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タイトル:609studio No.205◆現代時評:[あるニッチ産業の啓蟄]  2005/03/15


◇◆◇609 Studio メール・マガジン◇◆◇
                             2005/3/15 No.205
【609 Studio 】メールマガジンは「現代社会を斬る!」をコンセプ
 トに論説委員Ken氏の論説「現代時評」をはじめ、サハリン情報と
 して、ロシア唯一の韓国語新聞サハリンの「セコリョ」ダイジェスト
 版、その他、寄稿記事など話題満載! 
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          ◆609studio NEWS◆

  ◇戦後60周年記念ドキュメンタリービデオ近日完成!

        「アリランが流れる島」

  サハリン在住朝鮮人の記憶をテーマにサハリン・アリランが
  流れるドキュメンタリー。乞うご期待!!! 

  ◇写真展「サハリン追跡」―サハリン残留朝鮮人の記憶―
     期日:2005年3月22日〜5月20日
     場所:立命館大学国際平和ミュージアム
     同時上映:ドキュメンタリービデオ
         「アリランが流れる島」
      
       立命館大学国際平和ミュージアムURL
    http://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/ 

───────────◆◆◆INDEX◆◆◆───────────

◆現代時評:[あるニッチ産業の啓蟄]             ken

◆セコリョ新聞ダイジェスト版:2005年3月11日号

◆現代語感:[戦後60年その10 引き揚げ]       MK
  
◆編集長から:[この1週間]

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◆現代時評 :[あるニッチ産業の啓蟄]           ken
   Ken氏もしくは現代時評へのご意見、ご要望などは 
                 admin@609studio.com  へ!
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◆◆毎日新聞 2005.3.07 「既存メディアはスピードに欠
ける」「コンテンツ配信などで放送局と協業したい」。ニッポン放送
の経営権をめぐり、ライブドアの堀江貴文社長から挑戦状をつきつけ
られた格好の放送界。放送のデジタル化で通信との親和性が高くなり
、両者の融合が進むと期待されながら、地上波番組のブロードバンド
配信が進まないなど、その未来像は見えにくい。そこには、技術の進
歩にビジネスモデルの再構築が追いつかない放送界の現状があるよう
だ。

■■最近流行っているわけの解らぬカタかな語に「ニート(NEET)」
と「ニッチ(niche)」がある。ニートはほぼ社会に認知されていて、
いまさら解説するほどでもないが、NEET(Not in Employment, 
Education or Training)、直訳すると「就業、就学、職業訓練のい
ずれもしていない人」で英国で名づけられた。学術的・行政的定義と
しては、学生でもなく、就業者でもなく、求職「活動」もしておらず
、主婦(主夫)でもないという、いま問題の困った人達のことである。

■■「ニッチ」とは、もともと壁龕(へきがん)、つまり壁などに窪み
をつけ、そこへ仏像・神像などをはげ込む場所のことだが、転じて、
特化した隙間産業などのこというようになった。 例えば、発行部数
で遅れをとるサンケイが、やや右翼志向の自衛隊や警察といった読者
層を確保した場合、「サンケイはニッチ市場を確保している」といっ
た表現をする。 「ニッチ」と「ニート」には相関関係が多いのも知
られている。「ニッチ」産業のなかにニート族が含まれていることが
、ままあるからだ。

■■世間で「ニッチ」産業の一つと、見なされてきた業種に「IT関
連産業」がある。 ヲタク族がコンピュータに齧り付いている姿を想
像し、そこから「IT」と「ニッチ」の連想を呼ぶからであろう。

 今までマスコミ・報道業界の主役はテレビ・ラジオ・新聞が占めて
来た。それに最近、似たようでちょっと違う業種が急に台頭し、参入
してきた。言わずと知れたITこと「インターネット関連産業」であ
る。

