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タイトル:609studio No.121 ◆現代時評:[日本のいびつな国際競争力]  2003/05/27


2003/5/27 No.121 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

  【609 Studio 】609studioメールマガジンは「現代社会
  を斬る!」をコンセプトに論説委員Ken氏の論説「現代時評」
   をはじめ、サハリン情報として、ロシア唯一の韓国語新聞サハリ
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          ◇609studio INDEX◇ 

◆現代時評:[日本のいびつな国際競争力]        ken

◆セ・コリョ新聞ダイジェスト版:2003年5月21日号  

◆サハリン韓国語放送からの手紙         キム・チュンジャ    

◆韓国新聞拾い読み:                              編集部

◆編集長から:[この1週間]

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◆現代時評 [日本のいびつな国際競争力]        ken
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◆読売オンライン 2003.5.14 経常黒字4年ぶり拡大、輸出入も過去
最高。財務省が14日発表した2002年度の国際収支状況(速報)
によると、モノやサービスの取引などを示す経常収支の黒字は前年度
比12%増の13兆3371億円と4年ぶりに黒字が拡大した。
経常収支のうち、モノの輸出入の収支を示す貿易黒字額は同28、5
%増の11兆5577億円に達し、経常黒字の大半を占めた・・。

◆アサヒコム 2003.5.14 スイスの国際経営開発研究所(IMD)は
14日、03年の世界競争力ランキングを発表、日本は主要先進国中、
イタリアを除いて最下位となった。物価や法人税の高さ、起業家精神の
広がりに欠けることなどが足を引っ張り、台湾やタイよりも低い評価が
出た。

■■この5月15日のネットニュースを見て、いっときボクは不思議な
気持ちになった。それは上に掲げた二つのニュースである。一つは先ず
、またしても貿易黒字が拡大して過去最高になったという話。国際競争
力が抜群であればこそ、またも輸出も増えたのであろう。
 ところが同じ日のニュースで、スイスのIMDという著名な経営研究
所発行の「世界競争力年次報告書2003」が、人口2千万人以上の国
の競争力比較で、日本はイタリアを除いて最下位にランクされたという
のである。

■こんなのを「バカも休み休み言え」というのだ、と、とっさに思った
。「だから地球の裏のおごれる白人たちは困る…」と。

■しかし、別の資料をしらべてみると、このIMDという研究所はなか
なか権威があり、去年の年次報告書2002で、すでに日本は49カ国
中30位であると発表していたのである。今年にはじまったことではな
く、ここのところ例年日本の競争力はランキングが低く、しかも彼らは
日本がしこたま外貨を溜め込んでいるのも先刻ご存知の上での評定であ
る。

■しからば何故彼らは、なぜ日本の競争力が低いと断定したか。日本の
ように外貨を溜め込むだけでは国際競争力比較のバロメーターとしては
不充分と判定しているさしく見える。

■で、もう少し深入りして、彼らがそう評価した内容データを調べて見
ることにした。 それは大きく4つの部門に集約されていたが、その内
容たるや59カ国、315項目、700ページに渉る膨大なもので、も
ちろん各国政府が発表した各種データは漏れなく収録され、彼らの最終
判断へのデータになっている。
 集約された4つの大きな部門とは、「マクロ国内経済」、「競争力へ
の政府政策の貢献度」、「テクノロジー・科学・人材のビジネスへの充
足度」、および「企業の革新・利益力・責任感」である。

■先ず「マクロ国内経済への評価」については、米国が第1位、中国、
ドイツ、フランス、英国と続いて、日本は第14位(昨年は15位)で、
イタリアの一つ上、インドの二つ下にランクされている。
 次ぎに、「政府政策の競争力への貢献度」では、豪州が第一位、米国
が第2位、そして日本は第17位、メキシコと韓国の間に挟まれていて
評価は芳しくない。
 「科学技術および人材」については、さすがに日本は第5位。米国、
豪州、カナダ、ドイツの後に続いている。
 最後の、「企業の革新力・収益力・責任力」では、日本はコロンビア
、インド、韓国に続いて第21位と、予想外の低いランキングになって
いる。
 総合評価では、日本は大規模経済30カ国中11位になった。首位は
米国で、オーストラリア、カナダがそれに続く。

