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タイトル:609studio No.389◆現代時評:「政治家と官僚の補完関係」  2009/06/30


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【609 Studio 】メール・マガジン 2009/6/30  No.389
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「現代社会を斬る!」をコンセプトに論説委員Ken氏の論説「現代時
評」をはじめ、政治評論家、本澤二郎氏の政治評論、また、ロシア唯一
の韓国語新聞サハリンの「セコリョ」日本語版、その他、寄稿記事など
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◆現代時評:「政治家と官僚の補完関係」 ken

◆本澤二郎の「日本の風景」

◆[セ・コリョ新聞日本語版] :届いておりません。

◆コラム・EYE「終わりの始まりか」:片山通夫

◆編集長から

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◆現代時評:「政治家と官僚の補完関係」 ken
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◆◆ 産経ニュース 2009.6.15 31歳千葉市長演説でのポ
リシーは「ノー原稿」。手元の紙に目線を落とさずに堂々と演説する姿
は他候補と比べ若々しさが際だった。 結婚についてもひそかな"公約"
に掲げているが、「優先順位がまず政治なので、なかなか難しいのでは
」と事務所関係者が教えてくれた。

◆◆ アサヒコム2009.6.24 宮崎県の東国原英夫知事は24
日、自民党の古賀誠選挙対策委員長から衆院選への出馬要請をされたこ
とについて「自分は真剣に考えている」「条件がそろえば国に行く」と
述べ、自らを総裁候補にすることなど出馬の条件に対する自民党側の返
答次第では国政に転身する考えであることを改めて強調した。県庁で記
者団に語った。

■■ バツ2離婚歴を持つ東国原宮崎県知事はお笑いタレントからの転
進である。 31歳未婚の新しい千葉市長熊谷氏はNTT社員からのチ
ャレンジである。 いま話題の中心になっている橋下大阪府知事はタレ
ント弁護士出身で39歳。 この3人、何処から見ても昔であればなれ
そうにもない、いわば脇道からの公職選挙による「出世男」である
。 それで取りあえず知事や政令指定都市の市長が務まる世の中だから
、今の日本はいい時代であると言えよう。 

■■ といって、いくら選挙で当選した幸運政治家と雖も、それなりに
選挙戦の勝敗を予測し、機を見るに敏でなければ当選しないのだから、
誰もが安直に政治家になれるというわけではない。 前提条件として幾
らかの選挙への政治的才覚やチャレンジ精神が必要であることは言うま
でもない。

■■ だがしかし、少なくともわが国では、そう賢そうにも見えぬポッ
ト出の政治家首長が、ひとたび当選すれば 想像以上に職務をうまくこ
なしている例が多く、何故だろうとの思いがする。 これが他の国では
そうは行かないのではないか。 お笑いの東国原知事、おっちょこちょ
いの橋下知事などの言動を見ていると特にその感が一入(ひとしお)で
ある。 あの程度の男でもあの程度の職責が務まるのか、と不思議に思
ったりもする。 東国原、橋下のみならず、門川大作京都市長なども同
類で、軽々しいこと限り無く、市長になるよりは吉本の舞台へ出る方が
より適職ではないかと思える状態だ。

■■ なぜそのような軽躁な男たちがしかるべき地位に選挙され、その
職責をこなせるのか。 こなせているというより、むしろ堂々と政治的
に成功している。何故だろう。 

■■ ボクは、彼らの部下である官僚たちの有能さこそ、その過半の理
由ではないかと思う。

■■ 数年前、とつぜん日産の社長に就任して大成功したカルロス・ゴ
ーン氏が、彼の成功の理由を、すでに存在していた有能な日産における
部下たちに仮しているという話を新聞記事で見たことがある。 なるほ
ど、彼ゴーン氏が日産で特別な奇手を用いて成功したわけではなく、も
ともと居た日産社員たちが有能であったからこそ日産自動車が起死回生
したのであるというのはほぼ事実であろう。あのとき、ゴーン氏が引き
受けた会社が、日本の日産で無く、もし米国のGMであったなら、あの
ような華々しい成功は覚束なかっただろう、と考えるとじゅうぶん理解
できる。 彼ゴーン氏は、それまでの日本人社長が過去のいきさつや情
実にほだされ、改革への意思決定を逡巡していたのを、やりかえるべく
意思決定し、それを日産社員たちに命令し、部下たちはそれを忠実に実
行しただけであった。 それ以外にゴーン氏には格別のタネも仕掛けも
なかった。 馬謖を斬る決意をしただけがゴーン氏の仕事で、実務をす
べて遂行したのは元から居た日産社員であった。

