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タイトル:609studio No.230◆現代時評:[政党政治の落とし穴]  2005/10/11


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【609 Studio 】メール・マガジン・2005/10/11   No.230
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◆現代時評:[政党政治の落とし穴]               ken

◆セコリョ新聞ダイジェスト版:2005年10月7日号
  
◆編集長から:[この1週間]

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◆現代時評:[政党政治の落とし穴]              ken
   Ken氏もしくは現代時評へのご意見、ご要望などは 
                 w_m@609studio.com  へ!
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◆◆ライブドア・ニュース 2005.9.28 国会は28日午後、衆院本
会議で小泉純一郎首相の所信表明演説に対する代表質問を行い、与
野党の論戦がスタートした。民主党の前原誠司新代表は、就任後初
の国会論戦に臨んだ。冒頭、衆院選での惨敗を受け、「反対のため
の反対はしない」「重要な法案には対案を示す」など徹底審議路線
を打ち出した。そして「与党と真の改革を競い合い、新体制で反転
攻勢を誓う」と、巻き返しへ向けた民主党の姿勢を示した。

■■昔からの慣用句に「是是非非(ぜぜひひ)」と言う言葉がある
。辞書には「是是非非(ぜぜひひ) 一定の立場に囚(とら)われ
ず、良いことをはっきり良いとし、悪い事を悪いと公平な立場で判
断すること」として、例として「是是非非主義」が出ている。 先
月28日、国会初日の前原民主党代表が「反対のための反対はしない
」と言ったのは、この「是々非々主義でいく」という意味だろう。

■■ところが10月5日の日経新聞による「連合」定期大会報告に
よれば、「民主党の前原代表は『政党と労組の考えに違いがあるの
は当たり前。しっかり議論しながらも違いがあれば是々非々で対応
していく』と述べた。労組との協力関係を保ちつつ、政策決定過程
では一定の距離を置く考えを示した」、とある。

■■どうやら民主党の好もしき若大将前原誠司氏はこの「是々非々
」という言葉が好きと見えるが、それは必ずしも彼のみで無く、以
前から菅直人氏も連発している。現在の政情下における民主党の、
自民党に対抗するほぼ唯一に近い政策案を要約すると「是々非々主
義」にならざるを得ぬらしい。

■■なにしろ、旧全逓系を除けば、自民党と民主党の議員諸公の出
自は殆ど同じで、ただぐうぜん、最初の立候補時に自民党の公認が
得られず、やむなく民主党から出馬した、という民主党議員連中に
とっては、やるべき政策内容は自民党と殆ど変わらない。つまり、
「是々非々」と分ければ、殆どすべてが「是々」ばかりで、「非」
の方は無いに等しい。

■■それをナンとかして「非」の方を造ろうとして失敗したのが、
今回の選挙における民主党の「郵政民営反対」であった。全逓系
に引き摺られての「民営反対」だった、と世間の政界雀は解説し
、いまになれば民主党議員の多くもそうであったように取り繕う。 

■■が、じっさいの民主党は、選挙に際して、どこか自民党と違
うところを打ち出さないかぎり、野党としての存在のレーゾンデ
トールが無くなるから、やむを得ず「郵政民営反対」を唱えただ
け、と解すべきだろう。

■■いかに前原氏が「今後は反対のための反対はせず、是々非々
でいく」と、議会で小泉総理相手に見栄を切っても、じつのとこ
ろ、そうはいかない。 

■■ボクの見るところ、事情はかっての社会党の解党に酷似して
いて、野党としての民主党がやりたいことを、与党、つまり自民
党がほぼすべてを先に実行に移しているので、「是々(ぜぜ)」
ばかりで、「非々」はひじょうに少ない。 
 古い言葉通り、「敢えて異を立てる心掛け」、つまり「無茶と
知りつつ押す横車」の度胸と才覚がない限り、野党、民主党の出
る幕は少ないのである。 というより、民主党の前原代表が、も
し「冬のソナタ」ばりに与党と向かい合って純情可憐に、「是々
非々」だけで行動しようとすれば、かっての社会党と同じく、解
党への「いつか来た道」を辿ることになり兼ねない。

■■たしか戦中のこと、さる著名な社会学教授が警視庁に召喚さ
れ、「社会主義者は怪しからん」と怒鳴られた。「私は社会学を
専攻する学者で、社会主義者ではありません」といくら弁明して
も特高刑事は解ってくれない。「社会学と社会主義とは、たとえ
ば『慶応年鑑』」と『慶応義塾大学』は、慶応と言う言葉は同じ
でも、中身はぜんぜん違うようなものです」と、口を酸っぱくし
て説明しても理解してもらえなかった、という話を聞いたことが
ある。もっとも、その頃は社会システムが粗雑な時代だから、社
会学を専攻するような人は自ずから社会主義者にもなったかも知
れない。