■■それが困ったことに、インターネット関連とは言え、ハードウエ
アでなくソフトウエアの方だが、といって、いわゆるソフト技術では
ない。ソフトウエアを手段としてのみ使用した情報・報道関連の新産
業なのだ。 いまのところ、そうした産業についてうまく説明出来る
言葉や方法が開発されていないので、業界では仮にそれらを「IT関
連産業」とか、「コンテンツ産業」とか称している。
 要するにハードでもないソフトでもない、単にそれを利用して「ナ
ニか」を電波で流す。その「ナニか」を、「コンテンツ」つまり「内
容物」という。が、モノ、つまり貨体でもないから英語で「コンテン
ツ」としか表現のしようが無い摩訶不思議なヴァーチャル(事実)現
象である。一昔まえの俗語「声はすれども姿は見えず、ほんにお前は
屁のような」の、あの「屁」が画像になった、と考えればいいかも知
れない。 

■■その「屁」を電波でインターネットの画面に流す手段や道具には
、いまもって確定した名称がない。例えば、コンピュータの画面機械
(?)がそうだ。 ある人が「デスクトップ」と言えば、同じものを
別の人は「ディスプレイ」と呼び、恰好を付けたがる通は「CRT」
と称する。ずぶの素人や老人たちは「あのテレビの画面」と言う。

■■ブラウザ―で、その「屁」をディスプレイへ映して見るときの最初
の「目次」のような画面のことを、つい先頃まで「検索エンジン」と
か称していたが、最近は「ポータル・サイト」と呼ぶようになったら
しい。 日本規格協会か国語研究所で用語統一してくれないと、他人
に電話で説明するとき困るのは、ボクのみでなかろう。そのポータル
・サイトの主なものが、「ヤフー!ジャパン」であり、「楽天市場」
であり、ライブドアである。が、さてそれをヤフー、楽天、ライブド
アといった会社が「発行」しているのか、「出版」しているのか「配
布」しているのか、表現すべき言葉はまだ決まっていない。厳密にい
えば「主宰している」か、「UP LOADしている」かだろう。

■■かって民放が初めてお目見えしたとき、「お江戸日本橋初上り・
・」の三越の歌がラジオと共に全日本に流れ、それが民間放送のテー
マ・ソングだと教えられたときは新鮮だった。 街の広場にテレビが
設置され、日本テレビが放映開始したときは、率直に新しい文明時代
の夜明けを感じさせられたものであった。 我々庶民は民放やテレビ
の出現にナンの疑念も戸惑いもなく、ただただ感激しながら、見、そ
して聞いておればよかったのである。

■■それが今回のコンピュータ・インターネット時代に入ったときは
、ナニが何だか解らぬままの、思考錯誤の連続だった。 先ず、コン
ピュータとはナニか。電子式の計算機であり、アルファベットによる
優れたタイプライターであり、精巧な文書保存装置であり、グラフィ
ック描画器であり、なるほどコンピュータというのは便利な各人各用
途用の機械であると、おぼろげながら理解出来かけた。

■■と、そのあと、いつの間にかインターネットというものが出現し
、これこそ究極のコンピュータの用法ということになった。 いまの
「コンピュータ即ちインターネット」時代の幕開けである。 が、「
コンピュータとインターネットとどこが違うか」という、まことに簡
単明瞭、かつ初歩的な疑問にすら答えられぬ人が、いまこの社会に溢
れている。いわゆる「ITディバイド」の出現だが、なぜそういうこ
とが起こったのか。

■■それはコンピュータの進歩や変化が余りにも急で、基礎的な用語
の定義すら確定せず、庶民大衆への「インフォームド・コンセント」
がないまま、今日のインターネット時代を、家庭の隅に至るまで迎え
ることになったからである。 その代表的選手として急に有名になっ
たヤフー、ライブドアといった連中は、いったいナンと呼ぶべき業種
に入るのかすらまだ確定していない。 取りあえずの呼称を「IT関
連産業」としておいて、さてそれはいったいどんな商売なのか、どの
程度の企業規模なのか、つい昨年末まで解らなかった。 

■■早い話がボクなど、いちおうキーボードを叩いて10数年にもなる
のに、ライブドアという会社も知らず、それがいわゆるポータル・サ
イトを発行(?)していることなど、つい先月まで知らなかった。
 球団買収話が出て、ようやく、「えらくオカネを儲けたIT産業が
現われたようだが、いったいナニで稼いでいるのか。電子部品でも造
っているのだろうか」といった程度が、昨年末までの一般社会の認識
ではなかったろうか。

