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タイトル:609studio No.206◆現代時評:[竹島・北方四島・尖閣列島・沖ノ鳥島]  2005/03/21


◇◆◇609 Studio メール・マガジン◇◆◇
                             2005/3/22 No.206
【609 Studio 】メールマガジンは「現代社会を斬る!」をコンセプ
 トに論説委員Ken氏の論説「現代時評」をはじめ、サハリン情報と
 して、ロシア唯一の韓国語新聞サハリンの「セコリョ」ダイジェスト
 版、その他、寄稿記事など話題満載! 
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       ◆609studio NEW◆

  ◇戦後60周年記念ドキュメンタリービデオ近日完成!

        「アリランが流れる島」

  サハリン在住朝鮮人の記憶をテーマにサハリン・アリランが
  流れるドキュメンタリー。乞うご期待!!! 

  ◇写真展「サハリン追跡」―サハリン残留朝鮮人の記憶―

     期日:2005年3月23日〜5月20日
     場所:立命館大学国際平和ミュージアム
     同時上映:ドキュメンタリービデオ
         「アリランが流れる島」
      
       立命館大学国際平和ミュージアムURL
    http://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/ 

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◆現代時評:[竹島・北方四島・尖閣列島・沖ノ鳥島]      ken

◆セコリョ新聞ダイジェスト版:2005年3月18日号

◆現代語感:[戦後60年その10 シベリア抑留]       MK
  
◆編集長から:[この1週間]

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◆現代時評 :[竹島・北方四島・尖閣列島・沖ノ鳥島]   ken
   Ken氏もしくは現代時評へのご意見、ご要望などは 
                 admin@609studio.com  へ!
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◆◆アサヒコム2005・03・16 日韓が領有権を主張している島根県沖
の竹島を巡り同県議会が「竹島の日」条例を制定したことに対して韓
国外交通商省は16日、条例の即刻廃棄を求める声明を出した。また
、宋旻淳次官補が卜部敏直・駐韓公使を呼んで正式に抗議した。韓国
政府は同日、一般市民の竹島訪問を承認制から申告制に変更、訪問制
限を大幅に緩和して実効支配を強化する対抗措置を発表した。  

◆◆読売インターラクティブ 2005.3.17 100年前のこの日、県
の告示によって竹島は島根県に編入された。日本海に孤絶するこの小
島は無人島だった。戦後、韓国による不法占拠が半世紀以上も続いて
いる。条例は、「竹島の日」制定は、(中略)固有の領土でありなが
ら、日本人の多くが無関心だったことを考えれば、自然なことだ。だ
が、竹島を「独島」と呼ぶ韓国は激しく反発している・・・。

◆◆千島歯舞諸島居住者連盟 「私たちは日本固有の領土である北方
四島が平和裏に日本に戻ってくることを願っています。」 しかし,
戦後半世紀という失われた時間は取り戻せません。すでにそこに生ま
れて育ったロシア人がいます。私たちは私たちの祖父母が50年前に
受けた苦痛を彼らに与えようとは思いません。彼らが望めば私たちの
島(北方四島)での混住も可能だと考えています。彼らを追い出そう
としている訳ではないことを理解していただきたい。

◆◆毎日新聞 2005.3.17 中国の海洋調査船が沖ノ鳥島周辺の排他
的経済水域(EEZ)を航行している問題で、都は周辺での漁業を支
援するとして、新年度予算に5億円を盛り込んだ。石原慎太郎知事が
「日本の経済水域であるということを都が実証するため」として決断
した施策だが、漁業資源や自然条件に関する過去のデータはなく、手
探りでの操業となりそうだ。

◆◆毎日新聞2005.2.12 政府は9日、尖閣諸島・魚釣島に日本の政
治団体が1988年に設置した灯台を国有財産とする手続きをとった
。(中略)日本固有の領土であり主権があることを改めて意思表示す
る判断からだ。東西に約3キロ、南北に約1キロの小さな島を巡り、
中国、台湾も領有権があると主張している。 中国が領有権を強く主
張し始めたのは68年以降。国連・アジア極東経済委員会が「尖閣列
島周辺の海底(大陸棚)には、豊富な石油資源が埋蔵されている可能
性がある」との調査報告書を提出してからだ。

