メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.413◆コラムEYE 「100年という節目の年」  2010/01/05


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【609 Studio 】メール・マガジン 2010/1/5  No.416
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「現代社会を斬る!」をコンセプトに論説委員Ken氏の論説「現代時
評」をはじめ、政治評論家、本澤二郎氏の政治評論、また、ロシア唯一
の韓国語新聞サハリンの「セコリョ」日本語版、その他、寄稿記事など
話題満載! 
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         あけましておめでとうございます。
         本年もよろしくお願いいたします。

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  ジャーナリスト・ネットが、この夏から企画していたCD「トンダ・
モンタ音頭」がいよいよ発売開始になった。戦争出前噺で著名な本多
立太郎さんの詞に、関西を中心に活躍中のバンジョー奏者でまた演歌
師の宮村群時さんの作曲・歌で「制作したもの。
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、本多さんの著書「トンダ・モンタ総理っ!」を題材に宮村さんが作
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   記憶」という企画展が開催されます。私の写真も一部展示される
   ことになりました。お近くの方は是非・・・。

チラシ http://www.h-bungaku.or.jp/event/2009/pdf/karafuto.pdf
  
 北海道立文学館    http://www.h-bungaku.or.jp/
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◆現代時評:今週は休載です。

◆[セ・コリョ新聞日本語版]:届いておりません。

◆コラムEYE :「100年という節目の年」:片山通夫

◆こちらJO3TXK:片山通夫

◆編集長から

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◆現代時評:今週は休載です。
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 次週をお楽しみに。
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◆コラムEYE :「100年という節目の年」:片山通夫
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 石川啄木がこんな歌を読んでいる。

新しき明日の来るを
信ずといふ
自分の言葉に嘘はなけれど

 100年前に「大逆事件</a>」が起こった。この事件のことは、元日
に三室 勇 氏が書かれているのでここでは書かない。冒頭に上げたこ
の啄木の歌はこの事件が起こった翌年の1911年(明治44年)に発
表されている。彼の日記に「幸徳秋水等陰謀事件発覚し、余の思想に一
大変革ありたり。これよりポツポツ社会主義に関する書籍雑誌をあつむ
。」とある。

  幸徳秋水ら24名が1912年1月死刑判決を受け、うち12人が一
週間の後には刑が執行された。暗黒の時代の始まりである。

 また、同じ頃に啄木は1910年の韓国併合も詠んでいる。

地図の上
朝鮮国に黒々と
墨をぬりつつ秋風を聞く

 このように今年は大逆事件、韓国併合から100年目である。その10
0年という節目に我が国では厭うべき風潮がまかり通っている。いわゆる
右傾化とも言われる風潮だが、生半可な右傾化ではなさそうな事態だ。昨
年暮れにも、在日韓国人である記者のブログに対して「韓国人バッシング
」が行われたことは忘れられない記憶だ。

 現代の厭うべき風潮が100年前の啄木の時代に後戻りしたのだとすれ
ば、その後の我が国の歩みは暗黒の時代に後戻りすると危惧するのは筆者
だけか。

 我々は冒頭に上げた歌のように「新しい明日」がくることを信じて、2
010年という節目の年を「右傾化、民族差別」などから守らなければな
らない。ペンで、あるいは弁論で「右傾化を、差別を阻む」行動を起こす
べき時だと思う。
 
  最後に韓国併合後、朝鮮総督府初代長官伊藤博文が詠んだ歌を紹介した
い。啄木の歌と比べてほしい。

小早川、加藤、小西が世にあらば 今宵の月をいかに見るらむ

蛇足:小早川、加藤、小西は秀吉の命令で「朝鮮征伐」に参加した武将の

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◆こちらJO3TXK:片山通夫
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 こうして、筆者のSWLという趣味は開花?していった。海外の放送は
近い国の放送なら簡単に聞くことが出来るが、地球の裏側となると、そう
簡単には行かない。時差という大敵もある。日本語放送なら、日本時間の
夜に放送されるので、あまり時差は問題にはならないが、その国の放送と
なるとやはり問題が大きかったように記憶している。

 沖縄はまだ返還されていなかった。アメリカの声(VOA)放送がもの
すごい出力で中国や北朝鮮、それにソ連向けに放送していた。なんでも、
VOAの送信所(アンテナ群)の近くの家では、蛍光灯がスイッチを入れ
なくとも光っていたという話を聞いたことがある。電波は高周波だ。電子
レンジの中で蛍光灯がつくのかどうか知らないが、同じ原理だと思う。最
も電子レンジはマイクロ波だから周波数は全く違うのだが。

 前に書いたと思うが、スパイの世界にVOAもしっかり足を踏み入れて
いたことと思う。乱数表はともかく…。

 その沖縄のVOAもよく聞いた。華やかな音楽がよく流れていた。

 ⇒次週に続く
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◆[編集長から]              片山通夫
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 新しい年が巡ってきました。読者の皆様は穏やかな正月を過ごされたこ
ととお喜び申し上げます。

 しかし、天候は荒れ模様でした。日本海側も雪や嵐のような風に見舞わ
れたようです。何か民主党政権や経済の先行きを思わせるようで、いささ
か心配な年の始めとなりました。

 今年も毎週サハリンからのニュース、Ken氏のコラムなど昨年同様に
お届けいたします。お楽しみに・・・。
 今年もよろしくお願いいたします。
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発行     2010年1月5日   No.416
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236
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