609studio　No.345◆現代時評：「生きて虜囚のマケイン候補」 2008/09/16

メルマガ：片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル：609studio　No.345◆現代時評：「生きて虜囚のマケイン候補」 2008/09/16

───────────────────────────────── 【609 Studio 】メール・マガジン　2008/9/16　　No.354 ───────────────────────────────── 「現代社会を斬る！」をコンセプトに論説委員Ｋｅｎ氏の論説「現代時評」をはじめ、政治評論家、本澤二郎氏の政治評論、また、ロシア唯一の韓国語新聞サハリンの「セコリョ」ダイジェスト版、その他、寄稿記事など話題満載！　 ───────────────────────────────── 　　　　　　　　　　609studio ウェブサイト　　　　　　　　　　　 http://www.609studio.com/ 　　　　　　　ジャーナリスト・ネット　ウェブサイト　　　　　　　　http://www.journalist-net.com/ 　　　　　　　サハリン・韓国語ラジオ放送と新聞　　　　　 http://www.609studio.com/sakhalinmedia.html 　　　　　　ブログ　コーヒーブレイク（ほぼ毎日更新）　　　　　　　　 http://609studio.sblo.jp/ 　　　　　　　ＤＶＤ　アリランの流れる島　詳細　　　　　　http://www.609studio.com/html/news-3.html　　　　　　　　ユジノサハリンスク　ライブカメラ　　　　　　　http://www.snc.ru/rus/camera_w.htm ───────────◆◆◆ＩＮＤＥＸ◆◆◆─────────── ◆現代時評：「生きて虜囚のマケイン候補」　　Ken ◆本澤二郎の政治評論「日本の針路」　　　本澤二郎　　 ◆ＥＹＥ：コラム「秋の夜は」：片山通夫 ◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版]　：２００８年９月１２日号 ◆コーヒーブレイクから ◆編集長から ───────────────────────────────── ◆現代時評：「生きて虜囚のマケイン候補」　　Ken ───────────────────────────────── ◆◆　読売オンライン　２００８．９．１１　英国の国際放送、ＢＢＣワールドは１０日、米大統領選に関して世界２２か国で行った世論調査で、民主党候補オバマ上院議員の支持率が平均で４９％に上り、共和党候補マケイン上院議員の同１２％を大きく引き離したと発表した。　対米関係改善への期待が主な理由で、世界的なオバマ人気を裏付けた。 ◆◆　アサヒコム　２００８．９．１１　米民主党の大統領候補オバマ上院議員は１０日、共和党のライバル、マケイン上院議員とペイリン・アラスカ州知事が掲げる政治の「変革」を「口紅をつけても豚は豚だ」とした自らの発言について、ペイリン氏を豚よばわりする意図はなかったと、真っ向から反論した。 ■■　いよいよ米国大統領選が白熱化してきた。　例によって、共和・民主の両候補同士の口喧嘩が始り、われわれ他国の野次馬にとってはまことに面白い。　直接自分に振りかかってこない他所の選挙は、対岸の火事同様で、無責任に批評できて楽しい。　そこへいくと、自民党の党首選、つまり日本の首相選びは生々し過ぎて、選挙嫌いのボクなどは話題にもしたく無い。 ■■　とはいえ、殆どの日本人にとっては、おそらく同じカラードのオバマさんを勝たせたいと内心で思っているのではないか。　こうした有色人種かどうかによる好き嫌いは原始本能的な問題で、誰も咎めるわけにはいかない。　と思っていたら、日本だけでなく、全世界的にオバマ氏に人気が高いという世論調査の結果が報告された。　ならばボクたちカラード人種のオバマ候補贔屓が同じかラードだからという理由だけでも無さそうである。 ■■　そのオバマ氏に対抗するマケイン候補。　