メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.493  2011/10/18


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【609 Studio 】メール・マガジン 2011/10/18  No.493
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 フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。ロシア唯一の韓国語
新聞「セ・コリョ」の日本語翻訳版、ロシアやサハリンの話題、投稿、
編集長のコラムなど多彩な話題満載!
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◆現代時評:片山通夫 休載いたします。

◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2011年10月7日号14日号

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◆現代時評:片山通夫
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  休載いたします。
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◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2011年10月7日号14日号
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2011年10月7日号

極東国際経済フォーラム開催

 さる4〜5日間ハバロフスクで、サハリン州知事も参加して第5回極
東地域国際経済フォーラムが開催され、19の国内地域の他、世界12
カ国から政府関係者や事業家、専門家らが参加した。参加者達は極東及
びバイカル地域の社会経済発展戦略について議論した。主催はロシア連
邦国会。

言語障害校正幼稚園オープン

 さる9月27日、ユジノサハリンスク市に言語障害校正幼稚園が開園
。当幼稚園は、言語発達が遅れている5〜7歳までの子供75人を受け
入れて指導に当たる。

サハリンと米国間協力関係

 先週末、ロシア駐在米国大使館のシェイルラ・グオルトニ副公使がサ
ハリンを訪ね、サハリン州知事と相互協力関係強化について話し合った
。米国はサハリン州対外貿易相手国第5位、石油ガス開発事業「サハリ
ン−1」の最大株主(30%)だ。又、石油ガス関連専門家養成を目的
に設立される予定の大学の建設を担当する。

韓国語科開設20周年

 10月7・8日の両日、サハリン国立大学韓国語科開設20周年を祝
う行事が開かれる。初日午前中には韓国語スピーチコンテスト、午後か
ら翌日までは「ロシアと韓国の疎通」というテーマで国際学術会議があ
る。また、8日夕方には当大学大ホールで「青少年韓国語喉自慢大会」
が開催される。

永住帰国事業は続く

 さる28日、韓国外交通商部と韓国赤十字社などサハリン韓人問題関
連事業を担当している政府関係機関の代表らがサハリンを訪ね、韓人社
会団体代表らと懇談会を行った。翌日の29日午前10時、韓人文化セ
ンターで一般人を対象とした永住帰国事業説明会を行い、約300人が
出席。韓国政府は日本政府と協議の上、2011年度も永住帰国を支援
することに決め、2011年中に90人を永住帰国させる。彼らは金浦
の新都市に入居予定。出席者の中からサハリン残留1世たちが韓国で医
療サービスを受けられるようにして欲しいとの新しい要請が出た。
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2011年10月14日号

州知事、栄誉勲章受賞

 さる10日、ロシア連邦大統領からサハリン州知事栄誉勲章受賞。国
家や生産、科学、社会、文化、教育など多様な分野においての成果を高
く評価され、受賞に至った。

投資説明会

 サハリン州政府と駐ウラジオストク韓国大使館の共同主催で、10月
20日、ユジノサハリンスク市内ホテルで「ロシア極東地域エネルギー
資源及び建設協力のための投資説明会が開かれる。主な目的は極東地域
への韓国大企業の進出を促すため。既に、ウラジオストク、ハバロフス
ク、カムチャッカでも開催された。韓国石油公社、ガス公社、三星物産
、現代など韓国の大手企業15社が参加する予定。

露・中協力会議

 さる11日、ユジノサハリンスク市で「ロシアと中国の協力:相互発
展と繁栄への道」という学術会議が開催された。ロシア科学アカデミー
と中国社会科学アカデミー、サハリン州政府、サハリン国立大学などが
共同主催した。会議の後、サハリンに露・中親善協会の成立を約束する
議定書が調印された。

対外貿易国1位−日本

 先日、ハバロフスクで開かれた露・日会議に参加したサハリン州投資
対外交流局のエカテリナ・コトワ局長によると、2010年サハリン州
と日本との貿易量は全体の46%の60億ドル。今年1〜7月までの貿
易量は順位1位を占めている。

州知事発言―投資環境整備が懸案

 さる5日のロシア極東大統領代表傘下外国投資誘致担当協会の会議で
サハリン州知事は投資誘致のためには環境整備が何よりも重要であると
発言しながら以下の5つの課題を指摘した。1)エネルギー関連及び道
路、港湾などインフラ構築2)透明な法律と手続きの簡素化3)人材養
成4.積極的な広報活動5.投資者に対する支援体制の整備など。

