メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio号外 ◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版]  2007/04/24


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【609 Studio 】メール・マガジン・2007/4/24  号外
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に論説委員Ken氏の論説「現代時評」をはじめ、サハリン情報として、
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 2007年4月20日号のセコリョ新聞日本語版をお届けします。

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◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] :2007年4月20日号
              発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang
◇詳細/写真、記事は関連Webへ → http://www.609studio.com
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血管撮影設備必要

 先週、イ・マラホフ州知事の参加の下、州立病院の医療設備購入検討
会議が開かれた。サハリンでは心臓即ち血管障害による死亡率が非常に
高く、早期の診断の必要性が以前から言われてきた。心臓及び血管に障
害のある患者が数千人にも及ぶが、大陸で治療を受けられるのはわずか
70人ほどに過ぎない状態。したがって、現地での診断や治療、手術の
必要があるが、医療装備がなく又、腕のいい外科医師の不足も問題。同
会議で州知事はこのような現状を深刻に受け止め州予算から医療装備の
購入を決め、財政局に予算作りを命じた。

交通安全会議

 さる16日、ヴェ・アルペロヴィツ副知事の呼びかけで州交通安全委
員会会議が行われた。会議では4月23日〜29日までの交通安全週間
に備えての広報活動や記念行事などを検討した上、「2007〜201
2年までの州交通安全再考」と名づけられた州の特別プログラムの実践
問題についても話し合った。

サービス博覧会

 安全で質のいいサービス市場の発展と拡大のために、州政府と企業と
が共同で主催していいる「サハリン州サービス博覧会」が17〜19日
間、ユジノサハリンスク市の<ドム・オペチェロフ>で開催された。4
回を迎えた今年、宿泊サービスや通信サービス会社やマスコミや出版、
インテリア会社のほか観光や旅行会社も参加して様々なサービス模様が
紹介された。

今年の永住帰国希望者名簿作成完了

 韓国赤十字社によると今年中に永住帰国を予定している者は959人
。追加永住帰国事業による申請者は578人で、432人は現在サハリ
ン居住者、146人は大陸に住む元サハリン同胞である。詳しくはハバ
ロフスクとウラジオストク93人、モスクワ35人、アルマトイ12人
、ナホトカ4人、ロストフ2人である。来る23日からは2008年度
永住帰国者名簿作成が始まる。

故パルフトジノフ元知事誕生57年記念

 16日、サハリン州エス・シェレデキン第1副知事をはじめ州政府関
係者が、2003年飛行機事故で亡くなった元サハリン州知事パルフト
ジノフさんの誕生57年を記念する行事に参加し、再び飛行機墜落事故
の犠牲者らの冥福を祈った。

モスクワと協定書締結

 11日、モスクワ市庁で、サハリン政府とモスクワ市政府間で「貿易
、経済及び科学、教育、文化の相互発展と協力のための協定書」が交わ
された。又、2007−2011年間の協定書実行を約束する議定書も
締結された。この5年間でモスクワとの商品取引量が5倍まで増えるな
どモスクワとの交易が益々増加している。サハリンの水産物がモスクワ
市場で重要な役割を果たしている一方、サハリンはモスクワの最新の建
築技術や科学技術、情報教育などの経験やノーハウを必要としている。

今年1・4分期最低生活費

 サハリン州政府の発表によると、今年1・4分期住民一人当たりの最
低生活費は6164ルーブル。労働能力のあるものは6503、年金生
活者は5111、子供は5803ルーブルとのこと。

都市掃除

 先週の土曜日(14日)は市令土曜労働日で、公務員や一般企業の社
員らも積極的に参加するなど約1万4千人の市民が町の掃除に当たった
。土曜日一日だけで運ばれたゴミの量は500トン。二日目の労働日は
来る28日。

サハリン写真展

 さる11日、モスクワ政府館でサハリン州成立60周年を記念して、
サハリン州政府と「ノーヴォスチ通信社」が共同でサハリンとクリルの
歴史と現況を紹介する写真展を開いた。開会式にはエム・プアドコフ首
相など政府の有力人事が多く参加した。

サハリン州教師コンクール

 16〜24日まで、ユジノサハリンスク市でサハリン州教育局が主催
する「今年の教師」という名前のコンクールが開かれる。サハリン州1
5区域から28人の教師が参加されることになったが、今年はじめて、
北方少数民族学校の先住民教師が参加していた注目を浴びている。先週
、イ・マラホフ州知事は当行事を国家プロジェクトの一つとして採択し、
毎年州知事が主催者となって行いことを決めたことがわかった。

老兵らの住宅修理

 ユジノサハリンスク市政府は今年中に老兵30人の住宅を修理するこ
とを決め、そのために300万ルーブルの市予算を割当てることにした
。候補住宅は市老兵委員会との協議で決められる予定である。又、戦勝
62周年を迎えて市政府は5月9日まで全老兵に追加支援金を支給する
ほか、多くの記念行事を企画しているとのこと。

学校に最新の歯科装備寄贈

 先日、ネベリスク市を訪問したエル・シュビナ副知事が当区域のゴル
ノサヴォドスク第1号中学校に30万ルーブル相当の最新歯科装備を伝
達したことがわかった。当支援金はサハリン州知事の決定によるもので
、2週間ほどの設置期間を終え、4月末から患者を受け入れる方針だ。
校内歯科室は当地域では最新の設備を備えた所と言われている。

飛行機事故多発

 3月26日、ユジノサハリンスク空港でサット社が運行しているAN
−24型乗客機が故障で急着陸したことがわかった。交通検事局の調べ
によるとサット社が運行中の飛行機は事故が多く、2005年に12件
、昨年も9件に及んでいる。今年に入ってもう既に2件の事故があった
。検事局は事故の主な理由は飛行機の老化と判断している。25−30
年間も使っている飛行機は故障を起こしやすく、飛行安全について数回
航空会社に警告をきたとのこと。

狼出現

 先週、西北部地方の狩猟者たちが大陸からサハリンへ渡ってきた5匹
の狼の群れを発見した。狼たちはネベリスク海峡の氷の海を歩いてサハ
リンへ渡ったもので、今まで最も多い数。50年代に3匹、2000年
度に1匹がサハリンで発見されたことがある。今までと同じように狩猟
者らには狼を殺すようにとの指示が下された。

広告:「遺家族を探します」

 先月、日本人フォトジャーナリスト片山通夫さんが九州築豊炭鉱を取
材した際、明治鉱業の昭和19年11月6日付の事故報告書を見つけま
した。当報告書にはこのように書かれてあります。<昭和19年11月
4日午後5時10分頃、九州平山炭鉱の落盤事故により、昭和19年9
月15日に樺太白鳥沢炭鉱から平山炭鉱に転換された朝鮮人木本栽培(
当時34歳)が死亡した(抜粋)>。
 この方の遺家族又知合いはセコリョ新聞社またはウリマル放送にご連
絡をお願いします。木本さんの韓国名は「鄭」と推定されます。当時同
じく白鳥沢から転換され事故で亡くなった朝鮮人炭夫松本庚述さんと川
村順吉さんの遺家族はわかりました。松本さんの韓国名は呉で、息子の
呉・セウクさんは今安山コヒャンマウルに住んでいます。

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発行     2007年4月24日   号外
編集・発行  609studio   Michio Katayama
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