■■それがフタを開けると、球団買収話だけでなく、競馬から、つい
には放送・テレビ会社までを傘下に収めようという大騒動にまで発展
した。 球団やフジテレビの経営者ならずとも、ただ、あれよあれよ
と驚くばかりで、そのような隠れた伏兵に対する防御方法など考えて
もいなかった、というのが本音であろう。

■■生れたばかりの赤ん坊で、まだ言葉も定まらぬ「揺籃産業」。
 それは、ある特定のニッチ市場向けに、ヲタクとも称せられるニ
ート類似の人々によって運営されてきた幼い産業である。と、そう
思っていたのに、ある日とつぜん、球団や既成メディァという立派
な大人に匕首を突き付けてきた、と、いうのが今回のハプニングで
あろう。

■■まぁそのうち大きな産業になるかも知れないという予感はあっ
た。がしかし、今のところはそれほどでもないと、多寡を括ってい
た。 つい先日の啓蟄のように、春になってようやく土の中から這
い出してきた若い生命と思い、どうそれと付合いすべきか決めかね
ていた。 が、ひとたび土から顔を出てみると、それは小さな幼虫
を通り越した巨大な成虫であり、すでに羽化して天に昇らんばかり
の力を備えているらしいのだ。 言うもおろか、双方向むけマスメ
ディアで客寄せし、高利消費者金融とヴァーチャル百貨店を営む新
複合産業は、広告収入にのみ依存する既成ラジオ・テレビ屋では競
合すべくもない。

■■野球協会やフジテレビの経営者だけでなく、驚いて為すスベを
知らない既成実業家が多い。 与党政治家の諸君や財界のお偉方連
中も、突如現われたニッチ産業の経営者に、「非礼だ、エチケット
を知らない」と旧来の経営者道徳で以って苦情を言い、即席弥縫に
法をつくって緊急対処しようと考えるのみである。 
 ふだん平衡感覚と基礎教養を売り物にしているテレビ・新聞のニ
ュースキャスター連中も、今度ばかりは不意を突かれ、若いIT関
連経営者に辞を低くし、「貴方がたはいったいナニを求め、どうい
うメリットを考えて巨大な既成メディア産業にリーチを掛けてきた
のか」と、質問するのが精一杯のようだ。

■■ボクの見るところ、「失礼だ、会うのも御免だ」と言っている
既成マスコミの社長さんの方がより言葉は激しく、一方、「失礼だ
」と非難されている若いニッチかヲタクの社長さんの言葉は穏やか
で、若さの暴言など見られない。 もともとが巨大な金額を扱う経
済的な話合いなのだから、昔なら、両者とももう少し文学的な表現
を含めた美しい会話に終始すべきところである。 が、戦後の教養
不足で育った両者のことだから、儒教的修辞法の技術も、ウイッテ
ィな西欧的会話方法なども持ち合わせない。
 「滅ぼす」、「潰す」「怪しからん」といったストレイトな言葉
による表現は、いまの時代の然からしむる所であり、ボクら戦前派
が非難するまでもない。 要するにどっちもどっちの教養程度とい
うべきであろう。

■■要するに、ニッチ産業社会から、インターネット関連という、
次ぎの産業中枢社会に踊り出ようとする新しい人々の羽化熱、それ
が今回のライブドア対フジテレビの争いであり、とりあえず納まる
ところへ納まったソフトバンク・楽天の球団進出騒ぎである、とボ
クは解している。
 「これがスポーツならば面白く観戦するところだが、そうではな
い経済問題だから、ただ見守るしかない」とは小泉首相のつぶやき
だ。新しいIT時代の知識を持たぬ彼としては、手も足も出ないと
ころだろう。
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◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] 2005年3月11日号
              発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang
◇詳細/写真、記事、は関連Webへ → http://www.609studio.com
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韓国国会議員団サハリン訪問-「問題解決に特別な努力を約束」

