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タイトル:609studio No.316◆本澤二郎の政治評論「検察は正義を貫けるのか」  2007/11/20


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【609 Studio 】メール・マガジン 2007/11/20   No.316
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◆現代時評:今週は休載です。

◆本澤二郎の政治評論「検察は正義を貫けるのか」:本澤二郎

◆はちみつ色のニングル「ハニィ」の冒険日記       wabi

◆セコリョ新聞ダイジェスト版:2007年11月16日号

◆編集長から

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◆現代時評:休載
   Ken氏もしくは現代時評へのご意見、ご要望などは 
                 office@609studio.com  へ!
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 今週は休載です。次週にご期待ください。
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◆本澤二郎の政治評論「検察は正義を貫けるのか」:本澤二郎
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 昨日、財務大臣会見が予定されていたので、日本記者クラブを覗いた
のだが、例の憲法違反法案を「強行採決」したため、時間がとれず会見
は中止になった。どうやら自民と民主の馴れ合いを感じる国会運営であ
る。福田―小沢の大連立密会の成果とみたい。せっかくの機会なのでク
ラブラウンジで、最近の週刊誌を読み漁ってみた。

 なんと野中広務が「サンデー毎日」の取材で、核心的な内容をちらつ
かせていたのでピンときた。

 参院選後のある日、筆者は元法務大臣に対して「いよいよ民主党の時
代が来るかもしれない」と声をかけた。彼は即座に「小沢はダメだよ」
という。「どうして」と反論すると「小沢は軍事利権がある。米国の軍
需産業とつるんでいるのだよ」と言い返してきた。小沢が金丸信の軍事
利権を継承したことは、承知してはいたのだが。「やはりダメか」とた
め息をついてしまった。

 「京都のおっさんが詳しいよ」とも付け加えてくれた。この人物が野
中である。その彼が週刊誌で、軍事疑獄事件の一部を漏らしていたので
ある。それは湾岸戦争のさい、日本政府は戦争の経費135億ドルを拠
出した。べらぼうな金額である。戦争経費に公明党までが賛成をしたこ
とを、筆者は偶然北京のNHK衛星テレビで聞いて、大いに衝撃を受け
た記憶がある。

 文句なしの憲法違反の事例だが、これを取り仕切っていた人物が金丸
の子飼いとして幹事長になっていた小沢であるが、当時は同じ釜の飯を
食っていた野中が小沢の手法をつぶさに見ていたのだ。この血税の1兆
円の使途が未だ不明というのである。

 この血税の行方は、むろんワシントンの機密となってファイルされて
いるのだが、これを開示すると、小沢の正体が暴けてしまうという寸法
なのだろう。野中は官房長官もしている。それでいて1兆円の血税が使
途不明と決め付けるのである。人は「第二のロッキード事件」と称して
いるが、それどころではぜんぜんない。野中は小沢金脈をつかんでいる
のか。その一部を漏らしたことになろう。

 元法務大臣の示唆と野中発言の点を結んでいくと、日米産軍複合体制
のおどろおどろした巨大な腐敗の構造が見えてくるではないか。山田洋
行など実に小さい。むろん、小沢だけではない。自民・民主のみならず
公明の防衛族にも、これに限らず腐敗の一部が流れ込んでいるのではな
いのか、という確たる疑念である。

 血税で生活する捜査当局にとって、これほどすごい宝の山はないだろ
うし、それを解明することが納税者の期待だ。確かに検察は政府の機関
ではある。日ごろ、官邸の意向で怪しげに動いている、と国民から見ら
れがちである。今こそ汚名を晴らす機会だろう。正義を貫く、国民に奉
仕する責任と義務があるのだといいたい。自民・民主が崩壊してもいい
ではないか。まともな議員による新党こそが、21世紀の日本を指導す
ればいいのである。

 検察は官邸の圧力を跳ね返して、世紀の疑獄事件にメスを入れなけれ
ばならない、とあえて叫びたい。
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◆はちみつ色のニングル「ハニィ」の冒険日記      wabi
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  wabi氏のご好意で、紹介します。

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◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] :2007年11月16日号
              発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang
◇詳細/写真、記事は関連Webへ → http://www.609studio.com
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 下院選を控えて。韓人社会団体円卓会議

 さる13日、サハリン州国際協力センター会議室でイエジナ・ロシ
ア党の呼び掛けでサハリン韓人社会団体代表らとの懇談会が開かれた
。イエジナ・ロシア党サハリン支部長のイ・アンドレエフさんは第5
期下院選のキャンペーン進行状況報告とプーチン大統領の計画を簡単
に説明した後、30人余りの韓人社会団体代表らに意見を求めた。参
加者らは住宅や年金問題などの一般社会問題の他、企業活動の自由拡
大、米価格の安定を求める声があった。サハリン州知事秘書室のヴェ
・ゴルバチョフさんは年金と公務員給料の引上を約束しながら多くの
住民が選挙に参加できるように協力してほしいと頼んだ。会議の最後
に、今月21日モスクワで開かれるプーチン指示フォラムに参加する
代表者の選考があり、「トルド社」の鄭・ヴァレリヤさんが選ばれた。

ユジノサハリンスク市78カ所投票場設置

 12日、ロシア全国で下院選挙投票場設置作業が行われた。ユジノ
サハリンスク市でも78カ所が設置された。投票場を視察したア・ロ
ブキンユジノサハリンスク市長は12月2日、選挙当日投票権者皆が
選挙に参加し、自分らの主張をはっきりするようと訴えた。

