メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.465◆次週3月8日のメールマガジンは取材のため休刊致します。  2011/03/01


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【609 Studio 】メール・マガジン 2011/3/1  No.465
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  フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。ロシア唯一の韓国語
新聞「セ・コリョ」の日本語翻訳版、ロシアやサハリンの話題、投稿、
編集長のコラムなど多彩な話題満載!
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             休刊のお知らせ

   次週3月8日のメールマガジンは取材のため休刊致します。

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◆徒然のサハリン「引っ越し」:オリホヴィク 美香

◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2011年2月25日号

◆ロシアの話題・事件

◆編集長から
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◆徒然のサハリン「引っ越し」:オリホヴィク 美香
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  ユジノサハリンスクを訪れたことがある方なら御記憶にあると思いま
すが、「サヒンセンター」(写真)という市内中心部にあるビジネスセ
ンターがサハリン州政府に買い取られ、州政府の建物となることになっ
たのです。そこで、同センター内にある、私のもう一つの職場である「
サハリン日本センター」も移転することになりました。まだ移転先はは
っきり決まっていませんが、3月末日までには引っ越さなければなりま
せん。 
 引っ越しといえば、年明け早々に我が家も引っ越しをしました。ユジ
ノサハリンスク5か所目の我が家の通りの名前は「行き止まり小道」。
誰に言っても必ず笑いを誘う名前です。決して市内中心から遠くはない
のですが、車が通れる道がなくかなり大回りをしないと着けません。人
は獣道のような道を通ると、約10分で大きな通りのバス停に着くことが
できます。

 今回は大きな一軒家の2部屋の間借りです。大家さんは夫の知り合い
のタジキスタン出身のおじさんで、5人の息子と一緒に住むための家の
一部を私達に提供してくれたのです。キッチンは共同、お風呂がなくシ
ャワーだけで少々不便ですが、家賃は無料。時々タジク料理の差し入れ
までしてくれます。どうやら夫が大家さんのビジネスに関して法律や手
続き等のアドバイスをしているのがこの厚意の理由のようですが、人の
親切というのはありがたいものです。

 ただ、引っ越しに至るまでは大変でした。すぐにでも引っ越しすると
言われ、お正月休みは荷造りに汗を流したのですが、実際に引っ越しを
したのは2月の初めの週末。その間、「明日は」と毎日のように言われ
、何もかもが箱詰めされた状態で非常に不便な生活を強いられました。

 実は、この家はまだ建設中で、私達と大家さんたちが住んでいる2階
の5部屋の他はまだできていません。昨日階段ができるまではハシゴで
上り下り、キッチンは今作っているところです。およそ1か月の「明日
は」は、私達のためのシャワーブース設置にかかった時間でした。日本
では考えられないようなゆっくりモードですが、これがタジク人であり
、ロシアなのです。

 何か、今年は荷造り引っ越しに縁があるのでしょうか・・・。
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◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2011年2月25日号
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祖国守護者の日

 さる21日、ユジノサハリンスク市チェーホフ劇場で「祖国守護者の
日」記念式を盛大に行った。記念祝辞でサハリン州副知事は「この記念
日はロシア軍隊の愛国心と不屈の精神、勇敢性、団結性、戦闘準備を象
徴する。国家は軍事改革と設備、軍人らの知識水準の向上などに今まで
以上に力を入れている。特にクリル島の守護と国境地帯の社会経済発展
にロシア大統領は特別深い関心と支援を示している」と述べ、軍人と彼
らの家庭に対する社会保障の一環として新築住宅の提供などを行ってい
ると伝えた。

ロスネプチ社と州知事の面談

 さる22日、サハリン州知事はロスネプチ社代表らと会って、サハリ
ン住民らを輸送する飛行機に必要なケロシンの価格の引下げ、ユジノサ
ハリンスク市第1熱発電所への投資を提案する他、カタングリ部落から
移住する住民たちの住宅問題についての言及したことがわかった。

