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タイトル:609studio 609studio 号外◆セコリョ新聞日本語版  2009/01/15


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【609 Studio 】メール・マガジン・2009/1/15  号外
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──────────◆◆◆ セコリョ新聞 ◆◆◆─────────

1月9日発行のセコリョ新聞日本語版が届きましたのでお届けします。
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◆セコリョ新聞日本語版:2009年1月9日号
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3者協力契約締結

 昨年12月29日、サハリン州政府と州職業同盟と雇用主同盟が3者
協力契約に署名したことがわかった。サハリン州労働担当局のエム・ス
メリョワ局長は「今日、職業同盟と雇用主、州政府が労働関係発展のた
めに協力できる環境が揃っている。3者がお互い協力し合った方がサハ
リン及びクリルの社会経済発展のための問題解決を一層よいにするに間
違いない」と協力の意義を強調した。3者協力契約は2005年12月
に締結され、今年12月に契約期限が満了した。これに一部修正を経て
2011年まで期限延長したもの。今回、職業同盟は金融危機の中で勤
労者保護のために、解雇主が職員を解雇しようとする際、事前に労働管
理局に申告することを義務化してほしいと要求し、2者の承認を得た。

建物の耐震度調査実施

 年末、サハリン州政府は建物の耐震度問題会議を開き、今年から20
17年までの数年間集団住宅や公共建物、会社ビールなどすべての建物
の耐震性を調査する特別プログラムの実施を決めた。住民の生命と安全
を保障するために行う同プログラムには84億ルーブルの予算が必要で
あり、全体予算中48億は州政府が、残りは自治体が負担することにし
た。

ベトナムとのビザ無し協定

 今年1月1日からベトナムへ行くのにビザは不要。ロシアとベトナム
政府は両国間無ビザ協定を結び、15日までビザなしで滞在できる。2
008年の統計によると、7万人のロシア人がベトナムを訪ねており、
外国人観光客の17%を占めているとのこと。

アルミ工場建設可能性言及

 昨年末、ウゴレゴルスク市エル・オシポフ市長宛てに、世界第1アル
ミ生産会社−ルスキアルミニイ社から1通の手紙が届いたことがわかっ
た。ルスキアルミニイ社が極東地域で新工場敷地を探した結果、ウゴレ
ゴルスク市が有力な候補地として選ばれたことと、具体的な計画案の説
明が手紙の内容。設計案によると、プロジェクト全体予算は1430億
ルーブル規模、アルミ工場の建設の他、埠頭と発電所、炭鉱、アパート
をも建設するとのこと。

医師、看護士不足深刻

 ロシア医療機関実態調査により医師や看護士が極めて不足しているこ
とがわかった。又、医療関係者の年齢も高く40〜60歳までの医師と
看護士が全体の55%を占めており、40歳以上が33%、61歳以上
が12%に達している。又、高齢化は極東地域が最も深刻で殆どの医療
職員が60歳以上であることが明らかになった。ロシア連邦保健委員会
は根本的な問題解決のために多様な対応策を模索中である。

独り暮らしの老人にプレゼントを

 大晦日、ユジノサハリンスク市民たちがシネゴルスクの老人病院を訪
ね、衣類や食品などをプレゼントしたことがわかった。同病院に病院し
ている患者たちは家族のいない独り暮らしの老人たち。最近、ユジノサ
ハリンスク市のみならず北サハリン、クリル列島などでも慈善事業を行
う人が増えつつあり、支援物資の他、コンサートやパーティーなどをプ
レゼントする例もある。

スケート場20カ所オープン

 ユジノサハリンスク市政府によると、今年ユジノサハリンスク市内に
20カ所のスケート場がオープンする。子供たちは勿論、スケートを楽
しむ成人も増えつつあるために、市の中心地の他、住宅地など市内各地
に場所を用意する予定。

熊が起きた

 昨年12月中旬、南部サハリンとクリル島で気温が上がり、雨も降っ
た。そのため、冬眠に入ろうとした熊たちが目覚めてしまった。ユジノ
サハリンスク市やアニワ、ホルムスクなど南部地域の週末農場付近や山
の麓を歩く熊たちが現れた。この熊たちは3−4歳の子熊たち。彼らは
経験がないため、穴を深く掘ることができず、木の下に浅く穴を冬眠す
るのが普通。そのため、暖かく雨が降ると目を覚ますようになる。冬眠
の晩かった熊は春目覚めが早く、春になって餌を探しに民家に下りてく
る恐れがあるため、大変危険だと専門家は伝える。

22歳の窃盗犯

 ユジノサハリンスク市に住む李・ワレリ(22歳)は昨年5月〜11
月まで16件に渡って窃盗行為を行った。人に頼まれて、或いはドアの
開いている事務所などに入って財布やバック、ノート・パソコンなどを
盗んで優雅な生活を送っていた。拘束された李は犯罪を自白、裁判にか
けられた。
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発行     2009年1月15日   号外
編集・発行  609studio   Michio Katayama
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