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タイトル:609studio No.343◆徒然のサハリン:オリホヴィク美香  2008/06/24


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【609 Studio 】メール・マガジン 2008/6/24  No.343
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 「現代社会を斬る!」をコンセプトに論説委員Ken氏の論説「
現代時評」をはじめ、政治評論家、本澤二郎氏の政治評論、また、
ロシア唯一の韓国語新聞サハリンの「セコリョ」ダイジェスト版、
その他、寄稿記事など話題満載! 
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◆現代時評:今週は休載です。

◆ 本澤二郎の政治評論「山岸一平さんの出版会」:本澤二郎

◆ 徒然のサハリン:オリホヴィク美香

◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] :2008年6月20日号

◆編集長から

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◆現代時評:今週は休載です。
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 次週をお楽しみに…。
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◆  本澤二郎の政治評論「山岸一平さんの出版会」:本澤二郎
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 19日の夕刻に家を出た。京浜東北線も品川駅では、急に乗客が増
える。新橋、有楽町も。東京駅はさすがに人が多い。しかし、新宿や
池袋ほどではないような感じがする。目指すはこれまで聞いたことも
ない丸の内にあるというクラブ関東。大学の先輩で日経政治部長・専
務だった山岸一平さんの「昭和後期10人の宰相」(日経出版社)の
出版会に顔を出そうというのだ。

 というのも、筆者も一度だけ処女作でもないが「自民党派閥」(ぴ
いぷる社)を書いて政治評論活動に入った。退職金が400万円程度
。将来の蓄えのために日本記者クラブ大ホールで出版会を開いた。今
なら恥ずかしくて出来るものではないが、当時は無我夢中であった。
在京政治部長会の面々がそろって発起人になってくれた。珍しく政治
部長会の3分の1の読売・日経・北海道・テレ朝・日本放送と東京タ
イムズの政治部長が皆中央大学の同窓であったことも幸いした。政治
部長そろっての発起人による出版会は後にも先にもこれっきりだろう
。総理大臣も海部さんで、彼は中央と早稲田に二股をかけていた。一
平さんも発起人の一人だった?

 現役のころは毎日利用していた東京駅構内も、最近になって迷子に
なるほど衣替えしている。新しい店がたくさん出来た。丸の内界隈も
そうである。このあたりは滅多に来ることがない。筆者に縁の薄い日
本財界の中枢なのだから。クラブ関東は、皇居を見下ろす銀行協会ビ
ルの19階にあった。重々しい感じがする建物である。永田町住人に
とっても、ある種の威圧感を与えるものらしい。

 トイレに入ると、これがなんとも清潔である。用を足すのにも緊張
してしまった。

<意外な人たち>
 会場に入ると、一平さんが待ち構えていた。「川島さんが早くから
来てくれてね」と耳打ちしてくれるものだから、ひょいと横を見ると
、間違いなく懐かしい顔とぶつかった。田中内閣と三木内閣で官房副
長官をした川島広守さんである。人懐こい人物だ。大学の大先輩だ。
警察OBということぐらいしか知らない。役人のあと鉄建公団にはい
り、その後に野球界にも。

 調べると、セ・リーグ会長からプロ野球コミッショナーを歴任して
いる。また、警視庁公安部長、警察庁警備部長もしている。官邸が重
宝する人物ではないか。しかし、駆け出し記者にはわからなかった。
足しげく川島詣でをしていれば、世の中の裏をもっと早く理解できた
はずである。10年ほど前までは、日本政治の体たらくに怒り、年賀
状でよくハッパをかけてくれていた。

 川島さんの隣に海部秘書官だった松本さんも来ていた。同窓が多い
。ということは、山岸さんは同窓思いなのだ。それなのに瓦力さん(
元防衛庁長官)の姿がみえない。体調をこわしたものか。

 かたわらから優しい女性の声がした。「奥さん、お坊ちゃんはいか
がですか」というほうを振り向くと、読売元政治部長をした多田実先
輩の奥さんである。多田夫妻が山岸さんの仲人だと聞いていたが、そ
の関係で未亡人が参加したのである。多田さんのことを思い出すたび
に「もし、ナベツネとの抗争に負けていなければ、まともな新聞が今
も続いていたのに」と悔しくなる。