９月５日のオレゴン州における共和党大統領候補受諾演説でマケイン候補は、国に尽くした自らの軍歴とベトナムで捕虜となった苦労、そして国への貢献が重要と語り、特に会場にいる退役軍人達から、熱心なスタンディング・オベイションをもって迎えられたという。　このニュースを聞いてボクは一瞬、「捕虜になったのがなぜＰＲに？」と訝り、その後すぐ続けて「なるほど米国らしいな」と、気を取り直した。　捕虜になるのも名誉のうちというのが米国の常識であることを思い出した。　マケイン氏のスピーチの最後は以下の言葉で結ばれている。　米国では、捕虜も名誉のうちで、わが日本の「生きて虜囚」の伝統的考え方との間に雲泥の差がある。 I fell in love with my country when I was a prisoner in someone else's. I loved it not just for the many comforts of life here. I loved it for its decency; for its faith in the wisdom, justice and goodness of its people. I loved it because it was not just a place, but an idea, a cause worth fighting for. I was never the same again. I wasn't my own man anymore. I was my country's.　 I'm not running for president because I think I'm blessed with such personal greatness that history has anointed me to save our country in its hour of need. My country saved me. My country saved me, and I cannot forget it. And I will fight for her for as long as I draw breath, so help 　me God. ■■　ボクら日本人のイメージでは、「捕虜」は戦後６０年の今日といえども不名誉なことであるに変わりはない。　おそらく日本の平均的家族にとっては今なお「捕虜は家門の恥」であるに違いない。　その証拠に、われわれの周辺には先の大戦で「名誉の戦死」を遂げた人の話は数限りなくあり、事実ボクの身内でも戦死者の１０人やそこらは居るが、捕虜になった話や噂など、かいもく聞いたことが無い。　「捕虜になった」などは聞くもおぞましく、社会的に隠しておくべき内輪の恥で、外へ聞こえれば戦後６０年のいまでも息子や娘の縁談にとって影響が無いとは言えない。　 ■■　しからばそうした「捕虜とは恥ずかしいもの」という、われら日本人の意識は何処で培われたのか。　古い歴史的な話はともあれ、先の大戦の頃に関する限り、その源流はおそらく「戦陣訓」に由来するものではないか。 ■■　ウイキペデイアによれば、「戦陣訓（せんじんくん）は、１９４１年１月に当時の陸軍大臣・東條英機が示達した訓令（陸訓一号）で、軍人としてとるべき行動規範を示した文書」である。　ボクはそれが発表されたときのことをいまなお鮮明に記憶している。　解り易く、かつ流麗な名文で、当時の若者たちのヒロイズムをくすぐるに充分であった。　文拠は肥前鍋島藩士山本常朝の「葉隠（はがくれ）」で、最終校訂は今村均中将の手になるという。 ■■　戦陣訓、本訓その二、第七条「・・生死を超越し、一意任務の完遂に邁進すべし。心身一切の力を尽くし、従容として悠久の大義に生きるべし。　　同じく第八条「恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思い、愈々奮励してその期待に答ふべし。生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪過の汚名を残すことなかれ」。　 ■■　さらに戦陣訓のすぐ後に陸軍軍楽隊による「戦陣訓の歌」が流行った、　「・・・日本男児と生まれ来て　戦の庭の立つからは　名をこそ惜しめ武士（つわもの）よ　散るべきときに清く散り　皇国（みくに）に薫れ桜花」、「・・戦野に屍（かばね）曝すとも、武人の覚悟かねてより　一髪土に残さずも　誉れに何の悔いやある」だ。　