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2004/3/9【609 Studio 】 号外 ───────────────────────────────── ◇◇お断り◇◇ お送りできなかったセ・コリョ新聞２月２０日号をお送りいたしま す。 【609 Studio 】メールマガジンは「現代社会を斬る！」をコンセプ トに論説委員Ｋｅｎ氏の論説「現代時評」をはじめ、サハリン情報と して、ロシア唯一の韓国語新聞サハリンの「セ・コリョ」ダイジェス ト版、その他、寄稿記事など話題満載！ URL ⇒ http://www.609studio.com ───────────────────────────────── ◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] ２００４年２月２０日号 発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang ◇詳細/写真、記事、は関連Webへ → http://www.609studio.com ───────────────────────────────── 最大課題は生活レペルアップ プーチン大統領は１２日、サハリン州選挙事務所の代表や支持者らも 招いてモスクワ大学で懇談会を開いた。そこでは４年間の彼の業績を評 価して欲しいと力説、任期中の法律・経済的効果について詳しく説明し た。そして、何よりも国民の生活水準の向上に主力すべきであると強調 しながら、資源大国で止まらず国民の努力を十分生かせられる経済発展 を模索すると述べた。大統領の発言後は参加者らと一問一答があった。 老人クラブに最新式カラオケセット寄贈 イム・テファンさんによると、１５日、ユジノサハリンスク市老人会 のベ・ドフル会長の誕生日を祝うため、老人クラブには約４０人の老人 が集まったが、その日、ユジノサハリンスク市にあるガガーリンホテル の権・ヘンジャ支配人が最新のカラオケセットを老人会に寄贈した。イ ムさんは老人皆を代表して謝意を表すと本社に電話してきた。 平服の内務員同乗義務化 ロシア内務省は武装した平服の内務員一人を各飛行機に同乗させる決 定を下した。特別訓練を受けた内務員が飛行機を護衛するとのことであ る。しかし、飛行機内での銃器使用は絶対禁止されている。これで果た して効果が出せるであろうか。答えをモスクワで準備中であるとのこと。 モスクワ行空路増加 サハリンからモスクワ行飛行機の増便が決定、３月から「トランスアエ ロ」が週５便から毎日１便へ増加、５月からは「ブラドアビア航空」が モスクワ直行便を運行する予定である。ウラジオストク航空はユジノサ ハリンスク−クラスノダル空路の増便を検討中である。 ノグリキ駅開通２５周年 今年でノグリキ駅が開通２５周年を迎える。同鉄道駅の開通はトイモ ブスコエ、オハ、アレクサンドロブスク・サハリンスキの社会基幹施設 の発展と地域経済発展に大きく寄与してきた。開通当時は荷役駅で、そ こで降ろされた荷物は狭軌鉄道と通じてオハまで運ばれていた。今日は ３級鉄道として昼夜間平均５０車輌分を運送しており、特にサハリンプ ロジェクト開始以後は北部への貨物供給量が５倍近く増大した。 大統領選挙−３月１４日 大統領選挙日まで残り２４日、皆さん投票場に出かけ、国民の義務を 果してください。 ユジノサハリンスク近況 今年１月中旬から吹雪が既に４回もありました。ユジノサハリンスク 市政府の除雪作業が順調に行われないため、住民は大変不憫な暮らしを 強いられている。(撮影李・イエシク) あれこれ 「燃料の横流し？」 先週、ユジノサハリンスク空港運輸部内務員たちは、サット航空貨物 車に６７０リトル（８千ルーブル相当）の燃料を積んで外に出ようとす る運転手を見つけた。彼は運搬許可証を持っていなかった。事件は調査 中である。 「車庫泥棒」 ベレズニャキ部落のある女性から内務部に、車庫に泥棒が入ったとの 通報があった。調べた結果、４人組（３人失業者、１人大学生）の泥棒 が除雪作業中に壊れた車庫のドアから入り、車の部品や家庭用品を盗み 出したのであった。一部の品物は主人に帰ってきた。 「シャフマト競技」 先週、ユジノサハリンスク児童創作会館で３日間「第３回ブリチス・ ペトロルレウム」シャフマト競技が開催された。同競技は児童シャフマ トクラブを指導しているチェ・ヴェチェスラフさんが州シャフマト連合 と児童創作会館の後援を得て主催したもので、サハリン州のほか、ハバ ロフスクとヤクチヤからの参加者もいた。男性部門では石・コンスタン チン（ホルムスク）、女性部門ではソフィヤ・サモヒナ（ユジノサハリ ンスク）さんが１等賞を取った。 「戸締りをしっかり」 先週サハリン州内務部は住宅保護策戦を実施した。