<中川秀直元幹事長>
 三木証券の鈴木社長から「今の日本の証券市場は厳しい。株はプロ
が動かしているだけ。個人は少ない。あと10年しないと普通になら
ない」という本音の証券事情を聞いていると、そこに昨今、ポスト福
田に手を挙げたといわれる中川元自民党幹事長が入ってきた。

 山岸さんが官邸キャップ時代、社会部から政治部に移ってきたとい
う。「オレが原稿の書き方を教えたんだよ」と言う関係もあってか、
後輩は最後まで会場に残っていた。
 筆者は河野洋平の新自由クラブに所属していた中川という名前とそ
の後に福田派に入会したことも承知している。しかし、数年前から急
に改憲論を合唱するに及んで、違和感を覚えていた。これまで一度も
会ったことがない。

 最近になって大幅な歳出削減論と消費税アップ反対は大いに賛成な
ので、目の前に来たので名詞交換した。「多田―山岸―本澤という関
係。新聞社では早坂茂三の後輩」と自己紹介したうえで、「クリント
ンでも20万人の公務員の首を切っている。あなたはどうなんだ」と
切り出した。「私はもっと」といって大きな数字を示した。本当なら
評価したい。

 もう一つ気になっている事は、彼の北京工作が功を奏してか「戦後
60年余り、日本は平和国家としての歩みを堅持し、平和的手段によ
り世界の平和と安定に貢献してきていることを積極的に評価した」(
日中共同声明)という歯の浮いたような表現が飛び出した。

 この辺の事情を知りたくて尋ねてみた。「今の北京は米国留学組み
だらけ。それが幸いした」という趣旨のことを教えてくれた。これの
意味するところが何か、中国通なら理解できるだろう。

<商業右翼>
 日経が改憲新聞になったと聞いているので、会場にいるはずの杉田
会長に直接聞き出そうとしたが、混雑で接触できなかった。目の前に
いた筆者の知る小沢元政治部長に尋ねてみた。「よく知らない。我々
のころにはそんなことをしていない」という。

 彼は近くを通り過ぎようとした現役をつかまえて確認してくれた。
「2001年からですよ」という返事が返ってきた。やはり事実なの
だ。
 宏池会担当で一緒になった日経OBに重ねて問うてみると「それは
おかしい。ぼくは9条の会に入っている。事実ならば商業右翼なのか
。確かに金にはなる」と吐き捨てるように言った。兵器財閥からの広
告が入るということか。さらに「今の憲法があったからこその日本の
繁栄ではないか。改憲がいいと本気で考えている人物は少ないと思う
よ」とも。賛成である。

 過去に彼は産経OBに同じような質問をしたという。「商業右翼だ
ろう、と問い詰めると、ウーンといって、しばらく考えたあと、そう
かも、と答えてくれたよ」ということは、金で動くマスコミを象徴し
ていようか。「だいたいマスコミなんてそんなものさ」とは会場にい
た元総理大臣秘書のあっけらかんとした認識であった。

 もったいぶって言論機関・公器・ジャーナリズムなどというものだ
から、第三者は誤解するのであろう。それにしても商業右翼という言
葉を初めて知った。

<森田さんと真鍋さん>
 大平総理が急死して突如、政界に飛び込んだ娘婿の森田元運輸大臣
は、引退した途端、元気が出てきたという。同じく大平秘書から参院
議員、そして引退した真鍋元環境庁長官が、会場の隅でおしゃべりし
ていた。息子たちの将来に対して「本人に任せするしかない」という
会話のようだ。この二人が大平さんを支えた人物である。

 仲間内で大平後継者の加藤紘一さんが非難されている。息子の病気
で事情がわからなかった筆者は、この場で初めて原因を理解した。加
藤側近が宏池会事務局を乗っ取ったことで恨まれていたのだ。加藤さ
んは、側近選びに失敗したのである。大平さんは、いい側近に恵まれ
たが、加藤さんは大平後継者に指名されながら、側近を固めて指導で
きなかったのである。

