メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.306◆現代時評:[小池百合子という女性]  2007/08/28


─────────────────────────────────
【609 Studio 】メール・マガジン 2007/8/28 No.306
─────────────────────────────────
【609 Studio】 メールマガジンは「現代社会を斬る!」をコンセプト
に論説委員Ken氏の論説「現代時評」をはじめ、サハリン情報として、
ロシア唯一の韓国語新聞サハリンの「セコリョ」ダイジェスト版、その
他、寄稿記事など話題満載! 
─────────────────────────────────
            サハリン韓国語ラジオ放送をお聞きください!

 http://www.609studio.com/html/broadcasting/urimal.html

       サハリン韓国語新聞 セコリョをお読みください!
 
     http://www.609studio.com/fromsakhalin.html

───────────◆◆◆INDEX◆◆◆───────────

◆現代時評:[小池百合子という女性]       ken

◆セコリョ新聞ダイジェスト版:2007年8月24日号

◆編集長から

─────────────────────────────────
◆現代時評:[小池百合子という女性]       ken
   Ken氏もしくは現代時評へのご意見、ご要望などは 
                 office@609studio.com  へ!
─────────────────────────────────
◆◆ 毎日インタラクティブ 2007.8.22  小池防衛相は21日午前
、インド、パキスタン訪問のために成田空港を出発した。  防衛相の
パキスタン訪問は初めて。25日に帰国する。 防衛相はパキスタンで
ムシャラフ大統領やアジズ首相らと会談し テロ対策特別措置法に基づ
いて海上自衛隊がインド洋で行っている給油活動の重要性を再確認する。
 一連の会談を通じ、防衛相は、民主党が延長に反対しているテロ特措
法の意義を国内外にアピールする考えだ。防衛省内では「内閣改造後も
留任してテロ特措法の延長に取り組む意欲の表れだ」との声もある。
  
◆◆ 東京新聞 2007.8.10 訪米中の小池百合子防衛相は九日午後、
ワシントンの政府系シンクタンク・米戦略国際研究センターで講演し、
十一月一日で期限切れとなるテロ対策特別措置法の延長に反対する民主
党の小沢一郎代表を厳しく批判した。 小池防衛相は小沢氏が湾岸戦争
時に自衛隊掃海艇のペルシャ湾派遣の実現に取り組んだことを強調した
上で、「あの時は良くて、今回はダメというのでは筋が通らないだろう
。小沢さんの考えは理解を超えている」と批判。 自衛隊の海外派遣に
関する議論は湾岸戦争当時から進んでいるとの認識を示し、「小沢さん
のカレンダーはめくられていない」と述べ、小沢氏の主張は時代遅れと
指摘した。

◆◆ アサヒコム 2007.8.24 小池防衛相は23日夜、防衛事務次官
の後任人事をめぐる守屋武昌事務次官との対立について「9月1日の組
織再編があるからこそ、人事をやった。私は血迷って人事に手を付けて
いるのではない」と述べ、与党内からも出ている防衛相の責任論に反論
した。 小池氏は海上自衛隊のイージス艦の情報漏出事件を引き合いに
「誰が責任をとったのかと言いたい。他人事ではいけない」と述べ、守
屋氏退任を決断した一因に防衛省の情報管理問題があったことを示唆。
一度は内閣改造後まで人事の先送りを決めた塩崎官房長官についても「
防衛省再編をどれだけ本気に考えたかと言えばクエスチョンマークだ」
と批判した。 

■■ 小池百合子という女性政治家がいる。 いまやときの人といって
もいいだろう。 聞けば、彼女はボクの住む街の生まれ。 小学校から
、中学・高校、大学まで近所の学校へ通ったという。 それにしては知
らなかった。ボクが知らぬだけでなく、おそらく街中の殆どが知らなか
っただろう。 最初、参議院に立候補したとき、どこか近所のお嬢さん
が面白半分に立候補していると思った。 そういった、少々跳ねた若い
女性が多い土地柄でもある。 女性優位の時代でもあり、彼女は予想に
反して2度も当選した。いわばラッキー・ガールだった。

