609studio　No.427◆[セ・コリョ新聞日本語翻訳版]：２０１０年４月１６日号 2010/04/20

メルマガ：片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル：609studio　No.427◆[セ・コリョ新聞日本語翻訳版]：２０１０年４月１６日号 2010/04/20

───────────────────────────────── 【609 Studio 】メール・マガジン　2010/4/20　　No.427 ───────────────────────────────── 「現代社会を斬る！」をコンセプトに論説委員Ｋｅｎ氏の論説「現代時評」をはじめ、また、ロシア唯一の韓国語新聞サハリンの「セコリョ」日本語版、その他、寄稿記事など話題満載！　 ───────────────────────────────── 　　　　　　　　　　609studio ウェブサイト　　　　　　　　　　　 http://www.609studio.com/ 　　　　　　　オリジナルプリント販売開始　詳細　　　　http://www.609studio.com/html/originalprint/index.html 　　　　　　　ＤＶＤ　アリランの流れる島　詳細　　　　　　http://www.609studio.com/html/news-3.html　　　　　　　　ジャーナリスト・ネット　ウェブサイト　　　　　　　　http://www.journalist-net.com/ 　　　　　　　　　　ブログ　取材手帖　　　　　　　 http://j-net.obei.jp/katayama/ ───────────◆◆◆ＩＮＤＥＸ◆◆◆─────────── ◆現代時評：休載です。 ◆[セ・コリョ新聞日本語翻訳版]：２０１０年４月１６日号 ◆コラムEYE　キルギス大変！：片山通夫 ◆サハリン余話：片山通夫 ◆編集長から ───────────────────────────────── ◆現代時評：休載です。 ───────────────────────────────── 　筆者の都合で当分の間休載となります。 ───────────────────────────────── 　　　　　　　　　　　　【ＰＲ】　　　 ◎片山通夫写真集「サハリン」好評発売中！！◎ 　写真集「サハリン」が未知谷から発行されています。是非書店　　　もしくは609studioでお求めください。　　　　　　　　　　四六判１６０頁　１６００円(税別) 　　　　　　　　　 ISBN4-89642-138-8　C0072 　　　　未知谷　HP　http://www.michitani.com/index.html 　　　　または　　　　office@609studio.com ───────────────────────────────── ◆セコリョ新聞日本語翻訳版：２０１０年４月１６日号 ───────────────────────────────── サハリン州人口減る一方　サハリン統計局によると、２０１０年１月１日現在サハリン州人口は５１万８３４人。２００２年の全ロシア人口調査当時から毎年平均１％の減少を続け、合計３万６千人（３．６％）も減っている。昨年は３７００人が減少していて、主な理由は他地方への移住と出生率を上回る死亡率のため。州人口の５７％がユジノサハリンスク市とその近郊に住んでいる。州の人口密度は１㎡当たり５．９人で、北クリル地域は１人。道路状態調査委員会活動　ユジノサハリンスク市内の道路を道路調査委員会が調査している。２００７年から昨年まで大修理を行った道路や穴埋め作業の成果を確認した上、状態が悪い場合は修理を下請けした会社が責任を取るために再び自費で修理を行うことになっている。しかし、雪が解けないと修理作業に取り掛かることは不可能であるため、穴は臨機応変策として砂利で埋めることにしたとのこと。州立美術館修理　さる１日、サハリンをテーマにして写真展を見に州立美術館を訪ねた州知事が、美術館の建物修理のためにまず２１００万ルーブルの州予算を割当てると約束した。父が息子を殺す　さる３日、息子のシャーシャ（２１歳）が釣りから帰宅すると父（５６歳）が酔っていた。親子は口喧嘩になり、突然父親が包丁で息子を刺した。床に倒れている息子をみて母親はすぐに救急車と警察に電話をかけた。息子は即死であった。教師らが州知事に聞いた　先週、職業同盟が職業セミナーの最後に州知事を招き、サハリン州教育状況について聞いた。州知事によると、今年秋には公務員らの雇用条件がさらに改善されるとのこと。特に教育、保健、文化部門公務員の道を選んだ専門大学卒業以上の学歴を持つ若者たちには１５～２０万ルーブルの謝礼金の他、農村地域を選んだ人たちには赴任手当てとしてさらに２５％を支給することになる。投資説明会前の記者会見　投資誘致説明会前夜１３日の火曜日、サハリン州知事はソウルで記者会見を開き、簡単なプログラムの紹介と開催目的などについて説明を行った。具体的な様子は次の号で紹介する。土曜労働の日　ユジノサハリンスク市政府は今月の２４日を土曜労働の日と決め、都市全体の掃除に市民参加を呼びかけている。 ───────────────────────────────── ◆コラムEYE キルギス大変！：片山通夫 ───────────────────────────────── 　キルギスで政変が起こった。