 加藤の乱のあとであろう。森田さんいわく。「加藤、ぼくと逢沢一
郎くんの3人の前で、自民党を出ようと思う。付いてくるかという。
私は行きます、といったが、逢沢くんは答えなかった」という秘話を
明かした。筆者は森−小泉―安倍−福田という岸人脈政権の継続に辟
易しているのだが、加藤さんもそうだったのだろう。

 森田さんの加藤思いは、大平の嫡子ゆえなのか。その純真さにはあ
きれるばかりだ。「政界再編になれば機会は訪れますよ」と慰めさせ
てもらった。

<大平副社長>
 一平さんの会場なのであろうか、なんとなくリベラルな雰囲気がす
る。鈴木社長と親しげに語り合う長身の人物は、どこかで見かけた顔
である。そうか、大平夫人とよく似ている。大平家の三男坊の明さん
だ。もう60歳になるという。

 大正製薬の副社長である。埼玉政財界で知られた土屋家のおばあち
ゃんに好かれて、東電から土屋家の娘と結婚、大正製薬の人となった
ことは覚えている。さっそく前知事の土屋義彦さんの様子を尋ねると
「元気」という。

 明さんにも政界入りの話があった。しかし、「おばあちゃんが反対
した」という。正解だったのかもしれない。彼は薬屋でよかったのだ
。そのうち社長になるはず。最近、秋葉原の通り魔事件以来、派遣社
員のことが気になっているので、大正製薬の事情を聞いてみた。

 「およそ5000人の従業員のうち派遣社員は200人ほど」とい
う。まじめな会社なのである。派遣社員にも正社員と同等の権利を付
与すれば、大いに評価されるであろう。

<昭和後期10人の首相>
 肝心の山岸本だが、筆者が知りたかった岸内閣をもっと深く掘り下
げてもらいたかった、という思いがする。機会をみてどこかに書いて
もらいたい。岸、浅沼刺殺現場に居合わせた幸運にも驚く。これから
が経営からペンの人生が期待される一平さんだ。日経出版社の羽土社
長の責任でもあろう。 2008年6月20日記
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◆ 徒然のサハリン:オリホヴィク美香
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「今日のメニューは・・・」
 ある日の我が家の夕食:ご飯、納豆、塩サバ、大根おろし、きゅう
りの漬物、トマト。
どこの国で生活しているか分からないメニューだと思いませんか。こ
のうち、納豆と塩サバは自家製です。魚の加工なんて日本ではしたこ
とがありませんでしたが、ここに無いものを食べるには、自分で作ら
なければなりません。 

 ロシアで生活するようになってから、自慢ではありませんが料理の
腕は少々上がったと思います。日本のように、切り身の魚とか、薄切
りの肉とか便利なものはないのです。魚は、俗にいう高級魚は切って
売っていますが、基本的には一匹丸ごとです。自分でさばかなければ
なりません。鶏肉も、数年前から骨なし肉が出回るようになりました
。初めて市場で見た時には、驚きでしたね。それまでは毎回ハラハラ
しながら肉を骨からはずしていましたから。

 食材も日本ほど豊富ではありません。特に野菜。それでもこの数年
でずいぶん種類が増えました。しかし、ロシア料理以外のものを作り
たいと思うと、必ず何かが足りないのです。そこで、ない知恵を絞っ
てオリジナルメニューができるわけです。経験と予測・・まるで化学
の実験のようです。サハリンは冬が長いので、冬場は特に輸入野菜・
果物が多くなるのですが、ここでも中国産野菜は問題になっています
。以前知り合いが中国産の果物を食べて中毒になり一家揃って入院し
たことがあって以来、どんなに高くても中国産だけは避けています。
でも、米だけは仕方がありません。

 うちは基本的に和食が好みなので、日本に帰省するたびに醤油やら
味噌、カレールー、米酢などを持って来るのですが、値段のわりに重
いので大変です。納豆も市場で大豆が売っている時に買って、日本か
ら持ってきた納豆を使って自分で作ったりします。サハリンは日本に
近いし韓国人が多いので、大根、白菜といった私たちにとって身近な
野菜があることは、とても助かります。日本の調味料もスーパーで売
っていますが、4〜6倍の値段で。