 韓国の各政党代表らによるサハリン訪問団(李・ファヨン、高・
チンファ、朴・ケドン、安・ミョンオク、沈・サンジョン、李・ヨ
ンスン議員、朴・ノワン外交通商部書記官、呉・ソンファン駐ウラ
ジオストク領事、金・ヒョンドン社団法人東北亜平和連帯事務局長
など)が、さる5日午前11時、サハリン韓人会事務所を訪ね、同
胞社会の現況と懸案についての話を聞いた。同会合にはサハリン州
議員の呉・チンハさんとユガイ・オレクさん、ユジノサハリンスク
市長補佐官の金・ボクゴンさんも参加した。朴・ヘリョン韓人会長
は「永住帰国を希望している1世がまだ3千人もいる(80歳以上
486人、70歳以上1700人)。この人たちの年齢を考えると
永住帰国も補償問題も一日も早く決着をつけなければいけない。韓
国政府のより積極的対応をお願いしたい」と時間的に余裕がないこ
とを強調した。それに対して訪問団長の朴・ケドンハンナラ党議員
は「韓日両政府間の協議がないと永住帰国や補償に関する法的対応
は難しい。しかし、サハリン問題の解決が急がれるということに関
しては国内世論が統一している。最近、ノ大統領が日本の戦後処理
責任を追及する発言もしたこともあり、今のところ日本政府は責任
を認めようとしないが、状況から見て何らかの措置が近々あるので
はないかと期待している。私たちも今後より積極的に努力したい」
とサハリン同胞問題への理解を示すと共に問題解決への努力を約束
した。又、ヨリンウリ党の李・ファヨン議員は最近公開となった1
965年韓日協定が規定している賠償範囲の再検討が行われている
と伝えた後、日本と再交渉が行われる可能性があると述べた。サハ
リン同胞代表12人が議員たちに質問し、韓国政府の積極的協力を
求める発言をした。
 訪問団は同胞慰霊碑参拝、サハリン石油ガス開発事業関連機関訪
問、政府関係者との懇談など忙しい日程の中でもセコリョ新聞社と
ウリマル放送局を訪ね、現況把握に努めた。

ユジノサハリンスク市昨年政計結果発表

 2月25日、シドレンコ・ユジノサハリンスク市長はTV生放送に
出演して昨年市政報告と改善策について発表した。発表によると、
昨年当市は就業や住宅、教育、保健、文化など22件の特別プログ
ラムを実行した。パンと製菓、アルコール製品、魚加工製品の生産
量は前年比減少し、建築分野生産量は155%増加(120億ルー
ブル)した。市長は生産量減少の原因を究明し、その解決策を講じ
ると述べたのである。

戦勝60周年記念集会

 3月4日、ユジノサハリンスクの栄誉記念日広場で、ロシア連邦
保安局サハリン州海岸警備国境管理局が主催する戦勝60周年を祝
う群衆集会が開かれた。

クリル要綱延期提案

 州知事とイ・ズダカエフ国会議員がクリル要綱の効力を今後5年
間持続することを提案する書面と関連書類を中央政府に送ったこと
がわかった。4月初旬頃プーチン大統領との面談計画のある州知事
はそこで、上のクリル要綱、即ちクリル社会経済発展のための連邦
プログラムの実行期限の延長(5年間)を再度提案する予定である
。又、その席で現原油ガス開発事業の予算編成の再検討(サハリン
州の利益の増加要求)をも求める予定であるとのこと。

国際婦人ディー記念晩餐会

 さる7日、ユジノサハリンスク市韓人会と老人会が国際婦人ディ
ーを迎えて韓人社会系の女性たちを招待して市内カフェレストラン
で晩餐会を開いた。晩餐会に参加して祝辞を述べた1世の梁・デヨ
ンさんが、韓人会に寄付金を伝達して女性たちから拍手を受けた。

州議員補佐官のためのセミナー開催

 去年10月の州議員選挙で初当選議員が多く生まれて、彼らの選
挙区管理を担当している補佐官も新しい顔が多いため、州議会は補
佐官の役割と課題についての説明会及び討論会を開いた。

