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タイトル:609studio No.409◆現代時評:「JALとはいったい何者か」  2009/11/17


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【609 Studio 】メール・マガジン 2009/11/17  No.409
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「現代社会を斬る!」をコンセプトに論説委員Ken氏の論説「現代時
評」をはじめ、政治評論家、本澤二郎氏の政治評論、また、ロシア唯一
の韓国語新聞サハリンの「セコリョ」日本語版、その他、寄稿記事など
話題満載! 
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              お知らせ

      企画展「サハリンを読むー遥か[樺太]の記憶」
    
   北海道立文学館(札幌市)で、「サハリンを読むー遥か[樺太]の
   記憶」という企画展が開催されます。私の写真も一部展示される
   ことになりました。お近くの方は是非・・・。

 チラシ http://www.h-bungaku.or.jp/event/2009/pdf/karafuto.pdf
  
 北海道立文学館    http://www.h-bungaku.or.jp/
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          609studio ウェブサイト   
         http://www.609studio.com/

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       ジャーナリスト・ネット ウェブサイト
        http://www.journalist-net.com/

           ブログ 取材手帖
        http://j-net.obei.jp/katayama/

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◆現代時評:「JALとはいったい何者か」   Ken

◆[セ・コリョ新聞日本語版]:2009年11月13日号

◆コラムEYE 「精神的文化」:片山通夫」

◆編集長から

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◆現代時評:「JALとはいったい何者か」   Ken
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◆◆ 東京ロイター 09.11.11 企業再生支援機構に支援を要
請している日本航空が13日の4─9月期決算発表に合わせて、私的整
理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申請する方
向となった。ADRを踏まえて、主力取引銀行は最大1250億円のつ
なぎ融資を実行する。複数の関係者が11日、明らかにした。これによ
りJALの当面の資金繰りは一息付くことになる。 

■■ まだ年号が昭和だった頃のことである。 年末に衆議院総選挙が
あり、当時親しかった友人が東北地方で立候補したのでその応援に行っ
たことがある。 粉雪が吹きまくり、一望千里の荒野に近いその選挙区
では、車のなかからの応援演説などは二階から目薬もいいところ、とう
てい選挙民の耳に届かなかった。 おまけに師走のこととてボク自身、
わが会社の業務を長らく留守するわけにはいかない。選挙日の二日前、
とにかく東京まで帰るべく、ボクはその地の駅の夜行列車に乗りに行っ
た。

■■ ところがボクのすぐ後に同じ列車に乗るべく駆け込んできた知人
がいた。 きのうの深夜まで、皮算用の票読みを共にしたその知人は、
前身は新聞記者、現在はさる電鉄オーナー社長の政治担当秘書をしてい
て、今回の立候補者の実質上の選挙総参謀だった。「貴方までなぜ、こ
の大事な選挙途中に東京へ帰るの」と、ボクは訊ねた。 

■■ 「いや帰るのではない、今夜の急行列車で東京へ行き、明朝すぐ
また引き返してくる」と彼は言う。「じつはこの選挙、車の中から野っ
原へ俄鳴り立てるだけではとうていダメと解った。最後の手段として実
弾作戦でいくことにし、そのタマを取りに今から東京へ行く。必要な実
弾は2000万円、1000万円はわが電鉄デパートの本日の売上げ中
から汚れたお札を択び揃えさせる段取りで、残りの1000万円はJA
Lのきょうの売上げから古びたお札を都合するよう、すでに同社副社長
のM氏に電話で頼んである。」 

■■ 「カネならわざわざ取りに東京まで帰らずとも、銀行か郵便局で
電報送金してもらえばいいのに」。「何を言うか、そんなことすれば送
金した金融機関から、後日まさかのときにすぐ足がついて司直の手が伸
びる。自分で古びた現ナマを持って帰ってくるにしかずだ」。さすがは
選挙のプロ、言うことが的を得ていた。

■■ それにしてもボクはいささか驚いた。なるほどデパートの売上金
1000万円は、彼の上司である電鉄ワンマン社長の鶴の一声でどうに
でもなる。 だが、JALは仮にも日本のナショナル・フラッグ、つま
り国民の会社である。 いくら特別親しい間柄の副社長がOKしたとは
いえ、1000万円という大金をそう簡単に古びた現金札を揃えて個人
の選挙資金として支出できるのか。JALにも先ず末端のチケット販売
係が居るし、その上には会計課長とか財務部長といったお目付け役が控
えているはずである。 たとい副社長といえども、彼ら現場にどう説明
し、どのような事務手続をしてカネを持ち出すのか。

