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タイトル:609studio No.243 ◆現代時評: [資本主義下の倫理と精神]  2006/01/31


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【609 Studio 】メール・マガジン・2006/1/31  No.243
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◆現代時評: [資本主義下の倫理と精神]           ken

◆セコリョ新聞ダイジェスト版:

◆編集長から

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◆ [資本主義下の倫理と精神]                ken                       
   Ken氏もしくは現代時評へのご意見、ご要望などは 
                 office@609studio.com  へ!
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◆◆読売新聞 2006.1.25 ライブドア前社長との関係をめぐり、自民、
民主両党の非難合戦は25日も続いた。 事件の背景の社会風潮や倫理
問題への対応という議論は棚上げしたままで、相互批判ばかりが過熱し
ている格好だ。

◆◆読売新聞 2006.1.27ライブドアグループの証券取引法違反事件で、
同社前取締役の宮内亮治容疑者(38)が東京地検特捜部の調べに、関
連会社の企業買収を利用した不正な株売り抜けについて、「グレーだと
思っていた」などと、当初から問題があると認識していたことを示す供
述をしていることが、関係者の話で分かった。(中略)  一連の不正
取引の仕組みを考案した宮内容疑者は、こうした目的を隠して買収発表
をした逮捕容疑を認め、バリュー社株売り抜けの仕組みについて、「(
当時は)グレーだと思っていたが、今考えてみると悪いことだったと思
う」と供述しているという。

◆◆プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(1905年) ナ
ポリの馬車屋や船乗や、わけても同様の仕事に従事しているアジアの人
々、いや、南ヨーロッパやアジア諸国の職人たちの金銭慾は、誰でも経
験した人にはわかるように、同様な場合のイギリス人などよりは遥かに
徹底的であり、ことに厚顔である。

■■ここのところ、ホリエモン氏と姉歯氏が袋叩きにあっている。 だ
が果してこの二人だけが悪いのかは、大いに疑問である。

■■例えば姉歯氏。 第一義的には建築士としての姉歯氏が建築法令に
違反した設計をしたのが悪いのは判っている。 だが、彼は「誰か」に
頼まれて、心ならずも違反設計したのであろう。とすれば、ほんとうに
悪いのはその「誰か」である。主犯は「誰か」で、姉歯氏はカネのため
に心ならずも協力した「従犯」と考えていい。 減らした鉄筋のコスト
を建築士が懐へ入れるわけではない。

■■例えばホリエモン氏。「問題はこうした単純な株価操作を是認して
きた市場にある。証券取引法は人為的な株価操縦を禁じているが、堀江
前社長らに適用された「風説の流布」「偽計」などの規定は極めて曖昧
だ。逮捕で「悪いのはルールを破ったホリエモン」というムードが醸成
されつつあるが、株式分割の条件の厳格化など、投機をはびこらせない
ルール作りが必要だ」と、専門家などはは言う。

■■ライブドアが株価高騰の「仕掛け」に利用した株式分割が可能にな
ったのは、01年の改正商法だ。それまでの「分割後、1株当たりの純
資産が5万円を下回ってはならない」とする規制が撤廃された。ホリエ
モン氏はそれを利用してライブドアの株式を3万倍に薄めた。決して違
法ではない。

■■株式を分割すれば株価が上昇するのは分かり切ったことで、ホリエ
モン氏が政府解禁の株賭場を開き、そこに個人「投機」家が群がった、
という図式だ。 なぜ政府(金融庁)が株式分割に青空天井を認めたか
というと、「低価格の株式を流通させ、個人投資家のすそ野を広げるた
め」と説明する。 東証も「当時は株価が低迷しており、新興のIT関
連企業に個人投資家を誘導する国の政策が背景にあった」と率直に認め
ている。 

■■ホリエモン氏が特捜に「罪を犯すつもりはなかった」と言っている
そうだが、おそらくその通りだろう。もしそれが犯罪だとすれば、証券
取引法違反か税法違反程度の、いわば微少な形式犯に過ぎない。 

■■じゃなぜそうした微犯容疑の姉歯氏とかホリエモン氏を、さも重大
犯人のように警察・マスコミが扱うのか。 先ず、彼ら両氏が後ろ盾の
無い小物だからだろう。 次ぎに検察のいわゆる「社会正義」に対する
おもねりもある。 それはある種の検察ファッショと換言してもいいか
も知れない。 なぜなら、検察は大衆の期待に応えるふりをして、彼ら
の権力行使に快感を覚え、マスコミは「検察こそ正義」の擬態を示した
がる。 ボクは二人に同情する。