■■「竹島」、「尖閣列島」、「北方四島」、「沖ノ鳥島」と、四つ一
度に並べれば、言わずとも、それらがわが国固有の領土であることが
ハッキリしている。
 それなら我々はいったいどう対処すべきか。3月17日付けの某新
聞社説はこう説いている。「事なかれ主義ではいけない、日本の立場
からは、相手の不当な言いがかりと言う以外にないから、早期に政府
間協議を開始すべきだが、すぐに解決しようにも無理な問題だ、相手
側政府とメディアに冷静になるよう求めたい。領有権の正当性につい
て、歴史的経緯も含め、よく理解している日本人はどれだけいるのか
。日本政府は、問題の啓発活動に力を入れるべきだ。領土問題は国の
尊厳にかかわる基本問題だから、ゆるがせにしてはならない。相手国
を刺激しないよう、という事なかれ主義では、日本国民の理解は深ま
らない。」

■■この社説には、なにも間違いは無い。が、「どうせよ」について
は、ナニも言っていない。じつのところ、理屈に長けた大新聞の論説
委員でも、これ以上の案など無いのである。

■■過去の歴史を辿れば、戦争原因のほとんどは領土問題である、と
いってもいい。 しかもその当事国両方ともが「自国領である」と、
相反した正当性を主張し、「正義」を標榜しているのだから、始末に
おえない。

 さっき言った四つの島々にしても、ボクが日本人だからこそ、「日
本領である」と言っているだけで、紛争相手国は反対の説を主張して
いて、ほんとうの意味での正当性や社会正義などは無いに等しい。

■■例を尖閣列島に挙げよう。 ボクはこの島がどこにあるかすら知
らないから、とりあえずネット検索で調べて見る。 すると、京都大
学名誉教授だった井上清先生の著書『尖閣列島・釣魚諸島の史的解明
』という1972年出版の本のなかで、「日本政府などは故意に歴史
を無視している。釣魚諸島は明の時代から中国領として知られていて
、清代の記録も中国領と確認している。日本の先覚者も中国領と明記
している」として、「無主地先占の法理」を反駁しておられるそうだ
。 もっとも井上先生のお説が正しいかどうかは疑問だが、いまわが
国で「尖閣列島こと魚釣島は絶対に日本領だ」と言っている人々のな
かで、この説を論駁したのを聞かない。

■■もっとも、中国がこの島々に領有権を強く主張し始めたのも19
68年以降。国連・アジア極東経済委員会が「尖閣列島周辺の海底(
大陸棚)には、豊富な石油資源が埋蔵されている可能性がある、と言
出してからで、中国も利権絡みなのだから、彼らに同調するほどのこ
ともない。

■■次ぎの「沖ノ鳥島」だが、ネット上の航空写真を見るかぎり、ボ
クにはこれが「島」には見えない。中国の言う通り「岩礁」、それも
いままさに海に沈みそうな小岩に見える。 いくらセメントで地上げ
しても、ツバルやナウルよりも先に海没する運命にある「場所」で、
「岩」と中国が言うのももっともだ。 わが国が「島」であると言い
張るのは、200海里水域を守るわが国の利権意識からだけであるの
は周知の事実である。 それを「わが日本の領土」と主張する国際法
上の根拠は、1931年、まだ世界中がそうした太平洋の小さな「場所」
に興味を示さなかったころに、いち早くわが国が領有を宣言したから
である。つまり、「早い者勝ち」だったわけである。

■■第1次大戦以前の地球上は、すべて「先発見、先取得権」の時代
で、さしたる論理的根拠などは皆無であった。例えば旧南洋群島のマ
リアナ・カロリン群島などは、ぐうぜんスペイン船が通りかかって発
見し、自国領と称したが、詳しいことは未調査だった。それをドイツ
が売ってくれと言って来たので、スペインはカネで売り、18年間は
ドイツ領ということに、とりあえずなっていた。それを第一次大戦で
日本が占拠し、委任統治地という名目などで、終戦まで保有していた
のだ。だから誰のモノでもなかった。強いていえば、そこに住むポリ
ネシア人のものであった。