■日本が首位の項目は、国内への特許付与件数、外貨準備高、雇用者へ
の訓練、労使関係、中等教育の普及率、1人当たり研究開発費道路網の
密度など。そして最下位の項目は、外国人の雇用チャンス、法人税の高
さ、株主の価値など。「大学が経済の求める人材を供給しているか」に
ついての日本の評価は、昨年に続いて最下位だったが、これなどは頷け
るところだろう。「文化が対外開放的か、閉鎖的か」では第28位だが
、これも遺憾ながら同意せざるを得ない。

■さてこそ読めた、IDM研究所の国際競争力に対する評価方法の内容
。それは我々が考えているのと大きく違っていたのだ。
 日本は国際貿易上の価格競争力で優位に立ち、外貨をより多く獲得す
ることをもって、いままで国際競争力があると信じて疑わなかった。じ
じつ財務省14日発表の2002年度の国際収支状況では、モノやサー
ビスの取引などを示す経常収支の黒字は前年度比12%増の13兆30
00億円と、4年ぶりに黒字が拡大したこと報じ、続けて輸出輸入とも
過去最高を記録し、自動車輸出が同16・5%増と伸び、アジア向けを
中心に半導体輸出も好調だったことなどから、輸出額は同8・5%増の
50兆1053億円と、初めて50兆円を突破し貿易黒字が拡大したこ
とをことさらに誇り、他の、例えば企業の社会的責任などに至っては、
国際競争力の判定データに入れるというような概念が皆無であった。

■わが国の国際競争力に関する、いままでの概念を検証するための一例
を、昨年7月22日総務省通達の「国際競争力回復のための企業のIT
化戦略研究会」の開催について覗いてみよう。 
 「総務省では、ネットワークの視点から、企業のIT化を推進するた
めの必要な方策を検討する【国際競争力回復のための研究会】を開催し
ます。(中略)IT化が進展しないため、経営効率化が進まず、国際競
争力上問題となっているとの指摘もされています…ネットワークインフ
ラの整備状況や情報通信に関わる新しいビジネスモデルの誕生等を踏ま
えつつ…、真に有効な企業のIT化推進方策について検討を行うことと
します」という、その発表文には「科学技術の充足度すなわち国際競争
力」という発想が漲っている。
 なるほどこれではボクなどが誤解し短絡化して、IMD年次報告中の
第3項、つまり「科学技術と人的資源の充足度」という、いままで日本
が誇ってきたファクターのみが国際競争力の源泉であるとの見解を裏付
けするに充分である。

■考えてみると、世界の大国中、「企業の革新力・収益力・責任力」で
は第21位、「総合評価」では大規模経済30カ国中第11位であるに
過ぎぬ日本という国が、世界で最も多く外貨を溜め込み、最も裕福な国
にみえるのは、じつはいささか不思議な現象であるかも知れない。

■そう思い当たったボクは、それはひょっとしたら最近目に付く立派な
新築農家に似たようなものではないか、と考えるに至った。
 農家経営は殆どの場合、企業収益的には問題にならないくらい低収入
である。にもかかわらず不思議に立派な家を新築する。それはなぜか。
 多くの場合、農家は一家で2世代、二組程度の夫婦が住み、兼業農家
の様相を呈する。その数名の働き手たちは超過時間労働も、比較的劣悪
労働条件も厭わず、内で稼ぎ外で稼ぎ、一家としての収入合計が、専業
サラリーマン家庭に比して格段に多く溜まる可能性がある。そしてそれ
で立派な家を建てる。(もちろん、先祖伝来の田畑を売って家を建てる
ばあいも多いが…。)
 彼ら農家家庭が、「もうけた」と表現する場合、それは農業経営にお
ける企業収益の意味でなく、一家族数人の合計収入のことを言う。そこ
では、超過勤務や、悪条件のもとの過重労働などは無視され、一家単位
の実質収入の多さがサラリーマン家庭の平均収入を大きく上回わり、彼
らが一見立派な農家住宅を建築する資金源となっている。一家の亭主は
農業のかたわら道路工事の人夫を勤め、息子は低賃金の地方サラリーマ
ンになり、女連中もパート働きの低収入労働者になる。彼らは劣悪条件
でも不満少なく働き、それでいて一家単位では比較高収入を得る。