■■といって、ボクはそうした問題の人々に、無条件で同情しているわ
けではない。 問題の根は、むしろ現経済社会における倫理道徳感の欠
落にある。 法にさえ触れなければ、あるいは法が目を瞑ってくれる程
度なら何をしてもいい、という社会の風潮にある。 風潮は、いまや「
認識」にまで一般化してきている。

■■もともと「法」とは、国家社会における「してもいいこと」の最低
ぎりぎりの基準に過ぎなかった。 我々が社会生活を安全快適に維持す
るための基準は、「法」の基準よりも、もっともっと上にあった。 そ
してそれを教へ勧め、維持して来たのは、宗教とか「人間のつつましさ
」感覚による道徳や倫理であった。 

■■その宗教は、度を過ぎた戒律やオカルトの弊害で社会的退潮を余儀
なくされた。 「人間のつつましさ」は、主として消費社会の度を過ぎ
た奢侈化によって急速に減ってしまった。 いまや、倫理道徳を勧める
敬虔な宗教は無いに等しく、「人間のつつましさ」を美徳と思わぬ人々
が増えるばかりである。 その代表選手が政治家であり、大実業家であ
ろう。 しかしそれを100年前にすでに予言し、心配していた人も居
た。 それがマックス・ウエバーというドイツの社会学者である。

■■いまから100前にときを同じくして、その後の1世紀をほぼ両分
する巨大な思想的影響を与えた書物が二つ発刊された。 一つはマルク
スとエンゲルスによる「資本論」であり、もう一つはマックス・ウエバ
ーによる「プロテスタティズムの倫理と資本主義の精神」である。

■■どちらにも「資本」という言葉が使用され、「資本主義」という、
いまでは誰でもが知っている言葉の濫觴となった。だが周知のように「
資本論」は消え、その信奉者であった社会主義政党も、少なくともわが
国では泡沫政党に近い状態で余命を長らえているに過ぎない。 いっと
きあれほど多くの民衆に支持された「資本論」が消えたのは、マルクス
やエンゲルス氏の八卦が当たらなかったからであり、理論そのものが間
違っていたとは言いきれない。 

■■マルクスやエンゲルスは、人間の持つ底知れない業(ごう)の深さ
、つまり「欲望の限りなさ」を見誤っていただけの、中国哲学風に謂え
ば「性善説論者」だったのである。 社会主義政党復権の可能性は、将
来、じゅうぶんある。

■■片や、ウエバー氏の「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精
神」は、出版後100年になって、彼の予想が大当たりであったことが
証明された。ウエバー氏の説は、今後ますます盛んになるであろうし、
勝馬もこのくらいになると大穴である。 岩波文庫版5392ー539
3(上)と5394ー5396(下)の売れ行きも、とうぶん安泰だろう。

■■ところがこの「資本主義」とは何かとなると、意外に知る人は少な
い。 広辞苑によれば「あらゆる生産手段と生活資料とを資本として所
有する有産階級が、自己の労働力以外に売るものを持たぬ無産階級から
労働力を商品として買い、その価値を使用して生産した商品の価値との
差額を利潤として手にいれるような経済組織」である、となっている。
 この説明は解り易く、ボクらがいま資本主義社会に生きているという
のも納得出来る。

■■マックス・ウエバーが「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の
精神」を出版したのは1905年だから、今年でちょうど100年にな
る。 この本のなかで、既にウエバーは資本主義の行く末について予言
している。 じつはそれが彼の大当たりの勝馬たる所以で、マルクスら
の負け馬「資本論」と極端な対比を示している。 その当たった八卦の
ハイライト部分を示そう。

■■『「将来この資本主義という鉄の檻の中に住むものは誰なのか、そ
して、この巨大な発展が終わるとき、まったく新しい予言者たちが現わ
れるのか、あるいはかっての思想や理想の力強い復活が起こるのか、そ
れともそのどちらでもなくて一種の異常な尊大さで粉飾された機械的化
石と化することになるのか、まだ誰にも分からない。それはそれとして
、こうした文化発展の最後に現れる『末人たち』にとっては、次の言葉
が真理となるのではなかろうか。 『精神のない専門人、心情のない享
楽人。この無内容のもの( Nichts )は、人間性のかって達したことのな
い段階にまですでに登りつめた』と、自惚れるだろう」。

■■ここでウエバーが言う『精神のない専門人、心情のない享楽人。こ
の無内容のもの( Nichts )は、人間性のかって達したことのない段階に
まですでに登りつめた』と、自惚れるだろう」とは、つまりは最近のホ
リエモン氏のごとき新人類の発生を予想していたことに他ならない。

