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タイトル:609studio No.420◆[セ・コリョ新聞日本語翻訳版]:2010年1月29日号  2010/02/02


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【609 Studio 】メール・マガジン 2010/2/2  No.420
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「現代社会を斬る!」をコンセプトに論説委員Ken氏の論説「現代時
評」をはじめ、政治評論家、本澤二郎氏の政治評論、また、ロシア唯一
の韓国語新聞サハリンの「セコリョ」日本語版、その他、寄稿記事など
話題満載! 
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◆現代時評:休載です。

◆[セ・コリョ新聞日本語翻訳版]:2010年1月29日号

◆コラムEYE 「春まだ浅き・・・」:片山通夫

◆こちらJO3TXK:片山通夫

◆編集長から

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◆現代時評:休載です。
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 次週をお楽しみに。
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◆セコリョ新聞日本語翻訳版:2010年1月29日号
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20万平米の住宅建設目標

 さる25日、サハリン州政府会議を主催したエス・ヴィリヤモフ副知
事は2010年内に、ユジノサハリンスク市に20万平米の住宅を完成
しなければいけないと発表。また、住宅価格の引上の原因となっている
高い電設と下水道設置費用を如何に安くするかについての工夫が必要で
あると強調した上、3月1日まで解決策を見つけ、それを文書にしたも
のをユジノサハリンスク市政府に提出するように指示した。

最低生活費決定

 サハリン州政府は2010年1・4分期最低生活費を次のように決め
、公表した。住民一人当たり平均最低生活費は8,362ルーブル、労
働能力のある者は8、815ルーブル、子供7,912ルーブル。又、
昨年10月に制定された法律91−30号によりサハリン州年金生活者
の最低生活費は7,380ルーブルに決まった。

未成年者数9.7万人

 サハリン州内未成年者数は9万7、230人。さる21日、サハリン
州議会は未成年者問題解決と彼らの権利保護組織の拡大と強化のために
新しい関連法を制定し、今年から同組織に約400万ルーブルの予算を
割当てることにした。

犯罪件数減少

 サハリン州検事局によると、昨年は前年度に比べ州内犯罪件数が5.
2%減少した。主な犯罪行為は窃盗。しかし、組織的な犯罪件数は増加
し、前年度比3倍も増加した163件でその殆ど(135件)が麻薬不
法流通罪。

若い企業人養成

 サハリン州政府は昨年末から、大学生や大学卒業生100人余を対象
に若い企業人養成教育を実施している。目的は事業別特徴の研究と若者
の創業支援であるが、今年も2、5、6、10、11月に開かれると同
プログラムを担当している知事補佐官が伝えた。

海外ロシア人のサハリン移住支援支援

 22日、州政府会議でカ・ストロガノフ副知事は、現在ロシア連邦政
府が海外に住んでいるロシア人のサハリンへの移住支援策を検討中であ
ると伝えた後、連邦政府の決定後、早急な予算作成と必要な書類が用意
できるように準備して欲しいと担当部署に指示した。

通り名前改称

 先週、ユジノサハリンスク市政府は郊外集落の通りを名前を変える問
題で会議を開いた。既に名前を変えるための委員会も組織され活動中で
あるが、改称問題に対する住民らの不満の声が高いため当局は悩んでい
る。通りの名前が変わる住民らの持っている証明書や書類などに書かれ
ている名前も変えなければいけない。その手続きが容易ではないため住
民らは改称に反対しているのである。

『サハリン希望キャンペーン団』来島

 さる21日、韓国の全南大学イム・チェファン教授の引率下、「サハ
リン希望キャンペーン団」関係者7人がサハリンを訪問した。昨年8月
28日、サハリン韓人問題解決のために結成された同キャンペーン団の
訪問目的はサハリン韓人社会実態調査である。23日(土)、ロジナ会
館と韓人会間でサハリン韓人団体代表や一般住民との懇談会を開き、キ
ャンペーン団結成の背景や事業案の説明を行った後、現地民の意見を聞
いた。現地社会団体関係者らはじっくり事業案について話す時間がない
ため、訪問団の帰国後、事業案を検討議論したの後、全体意見を伝える
と述べた。キャンペーン団が現在構想中の事業案は以下のようである。

サハリン同胞永住帰国及び定着を支援する特別法制定

*サハリン韓人強制動員歴史記念館建立及び残留1世支援のための募金
活動―政府、サハリン同胞社会、韓国市民、良心的日本人が共同参加
*日本の歴史的、法的責任(謝罪と補償)を問う対日訴訟―日本人と在
日の弁護士が協力して、郵便貯金訴訟とは別に対日訴訟進める。海外同
胞社会全体と連帯して行う。

太平洋戦争前後国外強制動員犠牲者支援関連法の行政訴訟提起―サハリ
ン韓人を法的対象から除外している当局の違法性を問う。

*UNにサハリン韓人問題提起―UN民族差別特別報告官サハリン現地
調査進める
*「サハリン韓人を思う議員団」結成―与・野党議員、日本政治家も参

*サハリン強制動員朝鮮人遺骨実態調査と慰霊碑建立
*サハリン韓人社会や帰国者の団結と世論集め
*コルサコフ望郷の丘に詩碑建立
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◆コラムEYE 「春まだ浅き・・・」:片山通夫
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 もう明日には立春を迎える。立春の前日が節分。季節の分かれ目を言
うとか。ことさらこの立春の前日が節分と言われるのは、一年の境を冬
から春へ移る時期をさすことによるそうだ。話は変わるが、鳩山政権が
沖縄普天間基地の移設問題で揺れている。今週初めの名護市長選で民主
党も押した基地移設反対派の市長が当選し、余計この問題を難しくして
いるように見える。