■■ ところがその知人はこともなげに言う、「心配無用、すでに今朝
、JALの副社長に電話で頼んで、OKになっている。JALには、そ
の程度の秘密のカネは即座に出す仕掛けがすでに存在するし、1000
万円がたとい10億円でも、金額に問題は無い」と。 それを聞いて、
世の中いったいどうなっているのか、とボクは思った。
 
■■ なるほど今回の立候補者は、電鉄の社長と特別親しいし、JAL
にもじゅうぶん過ぎるほど顔が利いている。 電鉄は、先代が世に「強
盗K太」と綽名された人の創業で、いまはその息子がワンマン社長だか
ら、1000万円程度の裏金はどうにでもなる。 が、JALは仮にも
国策会社であり、副社長のM氏は財界から派遣された大物で、当時わが
国で著名な3兄弟のうちの弟である。 そのような会社と人物が、ある
個人立候補者のための選挙買収資金を内緒で支出するとは、ボクにはと
ても考えられなかった。 それが政治資金寄付か、もしくは後日返金さ
せる貸付金か、どちらにしても同断である。

■■ ともあれ彼はその2000万円を持ってとんぼ返りし、翌日その
カネを特定有権者たちにばら撒いた。 それはすぐさま地元警察の知る
ところとなり、選挙が終わったあとすぐに候補者は検挙された。 新聞
は「有史以来の大量選挙違反」と報じ、土地の青年たち400人が逮捕
された。 「トップ当選か、それとも次点落選か」との新聞予測は、無
残にも「次点落選」の結果となり、候補者は40日ほど警察に収監され
た。 それに懲りた落選候補者はその後、選挙に立候補することをいっ
さい諦めて今日に至っている。 落選の最大原因は、自民党本部と親し
過ぎた彼が、ときの自民党県連会長と争いを起こし、党公認を拒否され
たことにありとされている。

■■ 話は変るが、のちボクがジェトロ主催で欧州において小さな商品
見本市を開催したことがある。 そのときハンブルグの通産省から出向
しているジェトロ所長が一夕、自宅へ食事に招待してくれた。 来合わ
せたハンブルグ総領事とジェトロ所長の車がそっくり同じ型のセドリッ
クだった。 総領事が釈明する、「日本政府の出先機関は、普通外交は
総領事、通商業務はジェトロ所長と2元化しており、両者の身分はすべ
て同等だから、公用車もそれに準じて同じものを使用している」と。

■■ 後日、イタリア駐在のJAL支店長にその話をすると、「少し訂
正して、総領事とジェトロ出張所長との間に、JAL支店長も加えて欲
しい。 日本政府運輸省の、現地代行はわれわれJAL支店が担当して
いると存じている」と、昂然として説明した。彼曰く、「その証拠に、
現地で邦人がカネが無く帰国できぬような場合、JAL支店長の一存で
航空券を貸し与える場合もままある」。 なるほどわが政府の三元外交
は立派なもの、とそのときボクは感心した。 ただし、事実の真偽のほ
どは、ボクは今もって知らない。 

■■ そこで話は元へ戻る。 さきほど述べたように、事業に無関係な
一私人の選挙買収資金を内密に支出したりするのもJALであれば、在
外支店長が邦人の帰国用チケットを独断で貸し与えたりするのもJAL
である。 JALとはいったい何者か、JALとわが政府の関係はどう
なっているのか。 

■■ そのJALがいま急にカネが足りないといって政府の援助を頼む
に至っている。そしてわが政府内外には、この際JALを破産させよと
いう意見もあれば、政府保証で借金をさらに重ねさせようとの案もあり
、意見の乖離は際立ち、議論はかまびすしい。

■■ 読者諸君はボクの話が遠い旧聞に属するJALのゴシップの蒸し
返しであると思われる向きもあろう。ために、些かの追加情報を提供し
ておこう。前述の落選候補者はいまなおすこぶる健在で、噂によれば彼
のもっとも親しいゴルフ友達は、一人は蜃気楼と綽名され政争があるた
びに党内調停に顔を出している元首相であり、もう一人は昭和の元老と
して特別最高の叙勲を受けた、これも元首相である。彼らはまだ完全に
この政界から引退したわけでなく、いつまたJALを昔のごとく自家薬
籠の妙薬にするかも知れない。

