メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio 号外 ◆セコリョ新聞日本語版  2008/04/01


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【609 Studio 】メール・マガジン・2008/4/1  号外
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に論説委員Ken氏の論説「現代時評」をはじめ、サハリン情報として、
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  ──────────◆◆◆セコリョ新聞◆◆◆────────

  セコリョ新聞日本語版が届きましたのでお届けします。

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◆セコリョ新聞日本語版:2008年3月14日号
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州知事、より具体的な事業案要求
 先日、2008年度ユジノサハリンスク市の都市整備事業案検討会
議が開かれた。しかし、必要な予算額の提出はあっても具体的な予算
実行計画案がなかったので州知事から厳しい批判を受けた。市当局は
今年の都市整備事業予算として7億ルーブル(1億3500万、道路
整備1億4000、ゴミ掃除400万ルーブルなど)を策定している
が州知事は再検討を命じた。

 新しい送電線設置
  11日のユジノサハリンスク市政府会議によると、市当局は年末ま
で市内の39の電柱を新しいのに変える予定。

 土曜労働の日
  来る15日(土)はユジノサハリンスク市が決めた第1土曜労働日
。各企業、機関、団体などは皆街の掃除に参加しなければ行けない。

サハリン観光地紹介
  今月15−18日までモスクワで開催される国際観光展示会にサハ
リン州が参加する。サハリン州の国際対外連絡委員会と観光開発部、
8社の旅行会社からなる代表団がサハリン観光インフラや旅行会社、
モネロン島を商品化した観光プランなどを紹介する予定だという。

ユジノサハリンスク駅オープン30周年
  さる7日、関係者一同が集まった中でユジノサハリンスク駅オープ
ン30周年を祝う記念行事があった。会場ではサハリン鉄道の歴史を
紹介する記録映画の上映と写真展、祝賀コンサートなど多様なプログ
ラムが用意されてあった。

サハリンクロスカントリ大会
  さる9日、故イ・パルフトジノフ前州知事を追悼するサハリンクロ
スカントリ大会があった。200人の参加者のうち、45人は外国人
。コースはレスノエ部落からユジノサハリンスク市内公園までの30
km。男性部優勝者はピョウロル・イワンチェフ、女性部優勝者はナ
タリヤ・ロドニコフスカヤさん。二人ともユジノサハリンスク市民。

釜山−ワニノ間貨物船運航
  サハリン海洋汽船隊によると、韓国釜山と沿海州のワニノ間定期貨
物船が運航を始める。船も名前は「ピオニェル・ロシア」でコンテナ
210個を船積できる他、冷凍コンテナの船積、コンテナのレンタル
も可能だという。運航は月3回を予定している。

女性の日を記念するコンサート
 先週土曜日、ユジノサハリンスク市韓人文化センターとロージナ文
化会館で女性の日を記念して祝賀コンサートがあった。韓人文化セン
ターのコンサートには韓国から4人の歌手が招待され母国の歌と踊り
を楽しみ、ロージナ会館では地元の歌手や大学生、教育院女性合唱団
など祝賀公演を行った。

テケンド(太剣道)大会で優勝
 今月4−9日間、マイコプで開催されたロシア青少年テケンド大会
でサハリン州代表が優秀な成績を収めたことがわかった。金・ソンボ
ク君が45kg級で金メダルを獲得した他、4人が銅メダル、5位、
7位など上位に立った。
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◆セコリョ新聞日本語版:2008年3月21日号
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州文化事業報告会議
 今月12日、州立図書館で州文化事業会議が開かれた。会議を主管
した州文化管理局は、サハリンでは最近文化関連商業施設が急増する
反面、図書館や芸術学校、クラブ活動の場などの非営業文化施設が減
少していると指摘しながらすべての住民が利用できる文化施設の維持
に力を入れる必要があると主張した。現在、サハリン州には365カ
所の文化施設があり、2千の文化及び美術記念物がある。昨年、サハ
リン州は記念物保護のために100万ルーブルの予算を割当てた。

古文書館職員会議
 今月18日から二日間、サハリン州古文書館職員全体会議があった
。会議では昨年の事業問題分析と今後1年間の事業計画についての議
論が行われた。報告によると、昨年利用者数は約4万人。利用者の殆
どが定年退職者或いは歴史家、研究者。特に日本人学者がよく訪ねて
くることがわかった。会議参加者らは利用客の拡大と保管している書
類の保存問題について議論したと伝えられる。

ノグリキ市が最も綺麗な都市に選定
 サハリン州燃料動力公共事業局はノグリキ市を2007年度の最も
綺麗な都市に選定した。ノグリキ市には当局から賞金10万ルーブル
が渡される。

国際フォーラムの成果
 フランス・カンヌで開かれた2008年投資発表会に参加したサハ
リン代表が先日帰国した。代表団の報告によると、同発表会で代表団
はスイスの会社と5千万ドルの契約を締結した。当契約の基づき、ユ
ジノサハリンスク市内のスキー場に高級宿泊施設とスポーツ関連施設
が建設される。