■■つい先日、中国の「反国家分裂法」成立のとき、台湾が言った「
台湾の主権者は2300万人の台湾人である」と言うのはまさにその
通りで、これはいま我々が返せと言っている「北方四島」にも当て嵌
まる。 ロシアは、「北方四島は対日戦でロシア人の血で購ったもの
」と言っているらしいが、それは「過ぎし日露の戦いに勇士の骨を埋
めたる、忠霊塔を仰ぎ見よ・・」と歌い、旅順の203高地を爾霊山
」と名付けて終戦まで占拠し続けた日本と軌を一にする。

■■一方、わが国は「北方四島」を、千島樺太交換条約以来の、わが
国固有の島々と称しているが、千島列島本来の主権者はロシアでもな
く日本でも無い。もともとそこに住むヤクート人やアイヌの人々のも
のであるべきだ。戦前そこに住んでいたという「千島歯舞諸島居住者
連盟」の人々の「北方四島を返せ」運動も、もしほんとうに返還され
たとき、果してそこに住むであろうか、疑問が残る。どうも漁業利権
か、あるいは「日本の核廃棄物予定捨て場」の噂が真実かも知れない。

■■その昔、檀君や大国主が北の海を自由に駆け回っていた頃よりも
っと昔、慶尚道と出雲の二等辺三角形150キロメートルの先に岩ば
かりの島があった。どちらが先に発見したかなど解るはずもない。そ
れをつい百年前、無主の地「竹島」として記録に入れたのが日本。い
や「独島」でわが領土、というのが韓国。人も住まず、漁業以外に産
物とて皆無。 両国が、「自分の持ち物だ」と争う理由などさらさら
無いハズで、いわば無意味で蒙昧な所有争いに過ぎない。醜い貧乏人
根性丸出しだから、ここは一番、豊かな国の方が譲り、「どうぞ、お
取り下さい」と、貧乏な方に花を持たせれば、それで済む話ではなか
ろうか。 もちろん、貰った方はあとあと管理費が高くつくだけだ。

■■ここでいま考えるべきは、いままで持っていた離島僻地などの帰
属権をそのまま主張することが、ほんとうに我々の将来のために幸せ
であるかどうかだ。巨大国際商品の石油はもちろんのこと、たとい漁
業資源であろうとも、この頃はすべて流通自由の国際商品だから、た
とい自領海内で採れようが採れまいが、その商品を入手するコストに
差は無く、より高い値を払ったもののみが入手できる時代になってい
る。前大戦時のように、交戦相手国から禁輸を食らって困るという時
代ではなく、カネさえあれば何処からでも買える自由通商の時代であ
る。ホリエモン氏ならずとも、カネさえあれば何でも買える。

■■我々がいま既得利権を主張し争っている問題地域は、さいわい、
我々の現在の生活にとって絶対に必要な所でもなければ、血を流して
まで将来のために確保しなければならぬ必然性もない、いわば辺鄙な
ところばかりである。 そこを保有しないと国家国民の生き死に関る
というような重要地域では、さらさら無い。

■■だいいち、日本は戦争放棄している国であり、武力に訴えてまで
確保するとか、取り返すとかの手段はない国であることを想起すべき
だ。 「竹島(独島)」や「尖閣列島」問題におけるわが小泉内閣の
態度が、それを端的に示しているように感じられるのは、ボクの思い
過ごしであろうか。 再軍備したり、自衛隊を差し向けたりして、仮
に竹島を取り返せたとして、わが国にナニの得があろう。 見たとこ
ろ、わが政府は内心そう思っているが、国民世論とやらが怖くて、言
出せずに居る、というのではないか。 もしそうであれば、政府の弱
腰を責める必要などもうとうない。

■■かって第二次大戦の終りに、連合国はドイツが占領していたシュ
レスヴィヒ地方をデンマークに返還すると言った。 が、「将来の紛
争の火種になるから」として、デンマークはそれを断った。 