ただただ、「生きて虜囚の辱めを受けるな、死ね、散れ」の玉砕礼賛で、捕虜となることなど当時の日本としては考えも及ばなかった。 ■■　だから、我々日本が得た敵側の捕虜に対する扱いなども、例えば第２次大戦中に日本を空襲した爆撃機に搭乗して捕虜となった米軍兵士のうち、わが軍事裁判抜きで処刑されたものは１１７人に及び、さらに不時着や落下傘で着地し、すぐさま殺されたものが１５人も居た。　米軍捕虜もいざぎよく死ねばいい、と思っていたのである。　俘虜についてのジュネーブ条約などは、少なくともわが日本の下級軍人社会ではぜんぜん教えられてなかった。 ■■　ところが米軍では考えが違っていたようだ。　彼らは、たとい捕虜になろうと成るべく生きながらえるのを名誉としたらしい。　それをボクらは知らなかった。　マッカーサー将軍がコレヒドールから真っ先に脱出したのもそのためだったが、ボクらはそれを卑怯未練のマッカサーと捉え、嘲笑した。 ■■　今回の米国大統領選挙で、共和党候補のマケイン氏が、ベトナム戦で捕虜になったのを名誉として、大統領候補受諾スピーチで得々として語り、それが選挙民、とくに米在郷軍人会で大うけすることになった。　まあ今になって冷静に考えると、捕虜になっても生きながらえて後日を期するほうが気も楽で、世に言う「いのちあってのものだね」だったのである。　 ■■　戦争で将軍や国王が捕虜になった例はいくらでもある。　小学唱歌で有名な「とき范蠡(はんれい)無きにしも非(あら)ず」の越王勾践は捕虜として３年間呉の国に居たし、第２次大戦時のベルギー王レオポルド３世は戦争が終わるまでドイツの俘虜収容所に捕らえられていた。　ナポレオンも、エルバ島に流される前と、セントヘレナに流される前の２回は捕虜になっていた。　旅順開城のステッセル将軍も、水師衛で合同写真を撮ったあとずっと乃木第３軍の捕虜になっていた。　 ■■　思うに、わが軍が捕らえた捕虜たちへの待遇は、少なくとも第一次大戦まではジュネーブ条約を守ってフェアであったようだ。それが、「生きて虜囚の辱めを受けず・・」と美文で固めた戦陣訓の頃、つまり第２次大戦になって敵を憎むの余りか、あるいはわが軍自体が物資欠乏で敵方の捕虜を正当に食わせる能力すらなかったため、自ずと捕虜をぞんざいにあしらったのではないか。　 ■■　日本軍による捕虜虐待の典型的な例として、「バターン死の行進」が挙げられる。　その責任者として本間雅春中将が絞首刑になっている。　が、あのとき、碌な食べ物も与えずバターンの米比軍捕虜を炎天のもと、３０キロ北方のサンフェルナンドへ歩かせたとして非難されたが、その折の記録を読むと、米比軍は食糧があと二日分しかなく、投降すれば日本軍が食わせてくれると思い白旗を掲げたのに対し、片や日本軍も食糧皆無で、敵さえ降せば相手方の食糧を徴発できると思って歯を食いしばって戦ったそうだ。　つまり両軍が、お互い相手の食糧目当ての戦闘だったわけだ。　それに日本軍に輸送用自動車などあるはずは無く、捕虜の米比軍を徒歩で移動させたのはやむを得なかった。　が終戦後、それは日本軍による米比軍捕虜の虐待であったとして断罪された。　「虜囚をジュネーブ条約に即して待遇するかどうか」も、勝った側の貧窮度、または精神の余裕度に影響されることが多い。 ■■　ともあれ、マケイン候補の今回の「捕虜自慢？」にあやかり、日本も考えを改め、今後は日本の自衛隊がどこかで捕虜として捕らえられても、「生きて虜囚の・・」などとあまり難しいことを考えず、政府が身代金を持ってすぐ取り返しにゆくほどの心掛けが必要だと思う。　今までのように敵の捕虜をすぐ殺したがり、自らは「生きて虜囚の辱めを受けず」などと力んでいる間はアルカーイダの暴虐と変わりは無い。　易経にもいう、「苦節固くすれば凶」であると。 ───────────────────────────────── 　　　 ◎片山通夫写真集「サハリン」好評発売中！！◎ 　写真集「サハリン」が未知谷から発行されています。是非書店　　　もしくは609studioでお求めください。　　　　　　　　　　　