■■ その女性が3度目の議員選挙のとき、選挙制度の変更があり、彼
女の対抗馬候補は社会党首土居たか子さんというめぐり合わせになった
。 相手が悪い、これでは小池議員に勝ち目はない、とボク等は思った
。無理もない、柳の下の泥鰌は3匹も居ない。もう諦めて議員稼業もこ
れでお終いかと思った。 が、どっこいそうではなかった、ナンと隣の
選挙区から、党派を変わって立候補し、またもや予想を裏切って当選し
た。 そのときの政党が、新進党、自由党、保守党のどれであったかは
、定かには憶えていない。

■■ その小池議員が、女性議員ブームに乗って、あれよあれよと言う
間に大臣になり、首相補佐官になり、ついには防衛省を取り仕切ってい
た実力者次官を、携帯電話1本で馘首するという離れ業を演じた。もう
ここまで来れば米国伝来の「サクセス・ストリー」の日本版である。 
いまや、内閣を彩るアクセサリー的存在でないことは、否応無しに認め
ざるを得ない。

■■ ところがそうした彼女の立場に気付かぬ人たちが居た。 代表格
が当の馘首された守屋武昌防衛次官であり、内閣を取り仕切っていると
自認した塩崎崎官房長官である。 彼らは小池という大臣をいまなお見
くびっていて、自分たちのコントロールのもとにあると、思っていたら
しい。 ただ、「文官が武官を制する」という、その昔トルーマンがマ
ッカサーを首切った故事に倣い、大臣に次官を辞めさせる権限もあるか
ら、今回は心ならずも小池大臣に軍配を挙げただけであると、いまだに
誤解しているのではなかろうか。 ボクは、ことはそう単純な話ではな
いと思う。

■■ なるほど、次官以下の任命権を大臣が持ち、とくに軍を文官の管
理化に置くのが一国の政府として絶対の手法であることは論を俟たない
し、その程度のことなら、当の守屋次官も先刻承知していたはずだ。 
ところがその守屋次官も、自分は防衛省に所属するとはいえ、文官であ
って武官ではないとの思いもあったろうし、次々とやって来ては消えて
行く歴代防衛長官など、適当にいなして置けばいい、と思っていたに違
いない。

■■ と同時に、塩崎官房長官や安倍首相も、小池という女性を「内閣
の片隅に飾っておく花」程度に考え、久間大臣の後釜として安直に据え
付けたつもりであったろう。 じっさい、わが国では中山マサ議員を初
の女性閣僚として登用して以来今日まで、 田中真紀子元外相を除けば
、古い言葉で言えばすべて伴食大臣、もしくはお飾り大臣だったわけだ。

■■ ところが時代は変わる。英国でサッチャー首相が誕生し、米国で
はライス国務長官という若い女性が政界の中枢に出現し、因循と先例主
義の日本でも、早晩、本格的に女性が国政を動かす時代が来ることは決
まっていた。 だが例によって「今ではない」と思っていた。 第2関
東大地震がいま直ちに起こるわけではなく、ドルの暴落が今では無いと
思うように、首都移転論は消え、米国債買い増しの外貨運用は継続され
ている。 わが政府の「総て先送り」と、「慣習第一主義」は、いまな
お強力に墨守されているのだ。

■■ 女性議員は実質的に「議院の花」であるし、いかに優秀な男性議
員でも年功序列で、当選4回が過ぎるまでは派閥領袖の陣笠に過ぎない
。 友人の息子の東大卒某省課長が、両親の故郷の党県連に担がれて議
員になり、もう2.3回は連続当選した。が、まだ年季が足らぬらしく平
議員のままである。 政治家の年功序列は民間会社より激しい。 

■■ 日本の政界では、切れる人というよりは政界をいかに上手に取り
まとめ、いかに寝技に長けているかということが、首相や大政治家たり
得る必須条件である。 待合政治に長じ、政争に強い「腹芸のプロ政治
家」こそが、わが国に於ける「政治家」だったのだ。 だから、少々遊
泳才能があり、チョッと英語が喋れるだけの小池議員では、本格的な「
政治家」とはいえないと、今まで見くびられてきた。 つまり、小泉や
安倍といった軽々しい当世風首相の思いつきで「職場の花」としての大
臣にしてもらっただけが、小池女性大臣の地位に過ぎなかったのだ。

