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──────◇◆◇609 Studio メール・マガジン号外◇◆◇───── 2004/3/30 No.160 ───────────────────────────────── 【 609 Studio 】メールマガジンは「現代社会を斬る!」をコンセプ トに論説委員Ken氏の論説「現代時評」をはじめ、サハリン情報と して、ロシア唯一の韓国語新聞サハリンの「セ・コリョ」ダイジェス ト版、その他、寄稿記事など話題満載! URL ⇒ http://www.609studio.com ───────────────────────────────── ◇◇◇◇◇◇お断り◇◇◇◇◇◇ 3月30日号でお届けできなかったセ・コリョ新聞をお届けいたし ます。あわせて、遅れましたことをお詫びします。 ───────────◆◆◆INDEX◆◆◆─────────── ◆セ・コリョ新聞ダイジェスト版:2004年3月26日号 ───────────────────────────────── 改正在外同胞法国会通過まで 600万在外同胞たちのための在外同胞法(在外同胞出入国と法的 地位に関する法律)改正案が2月9日、韓国国会を通過した。在外同 胞法はさる2001年11月29日憲法裁判所から憲法不合致判定を 受け、2003年末まで法を改正しないと廃止される危機に置かれて いた。11月11日法務部施行令改正案が国務会議を通過し、廃棄の 危機は免れたものの、一部中国同胞とロシア同胞が除外されるなど不 平等の個所がそのまま残っていた。そのため、在外同胞連合と国内の 在外同胞連帯推進委員会など同胞団体が団結し、600万人在外同胞 全体が法適用を受ける国会案の国会通過のために頑張った。このよう な努力の結果、在外同胞が要望する血統主義に基づいた同胞法改正案 が2月9日国会を通過した。韓国建国以来、初の在外同胞法が同胞た ちに対する政府の認識不足で、施行2年で廃棄される危機に直面した が600万在外同胞の力と努力で危機を乗越え一層発展した。改正案 提案に賛同した55人の国会議員と趙・ウンギュ議員、金・キチュン 司法委員長、朴・クァンヨン国会議長に御礼を申し上げたい。 (金・ウォンサム牧師―在外同胞連合代表議長) 精神病院建設計画着々 サハリン州精神病院建築の担当業者が決まり、事業が本格化してい る。同病院はサハリン州病院敷地内に建てられる予定であり、設計案 が7月に完成、来年には着工に入る予定である。設計案によれば収容 患者数は500人。現精神病院の建物は1947年築の物で、今後の 利用は無理だとの判決が下りた。 都市を掃除しよう ユジノサハリンスク市就業センターは州中央都市の失業者救済策と して、彼らを春の掃除作業に動員する方針である。同センターは企業 と契約して彼らを雇っており、希望者を待っている状態である。 参考資料−サハリン州の教育現況 サハリン州には440箇所の教育機関があり、総数12万3700 人の学生と大学生、1万4100人の教師が働いている。一般教育機 関(393カ所)としては一般学校、学齢前教育機関と専門機関、補 助機関などがあり、被教育者数は8万8400人である。又、職業教 育機関としては11カ所の高等教育機関とその支部、19カ所の中等 専門教育機関、17カ所の職業技術学校などがあり、学生数は3万5 300人。職業教育需要は徐々に増え、03年度はその前年度に比べ 、1万3200人が増加する傾向をみせた。又、専攻も増えており、 サハリン国立綜合大学では原油ガス業と自然利用を専門的に扱う学科 が新たに設けられ、合計150の専攻科目がある。 州行政部教育関係者は2000年を政策と戦略の確定の年、200 2年は安定化の年、2003年は教育発展の年と見ている。昨年の教 育部の1次的課業は、教育内容改正、教育における国家統制と管理メ カニズムの導入と完成、教育機関の物的設備構築、一般教育機関にお ける新しい財政経済メカニズムの導入であった。 あれこれ 「郊外列車運賃値上げ」 ロシア鉄道会社のセルゲイ・コスイレフ副社長が運賃の値上げをし ないと発表したにも関わらず、サハリン鉄道局は3月25日から郊外 列車運賃料金を50%上げると宣言した。前回の値上げは2002年 。鉄道局は部品と燃料代の値上げなど、その間のインフレを計算して 値上げ幅を決めている。一般的な運賃値上げの手順は、鉄道局が適切 な料金を地方政府に提出し、地方政府の許可を得てから決める。他地 方では地方政府が資金補助を行っているが、サハリン地方政府がイン フレと運賃との差を埋めるための資金援助を行っていないため、この ような事態を招いた。 「熱供給問題などに15億ルーブル必要」 サハリン州住宅管理局長は、住宅公社の慢性的赤字は、地方政府が 企業や住民からの公共料金集金に積極的ではないのも一つの理由だと 指摘しながら、暖房問題を含めた住居問題を解決するには総額15億 ルーブルの資金が必要であり、サハリン州は5億ルーブルしか準備で きない状態であると述べた。モスクワからの補助金に頼らざるをえな い状態であるが、昨年の補助金額(1億8千ルーブル)からみて大き な期待は無理な状態と言える。 「ユジノサハリンスク市熱供給制限」 サハリンエネルゴ社は企業所や市政府に圧力をかけるため、熱供給 を徐々に減らしている。そのため、ユジノサハリンスク市住宅の室内 温度は徐々に下がりつつあり、住民たちは戸惑っている。 「安山市職員サハリン訪問」 24日、安山市職員10人が、昨年友好協定を結んだユジノサハリ ンスク市とホルムスク市と、具体的な事業計画について協議する目的 でサハリンを訪問した。代表団は両市を訪ね、支援問題などについて 話し合った。 「パルフトジノフ初の乗客」 故パルフトジノフ元サハリン州知事の名を冠した船舶が初出航し、 ホルムスクから小樽港に向かった。名誉乗客として同未亡人が招待さ れ乗船した。彼女には生涯乗船券が贈られた。同船舶は北クリルスク とウラジオストク、カムチャッカ間の新しい航路を開拓する計画であ る。 ───────────────────────────────── 発行 2003年3月30日 号外 編集・発行 609studio Michio Katayama 発行 毎週火曜日 購読料無料 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 Macky! ID:609studio e-mail info@609studio.com website http://www.609studio.com 投稿 http://www.609studio.com 掲示板へ 購読 購読解除は websiteへ ◇禁・無断転載◇ ───────────────────────────────── |