四六判160頁　1,600円(税別) 　　　　　　　　　 ISBN4-89642-138-8　C0072 　　　　未知谷　HP　http://www.michitani.com/index.html 　　　　または　　　　office@609studio.com ───────────────────────────────── 　 ◆本澤二郎の政治評論「日本の針路」　　　　　本澤二郎 ───────────────────────────────── ＜永世中立国＞　珍しく宇都宮徳馬さんの夢を見た。涙を流している。初めてだ。日本の将来を心配してのことであろうか。大分前、宇都宮事務所ですれ違い、今年２月初めて北京で名刺交換した周恩来通訳で知られる王こう賢夫人が、突然電話をくれた。北京で会えるという。　言及するまでもないが、日本丸はバブル経済が崩壊した９０年から、迷走に次ぐ迷走航海を続けてきている。消えた１０００兆円を、現在それを優に上回る借金をすることでかろうじて生きている。孫子の生き血を吸って、である。日本政府発行の借用証書（国債）を購入してくれる奇特な外国も人民もいない。政府の命令に従う銀行も購入する資力などない。それでいて自民党政権が今も存在していることに、改めて驚愕するばかりである。民度を物語っている。ブッシュの傀儡政権のような小泉内閣が５年間も存在したことも。　さすれば、空前の危機を逆手に取るしかない。敗戦時の４５年に立ち返る。それは「アジアのスイス」・永世中立国になるのである。真剣になって平和国家・平和大国を目指すのである。　軍事力を保持しない９条国・日本に変身するのである。内政はあらゆる資源を福祉・年金・健保に集中、対外政策は絶対平和主義に徹するのである。軍事同盟である日米安保も不要である。既に、徐々に形骸化しているのだから。平和大国は商人国家でもある。　環境技術大国としての商人国家だ。　これなら日本は東アジア・世界に向かって国際貢献もできるだろうし、アジアの平和と繁栄にも貢献できる。紛争の消防士にもなれる。これならなんとか日本再生は可能だろう。これしか日本人の生きる針路はない。どうだろうか。＜経済大国・中国＞　バブル経済の崩壊は経済大国・日本が消滅した瞬間である。ロン・ヤスで舞い上がっていた日本政府の大失点なのだ。中曽根経済政策（８５年のプラザ合意）は、日銀に超低金利を強要し、あぶれる大量の円を、愚かにも株と不動産にのみ注入した。文字通りの博打経済である。この間、中国が経済大国の地位をつかんだ。鄧小平の改革開放政策が花開くのである。９０年代、中国が日本に取って代わったのである。　９３年に１ヶ月ほど、米国政府の招待で北米全土を歩いた時を思い出した。いたるところで中国事情を聞かれたものである。筆者を中国通と判断してくれたらしい。とうに米国の関心は日本になく、中国に移っていたのである。国も企業・家庭も破綻した日本などに、軍事大国のお呼びはなかったのである。　その後に９・１１も両者の関係に拍車をかけた。昨今の６カ国協議は、さしずめワシントンの中国頼みを象徴している。この冷厳な現実から日本人は、目をそらしてはなるまい。日米同盟にしがみついている輩は、だいたいが米国留学組か反共主義者である。現実主義・アメリカは、経済大国の座から滑り落ちた日本を、とうの昔に無視している。アジア・太平洋の国際関係の構造は大きく変化してしまっているのだ。＜日米から米中へ＞　それかあらぬか、北京は沢山の米国留学組を政府や党の幹部に登用していると聞く。中国もまた、ワシントン同様に日本をパスしているといっていい。歴史の教訓を活かそうとしない日本に、ほとほと愛想をつかしているのであろう。　しかも、経済大国は軍事大国でもある。過去において日本の軍国主義復活批判を合唱していた北京であったが、もはやその必要がなくなったのであろう。昨今、東京の悲鳴（透明性を）が目立って増えてきている。　性懲りもなく過去を正当化する日本政府の要人の乱舞に対して、友人だった中国人の一言を今も忘れることが出来ない。それは「中国が弱いからだ。強くなれば靖国もなくなろう。必ず強くなって見せる」というものだった。いまや、それがかなった中国である。　これこそがワシントンと北京からパスされる日本なのである。　しかし、こうした国際政治の変動が、意図すれば日本の永世中立国への大道を開かせてくれるのである。これは日本にとって願ってもない好機なのだ。そう筆者には読める。＜東アジア共同体＞　日本国憲法が明示しているように、軍事力をひけらかして国際紛争を解決する時代は終わった。