メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:Lapiz No.500 ◇メールマガジンの名称を変更しました!  2011/12/27


─────────────────────────────────
【Graphic Magazine Lapiz】 2011/12/27  No.500
─────────────────────────────────
 フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。ロシア唯一の韓国語
新聞「セ・コリョ」の日本語翻訳版、ロシアやサハリンの話題、投稿、
編集長のコラムなど多彩な話題満載!
─────────────────────────────────
【ついに500号】

読者の皆様、本年も御世話になりありがとうございます。新しい年が皆
様にとって良い年でありますよう祈願いたします。

さておかげさまで【609 Studio 】メール・マガジンは今号で500号と
なりました。
 

また、500号を迎えられた時期を契機に、609studio Web Siteは 
Graphic Magazine の発行とともに、閉鎖しました。今後はLapiz Web
 Site に内容を統合して運営してゆきます。
  同時に、メールマガジンの名称も「Graphic Magazine Lapiz」と変更
いたします。

 従来以上にご支援いただけますようお願いいたします。
─────────────────────────────────

                 Graphic Magazine「Lapiz」情報

            創刊号12月1日発行!
 
              『主な記事』

            *原発を考える第二弾
         *Lapizギャラリー サハリンの冬 他
            *Lapiz図書委員会
            *(仮)奄美の海
            *ルポ 甑島
           *2012年カレンダー

             ─────────

              バックナンバー

                       創刊準備号

            2011年8月15日発行

            無料ダウンロードはこちらから
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/page/1/products_id/155479


            『主な記事』

            特集 原発を考える
            写真 ヒロシマ
            写真 サハリンの夏
            Lapiz図書委員会

─────────────────────────────────
        Graphic Magazine「Lapiz」β版

  *東日本大震災*Portrait of Sakhalin*自然遺産 屋久島 
    以上3点をDLマーケットにアップロードしました。
    また創刊準備号の予告をホームページに掲載しました。

         販売スタンドなど詳しくは下記へ。

                   http://www.lapiz.bz/
─────────────────────────────────
                      【著書案内】

     「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」

 日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太
 への逆密航」を語る貴重な証言!!
 片山通夫 著
 凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html
 定価 1900円+税
───────────◆◆◆INDEX◆◆◆───────────

◆現代時評「絆」:片山通夫

◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2011年12月23日号

◆「ロシアの声」が伝える「ロシアからみた日本」

◆[編集長から]

───────────────────────────────── 
◆現代時評「絆」:片山通夫
─────────────────────────────────
  2011年は我が国にとって大変な年だった。東日本大震災や台風
による大雨などで、今年の漢字を「絆」という文字に決まった。「絆」
は辞書によると、「人と人との断つことのできないつながり。離れがた
い結びつき。」とある。特に大震災では「人と人の断つことのできない
つながり」は日本中にひろがった。

▲また海外の例を引くと「アラブの春」で、SNS(ソーシャルネットワー
ク)を利用した抗議活動への参加を呼び掛けるツールとなり、いかにも
現代社会の「絆」の有り様を見せられた。その抗議集会などへの参加を
呼び掛ける流れは、今もシリア、中国そしてロシアで盛んだ。

▲省みて、東日本大震災の場合は、地震直後には、携帯電話などが不通
となって、NTTなどは、臨時に衛星電話を利用し「公衆電話」とした。筆
者も5月に南三陸町の避難所で、無料の公衆衛生電話を利用する人々を
目撃したことがあった。遠くに離れている家族や知人に安否を知らせる
手段としての電話の効用は計り知れない。

▲さて「絆」だが、辞書にあるように「人と人の断つことのできないつ
ながり」という意味である。我々は震災やそれに続く原発事故により被
害を受けた人々に、支援物資を送り、義捐金を赤十字などに委託して「
絆」を確かめて来た。その「断つことのできないつながり」を継続させ
ることによって、満足もし感謝もする。

▲ところが昨今の我が国の政治を見るにつけ、この「絆」が「断ち切れ
た」ように思える。一々その例を挙げることはしないが、震災以後の政
治家の発言にもかなり問題があるケースが見られる。もっと質が悪いの
は、民主党政権のモタモタぶりの陰に隠れて、失った権限や予算を取り
戻そうと、巧妙に立ち回る霞が関の官僚たちである。

▲ひとつ例をあげよう。来年度の国家予算を編成する過程で、一旦は中
止になった「八ツ場ダムの建設計画」である。国民の陰に隠れ、おそら
くは執拗に根回しとやらをして分捕った予算なのだろう。この工事の復
活を知って、一体我が国の主権は霞が関にあったのだと思い知らされた
。それにつけても、マニフェストを簡単に反故にする野田政権は長くは
あるまい。
 「なに、政権なんぞいくらでも変わりがあるから問題はないのだ」と
ほくそ笑む官僚たちの顔が浮かぶようだ。

