能性があり
ます。
 ついでに書くと「飯館村は原発マネーの恩恵は一切受けておりません」
正に理不尽な話。
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発行     2012年1月31日   No.504
編集・発行  609studio Michio Katayama
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