■■ それと同じことが、橋下知事、東国原知事、門川市長の場合にも
言えたのではないか、そしてそれは31歳の新千葉市長の今後にも同様
のことが予想される。 つまり行政実施部門が、首長の指図通り忠実に
実行する意思能力がある限り、知事や市長など政治家の職務というのは
さほど難しいものではなく、ただ命令を発するだけでいいのだ。 

■■ といっても、何をどう命令するかだが、それについての取り敢え
ずのアイデアは、戦って落選した前任政治家の選挙民により批判された
部分を摘出し、前任者と反対の政策を採用すれば、当分の間は大過ない
のだ。

■■ だが最近、わが国では官僚および官僚制度の欠陥をあげつらう論
があまりにも多い。まるで官僚が日本国を滅亡させる元凶のようにマス
コミは喧伝する。 が、はたしてそうであろうか。
 
■■ ボクは、日本の官僚および官僚制度は諸外国に比べて段違いに立
派で、世界に誇るべき存在であると思う。 日本の官僚機構は、少なく
とも当該担当部門の事務については完璧なほど熟達し、要領を得ており
、勤勉でもある。 政治家が官僚に媚び、反対に使いこなされているの
は、たいていはそのせいである。 

■■ 例えばそれは、米国やフィリピンなどの実態をみればよく分かる
。 そこには官僚システムなどと言うようなものは皆無に近く、選挙が
終わり上に立つ政治家が交代するたびに、下は門番に至るまでがクビに
なり、いわゆるNepotisme(ネポテズム:縁故主義) により、素人に近い
スタッフたちの新規採用が行われ、その間のいっときは行政実務が空白
状態になる。 現にいま、米国ではオバマ氏の大統領就任後数ヶ月経っ
ても、まだその人事の総入替えが完了していないらしく、またそれが完
了しても入れ替えた人物がはたして有能適切であるかどうかは疑問であ
るという。そうした間は、いくらオバマ氏が焦っても政治は停滞するば
かりである。

■■ その点、橋下氏や東国原知事が就任した役所には、命令されると
すぐに実務を要領よくこなす官僚の集団が待構えていて、新任のボスを
補佐して有能に事務をこなすという効率的な官僚機構が待機している。
 そうした有能な官僚集団が素人同然のボス、つまり政治家を補佐すれ
ばこそ、素人知事、市長であってもそつなく首長としての職責をこなせ
るという事実をボクらはもっと認識する必要がある。 

■■ それかあらぬか最近、ずぶの素人で半ばオッチョコチョイの首長
政治家がわんさと続出し、それが大過なく職責をこなせているのは、そ
うした有能な官僚と官僚機構がわが国の政治現場に完璧なまでに存在し
ているからである。 こうした事実を、我々はプラス面で評価しなけれ
ばならない。 官僚とは実務実行者であり、意思決定者は政治家である
。 意志決定者としての政治家の役割を怠りながら、官僚の臆病さを非
難すべきでない。

■■ 例えばそれは東京都の石原知事の場合にもいえる。 たとい有能
であろうと石原氏は所詮三流文士の出身である。 彼に東京都の政治を
すべて適切にこなせるほどの能力があるかどうかはひじょうに疑わしい
。 ボクの見るところ、東京都の幹部職員つまり官僚たちは想像以上に
有能で、彼石原知事はスピーカーとしてその上に乗っかり君臨している
だけが実態ではないかと思っている。

■■ ただ問題はそうした官僚および官僚機構が有能であればあるほど
、選挙によりある日とつぜんその上に君臨してきたボス政治家がもし無
能であれば、それに対する反発も激しく、内心で指図に従わぬばあいが
多い。 癖馬は名馬である。そのウマの背に素人が乗れば、ウマは馬上
の人のいうことを聞かず、振り落とそうする。 それをうまく調教する
のが新しいボス、つまり政治家に求められる最低限の能力である。 

■■ こうした政治家の能力技術は大学教育のシラバスには無く、むし
ろ人間生来の能力による場合が多い。 近来、わが国の首相連中に一流
大学卒のキャリア組が少ないのはそうした理由によると考えられる。 

■■ つまり、官僚の実務能力は大学で習得するが、政治家の能力は生
得のもの、もしくはお笑いタレント風世間修行で修得する能力、と言え
ぬこともない。

■■ とはいえ、お笑いタレント風修行で習得した能力でもって政治家
がそつなく政治家としての職務を遂行するためには、先ず前提として優
秀な官僚および官僚システムが存在する必要がある、とボクは言いたい
。 そして幸いなことに、わが国には明治以来続いてきた官僚および官
僚制造成のシステムがいまなお脈々として続いていて、終わることがな
い。 であればこそ、タレント職場辺りからチャレンジ精神を持った若
者たちが陸続として政界へ進出してき、それらの成功譚を聞く機会も増
えた。 喜ぶべきことである。
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◆本澤二郎の「日本の風景」 
─────────────────────────────────    ) 
 <腐ったリンゴと麻生内閣>