韓国語科20周年を記念する多様な行事

 今年で開設20周年を迎えるサハリン国立大学韓国語科が、これを記
念して多くの行事を主催した。まず、サハリン州政府と韓国教育院と共
同で韓国語スピーチコンテストを、そして、韓人女性会と共同で韓民族
喉自慢大会、教育院と共同でハングルの日記念行事の他、「ロシアと韓
半島の疎通:教育、政治、経済分野など」という学術大会を開き、モス
クワ及び極東から多くの研究者が参加し意義ある討論を交わした。
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◆「ロシアの声」が伝える「ロシアからみた日本」>>>
         引用元 http://japanese.ruvr.ru
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◆ハバロフスク特派員レポート 吉村山形県知事
地域間の交流というものは、二つの国を結ぶ関係全体の鎖の1つと言っ
てよいものだ。 しかし、しばしば、国家間関係よりもはるかに積極的
で効果的な発展をみせるように思われる。 
http://japanese.ruvr.ru/2011/10/16/58821513.html

◆真の脅威か、新たな政治ゲームか?ロシアと接近するアメリカ
アメリカは日本に対して、ロシアを恐れることはないと呼び掛けている
。最近、クリル諸島におけるロシア軍の近代化が日本政府による懸念を
呼び起こしているが、日本の主要な戦略的パートナーであり続けるアメ
リカは、警戒する必要はないと考えている。
http://japanese.ruvr.ru/2011/10/16/58774151.html

◆モスクワ工業博物館改修工事 日本人建築家の案が採用 
http://japanese.ruvr.ru/2011/10/14/58741847.html

◆劇作家 斎藤憐氏の御逝去を悼む
http://japanese.ruvr.ru/2011/10/14/58707291.html

◆クリル諸島は特別の関心地域
地対空ミサイルシステム「ブークM1」とT-80型戦車部隊がクリル諸島に
配備される。ロシア国防省では、今後とも引き続きクリル諸島での軍備
近代化を進める方針を明らかにしている。またロシアの専門家らは、ロ
シア太平洋艦隊の攻撃部隊の改修も必要だと指摘している。
http://japanese.ruvr.ru/2011/10/13/58662606.html

◆日本の軍事産業がサイバー攻撃にあう
http://japanese.ruvr.ru/2011/10/10/58474690.html

◆日本政府 外国観光客に対して航空券を無料で
日本政府は2012年4月1日から2013年3月31日までの期間で日本を訪れる外
国人観光客1万人に対して無料で航空券を提供する意向を示している。日
本のマスコミが伝えたところによれば、外国からの観光客の増加を狙っ
てとられた措置であるという。
http://japanese.ruvr.ru/2011/10/10/58445219.html

◆廃棄物処理問題 復興に足止め 日本政府発表
http://japanese.ruvr.ru/2011/10/05/58191483.html

◆現在はクリル問題解決の時ではない
ロシアの新聞「モスコフスキエ・ノーボスチ」で政治学者フョードル・
ルキヤノフ氏は、クリル問題について歴史的正当性が誰にあるかという
議論は意味をなさないものだという趣旨の論説を発表した。5日に発表
された論説を紹介しよう。
http://japanese.ruvr.ru/2011/10/05/58189163.html

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◆[編集長から]              片山通夫
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 一昨日の日曜日、仕事で京都・嵯峨野に出かけた。秋の心地よい一日
で観光客で日ごろは静かな町も喧騒の一日だった。

 去来という俳人がいた。武士の出だが嵯峨野に居を構えた。その生活
は質素の一言につき、侘びさびに親しんだようだ。その居を落柿舎と呼
ぶ。芭蕉門下の一人で、芭蕉も落柿舎で「嵯峨日記」を執筆したという。

 いくつか去来の句を紹介しよう。

 秋風や白木の弓に弦はらん
 岩鼻やここにもひとり月の客
 応々といへど敲くや雪の門
 尾頭のこころもとなき海鼠哉
 柿ぬしや木ずゑは近きあらしやま

 落柿舎の入り口に蓑と笠がかけられていると、主は在宅だというサイン
だったようだという話は有名。
 一昨日も在宅のようだった。
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発行     2011年10月18日   No.493
編集・発行  609studio Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
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