２１世紀においては愚策の典型である。ブッシュのアメリカは変わるしかない。軍事大国は人々の生活を保障するどころか、その逆である。　テロを云々する前に自国の制度・政策を点検したらいい。　地球環境を保全し、人々を飢えから救済する道は何よりも平和な国際環境の構築である。そこでの自由・公正な人・物・文化の交流である。侵略国・被爆国の日本は、その先導役を果たす使命があるのである。当面の目標は東アジア共同体に向けて真剣に努力することであろう。　永世中立国・日本の努力にアジアの人々は、心から賛同してくれるかもしれない。東アジアに平和の経済圏が誕生させる。それはＮＡＴＯ抜きのＥＵのアジア版であろう。これには志しのある若者も汗をかくであろう。価値ある挑戦ではなかろうか。　あえて提言したい。 ───────────────────────────────── ◆ＥＹＥ：コラム「秋の夜は」：片山通夫 ───────────────────────────────── 　　若山牧水の歌に「白玉の歯にしみとほる秋の夜の　酒はしづかに飲むべかりけり」という歌がある。秋になると思い出されるのが鈴虫の鳴き声とともにこの歌。　この酒が旨い季節、いわゆる事故米が焼酎や日本酒に使われていたという報道に愕然とした方も多いだろう。美少年酒造には「国産米１００％」という産地証明までつけて販売していたというから念の入ったことだ。これでは左党は酔いも醒める。続きを読む＞＞ http://coffeebraek.blog59.fc2.com/blog-entry-49.html ───────────────────────────────── ◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版]　：２００８年９月１２日号発行　ユジノサハリンスク市　翻訳　Kil　Sang ◇詳細/写真、記事は関連Webへ →　http://www.609studio.com ───────────────────────────────── サハリンプロジェクト監査チーム來島ロシア連邦監査院のエス・スチェパスイン院長が率いる監査団がサハリンプロジェクト１と２の進行過程などを調べるために８日、サハリンを訪れた。関連施設の視察を終えたエス・スチェパスイン団長は「国はサハリンにより注目すべきだ。サハリンは特別な地域であり、他の大陸と同じく扱ってはいけない。特に建築部門における運輸料金問題は深刻だ。今後は現地で即ちサハリンで問題点などを研究しなければいけない」と意見を述べた。ユジノサハリンスク市成立１２６周年記念準備　１３日（土）の明日、ユジノサハリンスク市は市成立１２６周年を記念する多様な行事を開催する。市政府担当者によると、朝から夜遅くまで市内の広場など公共施設でコンサート、展示会などが行われる予定。食品価格の値上続く　今年の８月の食品価格は年初に比べ９．７％も増加、昨年の６．７％よりも高い。先週は特に、肉類の缶詰、卵、米、塩などが０．６％、肉類、ソーセージ類、お菓子、幼児用乳製品が０．５％も高くなった。腸菌患者多い　ロシア統計局によると、今年の上半期腸菌患者数の最も多い地域がサハリン。他の地域に比べ２．７倍も多い。韓国統一部代表団サハリン訪問　さる４日、韓国統一部人道協力局の金・チャンヒョン課長を団長に４人の代表調査団がサハリンを訪ねた。訪問目的は海外同胞らに現政権の対北政策を説明し、離散家族問題に対する見方を調べるため。到着後韓人社会団体代表らと懇談会を開き現地の意見を聞いたのち、翌日はウラジオストクへ向かって出発した。安山コヒャンマウルから　８日、永住帰国者５１人の里帰りの同伴者として安山コヒャンマウルのサハリン永住帰国同胞支援事業所長ウ・ヒョンチョンさんと同事業所職員２人がサハリンを訪ねた。３泊４日の日程でサハリン同胞の今の生活環境を調べるなど実態調査を行うとのこと。ユジノサハリンスク市誕生１２６周年記念韓・露共同クラシック・コンサート　８日、サハリン韓人文化センターでユジノサハリンスク市立室内オーケストラが主催するユジノサハリンスク市誕生１２６周年を記念しての韓・露音楽会が開かれた。韓国人、ロシア人、米国人などクラッシク音楽愛好家一同が集まった中で秋をテーマとした曲の演奏があった。