韓日議員らのラウンドテーブル開催

 2月25日、日本の国会でサハリン問題解決のための韓日議員ラウン
ドテーブル会談が開催される。韓国側代表は朴・ソンヨン議員をはじめ
14人、日本からはカサイ・アキラ議員を含め20人が参加する予定。
同会談は韓国朴議員がサハリン韓人問題について議論するために提案し
たもの。

小規模の人口調査

 先日、ロシア連邦統計局は10年に一度実施される全国人口調査の中
間時点である5年目に国民5%を対象とした小規模の人口調査を実施す
ることを検討中だと発表。量より質に注目する5年ごとの人口調査の予
算は今のところ未定。
2010年実施された人口調査では調査を断った住民が100万人にも
達し、これも一つの悩みとなっている。

学校無料給食予算増加

 先週サハリン州社会保護局が学校の無料給食問題で会議を開き、20
11年の課題を説明した。当局によると2010年2万9千人の子供達
が無料給食サービスを受け、このために14万3千ルーブルの州予算が
費やされた。今年は一層予算を増やし、1億7千ルーブルを割当てる方
針。

大衆スポーツの発展に注力

 さる14日、スポーツ界代表らと会談を行ったサハリン州知事は「麻
薬やアルコール中毒者のために病院を建設するより新しいスポーツ施設
を建設し住民らに積極的に大衆スポーツに参加させる方がより効果的」
と指摘し、今後継続的にスポーツ関連施設を増やし、2018年にはサ
ハリン州人口の4割がスポーツを楽しめるようにしたいと発表した。
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◆ロシアの話題・事件>>>引用元:ロシアの声 http://japanese.ruvr.ru
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◆ソチ冬季五輪マスコット決まる
2014年のソチ冬季五輪のマスコットとして、ヒョウ・白熊・ウサギ
が決まった。
http://japanese.ruvr.ru/2011/02/27/46461961.html

◆ラヴロフ外相 リビア外相と電話会談
ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は、リビアのムーサ・クーサ対外連絡
・国際協力書記(外相)と電話会談し、その中で、リビア当局が一般市
民に対し武力を用いている事を非難した。
http://japanese.ruvr.ru/2011/02/27/46419134.html

◆カダフィ氏の次男 内戦の可能性を排除せず
カダフィ大佐の次男であるアリ・イスラム・カダフィ氏は26日、テレ
ビ局「アリ・アラビア」とのインタビューに応じ、国内での内戦と外国
による介入の可能性を排除しない考えを示した。
http://japanese.ruvr.ru/2011/02/27/46417244.html

◆南クリル諸島にロシア軍が配備
http://japanese.ruvr.ru/2011/02/26/46320499.html

◆カダフィ氏 先週ロンドンに48億ドルの投資
http://japanese.ruvr.ru/2011/02/27/46415110.html
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◆[編集長から]              片山通夫
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 久々に「徒然のサハリン」が届いた。
ユジノサハリンスクにあるサハリンセンター(ビジネスセンター)が、
州政府が買ったという話だ。アメリカンスタイルのカフェがあり、バー
がある。北海道新聞ユジノサハリンスク支局など日本の企業もたくさん
入っている。ジャパンセンターが引っ越すと言うからには、北海道支局
はどうなるのか?

 さて、英・タイムズ紙が26日伝えたところによれば、リビアのカダ
フィ大佐とその家族が先週、ロンドンに30億スターリング・ポンド(
48億ドル)の投資を行っていたとのことだ。(ロシアの声)
 その前には、ウイーンで、カダフィ大佐の家族が、ブランド品を買い
あさっていたというニュースもあった。逃げるつもりなのかわからない
が、国連の制裁の前ではこの資産は凍結される可能性が高い。

 カダフィ大佐側は「徹底抗戦」の構えだと言う。勝って資産凍結を免
れるつもりなのか?なにしろ莫大な石油資源を抱えているのだ。EUの
生命線を押さえているつもりなのかもしれない。
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発行     2011年3月1日   No.465
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
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