 もちろん、ロシアにもおいしいものがたくさんあります。ロシアと
いえば、ボルシチ、ピロシキというイメージしか思い浮かばない人が
多いと思いますが、本当に色々あるんです。中でも、酒(特にビール
)のつまみの種類の多さとおいしさは、来た人なら分かると思います
。日本とはちょっと違って、こちらではビールのつまみは魚です。主
に燻製が多いのですが、おいしいですよ。私はご飯のおかずやお茶漬
けにも使っています。私の好物の一つは、きゅうり魚の干物です。冬
になると、あちらこちらのバルコニーで魚を干しているのが見られま
す。この魚卵は絶品です。お酒好きの人は、ぜひ来るべきです。

 同じ食材でも日本とは食べ方が違うものもあります。まず、山わさ
びは、日本では魚と一緒が多いですが、こちらでは肉料理と一緒です
。それから、こちらの人は、ねぎ類(長ネギ、たまねぎ)やにんにく
をよく酒のつまみとして生で食べます。これはちょっと困りものです
。今回の写真は、サハリンの春〜初夏の味覚「チェリムシャ(行者に
んにく)」です。(北海道の人はよく知っているでしょう。)これは
にんにくより臭いが強烈ですが、こちらの人はこれも生で食べるので
す。うちでは、夫にチェリムシャだけは生食厳禁を言い渡してありま
す。私はこれを毎年少し買います。こちらにはニラがないので、ニラ
の代わりに使ってギョウザなどを作るのです。

 サハリンはこれから凝縮された夏です。この間に、人々は自然の恵
みを多いに満喫します。日本では最近食べ物に季節感がなくなってき
ましたが、ここではまだそれが残っています。多くの人々がダーチャ
(別荘)で野菜作りに汗を流し、新鮮な野菜を作り、食し、そして長
い冬場のためにピクルスなどを作ります。こちらの人の自家製野菜や
ピクルスの自慢話は始まると止まりません。そしてその自慢の品を惜
しげもなく友人たちに分けるのです。こちらの好き嫌いには構わず時
には押し付けがましいと感じることもありますが、このおおらかさが
私が好きなロシア人の一面です。
(実は、私は野菜のピクルスは嫌いなのです。)
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◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] :2008年6月20日号
              発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang
◇詳細/写真、記事は関連Webへ → http://www.609studio.com
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中小企業発展戦略会議

 先日10日、ロシア連邦地方執行協議会とサハリン州検事局の呼び
かけで、デ・メドヴェゼフ新ロシア大統領の主要公約である「企業活
動支援策」をサハリン州地方政権が如何に実行に移すかについての州
政府会議を開かれた。会議では企業活動における行政的障害を無くす
為の緊急策についての議論が行われたが、会議によると、昨年32の
統制組織が約4300の企業らを対象に行った検閲回数は2万4千回
にわたり、このような過剰な検閲が小企業発展を妨げているとの指摘
があったが、連邦政府側は中小企業が協力し合ってこのような弊害を
無くす為の努力すべであると、より企業側のより積極的対応を促した
。サハリン州政府は7月1日までサハリン州における中小企業協力案
を提出し、その後1ヵ月間、州政府レベルでの議論を行ったのち実践
に移す。

北方少数民族の集い

先日、ノグリキ博物館で北方少数民族住民らの集いがあった。そこで
北方少数民族住民社会問題部のイエ・ヴォブククさんが2008年州
特別プログラムの一環として進められているノグリキ少数民族支援策
についての説明が行われた。州政府は生徒らの給食に7.2万ルーブ
ル、夏休みの休暇のために5万ルーブルの他、医療支援と住宅修理な
ど多様な支援策を講じていることがわかった。

反テロ委員会会議

 17日、サハリン州政府の呼びかけで反テロ委員会会議が召集され
た。会議の主な議題は送油パイプの安全を如何に保障するかであった。

国際観光フォーラム

 17日から両日間、ユジノサハリンスク市内のホテルで「サハリン
観光のブランド化」というテーマの国際観光フォーラムが開かれた。
まだ、フォーラム開催と同時にサハリンとクリルの観光紹介、観光サ
ービス展覧会も開かれた。フォーラムにはロシアの他、韓国や日本系
の50以上の企業が参加した。