▲平野官房長官が26日の記者会見で、沖縄の普天間基地移設問題に関
して「地元の民意を斟酌しない」旨発言した。琉球新報によると官房長
官の発言は次の通り。「一つの民意の答えとしてはあるだろうが、検討
の上で(選挙結果を)斟酌(しんしゃく)しなければならないという理
由はない」

▲この平野官房長官の発言がきっかけに、沖縄からは、ごうごうたる非
難の声が出始めた。官房長官にしてみれば、「移設先に関してはフリー
ハンドで臨みたい」ということだろうと斟酌できる。日米同盟を確固た
るものにする為に5月までの期限ギリギリまで世論の動向を見極め、ア
メリカの意向を読む腹なのかもしれない。しかしである。「フリーハン
ドで臨む」ということは、沖縄以外、もっといえば、県外・国外にその
移設先を考えるということにもなる。

▲残念ながら、鳩山政権、平野官房長官に妙案があるとは思えない。む
しろ時間稼ぎの迷走と言ってもいいのではないか。アメリカに対する遠
慮なのか、国民を欺く手段なのかとも考えられる。平野官房長官の発言
からは、妙案をその腹の底に持っているようには見えないのだ。一国の
政治家、それも官房長官という要職にある者が、沖縄問題だけにかかわ
らず、このように軽い発言に終始しているようではこの政権の命運は早
晩尽きるだろう。この点を政権を担う人々は留意すべきだ。

▲節分は2月3日。その翌日は立春。しかし普天間基地問題のみならず
、鳩山・小沢両氏の政治資金問題も予断を許さない状況の中では、節分
を目前に控えても政権の春は程遠いようだ。 歌舞伎では三人吉三の一
人、お譲吉三が「「ほんに今宵は節分か。西の海より川の中、落ちた夜
鷹は厄落とし、豆だくさんに一文の銭と違った金包み、こいつァ春から
縁起がいいわへ」と見えを切る有名な名セリフがあるのだが、国民は民
主党の「金包み」が気になる。
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◆こちらJO3TXK:片山通夫
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 ようやく、フォネックコードにも馴染んできた。一度CQを出してみ
ようと、時間帯を選んで21メガの周波数でヨーロッパの局を呼び出し
た。何となく、はらはらどきどきである。

 何度かCQを出す。むろんこちらのコールサインも。
ここで一つお断りを。当時のコールサインはJF3で始まるコールサイ
ンだった。しかし長い間、局免許の更新を怠っていたので、このコール
サインは、失効してしまい、使えなくなった。それで昨年新たに申請し
て現在のJO3で始まるコールサインを使うことになった。
 もし、以前使っていたコールサインが現在誰も使っていなかったら、
使えるということらしいが、残念ながら巣での他の局が使っていると言
うことだった。今回申請したときに、以前のコールサインを使いたいと
書類を添付して申請したのだが、すでに他の局に与えたと言うことだっ
た。コールサインというものは、所詮符号なのだから何であってもかま
わないのだがちょっと残念な気もする。

 さて話を元に戻して、CQを何度か出してみたが、そうは簡単に電波
は飛ばない。それから必死に自分の能力いっぱいにあらゆる努力をする
ことになる。より効率よく電波をアンテナから送出することに。ちなみ
にこのとき使っていたアンテナはバーチカルアンテナといって、垂直に
立てた一本のポールのようなものだ。だから電波は垂直のポールからす
べての方向に飛ぶ。いわゆる無指向性アンテナである。すべての方向に
飛ぶと言うことは、簡単に表現すると、八方美人であり、送出した電力
が、束になって一つの方向に飛ばないと言うことだ。力が分散されると
もいえる。
 それなら指向性のアンテナが良い・・・と思うのが人情。

次週に続く⇒
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◆[編集長から]              片山通夫
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 先日、詩人でジャーナリストのI氏と一献傾けた。日本語の難しさが
話題になった。話す言葉はどんどん消えてゆく。口から出た次の瞬間に
消え去るものだ。しかし書くと言うことは後世までも残る。危険だとい
う話になった。日本語は特に書くと難しいようだ。

 筆者もこうして原稿を書く。常に誤字のみならず、書いた内容に対し
て畏れにも似た感情を経験する。時にはとんでもない間違いを犯すこと
もある。

 その詩人も現役記者時代にとんでもない間違いを2度ばかり犯したこ
とがあったと話す。筆者などから見れば、完全無欠のようは人なのだが。

 「(記事の)質の向上はまず誤字をなくすのは当たり前。思いこみを
そのまま書くととんでもないことになる」と教授いただいたが、その頃
にはすでに二人で焼酎一本空いていたのでどうなることやら。
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発行     2010年2月2日   No.420
編集・発行  609studio   Michio Katayama
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