メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio 号外 ◆セコリョ新聞日本語翻訳が届きました。  2011/05/12


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【609 Studio 】メール・マガジン 2011/5/12  号外
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新聞「セ・コリョ」の日本語翻訳版、ロシアやサハリンの話題、投稿、
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◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版
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 2011年4月22日号

保育・幼稚園施設の充実化を図る

 今年2月に、サハリン州政府は2015年までに学齢期前の子供8
5%が保育及び幼稚園に通えるように関連施設の充実化させる政策を
正式に採択した。この事業には100億ルーブルの予算が必要であり
、その9割は州政府が負担する。州知事は建物の修理や新築に当たっ
て規定を厳守するように責任者らに指示した。

ポロナイスク区域の文化の日

 さる19日、ユジノサハリンスク市シャフインセンターで「ポロナ
イスク区域の文化の日」と名づけられた催しがあった。地域文化芸術
人300人の創作品展示会の他、地域住民らによるコンサートも行わ
れるなどプログラムが多様だった。

アパート耐震性調査

 ユジノサハリンスク市政府によると、2011年度に市内92棟の
アパートを対象に耐震性調査を行う。調査結果によっては建物を壊し
、建て直すことになる。昨年も61棟のアパートを調査し、その中の
27棟は建て直すことにしたが、住民たちを新しいアパートへ移住さ
せる問題が残っている。昨年同事業に2千万ルーブルが費やされた。

禁煙・麻薬中毒予防事業

 さる14日、ユジノサハリンスク市第3号学校で「禁煙・麻薬中毒
予防」をテーマに小中高校生フォーラムが開かれた。主催はユジノサ
ハリンスク市教育部と州立小児病院。学生達が主体的にフォーラムを
行い、関係者が審査を行う形式でフォームが行われた。学生達は事前
に22の事業案を主催側に提出し審査を受けたが、選ばれた8の事業
案がフォーラムで紹介された。最も優れた2つの事業案はロシア全国
学生及び大学生フォーラムに参加を申し込んだと関係者は言う。

腸菌伝染病注意

 サハリン州で最近腸菌伝染病患者が増えている。水によって感染す
るA型肝炎患者も発見された。関係機関は生の水を飲まず必ず沸かし
て飲むように呼掛けている。

2011年4月29日号

木材加工企業設立予定

 さる25日のサハリン州政府会議によると、州政府は2009年度
に2020年までのサハリン州林業発展事業案を作成しており、これ
により近々中国の会社と共同で木材加工企業を設立する予定。中国側
との協力は今年3月行った中国での投資説明会の成果。

ソウルで投資協力議論

 セルゲイ・ホトツキンサハリン州副知事が率いるサハリン州政府代
表団が先週ソウルで行われた第2次露韓ビジネスフォーラムへ参加し
、スポーツ観光開発事業とサハリン西海岸エネルギー開発事業案を紹
介した。又、済州島との交流問題についても審議を行った。

津波と地震被害者のための公演

 サハリン住民たちが津波や地震によって楽器を失った日本の音楽家
たちを助けようと公演を企画。5月1日、州立美術館で市立オーケス
トラと音楽学校教師や教授らがチャリティコンサートを行い、公演場
にも募金箱が置かれる。

マラソン競技復活

 今月30日、ユジノサハリンスク市でガガーリン記念短距離マラソ
ン(20km)が行われる。同競技は1963年に始まり1989年
まで続いた。今年になって再開。18歳以上の健康な人なら誰もが参
加できる。アニワ、ドリンスク、ネベリスク、ホルムスク、コルサコ
フ、トマリなど各地から多くの参加申し込みが組織委員会へ来ている
とのこと。

2010年調査結果

 さる26日、サハリン州統計局によると、2010年全ロシア人口
調査結果、人口が増えた地域はユジノサハリンスク市、アニワ、クリ
ル島。又、2000年度に比べ極貧者は40%から11%へ減少した
反面、貧富の差は8.7倍から16倍へと増加した。住民1当たり小
売流通量は4.2倍増加しロシアの5位。自動車保有数は住民1千人
当たり277台。

2011年5月6日号

戦勝記念日を迎えて

 9日、ユジノサハリンスク市では第2次世界大戦での勝利を記念す
る多様な催しがあった。午前11時「栄誉広場」での顕花式をスター
トに、「勝利の広場」までの軍人列兵式。昼はガガーリン公園で公演
や戦争老兵たちのための特別プログラムがあり、夕方8時半には「勝
利の広場」で芸術団祝賀公演、夜10時には花火の打ち上げ。このよ
うな記念行事はサハリン各地で行われた。

新しいモーターサイクルクラブ結成

 5月9日、ユジノサハリンスク市で新しくモーターサイクルクラブ
「サハリンモーターサイクル団結」が結成される。既に3つのクラブ
があり、これで4つ目。戦勝記念日に創設し、記念にユジノサハリン
スクーホルムスク間道路を走りながら途中戦死者慰霊塔に立ち寄り顕
花をするとのこと。

死亡率が出生率上回

 2010年、サハリン州では6016人の子供が生まれた反面、7
、422が死亡した。アニワ、クリルスク、ノグリキ、ユジノサハリ
ンスク市では出生率が少し増加。

勝利記念物移転反対デモ

 今月30日、昼12時「勝利の広場」で1500人余りの市民が集
って、勝利の広場に置かれているタンクなどの戦勝記念物の移転に反
対するデモを行った。主催したのはロシア共産党。しかしデモにはロ
シア愛国党、戦争老兵団体、環境保護者団体など多くの市民団体も参
加した。州政府は勝利の広場にある記念物を他の場所に移転させた後
、ここにロシア正教の教会を立てる予定だった。集会参加者らは事前
に1万人以上から署名を集めた。参加者らはホロシャヴィン知事の退
任を要求しながら、署名と決議書を大統領宛に送ることを決めた。

永住帰国者たちの募金活動「日本政府は憎いが国民は助けたい」

 韓国へ永住帰国した元サハリン韓人1世たちが津波や地震により被
害を受けた日本国民のためにこつこつ貯めたお小遣いを集め、韓国赤
十字社へ送っていることがわかった。仁川福祉会館に住む58人のほ
か、全国に住むサハリン永住帰国者らの代表者が会議を開き、各地で
募金活動を行い2千万ウィンが集り、それを赤十字社に伝達したとの
こと。また、広島と長崎被爆者会も運営費を被害者のために使って欲
しいと赤十字社に委託した。(韓人ネットワークより)
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発行     2011年5月12日  号外
編集・発行  609studio Michio Katayama
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