メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio 号外 ◆セコリョ新聞日本語版  2010/03/19


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【609 Studio 】メール・マガジン 2010/3/19  号外
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評」をはじめ、政治評論家、本澤二郎氏の政治評論、また、ロシア唯一
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◆セコリョ新聞日本語翻訳版:2010年2月26日号
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州知事、ソホーズ視察

 さる17日、ア・ホロシャヴィンサハリン州知事は「ソホーズ・ユジ
ノサハリンスキ」国営農企業体を訪問し、農産物生産過程及び発展展望
を調べた。同企業体は昨年、前年度比肉類生産46%、乳製品3.5%
増加の成果を上げており、今年は58種類の農産物を目標としている。
連邦政府は400頭の優良乳牛を同ソホーズに購入させ、乳製品の増産
を図ろうとしている。州知事によると、州政府は農業発展のために4億
ルーブルの予算を拠出する方針だ。

祖国守護者の日を慶祝

 19日、州知事を始め政府関係者らも参加した中で、ユジノサハリン
スク市で祖国守護者の日を祝う催しがあった。主催側の代表ゲ・イワノ
フ副知事は「戦争老兵らへの感謝の気持ちを忘れてはいけない。また、
今の軍部が抱えている社会経済問題の解決と軍人家庭に対する配慮が必
要だ」と強調した。

州政府、社会保障に主力

 先週開催されたサハリン州社会保障局総会の資料によると、2009
年、経済危機の中でもサハリン州政府は42億ルーブルの予算を社会保
障部門に当て、前年度より22%も予算額を増やしたことがわかった。
昨年11万8千人が社会支援を受けており、夏休みの間には低所得家庭
の子供たち2万1千人が休養所で暮らし、2万2千世帯がアパートの管
理費や公共料金の補助を受けた。また、低所得家庭の子供たちへの学食
の無料提供、教材費支援などの支援も行われた。州政府は今後一層積極
的に低所得世帯や障害者への支援を行う方針だ。

多民族交流祝典−国境ない文化・親善

 21日、サハリン韓人文化センターでサハリンに住む多民族の子供た
ちがお互い自らの民族文化や芸術を紹介する民族児童祝典が開かれた。
タタール教育文化センター・サハリン韓人文化センターが中心となって
子供たちに民族の伝統や文化を伝え、又才能ある子供たちの発掘を図る
と共に、多民族子供たちの交流を深めるために企画した同催しにはタタ
ール、韓人、アゼルバイジャン、アルメニア、ウズベク、ニブフなどサ
ハリンに住む多くの民族が参加した。民族の歌や踊りの他、伝統料理の
紹介もあった。

カレイスキクラブ主催の旧正月祝い

 同胞たちが多く住んでいる地域の殆どが13〜14日にかけて民族の
大名節・旧正月を祝った。サハリンカレイスキクラブは数日遅れたさる
21日、ユジノサハリンスク市内のレストランで、サハリンに住む多民
族代表をも招いた中で旧正月を祝い、伝統を紹介する場を設けた。サハ
リン韓人文化センターの生徒さんたちを中心に民族文化や芸術の紹介が
あり、子供たちにより演劇、韻律詩人許ロマンの詩朗読、過去11年間
のカレイスキクラブの歩みを簡単に振り返るなど、多民族社会に住む韓
人若者たちの特徴が現れる催しだった。

サハリン韓人問題解決の新たな突破口

 「サハリン同胞支援特別法」制定促進と日本総理との面談推進など日
帝強占期中、強制動員されたサハリン韓人の歴史回復のために設立され
た「サハリン希望キャンペーン団」は18日、韓国国会本庁の貴賓食堂
でサハリン訪問報告会及びサハリン韓人問題解決方案についての議論を
行うための懇談会を開いた。
懇談会の結果、サハリン同胞永住帰国及び定着支援のための特別法制定
を促すための具体的な活動と行為を決議すると共に促求所願を国会外通
委に伝達するを決めた。また、高木健一弁護士を窓口に鳩山総理との面
談を推進する一方、韓・日キリスト議員連盟は日本側代表に鳩山総理と
の面談成立に協力してくれるように要請文を送ることにした。キャンペ
ーン団は来る7月の日本参議院選挙前に日本総理との面談を実現させる
方針である。また、サハリン韓人歴史記念館の建立と残留韓人1世への
緊急支援のための募金活動推進についても議論された。この件は社会福
祉共同募金会と連携する必要があるとの意見があり、また、朴・ソニョ
ン議員が企画しているサハリン国際フォーラムを7−8月中にサハリン
で開催することにした。
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◆セコリョ新聞日本語翻訳版:2010年3月5日号

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3・8国際女性の日を祝う

 春の最大名節―国際女性の日を迎えてサハリン州知事をはじめ、サハ
リン韓人社会団体代表らがセコリョ新聞を通じて祝賀メッセージを伝え
た。

戦争老兵らに補助金を

 サハリン州政府は祖国戦争老兵及び労働前線参加者、戦争中収容所に
収容されていた子供たち、戦地―レーニングラド市民証を持っている人
たちを支援する法律を定め、今年中に一括補助金を支給することにした
。戦争老兵らには1万ルーブル、労働前線参加者と収容所の元子供たち
、元レーニングラド市民らには2千ルーブルを補助する。