住宅に泥棒の入る 事件が多いためである。窃盗事件の５割が住宅泥棒。作戦中に５３件の 犯罪事件を発覚、その中の１６件が住宅泥棒事件であった。最も成果の あった地域はオハとウゴレゴルスク市であった。 展覧会−世界の蝶々 今、サハリン州郷土博物館でハバロフスク エン・イ・グロデコヴォ 博物館所蔵の「世界の蝶々」の移動展覧会が開かれている。ハバロフス ク昆虫学者らが独立国家連合（ＣＩＳ）や世界で収集した１２００匹の 珍しい蝶々を各地で照会する同移動展覧会にサハリン住民も関心が高い。 読者からの手紙：「深く感謝します」 ユジノサハリンスク市韓人会・老人会委員たちは毎年数回の大きい民 族的行事を主催している。この間は旧正月記念行事を開き、２００人余 の年寄りを招待してくれた。私たちはサハリン・アリランを歌いながら 、飲んで歌って踊って、とても楽しい時間を過ごせた。一部の人は永住 帰国問題を完結させないと社会団体に不満を吐く。勿論永住帰国問題は 大事である。しかし、多くの人が既に帰っており、子供達の残っている サハリンに再び帰ってくるとは言っていない。即ち子供との生き別れは あっても永住帰国してよかったということではないだろうか。 私の言いたいことは、今後はサハリンに残っている年寄りのために働く べきであるということ。だからユジノサハリンスク市韓人会・老人会の 事業方向は正しいと思う。もう一つ希望と言えば、２世３世に民族の伝 統や文化などを教えること。サハリン韓国教育院やサハリン国立大学な どに、それを担当できる専門家がいるのでは。このような本人の提案を 市韓人会が真剣に検討して欲しい。最後に市韓人会と老人会委員の方々 に心から感謝する。（ユジノサハリンスク市李・ヒグム） 人物紹介： 「エトノス芸術学校のエイジノヴァ・ナタリヤ・セミョノフナ校長」 ロシア人でありながら韓民族文化の花を咲かせ、その香りを広く伝え ているエトノス芸術学校のエイジノヴァ・ナタリヤ・セミョノフナ校長 （５９才）。彼女はロシア連邦文化勲章所持者。財政的に厳しい中でも 韓民族課を開設し、韓国の伝統舞踊と音楽の普及に力を入れている彼女 。彼女が指導している学生たちの公演は今やサハリン州のみならずロシ ア全国、外国でも高い評価を受けている。 ナタリヤさんはロシア中部地方マグニトゴルスク市で音楽家の家で生ま れた。母は歌手、父は指揮者。２人とも有名な国民的英雄芸術家であっ た。彼女はお父さんを愛し、音楽を愛し、音楽家の道を選んだ。モスク ワの音楽大学を得て、故郷に戻ってから父と一緒に仕事をした。しかし 、２０年前地方巡回公演先で父が倒れ、この世を去った。そのショック で彼女は仕事が手につかなかった。どこに行っても父とも思い出が・・ ・。 彼女は偶然出張先で、大学同窓生に再会した。その人の誘いでサハリン の地を踏んだ。海辺のクラスノゴルスク市は気にいった。５０人余の学 生達に音楽を教えた。しかし、学校では演奏班がなくて指揮者の夫には 仕事がなかった。そのうち、ユジノサハリンスク市から合唱団の指揮者 として招待を受け移動をした。新しい住居地の隣にモスクワ芸術大学を 出た金・スンナムさんがいた。その出会いは幸運であった。 数年後、ナタリヤさんは金スンナムさんが総責任者の２３人から成る エトノスロシア民族合奏団を創設、それを発展させ数年後は芸術学校を 開いた。最初はロシア科のみ、しかし数年後韓民族科も開設した。財政 難で３回も廃校の危機を迎えながらも、市政府の協力を得て何とか続け させることができた。 ８０年代、エトノス芸術学校はサハリン州政府の北朝鮮訪問に同行し 、それを契機に朝鮮民族文化に深く魅了されたのが韓民族科開設の背景 である。 ロシアでは唯一の韓民族芸術を伝えているエトノス芸術学校。彼女は今 後も韓民族の魂を伝えるための教育と交流に一層努力したいと言う。 ───────────────────────────────── ◆[編集長から] Michio Katayama ───────────────────────────────── お送りできなかったセ・コリョ新聞をお届けします。 ───────────────────────────────── 発行 ２００３年３月９日 号外 編集・発行 609studio Michio Katayama 発行 毎週火曜日 購読料無料 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 Macky! ID:609studio e-mail info@609studio.com website http://www.609studio.com 投稿 http://www.609studio.com 掲示板へ 購読 購読解除は websiteへ ◇禁・無断転載◇ ───────────────────────────────── |