■■ がどっこい、そうは問屋がおろさなかった。小池大臣は、ことも
あろうに大物官僚守屋防衛次官を携帯電話一つでクビにしてしまった。
 塩崎官房長官が「不愉快だ」と、のたまうのもとうぜんである。じっ
さい、事務官僚トップの次官を首切るのは平大臣のよくなしうるところ
ではない。 過去、じゃじゃ馬の田中真紀子元外相も、省を改革しよう
として、却って外務次官の返り血を浴びて討ち死にしてしまったくらい
だ。 官僚の大物を首切るときはそれなりの手続きが要ると、官房長官
は不服気に言った。

■■ ところが小池大臣は、「私は守屋次官を辞めてもらうのに、ちゃ
んと手続きを踏んだ」という。 彼女にとって部下の次官を辞めさせる
には携帯電話での通告だけで、取りあえずの手続きは済ませたことにな
る。 後日の正式文書手続きは繁文縟礼の別の話である。 ここのとこ
ろが小池大臣と他の政治家の違うところと考えてよい。 日本社会には
、未だに稟議制度を代表とする律令制以来の伝統が残っていて、それが
とくに顕著なのが官界というところである。 それを小泉という変わり
者の元首相はだいぶ破り捨てたが、あれは在任中の人気度が50%以上
だった彼のみが良く成し得るところであり、他は、たとい安倍現首相と
いえども手が付けられぬところと、大方は暗黙に了解していた。

■■ まあ、小泉の場合は、なんと言っても鮫島小泉という薩摩直系の
2世議員だから少々の横紙破りは赦されるが、どこのウマの骨か分から
ぬ女性大臣の為し得る処ではないと、みんなが多寡を括っていたのだ。
 もちろん、彼女の後ろで唆した者が居るとの噂も流れた。

■■ がしかし、ボクの見た所そうではなくて、カイロ大学出身かどう
か知らぬが、彼女なら遣りかねぬことであると思う。 それを先に予見
したのが米国の政治家連中だ。 それあってか、先般の彼女の訪米では
、チェイニー、ライス、ゲーツという要人たちが喜んで彼女に会い、そ
のとき将来の「小池首相」説さえ脇から流れた。 つまり米政界の見解
では、小池は雛壇に座らされた飾りではなくて、コントリーザ・ライス
並みの政治家であるのだ。 換言すれば、米国の大物政治家というのは
、日本で我々が考えるような腹芸や統率力を備えた政治家ではなくて、
ホップ・ステップ・ジャンプで駆け上がって来るラッキー・ガールでも
いいのである。

■■ 「政治家」を英訳すると二つある。Politician とStatesmanだ
。ボクらの「政治家」という言葉のイメージは、ふつう森元首相や、小
沢民主党首のような、つねに胆の内に何かを秘め、人を畏服せしめるム
ードを持った政治屋か、もしくは儒教道徳風の偉大なる哲人政治家であ
るべきだ。 それは英語でいえばStatesmanである。 ところが米国な
どの近年の政治家は、英語のPoliticianであり、それには重厚さなど
の感覚は薄く、早くいえば「政治技術者」なのだ。

■■ 例えば「ライス国務長官」。 デンバー大学を優等で卒業し、ス
タンフォード大学教授だったというが、政治の世界に学校の優等生であ
るべき蓋然性はない。 むしろ、すいすいと政界をスマートに渡り歩く
才能の持ち主だったろう。 わが、小池大臣も、たかが関学からカイロ
大学の卒業で、優等生である必要はさらさらない。 むしろ、無名の女
性が日本新党、新進党、保守党、自民党と次々と渡り歩き、今日の地位
を獲得したのはそれなりの社会的感覚と、すべての因循と年功を自ら払
い除けて、わが思う新しい政治世界へ進むべき才覚があったと解釈する
のが妥当だろう。それでこそ米国風Poriticianなのだ。

■■ じじつ、つい最近までボクなど、彼女の存在も定かに知らぬし、
まして彼女が立派な政治家などとは、今もって思わない。 それよりも
大事なのは、我々が「政治家」の概念を変えねばならぬことだ。とつぜ
ん躍り出た若者、例えばホリエモンとか村上ファンド氏の如きものが政
界進出したとき、それは小池大臣になり、ライス国務長官になる。出身
が漫才師であろうと女優であろうと、はたまたチェッコのハベル元大統
領のように劇作家であってもいい。 政治学などという学問は架空のも
ので、政治家に必要なのは時代の変化に即応できる良識だけである。

