メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio 号外◆セコリョ新聞日本語版  2007/12/04


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【609 Studio 】メール・マガジン・2007/12/5  号外
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 今朝ほど、お届けできなかったセコリョ新聞日本語版をお届けします。
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◆セコリョ新聞日本語版:2007年11月30日号
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就任100日、記者会見

 23日、サハリン州知事就任100日を迎えたア・ホロシャヴィン知
事の記者会見があった。その間、何をしたかについての記者らの質問に
対して、知事は行政改編、ネベリスク震災復帰事業、新社会経済発展戦
略構想などの仕事を行ったと答えた。又、年金と公務員給料の引上、サ
ハリン交通インフラ強化に力を注いでいると伝えた。

 大統領選挙日決定

 連邦会議は26日、来年の大統領選挙が3月2日に行うことにしたと発
表した。中央選挙委員会は2次投票も考え、選挙予算を52億ルーブルに
想定していると伝えた。

 サハリン州、経済発展地域に選定

 「社会経済発展地域と小都市」というタイトルのロシア連邦主催のコン
クールでサハリン州と北クリルが選定されたことがわかった。サハリン州
は今回で3回目の受賞。授賞式は12月6日、クレムリン宮殿で行われる。

 若い有権者に

 12月2日の国会議員選挙への若者の参加を高めるために、ユジノサハ
リンスク市では初めて投票する若者たちに映画チケットや娯楽施設入場券
を配る他、選挙日当日、選挙場でコンサートなど文化行事を行う。

 日本訪問結果報告

 24日、サハリン韓人文化センターで開かれた「在外同胞NGO大会参加報
告会」で、正義復権財団の金・ボクゴン理事長が訪問結果報告の後、UNバン
・キムン事務総長宛てに問題解決への協力要請する書簡を送ることを提案す
ると共にその内容について話会うことを呼びかけた。NGO 大会は今月8〜1
2日間、日本大阪と京都で開催された。

麻薬関連犯罪増加

 今年の過去10カ月間の犯罪件数766件。その中で麻薬の製造や販売、
購入、運搬など麻薬関連犯罪件数が204件、関連組織団の6つが明らかに
なた。沿海州からの麻薬の運搬と販売など組織的犯罪団は刑事裁判を受けて
おり、組織員の中には女性も含まれていると当局は伝えた。

 12月2日選挙結果

  11月27日、ロシア中央選挙委員会によると、国内に9万5千カ所の選
挙場が設置される他、海外にも141カ国に354カ所の選挙場が設けられ
る。国外の有権者数は168万3千人。海外投票場には約400人の国際監
視員団が配置される。本選挙に参加する政党数は11、候補者数は4571
人。選挙は午前8時〜夜8時まで。モスクワ時間で夜9時なると全国で選挙
が終わる。選挙結果はモスクワ時間夜9時以後から続々TVと中央選挙委員会
のインターネットサイトを通じて公開される。集計作業は12月16日まで
完了させ、22日にはその結果を新聞に掲載しなければいけない。

 通関相談サービス実施

  サハリン州統計資料によると、住民4人中ひとりが、又ビジネスマンは
それ以上通関回数が多い。税関法を知らないために、或いは意図的に違反行
為を行う事例が多いが、税関当局は法律をよく分からない住民のために年初
から法律相談サービスを行っているが、今まで170件の相談があり、相談
内容の多くが日本からの車輸送や薬の搬入、外貨の搬入出に関するものであ
ることがわかった。

 

韓国産米がサハリンへ

  27日の韓国・全麗北道の「新全北新聞」によると、郡山産米100トン
がサハリンへ輸出される。サハリンのベドレヘム社との契約で来月5日、新
米20トンが釜山港を通じてサハリンへ入る。中国産米の検疫強化によるコ
メ価格暴騰が輸出の契機になったが、モスクワのオリエント社も輸入手続を
踏んでいるなど、韓国産米のロシア進出は今後増える見込み。今年、全麗北
道は米国、英国、ドバイなどへ総200トンの米を輸出しており、今度サハ
リンへ輸入される郡山米は韓国では輸出米第1号である。

来年永住帰国者入居地は地方

 韓国赤十字社によると、来年2008年から韓国への永住帰国者は地方小
都市西山(忠清北道)のアパートに入居する。首都圏のソウルや仁川より住
宅価格が安いので、その分賃貸料も安く入居者らの経済的負担も減るとのこ
とである。又、来年からは派遣労働者や中央アジア、日本人、ロシア人の配
偶者との同伴永住帰国も可能になる。

67年ぶりに訪ねた父・祖父の墓

  以前セコリョ新聞社の協力で父の祖国を訪問、父が故郷の残した兄イム・
クァンヨルさん(1941年生)やその家族と初めて会ったルツキナ・エラ
ナさん(父韓国人の故イム・スゾン、母ロシア人)。ルツキナさんとの約束
を守り、兄のイム・クァンヨルさんが長男と一緒に、今月16日ユジノサハ
リンスクの土を踏んだ。兄弟らの熱い歓迎、67年ぶりの父の墓参り。一度
も呼べなかったお父さんという言葉を口にできたのに、父は返事がない。墓
の前で息子と孫は通哭。父はもう居ないが7人の兄弟を得たイムさんは「こ
れから兄弟の愛を大事にして行きたい、又会おう」との言葉を後に韓国へ帰
った。
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発行     2007年12月5日   号外
編集・発行  609studio   Michio Katayama
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