国際婦人ディー前夜コンサート

 3月5日、中央都市の「ロジナ文化会館」で国際婦人ディーを記
念する韓人芸術団コンサートが開催された。市政府人事、韓人団体
代表、韓国国会議員訪問団も出席した中で、青春芸術団、サハリン
芸術団、エトノス芸術学校生徒たちなどが共同で二日間にわたって
母国語の歌と民族伝統舞踊を披露した。

あれこれ

「市文化管理局事業発表」
 ユジノサハリンスク市文化観光管理局の発表によると、今年は戦
勝60周年を迎えての戦死者記念碑の修理整備事業推進、チェーホ
フ生誕145周年、チェーホフサハリン訪問115周年、チェーホ
フ著サハリン島出版110周年を記念しての事業、ガガーリン公園
整備事業などが重点事業として進められる。

「不法電力使用」
 サハリンエネルギー社が昨年はじめて純利益(2千万ルーブル)
を上げたことがわかった。昨年当社の投資額は1億6500ルーブ
ル(自社投資額1億3千ルーブル)、社員平均月給は1万4500
ルーブル。今、企業側の悩みは電力不法使用である。昨年当社は電
力測定器4万台(8千万ルーブル)を設置したが、1万4千台が盗
まれる他、26%の電力が盗まれているなど不法電力使用が続いて
いる。

「ロシア人口70万減少」
 ロシア連邦統計局によると、2005年1月1日現在、ロシア総
人口は1億4340万人。昨年より70万人減少(2年前は80万
人が減少)、全国死亡率は出生率の1.5倍。国内マスコミの報道
によると、21地域では死亡率が出生率の2−2.7倍に達してい
る。

お知らせ
 2005年3月19日13時、ユジノサハリンスク市「ロジナ文
化会館」で韓人会総会が開催されます。議題は次の三つである。1
.サハリン韓人問題解決に向かっての諸団体の団結と組織整備問題
 2.韓国政府が実施している「日帝時代強制動員被害者真相究明
調査」についての説明会 3.サハリン韓人文化センター建設進行
状況報告。
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◆ 現代語感:[戦後60年その10 引き揚げ]      MK
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 かなり時代が前後するかもしれないが、お許し頂き、今週は引き揚
げを取り上げたい。
 日本が他国を戦場にしてその国の人々を蹂躙した。その報いとも言
うべきか、大勢の兵士や一般の市民が苦労して祖国へ向かった。

 有名な引き揚げは「舞鶴港」。岸壁の母で有名だ。
http://www.maizuru-bunkajigyoudan.or.jp/hikiage_homepage/next.html
 大陸からの多くの引揚者が上陸した港。
 一方北海道・函館港にも北方領土や樺太からの引き揚げ船が。

 旧満州(現中国東北地方)からの引き揚げは特に悲惨だったようだ。
「国民を守る」という意識のなかった関東軍はソ連の参戦で真っ先に
逃げ、後に残された一般国民は徒歩や貨車で祖国への道のりを歩んだ。
その過程で、子供を中国人に預けたり、亡くしたりした。これらの様
子は「赤い月」(なかにし礼著 新潮社刊)に詳しい。
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◆[編集長から]              Michio Katayama
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 「春まだ浅き・・」という表現がぴったりです。寒いです今日は。
花粉症やインフルエンザでタイヘンです。お気をつけてください。
 ニッポン放送株を巡っての争奪戦。NHKはいいですね。株って物
がないから。

◆竹島騒動。島根県もやる。長い間、国の「棚上げ、先送り」の結果。
どうにもならない悩ましい外務省。韓国は猛反発。

◆米「牛肉輸入再開で圧力」ブッシュ大統領も電話で。盟友小泉さん
は「タイヘン、一大事」の様相?。まさか国民の安全とはかりにかけ
ているんじゃないだろな。

◆NHK予算案審議をテレビとラジオで中継(15日)だと。
さあ、議員センセー。国民の前で鋭い質問して「癒着」してないこと
を示めそう!!でないと「癒着だ」とか「なれあいだ」とか・・・。
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発行     2005年3月15日   No.205
編集・発行  609studio   Michio Katayama
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