 読者の皆さま。良いお年をお迎えください。
───────────────────────────────── 
◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2011年12月23日号
─────────────────────────────────


デ・ブラトイネンコ新副知事

 先週、サハリン州知事はドミトリ・ピョトルヴィツ・ブラトイネンコ
氏を副知事に任命。デ・ブラトイネンコ氏は1971年、サマラ出身。
2009年からサハリン州政府行政改革担当顧問として働いてきた。

反麻薬委員会会議

 20日、サハリン州政府安全保障委員会と反麻薬委員会の共同会議が
あった。会議では健全たる生活と麻薬中毒予防におけるマスコミの役割
について討論する他、麻薬専門医師採用問題を審議。

ツリー点灯式

 さる17日、ユジノサハリンスク市勝利の広場で、新年を祝う大型ツ
リー点灯式があった。サハリン州知事が主催している同行事に4千人の
市民が集り、点灯式に続いてコンサートと花火の打ちあげもあった。

孤児らに贈り物

慈善団体アレクサンドル・ネブスコは「奇跡を作ってみよう」というス
ローガンで、サハリン住民らに孤児らに送るプレゼントを寄付すること
を訴えた。16〜19日までレーニン広場で行った活動でトラック1台
分のプレゼントが集った。集った玩具、衣類、文房具などは各地の孤児
院の子供達に送られる。

故鄭・ユリの息子が国会へ

 国会議員を3回も歴任したサハリン出身の故鄭・ユリ氏の息子鄭・セ
ルゲイ・ユリエビツ(1976年ポロナイスク生まれ)が12月4日の
選挙でイルクーツクから国会議員に選出された。イエジナヤ・ロシア党
員。
────────────────────────────────
◆「ロシアの声」が伝える「ロシアからみた日本」>>>
         引用元 http://japanese.ruvr.ru
─────────────────────────────────
◇「フクシマ」のこだま
ロシア人が考える今年2011年の重大ニュースが明らかとなった。全
ロシア世論調査センターが発表した結果によると、リビアでの戦争、日
本の福島第一原子力発電所での事故が2011年の重大ニュースに選ば
れた。
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/26/62920381.html

◇露日救助隊 ラペルザ(宗谷)海峡で共同作業
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/25/62853360.html

◇VOR日本課 年末年始のラジオ番組放送プラン 発表
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/26/62935347.html

◇本当の「絆」
日本では毎年その年を象徴する漢字が選ばれますが、今年2011年を
象徴する漢字には 「絆」が選ばれました。まさに人と人を結ぶ連帯こ
そが、大きな地、津波、そして福島の原発事故のあと、今年の日本を支
えてくれたのでした。・・・
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/16/62353227.html

◇日本 ロシアでウランの買い付け
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/21/62640542.html

◇極東での合法的で規制ある報告済みの漁を目指して
ロシアと日本は、密漁との戦いを強化し、漁業取引所を創設する意向だ
。 先頃開かれたロシア連邦漁業庁のアンドレイ・クライニイ長官と原田
親仁駐露日本大使との会合では、そうした立場が示された。この会合は、
モスクワで一週間に渡り行われる2012年度の水産資源の漁の諸条件と
漁獲割当量に関する第28回露日漁業委員会会議に先立ち開かれたものだ。
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/21/62614688.html

◇17日 日本でBCLの日
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/17/62406727.html

◇トンネル「サハリン−日本」は、明るい未来をもたらすか?
 ロシアのプーチン首相は15日、生放送でロシア国民との直接対話を行
い、サハリンとロシア本土を結ぶ橋の建設プロジェクトについて発言した
。首相は同プロジェクトについて「重要かつ良いものだ」と述べた。
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/16/62353682.html

◇日本の3大メガバンク ガスプロムに融資
http://japanese.ruvr.ru/2011/12/14/62199696.html
─────────────────────────────────
◆[編集長から]              片山通夫
─────────────────────────────────
 今年もあと数日で終わり、新しい年を迎えようとしています。
弊誌も通算500回を迎えました。ここまで続けられたのは、ひとえに
読者の皆様のおかげです。
 ほんとうにありがとうございました。
新しい年が、皆様にとって、そして我が国にとって平穏な年であります
よう、お祈りいたします。
 併せて、今月から発行いたしましたGraphicMagazine Lapizも
よろしくお願い申し上げます。
 良いお年をお迎えください。
─────────────────────────────────
発行     2011年12月27日   No.500
編集・発行  Lapiz Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236
MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020
contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html       
website  http://www.lapiz.bz
投稿     http://www3.ezbbs.net/06/609studio/
購読 解除 http://archive.mag2.com/0000052236/index.html

           ◇禁・無断転載◇
─────────────────────────────────

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。