ロシア連邦国家評議会―運輸下部構造発展案検討

 13日、クラスノヤルスクで行われたロシア連邦国家評議会で、ロ
シア運輸システムの近代化が主な議題として取り上げられたことがわ
かった。連邦運輸省のイ・レヴィチン相からは運輸システムの現代化
により60億以上の予算収入が、200万人の雇用創出効果が得られ
るとの報告があったが、会議参加者からは各地域の関連事業が順調に
進まないとの指摘があった。

大統領全権代表サハリン訪問

 極東大統領全権代表オ・サポノフさんが9日、サハリンに到着、ネ
ベリスク震災地域の視察を行った。ワニノ港で通関を待っている10
00台の車両のために、震災者用住宅建設の建築資材が予定通り現地
に到着できず、建築計画に遅れが生じていることを知ったア・サポノ
フさんは非常事態省飛行機で貨物を運送すると約束した。

サハリンビール会社札幌博覧会へ参加

 10月24〜25日間、札幌市で北海道食品博覧会が開催され、2
万人ほどの観客が訪れた。本博覧会にビールやお茶などを製造してい
るサハリンの「コロス社」が参加し、ビール市場の拡大を図った。コ
ロス社は商品紹介の他、観光情報などの提供をも行った。コロス社は
数年前から稚内市へ地ビールを輸出している。

バス事故増加

 ユジノサハリンスク市交通安全部によると、この10カ月間28件
のバス交通事故が発生、16件が運伝手に原因があった。バス運伝手
の健康診断規定違反や飲酒運伝、長時間労働の他、最近増えている旧
ソ連地域出身の運伝手らが雪道での運転経験がなくて事故を起こして
いることがわかった。

韓国文化祝典

 さる10日、サハリン韓人文化センターで韓国の伝統文化を紹介す
る催しがあった。サハリン韓国教育院、ウラジオストク駐在韓国観光
公社、ヒフツアーが共同主催した同行事は韓国の観光案内と味、伝統
文化を現地の人々に紹介するために企画されたもの。テゴンドや琴演
奏、伝統踊りなどの文化行事、観光地説明の他、キムジャン(冬の間
に食べる大量のキムチをつける民族行事)シーズンに会わせたキムチ
作り体験やお餅作りに大人も子供も積極的に参加し、とても楽しい行
事となった。

投稿:「日本の責任を追及する国際世論を呼び起こそう」
  −サハリン韓人残留1世問題対策協議会を組織せよ

 最近、サハリン韓人残留1世問題について投稿したことがあったが
、残念ながらあまり反響がなかった。いよいよ1世らの永住帰国問題
は韓国政府の支援の下でこれから2−3年の内に解決できそうである
。しかし、60年という歳月の故に永住帰国できない事情のある1世
も少なくない。しかし、残留者らへ支援などの話は全く無い。これは
不公平である。必ず公正な処置があるべきだ。
 過日、米国下院は、日本政府に慰安婦らへの公式的謝罪を求める決
議案を採択した。決議案採択の背景には在米同胞社会の一致団結と努
力があった。彼らは稀有議案採択のための対策委員会を結成し、米国
各地で支持を求める運動を展開した。このような運動を我々も行うべ
きではないか。日本政府は安山の500世帯アパート建設で戦後責任
から逃れようとしている。それは許せない。これからはサハリン残留
者らへの補償と支援を求めるべきだ。日本政府はサンフランシスコ条
約により朝鮮人は日本国籍を喪失したと解釈しているが、その平和条
約には国籍関連の話は全く無い。強制連行、強制労働の後、朝鮮人を
捨てた日本政府を許すことはできない。日本は国レベルで必ず補償す
べきである。民主国家、平和憲法、人権尊重という仮面を被った悪魔
の日本。日本政府を相手に補償と支援問題を解決するため対策協議会
を組織することを提案する。国内外の政界、言論機関に訴えよう。そ
の一環として、まずサハリン議会やロシア国会を動かして日本政府の
謝罪を求める決議案の採択を試みよう。国際世論を呼び起こして日本
の蛮行を世界中に知らせよう。そして、残留者への支援は法的根拠が
ないため不可能としている韓国政府も動かして2重国籍を認めてもら
えるように働きかけよう。州韓人会と老人会は先頭に立って戦ってほ
しい。
                       (ロシア文化功労者 成・チョンモ)


ビザ発給業務開始

 11月19日からユジノサハリンスク駐在韓国領事館出張所が韓国
へのビザ発給業務を開始する。
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◆[編集長から]              Michio Katayama
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 大阪市長選で、民主党推薦の平松邦夫氏。ここでも【ねじれ】今後
市議会との軋轢も。
双方とも、じっくり話し合って「市民のための政治」を願いたいもの
だ。

△冬将軍到来!サハリンでも19日に氷点下6−8度の報告。
写真


△福田首相、米CNN放送で「北朝鮮自然消滅?」と。北朝鮮の変化を
求めたもののようだが、金正日氏はどう聞く?

△水谷尚子さんの「中国を追われたウイグル人」(文春新書)を最近読
んだ。「民族自決」というものを考えさせられる一冊。
 中国に限らず、いずれの国でも少数民族の悲哀。しかしこの本にかか
れている内容はひどい。アフガン、イラクに眼を奪われている間に「テ
ロとの戦い」は一人歩きしてモンスター化している。チェチェンでも。
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発行     2007年11月20日   No.316
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
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