■■英国は1842年の南京条約によって香港島を領有。さらに18
60年の北京条約で九竜半島突端部も英国に割譲され、租借していた
のは九竜新界だけであった。 だが、英国は総てを中国に返還した。
 「地球上、日の没するところが無かった英国は、戦後その殆どを元
主権者に、平和裏に返し終えた。これが、たかが人口4000万人の
島国英国がいまなお世界の一流国として尊敬されている理由である」
と、駐日英外交官は誇らしげに語った。

■■日本も、いまやそうした先進諸外国の叡智に習い、わが国がいま
主張し続けている既得利権諸島の領有を見なおすべきでは無かろうか
。 土地領有権争いがあるかぎり、国際紛争は続き、ミサイルも核爆
弾も作らねばならない。

■■それとも再軍備し、あるいは自衛隊を派遣してまで領土確保に狂
奔するのが得策であろうか。平和裡の話合いで、領土がわが望む通り
になる可能性など、先ず無いということを知らねばならない。 
 要らざる敵を造らず鷹揚に、持てる国土のうちの、取りあえず必要
度の少ないところを近隣諸国に分け与える、というのも、国家の叡智
の一つである。
 いまやヨーロッパでは世界初の無国境EC国家群すら出現している
。日本国民もこの辺で、いままでのような領土問題に固執する態度を
改変すべきではなかろうか。 あっちでもこっちでも、近隣諸国と争
いばかりのいまの日本。 われわれは何処かで間違って居はしまいか。
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◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] 2005年3月18日号
              発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang
◇詳細/写真、記事、は関連Webへ → http://www.609studio.com
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州知事モスクワへ出張

 3月14日の政府会議でイ・マラホフサハリン州知事が州民に3つ
の特典を与えるように提案したことがわかった。年金者が大陸へ移住
する際、交通費を援助する他、年に2回大陸の家族などに会いに行け
るように渡航交通費を支給すること、又治療のために大陸に渡る障害
者と同伴家族に交通費を支給するように要求したのである。そして、
モスクワ滞在中にサハリン1と2プロジェクトの税金分配問題につい
て話しあう予定である。

中央政府に韓国語TV支援要請

 1956年から韓国語ラジオ放送を続け、去年8月からは韓国語T
V放送をも始めたサハリンテレラジオ公社所属韓国語放送部が放送局
民営化に伴う政府援助中断のため、閉局の危機を迎えた。金・チュン
ジャ局長は資金調達のため母国へ飛び、サハリン州韓人団体は韓国語
放送部門への支援を訴える署名付の請願書をロシア連邦国会議長宛に
送ったのである。

サハリン州政府食品工業部門現況

 州政府の発表によると、2004年サハリン州食品工業部門への投
資額は前年度比20%増加した1億ルーブル。現在当部門には150
余りの国営・個人企業、個人が働いている。昨年はパン、飲料水の生
産技術設備が近代化し、食品包装の質もよくなった。  
 サハリン州民一人当たりの牛乳生産高は極東で2位。しかし、パン
需要は減少傾向にあり、全体で84の製造工場の中の73箇所が零細
規模である。ビールの生産高も低下した。州で生産されるビール量は
住民需要の30%水準。当部門の納税額は1億6750万ルーブルで
あった。

知事と職盟関係者との面談 

 先週、州知事は州職業同盟関係者との会談を行い、昨年の事業評価
と新年事業計画について話し合った。州知事はサハリンで結婚率と出
生率が高くなったことは州経済社会状況が改善される証拠であると喜
びながら、州政府からの補助金ばかりに頼るより地方政府が独自に銀
行から融資を受けるなどの自立の道を探すように促した。

ヴェ・サンギさん、70才の誕生日

 3月18日、サハリン出身の有名作家ウラジミル・サンギさんが7
0回の誕生日を迎える。サハリン北方民族の一つであるニブヒ族の文
字を作ったサンギさんはニブヒ民族を代表する作家兼民族指導者とし
て、ニブヒ民族についての小説を書いて世界に紹介した。90年から
サハリンに戻り暮らしているサンギさんはニブヒ民族の問題解決のた
めに積極的に働いている。

サハリン出身の著者の本が大都市で出版

 サンクトペテルブルグ市にある「ロサマリ」出版社から3人のサハ
リン出身著者の本が発行された。少年時代の話と写真、そして息子の
書いた絵が載っている許・ロマンさんの「太陽に反射される自画像」
、ウゴレゴルスク居住しているヴェ・チェルヌシェフさんの選集、そ
して、日本でも3回発行された朴・ヒョンジュさんの「サハリンレポ
ート」が今回はロシア語で翻訳発行された。