若い企業家コンクール

 ロシア連邦政府は今年の6月16日に「コンクール2010―ロシア
若い企業家」の表彰式を行う。その前に4月25日まで各地で地域コン
クールが行われる。サハリンでは3月1日から4月15日まで候補者の
推薦を受け付け、地域代表らを16日連邦コンクールに推薦することに
なる。参加対象は16歳〜30歳までの実業家。

州知事、明太漁再開の道探る

 先週モスクワを訪ねたア・ホロシャヴィンサハリン州知事はロシア連
邦水産委員会長に会い、今難航している明太漁問題について話し合った
。最近改正された『漁業法』により、大型船舶の明太漁が出来ず困って
いると州知事は訴え、その出路を至急見つけなければいけないと強調し
た。州の基幹産業である水産業とその加工産業の低迷は州社会経済への
影響が大きく、何らかの解決策を講じるべきであることに対し連邦政府
も同意し、問題解決のための実務チームを組織し取り組むことにした。

チェーホフー記念展最優秀賞の同胞画家

 周知のように1月19日から2月末までサハリン州立美術館でチェー
ホフ生誕150周年を記念しての「チェーホフ・サハリン帰還」という
テーマで展示会が開かれている。チェーホフ関連の作品コンクールで入
選した作品が紹介されているが、コンクールで最優勝賞を受賞したのは
同胞画家チョ・ソンヨンさん。商品はチェーホフの故郷タガンロクへの
旅行費。 
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◆セコリョ新聞日本語翻訳版:2010年3月12日号
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スポーツ施設の増設強調

 ア・ホロシャヴィンサハリン州知事は州政府のスポーツ・観光・青年
政策管理局に体育及びスポーツ発展長期事業案作成を命じた。州知事は
スポーツ分野における成果のみならずスポーツの大衆化を図り、優秀な
人材育成の基盤作りに力を入れる必要があると強調したのち、スポーツ
関係者の雇用条件の改善及び関連施設の現代化のための法案作りを指示
したのである。

石炭企業の再建に注力

 さる10日、ウゴレゴルスクを訪問したサハリン州知事は地域産業で
ある石炭関連企業を視察し現状を調査した。州政府は地域住民の雇用と
地域経済に大きく影響する石炭企業の再建のために石炭会社「サハリン
ウゴリ」に7千万ルーブルの州予算を割り当てることにした。

児童死亡率減少

 ユジノサハリンスク市政府によると、2009年児童死亡率が前年度
比べ0.7%減少した5.3%に留まった。又、過去3年間ユジノサハ
リンスク市の出生率は死亡率を上回っている状況。

アマチュア映画祭

 来る4月3日から二日間に渡ってユジノサハリンスク市のコムソコレ
ツ・青年文化会館でサハリンアマチュア映画祭「サハリンモニター」が
開催される。主催側によると、ユジノサハリンスク市のほかオハ、南ク
リル、ウゴレゴルスク、ホルムスクなどの市民らの作品20点が上映さ
れるとのこと。テーマは自由。

サハリン韓人歴史の本、出版予定

 ア・クジン歴史準博士が19世紀中期から21世紀はじめまでのサハ
リン韓人歴史に関する本3冊を執筆していることがわかった。「サハリ
ンカレイツの歴史的運命」をいう題名の本は「移民と強制追放」、「前
後カレイツらの体制」、「民族再生期のカレイツ民族」という3冊から
なるとのこと。筆者はモスクワ、サンクトペチェルブルグ、イルクツク
、ハバロフスク、沿海州、サハリンの未公開の文献を調べている。

ロシア正教センター開館

 さる3日、ユジノサハリンスク及びクリル正教会傘下正教センターが
オープンした。このようなセンターはロシア極東地域でははじめてのも
の。センターには教室、広報室、展示室があり、開館式に参加したカ・
ストロガノフ副知事は「我々にはこのようなセンターが必ず必要だ。セ
ンターを回ってみると特別な雰囲気が流れているのを感じる。大人、子
供たちが文化や伝統を知り、愛するには十分な環境だ」と喜びを伝えた。

元州知事追悼スキー大会

 さる6日、レスノエ部落で故イ・パルフトジノフ元サハリン州知事を
追悼する国際スキー大会が開かれた。サハリン各地から18歳から75
歳までのスポーツマンたち200人余が参加した。

2月、インフレ1.8%

 サハリン州統計局によると、2010年2月のサハリン地域インフレ
率は1.8%。食品1.9%、非食品2.3%、サービス料1.1%が
値上がりした。

同胞たちの「世界女性の日」記念行事

 先週の6,7日、ユジノサハリンスク市内で同胞らの女性の日記念行
事が続いた。6日には韓人会が主催する祝賀行事が韓人文化センターで
、翌日の7日には韓人社会団体連合会と韓人女性会が主催する行事がロ
ジナ会館で開かれた。
参加した男性らは女性の、そして、母の愛と強さ、恩恵について語り、
尊敬の念を込めて祝いの言葉を伝えた。又、2010年が教員の年であ
るため、特別に教員らへの感謝を強調することもあった。
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発行     2010年3月19日   号外
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
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