■■ さらに、夜汽車の急行でボクに「2000万円の実弾をとりに東
京へ行ってくる」と情報を漏らした、落選選挙の総参謀は、ボスの電鉄
オーナーの死後、その電鉄グループの大幹部として辣腕を振るい、JA
L社長としてカネボウの伊藤淳二氏を担いできた人物でもあった。

■■ 幸か不幸か、ご本人は近年物故したが、彼の伊藤淳二日航社長擁
立のいきさつは、誰かのネット寄稿「論壇:沈まぬ太陽余話(3)」で
、落選候補者の黒幕振りとともにとくとお読み願いたい。 要するに、
かってJALを食い物にした悪役連中の半分は、いまなお生きていて、
再起を狙っていると解すべきである。 

■■ そこでボクの結論。JALはこの際解体し、すべての古いしがら
みを断ち切り、新会社として出直すのが無難である。 夜が来れば太陽
は沈む、永遠に沈まぬ太陽など造ってはならない。
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◆セコリョ新聞日本語翻訳版:2009年11月13日号
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極東地域指導者会議

 さる6日、ハバロフスク市で極東地域の指導者らの地域地域間経済交
流会議が開かれ、この9カ月間の同地域の社会経済発展問題について審
議を行った。会議では主にエネルギー問題が取り上げられたが、他にク
リル島やバイカル地域発展や新型インフルエンザ、年金問題などについ
ても話し合われた。又、ア・ホロシャヴィンサハリン州知事はロシア鉄
道会社の社長に会い、ウゴレゴルスクとイリインスク間の鉄道敷設とサ
ハリンと大陸間の橋建設問題について話し合ったが、同問題は11月1
9日から二日間に渡ってモスクワで開かれる予定の運輸フォーラムでも
取り上げられるとのこと。

警官の日を祝う

 11月10日は警官の日。ユジノサハリンスク市ではコムソモレツ文
化青年センターで州政府が主催する記念式があった。式典に招待され参
加した警官や法律関係者らに知事は謝意を表した後、業績のある多くの
警官に表彰状や感謝状を贈った。

州内でマス・鮭29万トン

 11月10日現在、サハリン及びクリル島のマス・鮭の漁獲量は29
万トン。マスが25万2千200トン、鮭が3万8千トンなど。

初の死亡者発生

 先週、サハリン州で初の新型インフルエンザによる死亡者が出た。死
者は妊娠6カ月の18歳の女性。彼女が新型インフルエンザにかかって
地元コルサコフの中央病院に入院したのは先月の10月末。その後、合
併症を起こし11月15日に亡くなった。サハリンでは65歳以上の患
者は今のところ出ていなく、7〜14歳、18〜39歳の年齢層が大部
分。

電気代の滞納額約2億ルーブル

 先日、サハリンエネルギー社が年初からまったく電気代を払っていな
い使用者1万を対象に裁判を起こし、5600人が判決を受けた。この
2カ月間、資産を押収された人3人、出国禁止になった人6人、給料か
ら天引きされる人39人など様々な措置を受けている。サハリンエネル
ギー社は電気代を払わない理由はお金が無くてではなく無責任で道徳性
がないからだと考えている。

郵便局職員が公金横領

 さる5日、年金55万ルーブルを積んだ郵便局の車を運転してドリン
スクからウズモリエに向かっていた運転手がそのお金を横取りしたのち
、盗まれたと嘘の申告をする事件があった。警察の調べで犯人と判明し
た当運転手は25歳で、逮捕した際、7千ルーブルは使い手元には54
万3千ルーブルが残っていた。

人口調査予定通り実行

 全ロシア人口調査が予定通り10月に実施されると、10月29日連
邦政府が発表。世界的な金融危機による財政難のため、2013年に延
期することが検討されたが、延期による被害が大きいとのことで予定通
り実行することを決めた。人口調査にかかる総費用は180億ルーブル
だという。

シティモールがオープン

 さる10日、ユジノサハリンスク市内でヨーロッパ水準の大型ショッ
ピングセンター・シティモールが営業を開始した。ロシア極東地域で最
も大きいと言われる同センターの開館式に州知事と市長など多くの人事
が参加し、テープ・カッティングを行った。120の店舗、5つのスー
パーマーケットの他映画館、ボーリング場、ゲームセンター、フィット
ネスクラブ、美容室、レストラン、カフェなどがあり、5千人を受け入
れることができるとのこと。