 麻生太郎首相は6月25日午後5時、東京・内幸町の日本記者クラブ
で講演と記者会見を行った。多くの国民にとって不可解な「安心社会実
現会議」という所が、安心社会報告書をまとめたという。首相はそれを
持参した。冒頭、それを基礎にして講演をした。官邸の内閣記者会より
は、ずっと影響力のある日本記者クラブでの自己宣伝に期待したらしい
。しかし、肝心の報告書作成者らは、いうなれば今日の衰退した日本に
多かれ少なかれ「貢献」してきた面々という評価も聞こえてきている。
「腐ったリンゴ」と決めつける向きもあるほどだ。これに「おんぶにだ
っこ」された麻生内閣というのである。見識のある人物などむろん、見
当たらない「ナベツネチーム」なのだ。
 ナベツネの本名は渡辺恒雄、読売グループの親分である。筆者と親し
かった多田実は、ナベツネの前の読売新聞政治部長で、彼はワタツネと
呼んでいた。かつての部下の素行に詳しかった。紹介できる好ましい行
動は不幸にして一つも聞かなかった。「戦後右翼の親分と昵懇で、それ
を武器にして這い上がったワタツネさ」と評していた。
 これが「腐ったリンゴ」という意味のようである。またの名を「堕ち
た言論人」。尊敬には値しない新聞人である。現に、この「安心社会実
現会議」のメンバーは「いずれもナベツネの仲間だ」と元同グループ幹
部は証言している。顔ぶれは財閥、金貸し、株屋、広告屋が中枢を占め
ている。御用学者に車屋、元検事総長といった、いずれもいわくありげ
な面々である。
 政権交代が目の前に来ているというのに、である。よほどの保守・右
翼好みの関係者であろうか。

<大連立策す読売G>

 ご存知、戦後右翼の親分と中曽根・ナベツネは強固な結束で結ばれて
きた。親分はロッキード事件の渦中、亡くなってしまったが、後者の二
人は今も連携して改憲軍拡路線を走っている。そのための大連立政権の
実現に最後の力を振り絞っている。
 マスコミが改憲案をぶち上げるなど言うことは、国民に奉仕する公器
としてはあるまじき対応である。平和を願い、愛する国民に対して失礼
千万であろう。兵器財閥からの広告が狙いなのかもしれないが、だとす
れば言論機関として不届きであろう。
 ナベツネと中曽根は、二人して大連立による3分の2の改憲勢力確保
に狂奔しているが、それを許すほど政界が腐っているのであろうか。麻
生をたぶらかせても、あるいは一度は小沢一郎を懐柔したが、民主党が
老いた老人に屈服などするはずなどないではないか。
 それよりも大敗北自民党になってしまうと、大連立工作は吹き飛んで
しまう。その前に、少し麻生自民党にテコ入れして、民主党の圧勝を抑
えようとの思惑が、この会議と報告書かもしれないが、こんなもので有
権者を買収など出来まい。
 戦後営々と築いてきた果実を、中曽根内閣以降の主に自民党政権は食
いつぶしただけではなく、子孫にも莫大なツケを回してしまった。その
ことが問われて、政権交代のうねりが列島に吹きまいている。安心報告
書で考えを変えるようなお人よしはいない。

<保守本流と対極>

 記者会見では「解散はいつか」「都議選で自公が過半数を割ると、ど
うなのか」「総裁選前倒しにならないか」という嫌み質問が相次いだ。
いつものように、必死の作り笑いで余裕を見せていた麻生も、都議選大
敗北を前提にした詰問にはムッとした表情を見せた。一度だけゴルフを
した筆者だから、その追い詰められた麻生がふとかわいそうになってし
まった。
 彼の祖父・吉田茂を相応に評価している筆者である。彼は右翼・国家
主義ではない。反発していたリベラルだ。岸信介や中曽根とは違う。廃
墟の日本を復興した吉田経済成果は見事なものである。彼の思想は池田
勇人の宏池会に継承された。麻生もそこに所属していた。リベラルの雰
囲気は大平正芳や宮澤喜一、河野洋平から、そして岳父の鈴木善幸から
伝授されていたはずである。
 それがどうして岸の孫の安倍なのか、「神の国」を信じる森なのか
、はたまた中曽根やナベツネなのか。これらは国家主義の立場を貫いて
いる。吉田や池田の保守本流ではない。保守本流の対極に立っている。
 それも政権奪取の方便だったのか。そうではあるまい。彼の言動から
リベラル・思いやりの言葉はほとんど聞かれないのだから。だからこそ
ナベツネチームに頼り切っているのであろう。しかし、右翼路線で国民
全体を束ねることは不可能である。断末魔の麻生自民党を印象付けてい
る。
 第一、ここ数日間、芸能人知事を追いかける自民党選対委員長の足取
りは哀れを囲っている。もはや政権党の体を成していない。