■■今ごろの政党もそれに似ている。 いわく「自由民主党」、
いわく「民主党」、いわく「社会民主党」。どれもこれも同じよ
うな政党名で、じじつ、各々の掲げる政策も似たり寄ったりであ
る。いくら「マニフェスト」などとハイカラに言い換えてみても
、内容に大きな変わりは無い。

■■戦後の社会党も一時は人気があり、片山内閣も生まれた。が
、次第に凋落し、いまでは「社民党」の名のもとに細々生存して
いるだけになった。 もちろん、お人よしの女性党首が北朝鮮政
府を信用し過ぎて、そのウラを掻かれたなどという失敗も凋落の
原因だろう。 が、じつはそれより先に、社会党が実行したいと
思う社会主義的政策のほぼすべてを戦後歴代の自民党が先取りし
、実行に移してしまったから、社会主義政党の出る幕が無くなっ
てしまったのである。 

■■とにかく近年の自民党政策のほぼ総ては、昔ならばとうぜん
社会主義政党が実行する政策なのだ。 そんな時代になると、旧
社会党系のみならず、野党のすべてが自民党にお株を奪われ、す
ることがなくなる。 そうなると野党とすれば、チョットまだ機
が熟さぬかも知れないけれども先鋭的な政策を主張せざるを得な
い。すると、平穏で無責任な庶民の目には過激と映り、拒否され
るからブが悪い。要するに今の世、北朝鮮や中国はいざ知らず、
日本や、先進国と称される国々には専制的な強欲政府などは存在
しない。政策はすべて穏やかで、与党、野党の区別無く、どちら
かと言えば似たり寄ったりの政策なのだ。 違うのは、甲案と乙
案のどちらの方が結果的にうまくいくだろうか、といった八卦の
話に過ぎない。 目くじら立てて、絶対かくあるべきだと言うよ
うな議論はめったに無い。

■■いまの小泉首相のように、内心は兎も角、「自民党をぶっ潰
すんだ」といったふうな改革志向型政権では、自由民主党内部の
老政治家ですら居場所が無くなっている。そうした時代にあって
、いくら英国議会などを真似た「2大政党制」が理想といっても
、実際問題として与野党2大政党間に、政策的に大きな差が無く
なってしまってどうにもならない。

■■因循と行き掛かりで、どちらの政党に所属したかだけで、
「自由民主」であろうと「民主」であろうと、もしくは以前の「
民社(民主社会)党」であろうと、政党名が似通っているばかり
でなく、主張すべき政策に大きな変わりはない。 ただ、「政権
奪取」という、世俗的世渡り目的のために、「針のアナの差」を
拡大して、さも政策に天と地ほどの隔たりがあるように言うこと
で、おたがいの政党差、つまり政党としての存在理由をPRしな
ければならないのだ。

■■それがいやで、大きく特色を打出そうとすれば、昨今の「社
民党(これまた名前まで似通っている)」のように「憲法改悪反
対」といった古風なスローガンを打ち出すしかない。 しかしそ
れも、いまや老練ともいえる小泉氏の口先に掛かれば、「現実に
存在する自衛隊の法的存在位置を明確にするだけで、だれも戦争
に出て行くつもりはございません」と言われてしまえば、必ずし
も「改憲」を罪悪視する理由は無い。先ず、「世論メーカー」を
自認する新聞の論説委員たちが改憲容認を言出すだろう。

■■現に、英国の保守党と労働党、米国の共和党と民主党などは
、知ったり顔の政治評論家たちが、さも理想的な2大政党相競う
政治システムのように誉めそやすが、じつはどちらの政党も政策
は似たり寄ったりの八百長に近い。著しく主張の異なる2大政党
の激しい鬩(せめ)ぎあいにより、うまく国の政治が作動してい
るとは義理にも言い難い。

■■まして現在のようなわが国の政治的情勢では、「自民党」と
、「民主党」とが、古めかしい2大政党論に惑わされて、お互い
が議論しあっても、その範囲はせいぜい、「郵政民営は得か損か
」程度の、いわば競馬の予想屋の類に過ぎず、野党が押し切られ
てしまうと、はじめから決まっている。 いま進行している「改
憲」論と同じで、与党側ではすでに議会通過の日程まで決めてし
まっていて、野党の<ぼやき>は何月何日の何時ごろに、いちお
うお情けに時間を割いてやる、といった程度だ。

■■ということは、せっかく颯爽として現われ、そして米国風の
表現をすれば「娘が居たら嫁がせたい隣家の好青年」風の、前原
民主党新代表が、「反対のための反対はしない」「是々非々でい
く」と、率直に言ったりしても、「どうぞご自由に反論して下さ
い」と小泉さんに軽くイナされるだけである。そうなれば、民主
党も、もう次ぎの句が出ない。なにしろ野党党首といえども、政
治上の実行力においては刺客出身の新米女性議員に遠く及ばない。