結婚登録は8月8日に

 同じ数字が3つ続く日はラッキーデー。その慣習のため、今、ユジ
ノサハリンスク市結婚登録所に8月8日に結婚式を挙げようと申請書
を出す若者が長い行列をなしているとのこと。8という数字が3つ続
くと永遠のいう意味。この日に結婚すると長く結婚生活を続けられる
という考えで現在43組が受け付け済み。8月8日に結婚登録所は特
別に、結婚式の時間を短縮すると共に延長勤務まで決めている他、結
婚登録所で処理できない数組は青年センターや文化会館で結婚式をあ
げられるよう対応している。

サハリン居住者らの医療特典

 サハリン州政府はサハリン州住民が他地域へ診察、治療、医療相談
を受けるために出かける際の交通費用を支援することにした。このよ
うな特典は年4回まで利用できる。バス、列車、船、飛行機など地域
特性に応じて支援を行うが、寝台列車、タクシーの利用はできない他
、飛行機の場合エコノミークラスのみ、船舶の場合は3等室に限る。

4ヵ月間で760人島から移住

 今年3月1日現在、サハリン州人口は51万7300人。過去4ヵ
月間で1280人減少したが、521人死亡、759人が島から他地
域へ移住。昨年の同時期比死亡率4。1%減少、出生率6.2%増加
。出生増加率は都市6.6%、農村5%。死亡の主な原因は結核循環
病、2位は事故死。

サハリン州政府、島外ロシア人の移住に積極的

 11日、サハリン州政府は島外ロシア人同胞のサハリン移住問題で
会議を開いた。州政府は既に彼らの問題を専門的に担当する実務チー
ムと特別委員会を組織し本格的に移住問題を検討してきた。調査報告
によると、サハリン州執行機関らは島外ロシア人の移住民を受け入れ
る体制ができていないと判断している。しかし、州政府は高級専門家
の需要が増している現在、島外ロシア人の受け入れは必然的であると
強硬な姿勢。州政府は関連機関に2020年までのサハリン州社会経
済発展特別政策に基づいて今年9月まで移住政策案を完成するよう
に命じた。

第2回韓国文化祝典

 13日、ユジノサハリンスク市将校会館で第2回韓国文化祝典(韓
国全羅北道庁主催)が開催された。来客は700人。昨年6月からサ
ハリンへお米を輸出している全羅北道。その縁で今年は本格的に地域
の紹介しようと12人の代表が來島し同行事を主催。全羅北道を紹介
する同映像上映の後、エトノス芸術学校やサハリン韓国教育院文化教
室生徒、韓人同胞歌手などサハリン地元で韓国民族文化関係者らの公
演、韓国食文化体験などの多様な催しがあった。

国営設計研究所「サハリングラズダンプロエクト」創立50周年

 16日、ユジノサハリンスク市チェホフセンターで創立50周年を
迎えた国営設計研究所「サハリングラズダンプロエクト」の祝賀会が
あった。前身は「サハリンギプロプロム」(1965年改称)。19
58年設立された8つの国営設計機関中唯一残っている。水産、製紙
、木材加工、炭鉱、港、原油など地元産業を支えている主要部門の建
設を行ってきた同社。現在職員数200人。クライアントは英国、ト
ルコ、米国、オーストラリアなど外国企業や合資会社が37%を占め
る。
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◆[編集長から]              Michio Katayama
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 気象庁の地震情報を見て驚いた。有感地震が毎日日本のあちこちで
これほど起こっているとは…。
 一度覗いてみてください。http://www.jma.go.jp/jp/quake/

 岩手・宮城地震の行方不明者の自衛隊捜索中止に。何か割り切れな
い思いが残る。「国の地方切り捨て」とまでは言わないが。

 昨23日は沖縄慰霊の日。
 旧日本軍が沖縄県民を見捨てた日でもある。
 「本土のマスコミ」は無関心。いずれ劣らぬ・・・・。

 「国は遺骨収集はほぼ終了したと言っているが、沖縄ではまだまだ
多くの遺骨が眠っている」と、旧日本軍兵士の遺骨収集。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-133414-storytopic-145.html

 国家は国民を守れるか?
永遠のテーマだな。岩手・宮城地震を見ていても…。
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発行     2008年6月24日   No.343
編集・発行  609studio   Michio Katayama
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