「サハリン希望キャンペーン」代表來島

 さる6日、今年8月に韓国で発足した「サハリン希望キャンペーン」
の代表者5人がサハリンを訪問した。同キャンペーンはサハリン同胞永
住帰国と定着を支援する特別法案制定をはじめ、サハリン韓人歴史記念
館設立、残留韓人に対する生計支援のための募金活動、対日賠償訴訟な
どサハリン韓人問題の解決のために立ち上げられたもので、共同常任代
表に選ばれた呉・チュンイル牧師とモンサン僧侶が、今後の共同対応策
をサハリン韓人社会団体と議論するために來島したのである。

同胞画家の展示会

 サハリン韓人を代表する画家チュ・ミョンスさん(61歳)が今月1
8日から2カ月間にかけてサハリン州立美術館で個展を開く。ロシア美
術家同盟会員でもあるチュさんは今回、サハリン韓人や本人の子供の時
代をテーマにして画いた作品90点余りを紹介する。
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◆コラムEYE 「精神的文化」片山通夫
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   秋が深まってきた。全国から紅葉の便りも聞こえてくる。北海道な
どではもう真冬の装いだと聞く。
 真冬・・・。その日々が来るのに備えて北国では準備に忙しい。雪に
対する対策である。
 
 過日、サハリンからの便りを聞いた。寒そうである。新築のアパート
に暖房が入らなかったという話だ。今はさすがに十分あたたかい日々を
過ごしているとメールにあった。

 ソ連邦が崩壊してから、サハリンも一時期混乱の極みだった。筆者が
初めてサハリンを訪れたのは1999年の10月。韓国・釜山からサハ
リン航空という会社の航空機だった。確かイリューシン。午後遅くに釜
山を出た同機は3時間余り海の上を飛んでサハリン島の上空に差し掛か
かる。あたりは早い秋の日没寸前。夕闇を通して「原生林」のような木
々の群れが見えるだけだった。街の明かりが見えない。

 ユジノサハリンスク国際空港はこう言っては悪いが、まったく田舎の
バスターミナル程度。まず建物の中が薄暗い。照明が決定的に不足して
いるのだ。狭い到着ロビーには迎えの人々が無言でたたずんでいる。大
きな荷物を抱えた乗客は無言でその荷物を迎えにきた人に手渡し空港タ
ーミナルを去ってゆくのだ。

 空港ターミナルを出てまた驚いた。広い駐車場があるのだが、明かり
がなかった。無論真っ暗ではないのだが暗いのだ。日が暮れて秋の風が
吹くユジノサハリンスクの街の印象は、ただただ暗いの一言に尽きた。

  筆者がその時滞在したユジノサハリンスクでは、街中停電だらけだっ
た。無論暖房もまともではなかった。湯の出るホテルを探しまわって、
一泊して体中を洗ったということもあった。

 ロシアの名誉のために断わっておくが、今ではそんなことはほとんど
ない。ただ、新しいアパートなどは、整備が完全でないので、停電や暖
房の切断が起こる可能性は高い。暖房はスチームを製造して、パイプラ
インで町中へ引いてくる。だからこのようなことも起こるのだ。

 ともあれ、筆者の最初のサハリン行はそういう面では散々だった。し
かしそこに住んでいる人々の心の温かさは驚くほどだ。仮に貧しくとも
心豊かに生きてゆけるということを教えてくれたのも、サハリンの人々
だったような思いだ。
 
 われわれ日本人は豊かさを手にした。しかし昨今、社会問題化してい
る貧困率や派遣切りなどの現象を目にして思うのは、ここでこそ、心豊
かに生きるすべを身につけたいということである。物質文明だけがすべ
てではない。
精神的文化という貴重なものを人間は生み出したのだから。
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◆[編集長から]              片山通夫
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  必殺仕訳人が行く。官僚に焦りと疲労。なんでも3日間の仕分け作業
で9000億円がゼロ査定だとか。「いじめだ」という声も聞こえてく
るが、国民の前に「官の支配」をさらけ出したことは良かったのかもし
れない。少なくとも、国民の目の前で官僚が「その事業の必要性」を説
く機会だったのだから。

 「人民裁判」という恨み節も聞こえるが、今まで「闇の向こうで」勝
手に決めていた事業の内容が明るい場所に出てきただけなのだ。

 早くも、「予算編成には影響させない」動きがあるやに聞く。冗談じ
ゃない。そんなことになれば、民主党の政権基盤である民意はそっぽを
向く。まだわかっていないようだ。官僚も一部の政治家も。
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発行     2009年11月17日   No.409
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
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投稿     http://www3.ezbbs.net/06/609studio/
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