■■ウエバーは資本主義が爛熟期に達したときの、人間の飽くなき欲望
への危険を察し、それに対処する方法としてプロテスタンの持っている
倫理感に大きな期待を寄せた。 そのころは、プロテスタントはもちろ
んのこと、カトリックにおいても似たような倫理を宗教で教えていた。
 さらに彼の知識の外だったろうが、似たような倫理道徳に関する教え
は、他の宗教、たとえば儒教や仏教にもあった。

■■換言すれば、今から少なくとも100年くらい前まで、われわれ人
間が「してはならないこと」の規範は、「法」よりも「倫理道徳」にあ
った。 ウエバーが「プロテスタンティズムの倫理」と言った部分はそ
のまま「儒教の倫理」、または「仏教の教え」と置き換えても、よかっ
たのである。 成文法が無いかのごとき未開国においても、おそらく事
情は同じであろう。

■■「足るを知る(知足)」という仏教における教えの基本は、「人間
の善は一定の度合いで存することが必要である。すなわち人が身分相応
の生活に必要なだけ外的富を一定の度合いで手に入れようと努める限り
、善である。そしてその度合いの超過が罪なのである。すなわち、ある
人が適当の分量を越えてそれを取得し、あるいは保存せんと欲する限り
、罪であり、貪欲に属する」というプロテスタントの倫理とひじょうに
似ている。

■■もしホリエモン氏が、得意の絶頂にあったころに、この倫理道徳の
基準を守っておれば問題はなかった。 ところが彼は「法」の基準にの
み従がおうとしたところに問題があった。 しかもその「法の基準」が
すこぶる曖昧であったことが彼を災いした。

■■法の基準が曖昧なとき、その法に対抗するため、いくらか有効な手
段は大衆を味方につけておくことである。 そのためには、普段からさ
さやかな社会奉仕を心掛けることも知恵の内だ。 米国におけるビル・
ゲイツ氏ならずとも、ホリエモン氏も、たとい1億円か2億円だけでも
、何かの社会事業に寄付しておいたなら、日本の社会一般から受ける心
証がだいぶ違い、そして一般社会におもねる検察の取扱いも異なってい
たかも知れない。そして簡単に言えば、これがマックス・ウエバーの説
く「資本主義の精神」の一具体案でもある。 

■■ウエバーによれば、【資本主義の精神】とは短絡化したタイトルで
、じつは【資本主義経済の下での資本家、および労働者がともに持つべ
き精神】であると説明している。 つまり、我々資本主義下に生きる人
間が等しく持つべき心掛けは「無頓着な所有の享楽に全力をあげて反対
し、消費、ことに奢侈的消費を圧殺すること」にある。

■■そして近年、米国から発したマネーゲーム的新資本主義は、こうし
た「法」以前の倫理道徳を軽視し、利益追及に忙し過ぎる。 それに追
随し、カネ儲けと自己の快楽のみに、あまりにも片寄り過ぎたホリエモ
ンという賢明で前途有為な青年に、この「プロテスタンティズムの倫理
と資本主義の精神」が薄かったばかりに、今回、囹圄の人とならしめた
ことを、ボクはひじょうに残念に思う。

■■しかしそれは単にホリエモン氏だけの特異な現象ではない。 いま
の日本政府が、「新自由主義」の名のもと、そうした効率的で利潤追求
型経済社会を目指して、「法」すれすれの経済活動を推奨しているかの
ごとくに見える。 悪いのは「誰か」、考え直して見ようではないか。
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◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] :2006年1月27日号
              発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang
◇詳細/写真、記事は関連Webへ → http://www.609studio.com
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道路整備に主力

 イ・マラホフ州知事の強力な支持に基づき、最近、ユジノサハリンス
ク市の重要道路の修理と拡張、新しい公園建設に州政府が積極的に取り
組んでいることがわかった。州知事は既に重要道路の修理と拡張のため
に2億2千ルーブルの予算を策定しており、追加予算を如何に拠出する
かについての政府会議が続いている状態。追加予算の規模は州全体の予
算と同じくらいの大規模のものであるが、州指導部は強い意志で実行し
て行く方針である。春には土木工事が始まる予定で設計や建設を担当す
る会社の入札準備会議も行われている。

質の悪い石炭で温度上がらず

 最近、州内一部区域の集団住宅が暖房の温度が低く苦労をしている。
原因はボイラーの石炭質が悪いからであるが、住宅管理機関が問題解決
に無関心であるため、住民たちから非難を浴びている。州管理局の質検
閲指示に従わない住宅管理機関、不満のために暖房料金を払わない住民
、住宅問題は悪循環を繰り返しているばかり。