飼い主のいない犬、猫の処理問題
 ユジノサハリンスク市政府は、住民らの大変な不安を与えている飼
い主のいない2900匹の犬の処理に追われて400万ルーブルを予
算を策定した。昨年の予算は140万ルーブル、これで2500匹を
殺した。街をうろうろしている犬は非常に危険であるために市政府は
このような犬を捕まえて一次的に集団収容する予定だ。それから2週
間、飼い主や貰い手を待つ。このような人が見つからない場合は静か
に眠らせる方法で殺す。昨年に比べより人道的な殺し方を選んだと当
局はいう。現在、のら犬による最も危険な場所は市立病院と第1ギム
ナジヤ(学校)周辺だという。

韓国ガス技術公社がサハリン進出
 さる14日、韓国ガス技術公社とサハリンのチェプロ・モンダジュ
・サービス社が共同で設立したサコテク(SAKOTEC)社の事務
所オープン記念式がユジノサハリンスク市内のホテルであった。韓国
ガス技術公社はサハリン地域のエネルギー産業部門への進出のために
2006年から現地会社設立を図ってきた。サコテク社は昨年1月、
サハリンエネルギー社が発注する電気方式検査と海底パイプ敷設事業
公開入札に参加し結果を待っているなどエネルギー開発関連技術分野
で活躍する予定だ。

今年永住帰国事業対象者数650人
 13日、韓国赤十字社によると今年の永住帰国事業対象者数は65
0人で9月から永住国が始まるとのこと。サハリンのみならず沿海州
などロシア国内に住む1世が対象。申し込みは3月24日まで。本国
で審査を経て最終対象者を先発する予定。条件は以前と同様。しかし
、永住帰国先の地域はまだ不明。受け入れ候補地域の地方自治体と交
渉中であると韓国赤十字社はいう。
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◆セコリョ新聞日本語版:2008年3月28日号
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円卓政治会議
 さる20日、サハリン州経済委員会の呼び掛けで「建設的な協力の
ために」という政治円卓会議が開かれた。主な主題はプーチン大統領
が発案した2020年度までのロシアの革新的発展戦略を地域で如何
に実現するかであった。会議には社会団体代表、経済学者、イエジナ
・ロシア党サハリン支部党員などが出席した。参加者らはまず大統領
選挙結果分析を行った後、政治的安定がロシアの安全と発展の基礎で
あることを再び確認した上で2020年度までのサハリン州社会経済
発展戦略を構築作業について話し合った。経済委員会のエス・カルペ
ンコ委員長によると、既に州発展戦略は殆どできており、州政府が勧
めている事業は島と大陸との橋梁建設、ウゴレゴルスクのアルミ工場
建設、発電所建設など大型プロジェクト。このようなプロジェクトに
対する各界の意見を聞くのが会議の目的だった。

州知事国家評議会会議に出席
 ア・ホロシャヴィンサハリン州知事は、今月26日から両日間チュ
メン州トボルスク市で開催されるロシア連邦国家評議会の会議に出席
した。会議を招集したのは次期大統領デ・メドヴェゼフさん。会議で
は小企業の発展案、税務政策などが審議された後、2008−201
2年までのロシアにおける中小企業発展案が立案されたという。

サハリン北部に4億5千万ルーブル投資
 ロスネプチ社長エス・ボグダンチコフさんが21日記者会見を通じ
て、今年の9月に創立80周年を迎える当社が記念事業としてサハリ
ン北部地域の発展のために4億5千万ルーブルを投資すると発表した
。これは2005年州政府と合意したもので、過去にも5億ルーブル
の投資を地域発展のために行ってきた。投資は主に道路と地震で破壊
された住宅の再建などに行われてきた。

シャフチョウルスク港再建
 先週末のサハリン州運輸管理局会議によると、州政府はシャフチョ
ウルスク港再建計画案を立てている。当事業は連邦政府の運輸システ
ム現代化事業の一環として進めらる予定であり、再建目的は貨物運送
量の増加。現在は年間35万トンの貨物を処理しているとのこと。

永住帰国者申請完了
 2008年度永住帰国希望者申請の受付が完了した。申請者はサハ
リン地域615人、極東地域103人、モスクワ40人。

地方巡礼公演−大歓迎
 サハリン韓人連合会(会長百・スギョン)の呼びかけで、ウゴレゴ
ルスクとポロナイスク市に巡礼公演を行ったエストラダ交響楽団。普
段訪れる人も少ない僻地。そのため、公演団に対する期待と感謝の気
持ちが倍増。会場である地元の文化会館は満員の盛況。公演を終えて
帰る楽団を見送る人々からは「又、来てください」という言葉と一緒
に感謝の言葉が延々と続いた。
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発行     2008年4月1日   号外
編集・発行  609studio   Michio Katayama
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