サハリンと韓国の音楽家の交流は５年前から始まり、共同音楽会も３回目。今年の４月にはユジノサハリンスク市立室内オーケストラと韓国国際文化交流会が公式的に姉妹関係を結んだ。就学前の児童に民族教育　６日、サハリン文化センターで就学前の児童らを対象に音楽や踊りなどを通じて母国語と伝統文化を教える活動を行っている韓人団体「ソマン（希望）」の学父兄会議があった。韓国から派遣された伝統音楽講師２人も参加した中で今学期の時間割などの調整を行った。その結果、去年と同じく毎週土曜日１０時から授業を行うことにした。韓国人気ドラマと歌番組上映会　サハリン韓人文化センターは９月２０日から毎週土曜日３時から同センターホールで韓国の人気ドラマと歌番組の上映会を始める。大型スクリーンを利用して映画館のようにしての上映会。母国の伝統文化と母国語教育の一環として行う。入場は無料。伝統楽器研修会　９月２９日から２週間、サハリン韓国教育院とエトノス芸術学校で韓国の伝統楽器研修会を開く。講師は韓国国立国楽院から派遣される。 ───────────────────────────────── ◆コーヒーブレイクから　　　　　　　　　Michio　Katayama ───────────────────────────────── ＊「酒と女と写真機と」＃１３：片山通夫 http://coffeebraek.blog59.fc2.com/blog-entry-48.html ＊備忘録＃１０８「過激・・」 http://coffeebraek.blog59.fc2.com/blog-entry-47.html ＊備忘録＃１０７「日本異常」 http://coffeebraek.blog59.fc2.com/blog-entry-46.html コーヒーブレイクは http://coffeebraek.blog59.fc2.com/ ───────────────────────────────── ◆[編集長から]　　　　　　　　　　　　　　Michio　Katayama ───────────────────────────────── 日本はすごいことになっていると思いませんか？商品偽装問題。新聞各社が特集組んでいます。朝日新聞⇒「食品不正」 http://www.asahi.com/special/071031/ 読売新聞⇒「商品偽装」 http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/index.htm 毎日新聞⇒ 「ライフスタイル＞食」 http://mainichi.jp/life/food/archive/ 日経新聞⇒「食品偽装列島」 http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt217/index20080913AS5C1300Y13092008.html 産経新聞⇒「食の偽装」 http://sankei.jp.msn.com/topics/affairs/4361/afr4361-t.htm 　先日土曜日の夜、知り合い数人と居酒屋で呑みました。酒を注文するとき「汚染米の入ってないやつ」なんて・・・。「白玉の歯にしみとほる秋の夜の　酒はしづかに飲むべかりけり」とは、若山牧水。「こんな日本に誰がした」と嘆き節。 ───────────────────────────────── 発行　　　　　２００８年９月１６日　　　No.３５４編集・発行　　609studio 　　Michio Katayama 発行　　　　　毎週火曜日　　購読料無料配信まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 e-mail office@609studio.com website 　　 http://www.609studio.com 投稿　　　　 http://www3.ezbbs.net/06/609studio/ 購読購読解除は websiteへ　　　　　　　　　　　◇禁・無断転載◇ ─────────────────────────────────

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。