北方領土返還運動団体のサハリン訪問反対デモ

 先日、「北方領土返還のための連帯」という日本の団体がサハリンを
訪ねて泊まっているホテルの前に、社会団体モロダヤ・グワルジヤとナ
シャ・ストラナの会員約20人が集まって抗議デモを開いた。彼らは、
「クリルはロシアの領土!」「ロシアの国境には我々祖先の血が滲んで
いる!」「報復主義者!自分の国へ帰れ!」などロシア語と日本語で書
いたプラカードをあげていた。こんな接待を受けた日本人たちは記者会
見を拒否するほか、州政府との会談などにマスコミ関係者は一切参加さ
せないように要請してきたという。会談の内容は推測可能なもの。愛国
心に溢れるサハリン住民たちは「会話など要らない。クリルはロシアの
領土だ」という強い姿勢を崩していない。

ノグリキ病院に応急車寄贈

 24日、サハリンエネルギー社がノグリキ区域病院に新しい救急車を
贈呈したことがわかった。先端の設備や医療機器を備えたこの救急車に
より多くの住民たちが命を救われるであろう。

生物資源被害補償要求

 生態学関連市民団体がコルサコフ区域の液化天然ガス工場の建設現場
入り口前で28日、工事による生物資源破壊に対する補償を要求するデ
モを開くと知らせた。デモ参加者たちは集会を開いた後、プラカードを
持って工事現場の入り口を塞ぐ予定であるとのこと。

同胞の子供たちを助けるために韓人会が募金運動を

 ユジノサハリンスク市議員の呼びかけで最近、親のいない7人の同胞
子供を助けるための募金活動が行われている。今月初め、朴・ヘリョン
韓人会長も同行してセコリョ新聞社が子供たちの生活ぶりを取材した。
韓国人の父とロシア人の母の間に生まれた7人の兄弟はユジノサハリン
スク市の郊外に住んでいる。 
 酒飲みで精神病を患う母が家出をしてから父は一人で兄弟を育てたが、
その父が昨年脳出血で亡くなり今はおばやおじたちの助けで生活を営ん
でいる。24歳から9歳までの兄弟たちは貧しいけど助け合いながら幸
せに暮らしているが、彼らの住んでいる家がひどく傷んでいるため再建
が必要であるのが悩み。このような事情を知った市議員の呼びかけでセ
コリョ新聞を通じて建築費用を作るための募金活動が行われている。

あれこれ

「節約キャンペーン」
 サハリン州では1月20日から節約キャンペーンを実施しており、年
末には運動の結果を評価し表彰する計画である。参加方法は機関や企業
が毎月滞納せずに支払った水道や電気などの公共料金の領収証を提出す
れば良い。こんな所が数十箇所の場合は籤で表彰者を決める。

「サハリン、極東で最も失業者少ない」
 国際労働団体のアンケート調査によると、今日極東地域の失業率は8
%まで下がり、2001年度の13%に比べ大幅に改善されたことがわ
かった。しかし、ハバロフスク住民職業保障連邦国家管理部によると、
登録されている失業者数は2.2%から3.3%へ増えている。地域に
よって状況は異なるがサハリン州は原油ガスプロジェクト実施に伴う雇
用増加により失業者数が2倍も減っている。全体的にみて極東地域はま
だ失業率が高く、特に女性と若者の失業率が高い。青年失業者数は5%
も増えている。

「後見人と父母の募集」
 ホルムスク地域政府は3年前から孤児たちの後見人と父母探しを続け
ている。新聞や放送を通じて両親のいない子供たちの履歴や写真など詳
しい情報を提供しながら後見人や父母になってくれる人々を募集してい
るが、後見人や父母たちには養育費と賃金も払っている。昨年の場合、
保護者を必要とする70人の子供の中で35人が後見人を、7人が新し
い家庭にもらわれた。
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◆[編集長から]              Michio Katayama
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 世は「偽装時代」に入ったようだ。数え上げればきりがない。
小泉首相は「格差」はないと。先日、大雪で屋根の雪下ろしをしたいが
人手がないので出来ないと嘆く老人たちの集落をテレビで見た。
 若者は街へ。残された老人たちは気力だけで雪と戦う。街では偽装と
欺瞞がうずまいて他人を信頼できない生活の日々。
 
 何とかしなくちゃ。
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発行     2006年1月31日   No.243
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
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