４月８日のロイター電は次の様に伝えていた。「キルギスで野党デモ隊と治安部隊の衝突が起き、バキエフ大統領が首都ビシケクを逃れる事態となったことを受け、野党勢力のオトンバエワ元外相は８日、政権を掌握したと宣言した。」そして今日１３日の朝日新聞は「バキエフ大統領の拘束作戦準備　キルギス臨時政府が表明」と伝えている。　筆者の友人に何人かキルギス人がいる。皆さん、とても優しい人たちである。聞いてみるとキルギス人はほとんどがそのようだという。そのおとなしい（？）彼らが、流血騒ぎを起こしてまで大統領を放逐したわけだ。　相当、大統領一派は悪辣なことをしていたのだと思われる。ロシアはいち早く「騒乱に関与していない」と表明した。あまりにも早いタイミングだと疑問視する見方もあるにはあるが、ここは一応ロシア人の言うことを信じることにしよう。一方のアメリカも「関与はない」と言明した。ならば「全くキルギス国民の意思」ということが出来よう。　一方、バキエフ大統領は同国南西部のジャラルアバドに逃れていると見られている。大統領は臨時政府側との交渉を望んでいるとされるが、臨時政府側はこれを拒絶し、逮捕するつもりだ。　　ところが最新の情報では、大統領は隣国カザフに逃亡したという。この間の臨時政府側との交渉は明らかにされていないが、「自身と家族の身の安全」が保障されたとみていい。　筆者の友人は臨時政府の「オトゥンバエワ元外相はとても賢明な人だ」という。その賢明さを臨時政府で大いに発揮して、「真の民主主義」をキルギスに構築してもらいたいものだ。チューリップ革命後のこの５年間の二の舞は決して踏んではならない。キルギスは今「大変」である。 ───────────────────────────────── ◆ サハリン余話　２題：片山通夫 ───────────────────────────────── 「ツララ殺人事件」「危ない！建物の傍は歩かないで!」悲鳴のような声が聞こえた。あわてて建物から離れる。「上を見てごらん」「指差すほうを見ると、長さ２メートルはあると思われるツララが何本も垂れ下がっている。昨年、この建物の下で殺人事件？があった。ツララがまっすぐに３本殆ど同時に落ちてきて、下を歩いていた女性にツララが突き刺さって彼女は病院へ運ばれたが死亡したという。ツララ殺人事件。人々はこの「事故」をこう呼んでいる。３月のユジノサハリンスクでの話。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿「パウダースノー」ぎしぎしと靴の下で鳴る少しの風で舞い上がる粉雪サハリンの雪はいわゆる粉雪だ。水分を全くと言って良いほど含んでいない。（無論そんなはずはないのだが）前日は天気がよかった。気温も比較的高かった。と言っても、氷点下であることに代わりはない。横断歩道と車道との間の雪も少し解け出す。それが夜中になって急激に気温が下がって・・・。そこへ朝方に雪が降る。粉雪だ。ぎしぎしと粉雪を踏みしめてボクは歩く。靴の下で雪が鳴く。凍った道路の上の粉雪。たちまちボクは・・・・・。スッテンコロリンなのだ。 ───────────────────────────────── ◆[編集長から]　　　　　　　　　　　　　　片山通夫 ───────────────────────────────── 現代時評のKen氏の体調不良で当分休載させていただくことになりました。　　北朝鮮の金総書記が訪中真近のニュースが流れている。この前触れとなるのが「中朝関係筋が１７日、警護を担当する最高責任者である朝鮮労働党幹部が４月上旬に北京を訪れていたことを明らかにした」というニュース。隣国に行くのにも「警護の責任者を派遣して安全を確かめて彼しか行けない」というのも大変だ。　我が国では「普天間騒動」が止まらない。鳩山首相は「腹案」を繰り返すのみ。一方のアメリカは「日本の姿勢」が定まらない間はと静観の構え。たまらないのは勝手に名前の挙がった徳之島。　いっそ関西空港へ持ってきては？橋下知事は理解がありそうだ。　中国青海地震・犠牲者１１００人超に、１０万人以上が避難とある。地震は世界中で頻発。国際平和の枠組みの中で「自然災害支援優先」の鉄則を確立する必要がある。そう「地球防衛軍の創設」だ。　そして軍事費の半分を拠出すれば可能だが。我が国は自衛隊を災害救助隊に改変して。　そういえばアイスランド火山噴火で欧州の空がマヒ。文明の利器も大自然の前には無力だ。人間はこの事実を再認識する必要がある。 ───────────────────────────────── 発行　　　　　２０１０年４月２０日　　　No.４２７編集・発行　　609studio 　　Michio Katayama 発行　　　　　毎週火曜日　　購読料無料配信まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 mailform　http://www.609studio.com/html/mailform.html　　 website 　　 http://www.609studio.com 投稿　　　　 http://www3.ezbbs.net/06/609studio/ 購読購読解除は websiteへ　　　　　　　　　　　◇禁・無断転載◇ ─────────────────────────────────

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。