あれこれ

「中央都市整備問題で会議開催」
 サハリン州知事が3月初旬、ユジノサハリンスク市整備問題で会議
を招集した。整備作業はアパート団地内花壇、人道の整備と外壁のペ
イント塗りなど。例年より春の都市整備作業を早く進めているが、大
通り、公園などの整備も同時に行われる。

「電力窃盗通報専用電話設置」
 サハリンエネルギー社が盗電を防止するために一層積極的に動いて
いる。社内に通報専用電話を設置し市民からの通報を待っている。2
月25日、通報を受けて発覚したある店では使用電力の3分1の料金
しか払わない装置が仕組まれていた。当店の主人には2万5千ルーブ
ルの罰金が処させられた。

「電話機設置料金引下」
 3月1日から1カ月間、ダルスビャジ社は電話機設置料金を10%
割引すると発表した。デジタル電話機の場合、8千ルーブルの設置費
が7200ルーブルで可能。

「南クリル観光資源調査」
 2月末、サハリン州観光発展管理局のエン・イワノワ部長と観光会
社長が観光資源を調査するために南クリルを訪問した。訪問団は観光
開発と観光施設建設、インフラ構築問題などについて市長や市議員、
専門家たちと話し合った。

「武器返納キャンペーン」
 サハリン州警察は1カ月前から武器と爆発物の自主返納キャンペー
ンを展開している。州政府は巨額の資金を割り当て住民たちが所持し
ている武器を買い入れているのである。
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◆ 現代語感:[戦後60年その10 シベリア抑留]      MK
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 旧ソ連が「投降した日本軍兵士ら」をシベリア・中央アジア等の収
容所に送り、収容所・鉄道・住宅・工場・橋梁・ダム・発電所・運河
の建設、港湾荷役、農作業等の主として戸外における強制労働に従事
させた。約六十万人が強制労働に従事した。日ロ両国は1992年に
資料整備に関する協定を結び、厚労省がマイクロフィルム化などに資
金援助をしている。シベリア抑留の死者は約6万人と推定されている。

 戦争捕虜を安価な労働力として旧ソ連は日本人をシベリアでこき使
った。無論、冷戦に突入した時期なので抑留者に対する社会主義・共
産主義的教育をかなり施したようである。

 ただいまだ正確な抑留者の人数や死者の数などは不明である。この
シベリア抑留の経験者が書く「シベリア抑留記」は枚挙に暇がないほ
どである。
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◆[編集長から]              Michio Katayama
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 日曜日の朝、北九州で大きな地震がありました。玄海島は全島避難
で大変な様子です。地震列島の面目・・・なんて言っておれません。
 お見舞い申し上げます。

◆「気象庁は何をやっている」 ネチズンの非難殺到  
 日本福岡で発生した地震の余波で、20日午前10時55分頃、全
国各地で地震が発生した。しかし、気象庁が即刻の情報提供を行わず
、多くの人が訳も分からないまま、地震の恐怖に震えなければならな
かった。(朝鮮日報)

 韓国でも北九州の地震の余波が。何しろスマトラ沖地震の怖さが身
にしみている。インターネットの書き込みは気象庁(韓国)への非難
が殺到。テレビも通常番組。「だから・・」とホリエモン?
 
◆マラッカ海峡の海賊、船長ら3人を解放との報。無事でよかった。

◆ライス国務長官訪日。牛肉輸入で圧力。小泉さん以下関係閣僚は防
戦に躍起。そりゃ御大ブッシュの要求でもこれだけは譲れんわな。
 「食の安全」と「盟友ブッシュ」を計りにかけりゃ・・。

◆イラク戦争から2年。戦争はまだ。まさかあの悪夢の15年戦争に
なるまいな。パレスチナとイスラエルを見ていたら不安になる。
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発行     2005年3月22日   No.206
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
配信          まぐまぐ配信システム       ID:0000052236
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                Macky!                    ID:609studio
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