■■ 良かれ悪しかれ世は、そういった時代である。 彼ら彼女らに特
別の節操も見識も期待すべきでは無い。 ただ願うらくは、政治専門職
としての時代への先見性だけは持っていて欲しい。 さらに望めば、そ
うした新しい時代の政治家として絶対の武器は、スピードと新機軸を創
出する感性である。 いまの既成政治家の大半は、世襲という家禄に噛
り付いた哀れな月給取に過ぎない。 いたずらに手続きと先例に拘り、
政争に明け暮れ、荏然日を過ごして改革の時期を失しているだけである。

■■ ボクは、小池百合子という少々利発なだけが取り柄の女性にも、
日本国首相になりうるチャンスがあると、半分本気で考えている。 い
まはそういった時代なのである。
─────────────────────────────────
       ◎片山通夫写真集「サハリン」好評発売中!!◎

   写真集「サハリン」が未知谷から発行されています。是非書店
   もしくは609studioでお求めください。
 
          四六判160頁 1,600円(税別)
           ISBN4-89642-138-8 C0072

    未知谷 HP http://www.michitani.com/index.html
    または    office@609studio.com
─────────────────────────────────   
◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] 2007年8月24日号
              発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang
◇詳細/写真、記事は関連Webへ → http://www.609studio.com
───────────────────────────────── 
8月22日国旗の日

 22日、ユジノサハリンスク市チェーホフセンター前の広場で「国
旗の日」を記念する市民集会があった。集会にはサハリン州の政府や
議会、市民団体関係者らも参加した。ア・ホロシャヴィン知事は記念
祝辞の中で、「1994年、20世紀の間忘れていた三色のロシア国
旗が生まれ変わった。しかし、帝政時代の三色の意味と今とは少し違
う。当時、白は自由と独立、青はロシアを守ってくれる聖母、赤は強
い国を意味していた。所が今白は平和と純潔性、青は信念と不変性、
赤は力そして祖国のために流された血を表すもの。どの国も国旗や国
章、国歌は特別な意味を持つ。サハリン州民はこの三色の旗の下で我
が地域の一層の発展のために頑張るべきだ」と州民の団結を強調した。

ネベリスク震災、その後

 今月2日の強震発生後、震災復興作業に834人の専門家と53の
作業チームが動員された。今日現在、209棟の建て直しのアパート
の内、6棟の引越し準備が完了。
  今、地震で家を無くした市民らはテントから臨時宿泊所や鉄道管理
局が提供した車両で暮らしている。20日、530人の被害者に第1
次補助金1万1千ルーブルが支給されたが、地元の銀行に164万ほ
どの支援金が送金されているとのこと。又、9月1日から新学期が始
まるが、全壊した学校の生徒らの転校や通学バスの提供などでネベリ
スク地域の新学期は9月中旬になる見込み。

魚獲期―クォター調整要請

 8月中旬現在、サハリン州で釣ったマスの量は7万9千トンで、今
年のクォターの51%を既に達成した。今年は東部沿岸と南クリルに
特にマスが多く上がってきており、当地域を含めサハリン全体のマス
の漁獲量を上げてもらうように連邦当局宛てに要請を送ったとのこと。

元知事の追悼祭

 さる20日、ユジノサハリンスク市内の教会で4年前ヘリコプター
墜落事件で亡くなった元サハリン州知事イ・パルフトジノフさんとそ
の同僚たちの追悼祭が行われた。追悼祭に参加したア・ホロシャヴィ
ン知事は「彼らはサハリン州発展の方向を示し、その基盤を作った。
今我々がその実を摘んでいると言える」と死者らの業績を高く評価し
ていると述べた。

光復62周年記念行事

さる18日の土曜日、午前10時半からユジノサハリンスク市のコス
モス競技場で約1500人が集まって、日本の植民地から解放された
8月15日を祝う記念行事が行われた。まず、主催側のサハリン州韓
人会関係者一同は日本帝国主義からのサハリン解放を記念して作られ
たスラヴァ(勝利)広場で当戦争で犠牲になった兵士らに顕花してか
ら、エトノス芸術学校の生徒や韓国の伝統芸術チームの演奏や踊りに
導かれて本行事の場所に移動した。本行事には駐ユジノサハリンスク
韓国領事館出張所のヤン・ジュンモ領事や州と市政府人事らの祝辞か
ら始まったが、彼らは口を揃えてサハリン韓人の成功と業績を高く評
価し、又サハリン韓人社会或いは他民族との協力と団結を祈った。
 