■■前原代表がつまらぬことを言ったのではなくて、問題の根源
は、「2大政党競合論」という古めかしい政治技術論にあると、
ボクは思う。これでとうぶん、民主党は手も足も出ないだろう。
 いちばん可哀相なのは、貧乏籤を引いて、ほんとうは自民党と
いう万年勝ち馬に乗りたかったのに、運悪く民主党に入ってしま
った若手のエース議員たちである。

■■運のいい自民党の若手議員連中。おそらくその多くは優等生
キャリア出身であろうが、彼らはこの時代の流れであれば、4年
生議員になるまで待たずとも、ひじょうに早く閣僚の座をせしめ
るであろう。が、スカッとした前原代表をはじめ、民主党という
貧乏籤を引いてしまった未来嘱望型の若手政治家たちはまことに
お気の毒である。彼らは、その昔、次期首相候補として米週刊誌
の表紙を飾ったまま、苦労ばかりしている小澤一郎元自民幹事長
と同じ運命の道を歩むこととなろう。いわばこれは人材の持ち腐
れである。

■■いまごろ、義理人情論で郵政民営に反対した旧弊、と言って
悪ければ「目先の読めない古い政治家」たちは、切り捨てていい
。そして、ワンマン首相を決め込むことを得た幸せな小泉さんに
やってもらいたいことがある。それは、「2大政党制」をいっと
き引っ込めて、フランスやドイツ風の競合多党制をわが国にも取
り入れて欲しい。 そうすると、いまの自民党若手優秀議員連中
と、ほぼ同数、同能力の、多くの野党議員たちの未来を救えるで
あろう。 
 それは、彼ら個々の政治家にとって幸せであるのみならず、日
本国家の将来にとっても結構なこととなろう。 あたら有為の人
材を野に埋めることはない。

■■そのための具体策として、小泉総理は何を為すべきか。先ず
来年、首相を退いたらすぐ、有為な野党の青年議員たちに呼びか
けて新党を立ち上げるべきだ。 すでに述べたように、事実とし
ての主義主張は、自民党も民主党も、いまや変わるところは殆ど
無いから、馳せ参じるに難しいことはない。

■■かって松下幸之助氏は晩年に、吉田松陰の「松下村塾」に倣
い、「松下政経塾」なるものを立ち上げた。そのときボクは、「
老人も耄碌したか」と思った。 ところがそうではなかった、今
日、松下政経塾出身と称する政治家が多数輩出している。 老人
は間違ってなかったのだ。 いまここでそれを見習い、「小泉政
経塾」、もしくは「小泉新党」を立ち上げるべきだ。時代は確実
に、それを求めている。 

■■1928年、鶴見祐輔が「英雄待望論」という本を著わた。
「潮は満ちたり、月まさに昇らんとす。誰かこの月に駕して天に
昇らんとする」という名文を最後に記し、洛陽の紙価を高からし
めた。時代には、そういった潮時というものがあるものだ。 終
戦後の日本、急に優秀な政治家や財界の若手が台頭したときがあ
る。昭和20年代のことだ。あれと同じ時期がいま、とボクは見
る。あたかも55年体制からの、完全脱却の時でもある。鶴見祐
介の言う「潮は満ち、月まさに昇らんとする」ときが今である。
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◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] :2005年10月7日号 
              発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang
◇詳細/写真、記事は関連Webへ → http://www.609studio.com
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連邦会議議長サハリン訪問

 最近、ロシア政府がサハリンを重要視しているために政府の長
官、政府代表、国会議員たちなどのサハリン訪問が多くなってい
る。連邦議会のエス・ミロノフ議長が9月28日から二日間予定
通りサハリンを訪ねた。ロシア“ジズニ(生命)”党首でもある
同氏は訪問の初日、所属党のサハリン支部関係者たちを接見した
後サハリン国営テレラジオ放送公社の生番組に出演した。翌日は
州知事をはじめ政治家や政府関係者、企業家たちと会い、出発の
前、30分間記者会見を開いた。そこで同氏は2008年度の大
統領選挙に出馬する意思はないとのことを明らかにした上、連邦
会議が「地下資源」に関する法律の修正を行うと伝えた。地方の
資源開発による収益を連邦政府が95%、地方が5%のように分
けている現行法に修正を加えるとのことである。