<日本を不安・無気力にした自民官僚政治>

 「安心社会を実現する会議」という15人会は、裏返すと国民を不安
な社会に陥れた自民党官僚政治を断罪していることになろうか。自らの
政治を露骨に否定している政策提言なのだ。なんと滑稽な会議であろう
か。「麻生はナベツネに一杯食わされたのだ」との声もあるらしい。「
自己否定を前提にした政策提言を、選挙目前に披歴する麻生とは、一体
何者なのか」と疑問を呈する外国人もいるらしい。
 人々は福祉社会の崩壊におびえている。安心して年を取り、年金生活
を夢見ていたことが、夢になりつつあるのだから。わずかな蓄えに対し
てハイパーインフレが襲いかかるのではないか、という不安にも怯えて
いる。
 いつ首を切られるかわからない、という恐怖におびえる会社員ばかり
である。その恐怖から役人と政治家だけが除外されている。この格差・
不公平に市民は怒っている。これらが政権交代を大きなうねり、潮流に
している原動力なのである。
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◆セコリョ新聞日本語翻訳版:届いておりません。
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 届き次第お届けいたします。
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◆コーヒーブレイク
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*コーヒーブレイク
http://coffeebraek.blog59.fc2.com/

*備忘録
http://coffeebraek.blog59.fc2.com/blog-category-3.html

*セコリョ新聞日本語版
http://coffeebraek.blog59.fc2.com/blog-category-1.html
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◆コラム・EYE「終わりの始まりか」:片山通夫
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 ついに、というかやはりというか、コダックがカラーポジフィルムの
生産を中止すると発表した。コダクロームという優秀な色再現をするス
ライド・フィルムだ。

 コダクロームはかなり特殊なフィルムである。まず、一般的には使用
されない。いわゆるプロ用である。そしてフィルム現像もかなり特殊だ
。外式という現像方式で2007年12月末には既に国内での現像処理
は終了していた。海外へフィルムを送付して現像することになったので
ある。それがとうとう・・・フィルムそのものの生産を打ち切るという。

 筆者も最近はフィルムはほとんど使っていない。たまにモノクローム
・フィルムを買ってきて「昔ながらのやり方で」現像をしている程度で
ある。つまりほとんどがデジタルに移行してしまった。コダクロームを
筆者が使わなくなって15年は経つ。いまさら「フィルムが生産中止」
になったからと言って、何も困ることはない。しかしそれでもこのコラ
ムを書きたくなるほど「寂しい」のは事実である。感無量の思いがこの
コラムを書かせている。

 コダクロームの生産中止のニュースは筆者にとってそれほど衝撃だっ
た。使いもしないフィルムのことなぞどうでもいいとは思うのだが、こ
れが「終わりの始まり」なのかとも思う。たとえば筆者はスパイカメラ
として有名だったミノックスを買った。ところがこのカメラ用のフィル
ムが特殊で売っていない。現像タンクも然りである。インターネットを
駆使して、タンクはドイツの販売店から取り寄せた。フィルムは・・・
。35ミリやブローニを裁断して使うという手間のかかるカメラになっ
てしまっている。それでも使いたくなるメカで装備されているいわば玩
具である。そのうちモノクロームフィルムも無くなるのかなとちょっと
心配である。
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◆[編集長から]              片山通夫
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 迷走麻生内閣がまたまた・・・。自民党の役員人事の構想、党内から
異論続出でとん挫だという。官邸は躍起になって「こちらから(改造人
事を)言った覚えはない」と打ち消したが。

 宮崎県の東国原知事、国政に転身意欲満々。「自民党総裁候補」にだ
と。「なめられている」とは自民党の面々、確かに「なめられている」
印象だ。人気に陰りが見えだしたあせりか?それとも人気のあるうちの
高値販売か?
 凋落の自民党に高値で買う度量はあるまい。いや、それ以前に、どう
なんだろ。東国原知事の政治手腕は…。一国の首相に匹敵する?
そうならなめられたもんだ。麻生首相も。

 ところで尻に火が付いてきた麻生首相、静岡県知事選、都議選と「通
信簿」が目白押し。どうしてもサミットに行くとの決意だが、大丈夫?
したたかな国際政治の中で「死に体首相」で・・。
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発行     2009年6月30日   No.389
編集・発行  609studio   Michio Catalan
発行     毎週火曜日  購読料無料
配信          まぐまぐ配信システム       ID:0000052236
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