 いつも通り、今年もコンサートや相撲、カラオケ大会など多様なプ
ログラムが用意されてあったが、韓国とロシアの国旗を繋いだ500
mの凧が揚げられて絶賛される特別行事があり注目を浴びた。集まっ
た人々は日差しの強い暑い日であったにも関わらず韓国から招待され
た人気歌手や地元芸術団の公演を楽しむ一方、多様な競技にも参加す
るなどとても楽しい様子だった。

読者からの手紙―韓国ソンムン大学の奉仕団ハバロフスク訪問

 今年の春、ハバロフスク国立太平洋大学の建築学部と姉妹大学とな
った韓国のソンムン大学の建築科学生ら45人が1週間の日程でロシ
アの建築と特徴の勉強と社会奉仕活動を兼ねてハバロフスクを訪問し
た。学生らはハバロフスクを代表する歴史的建築物と現在推進中の建
築物などを訪ね歩き、太平洋大学学生らとの交流をも深めるなど多忙
な日程を送る中で、当地域社会のための奉仕活動も行った。2カ所の
学校の修理と生徒らとの文化交流を行うほか、同胞高齢者の家3棟を
修理し安心して住める環境を作ってくれた。我々は祖国のために何も
していない。しかし、祖国の若者は何から何までも不憫なこんなとこ
ろでの苦労を嫌がらずに猛烈な暑さの中で一生懸命奉仕活動を続けて
くれた。美しいとも言える彼らの心と活動にハバロフスクの同胞らを
代表して深くお礼を言いたい。この若者たちを通じて私たちは祖国の
愛を一層強く感じた。
            −ハバロフスク韓人老人会長鄭・ウンギョ

シートベルト着用キャンペーン

 今、サハリン州政府や民間団体との協力の下にシートベルト着用の
キャンペーンを行っている。さる15日、州運輸局のヴェ・ジェクリ
ャロフ局長が記者会見で運動内容について詳しく伝えた。即ち、シー
トベルト着用の重要性について知ってもらうために専門家の話を聞く
、関連ビデオを見るなどの広報活動を展開しているとのこと。200
7年上半期だけでも610件の交通事故が発生、71人が死亡、80
0人余りが負傷した。昨年度に比べ死亡率は58%も増加しており、
毎年事故が増えつつあるため、州当局は2012年までの長期交通安
全プログラムを立て実行に乗り出した。
─────────────────────────────────
◆[編集長から]              Michio Katayama
─────────────────────────────────
 長い間、休刊させていただきました。サハリンは日本のこの酷暑と
違って24日の報告でも23℃が最高気温でした。

 暑い夏は参議院選挙結果にも。さぞかし暑い夏でしょうね。与党の
皆さんには。猛暑?酷暑?それとも惨暑?

◇「安倍をとるか、小沢をとるか」の参議院選で国民は「小沢をとっ
た」のだが・・・。

◇参議院選挙惨敗を受けて安倍首相が閣僚人事と党人事を発表。小池
防衛相は「沈む船」から逃げた!?

  派閥の長やNo.2の起用目立つ。求心力は首相にではなく主要閣
僚に。手綱を引けるか。

◇参議院選自民惨敗で「参議院の良識」が守れるか?民主党次第と言
うのも、心もとない話。

 それでも自民党の暴走を止めることは出来る?

◇「連立見直せ」と公明党地方の意見。政権与党と言う甘い汁を一度
吸った今の執行部には通じまい。冬柴国交相留任。

◇安倍首相、東京裁判パル判事の長男と面会。一体何のため?
まさか東京裁判での「無罪」の声を聞きたかったのか。
─────────────────────────────────
発行     2007年8月28日   No.306
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
配信          まぐまぐ配信システム       ID:0000052236
              MailuX配信システム        ID:MM3E1B97842E020
e-mail        office@609studio.com
website    http://www.609studio.com
投稿      http://www3.ezbbs.net/06/609studio/
購読 購読解除は websiteへ

           ◇禁・無断転載◇
─────────────────────────────────

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。