韓国産業資源代表がサハリンを訪問

 韓国産業資源部の李・ウォンゴル第2次官と韓国のガス公社と
石油公社など韓国エネルギー産業界代表団が9月28−30日ま
でサハリンを訪問した。代表団は30日、市内のホテルで同胞社
会を代表する団体代表らと企業家たちを招待して昼食会を開いた
。その席で李次官は韓国が2008年から20年サハリンから毎
年150万トンを輸入する契約を昨年7月に結んでおり、関連事
業の進行状態の確認のためにサハリンを尋ねたと訪問目的を明ら
かにした。朴・ヘリョン韓人会長は「我々の助けが要るときはい
つでも協力する」と代表団を歓迎する言葉を述べた。

「サハリンー1」のチャイヴォで原油採取スタート

 去る1日、サハリン東北に位置するチャイヴォ産地で初の原油
採取を祝う式典が開かれた。エクソン・ネプチェガス株式会社に
よると、チャイヴォ湾石油埋蔵地から一日平均5万バレルの原油
が採れる。来年の末には採取量が5倍に増加する。ロシア国内市
場で販売されているガス総量は一日170万立方メートルである
が10年後には710万立方メートルに達する見込みである。チ
ャイヴォ湾は世界で最も規模の大きいヤストレフ試すい装置の他
合計30カ所で試すい作業が進められている。一カ所で30の油
井のあるのは世界中でここだけ。

ロブキン氏にユジノサハリンスク市長に当選

 10月2日のユジノサハリンスク市長選挙でアンドレイ・ロブ
キンさんが当選した。13万4670人の選挙権者中25%が投
票、6人の候補の中から31%の投票率で同士が当選となった。

州政府サハリン発展戦略研究

 数日前、サハリン州発展戦略を研究するための第2次円卓会議
が開催された。州政府関係者と原油・ガスを含めたエネルギー関
係の会社や農工業総合体指導者たちが参加したこのようなサハリ
ン州の長期発展戦略を講じるために積極的に取り組むのは20年
ぶりのことである。

読者からの手紙「サハリンには昔の風習が残っている」

 私は9月中旬頃にセコリョ新聞に掲載された「民族の伝統や風
習を守っているか」という記事を読んで多くのことを考えた。記
者の質問に答えた人々の意見は概ね正しいと思う。 
 サハリンに住みながら母国の伝統を維持していくのは大変難し
いことである。もし維持できたとしてもそれはロシアの文化の影
響を受け、両国の文化の融合体という形になりかねないところが
ある。また、韓国とロシアのみならず北朝鮮の文化や芸術の影響
も受けておりこれは良い現象に思われる。

 しかし、若い世代がロシア語を日常的に使っているとしても民
族の味は守っていると言えるでしょう。その上、作り方もお婆さ
んから教えてもらった昔風である。韓国ではもう既になくなった
がサハリンには残っている風習の代表的ものが結婚披露宴ではな
いかと思う。今の韓国では式を挙げるとすぐ新婚旅行など結婚式
の様子がかなり変わっているようである。

 しかし、サハリンでは今も沢山のご馳走を用意し親戚や友達が
大勢テープルを囲んで楽しい時間を過ごしている。生活のリズム
が早くなった韓国では守れない伝統がサハリンでは今も残ってい
る。
           (ユジノサハリンスク市の李・ヨンザ)

あれこれ

「記録的な漁獲量」
 サハリン州における今年の鮭とマスの漁獲量は目標の9万8千
を遥かに超えた13万トンに上った。州内には16カ所の養魚場
がある。今年釣れた鮭とマスの90%が国内市場で販売される見
込み。

「漏水」
 70年前に敷かれたユジノサハリンスク市の水道網が腐食し、
漏水事故が深刻化している。市内100カ所で漏水による被害が
出ていることがわかった。漏水量は70%に達しており大々的な
修理を急がないと市内全域が水道水の供給を受けられなくなる危
険性が高いとのこと。

「ナマコの不法搬出発覚」
 先日、タタール海峡の海岸警備隊は不法にナマコを海外へ送り
出そうとするロシア漁船を発見した。同漁船は3,400キログ
ラムのナマコを積んでネベリスク港を出港したのである。詳しい
ことは現在捜査中。
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◆[編集長から]              Michio Katayama
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  最近「地球が怒っている」という言葉を良く聞きます。天災が
あちこちで起こっているから。
 パキスタン、インドで大地震の報。アメリカでハリケーンのニ
ュースが収まったと思ったら・・・・。

◇日本の国際緊急援助隊49人が現地へ。同援助隊の医療チーム
21人も。2万人の被害者にこれだけ。イラクへは?

 日頃「自衛隊をイラク派遣をして国際貢献」を口にする政治屋
どもは鳴りを潜めて。
 やはり「戦争をしたいのか」とかんぐってしまう。
今こそ、国際貢献のとき。「それ行け自衛隊!無論丸腰で。」
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発行     2005年10月11日   No.230
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
配信          まぐまぐ配信システム       ID:0000052236
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