メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio 号外 ◆セコリョ新聞日本語版  2008/05/16


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【609 Studio 】メール・マガジン・2008/5/16  号外
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──────────◆◆◆ セコリョ新聞 ◆◆◆─────────

 5月9日発行のセコリョ新聞日本語版が届きましたのでお届けします。
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◆セコリョ新聞日本語版:2008年5月9日号
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戦勝記念日を迎えての祝賀メッセージ

ア・ホロシャヴィンサハリン州知事とヴェ・イエプレモフサハリン州下
院議長は5月9日の戦勝記念日を祝賀するメッセージを紙上に掲載した
。二人は祖国のために貴重な命を捧げた戦没老兵や英雄らに感謝しなが
ら、彼らの生活の安定のために努力すると約束しながら彼らの愛国心や
犠牲を忘れてはいけないと呼びかけた。

大統領就任式

 5月7日、モスクワクレムリン宮殿で、ロシア各省長官や政治、社会
、芸術など各界の代表と海外人事など2千人が見守る中でメドヴェゼフ
新大統領の就任式が行われた。サハリン州知事も参加した。

戦勝記念日に戦争老兵を招待して

 さる7日、サハリン州政府は戦勝記念日を迎え、80歳〜85歳まで
の戦争老兵らを招待し、彼らの貢献に感謝の意を伝える他、軽いパーテ
ィを用意した。招待された戦争老兵らは戦場での思い出を語りながら亡
くなった同僚兵士らの冥福を祈るなどした。この日、州政府は当日結婚
60周年を迎えたドブルイニンご夫妻に花束とプレゼントを贈った。

5月1日−労働者の日の集会

 5月1日、ユジノサハリンスク市庁前のレーニン広場でサハリン州職
盟連合会が主催した労働者の日記念集会が開かれた。集会に参加したロ
シア共産党員と年金生活者らは住宅管理費の引下、年金生活者らの生活
保障などを訴えながら現政府を非難した。

マカロフ市に新しい教会

 今月初め、マカロフ市に新しく建てたロシア正教会の建立記念式があ
った。信者らの寄付金で3年間で完成した教会。丁度その日、マカロフ
区域を視察していたサハリン州知事も記念式に参加し、市の発展はいつ
も教会の建立から始まると述べながら地域市民を励ました。

大学生らのコンペレンチア

 先週末、サハリン国立大学で「現代における地域発展問題」というテ
ーマでサハリン州大学生コンベレンションが開かれた。参加した約60
人の学生たちは合理的な自然活用、環境保護問題を含め地域発展モデル
や技術の現代化などについての意見を交わした。コンペレンションに参
加したサハリン国立大学のヴェ・ヴォロスイン副総長は「ロシアは資源
が豊富だ。しかし、資源が枯渇すれば永遠に取り戻すことは出来ない」
と資源の大切さと合理的利用を強調した。

幼稚園の不足今も

 9月進学期にユジノサハリンスク市内の幼稚園に入園できるのは希望
者の25%程度。市教育局によると、入園対象者は8千人、入園申請を
行ったのはその半分の4千人。しかも施設の不足で入園できるのはその
3割にも満たないとのこと。

定例の農業バザー

 今週末、ユジノサハリンスク市勝利の広場で毎年のように農業バザー
が開かれる。バザーは朝9時から夕方5時まで。市民らはそこで芋や野
菜の種、温室用の建材などが買える。

サハリン技術者不足深刻

 サハリン州就業管理局によると、現在サハリンでは専門技術者不足問
題が深刻である。当管理居の言葉をかりると雇用主は10年の経歴を持
つ25歳の若い専門家を求めているとのこと。即ち、若い専門家を求め
ているとのこと。現在、大学卒業生の5人の1人は技術系。しかし、労
働市場が要求するほどの技術を身につけていないのが問題。そのため、
雇用主と大学が連携して技術教育を行うなどの専門家要請案が提案され
ている。

市中央都市発展戦略セミナー

 4月25日、ユジノサハリンスク市サヒンセンターで2020年まで
の州中央都市―ユジノサハリンスク市の発展戦略セミナーが開催された
ことがわかった。ハバロフスク極東科学研究院は2006年から当市の
社会発展戦略案設計を担当してきたが、当研究院のヴェ・ザウサエフ院
長は当日280ページに及ぶ報告書を発表した。会議参加者らは報告書
が論文としてはよいが具体的な実効案が欠けていると批判した。報告書
によると、ユジノサハリンスク市民の60%のみは定住を考えており、
16%は他地域への移住を試みているとのこと。また、移住を考えてい
る人たちの殆どが知識人で能力の優れた人立ちであるために彼らの移住
を止める対策が必要とのこと。当セミナーに参加した朴・ヘリョンサハ
リン韓人会長は農業分野問題は殆ど触れていないのは残念だと農業専門
家として遺憾を示した。
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発行     2008年5月16日   号外
編集・発行  609studio   Michio Katayama
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