■日本の国際競争力、つまり輸出競争力もそれに似ている。先進諸国に
比して労働過重、あるいは国土の荒廃といったマイナス面は黙過され、
よく働きよく悪条件に耐え、結果として輸出は増え、外貨は溜まって世
界一になる。だから、「自分たちは豊かだ」と思ったり、「それにして
はあくせくし過ぎている」と自己反省したりする。

■ボクがかって親しかったある自動車メーカー、およびその下請けメー
カーについて考えてみよう。いまをときめく自動車産業の人たちのこと
、たとい下請け工場といっても数千人の労働者を擁している。その下請
けメーカーにはもちろん労働基準法に定められた有給休暇規定がある。
ところが組合は年中組合員に対して有給休暇の消化を呼びかけている。
が、有給休暇の消費は常に思わしくない。会社は表向きには休暇を阻ん
でいない。しかし、有給休暇をきちんと取っている従業員は昇進が遅い
、という事実が暗黙に知られている。ことはその下請けメーカーだけに
止まらない。親会社である大自動車メーカーの労働組合事務所の壁にも
「有給休暇を取ろう」というポスターが張られている。もし自動車メー
カーの労働者たちが労働基準法通りに休暇を取っていたら、こうしたポ
スターは不用のはずである。そして、たといワーカホリックと揶揄され
る日本人でも、働くのが休むより楽しいなどと本気で思っている人は滅
多といない。世界に誇るわが自動車産業も、過重労働で輸出を支えてい
、日本の自動車製造なるものが無条件で国際競争力があるとは言い難い。

■つい先週も「国民休暇村計画」で出現したグリーンピアというとろへ
行って来た。全国のグリーンピアは軒並み赤字らしく、管理者がぼやい
ている「休暇で数日滞在してくれる客を期待していたが、来るのは日帰
りか、一泊客のみ。原因は企業側が長期休暇を認めたがらぬかだ」。こ
うした企業の態度が、日本をして実質的に低賃金国たら
しめ、ひいては国際競争力があるように見せているらしいのだ。
 そうした従順、かつ過重労働を拒否しない「良質な労働力」は、IM
Dの年次報告書で、唯一日本が国際競争力第5位と誉めている「人的資
源の充足度Human resouces meet the need of businessがよい」という
ことの、原風景になっている。

■「政府政策の国際競争力への貢献度」がメキシコに次いで17位に止
まっているにもかかわらず、つねに輸出が増えつづけているというのに
も似たようなことが言える。 政治家が政争に明け暮れ、官僚行政が統
制に憂き身をやつしているにもかかわらず外貨は溜まる一方、というの
は、要するに過剰労働と自然破壊をゼロコストと計算した民間企業が、
社会的環境上の赤字輸出を繰り返しているからに他ならない。そうした
面を衝いて、スイスのIMD研究所はわが国の国際競争力を、世界総合
で第11位に過ぎぬ、と判定したのである。

◆◆というような諸般のことに思い至ったボクは、残念ながら日本の「
世界で2千万人以上の人口を持つ30カ国企業中、革新力・収益力責任
力では、コロンビア、インド、韓国に続いて第21位」という現状を遺
憾ながら肯定せざるを得なくなった。ひとたび事業を失敗すれば、2度
目のチャレジの場が殆ど無いわが国の企業家の背水の陣は、おのずと革
新を躊躇せしめ、加えて長引く不況による収益力の低下。さらには責任
を回避する伝統的語彙の豊富さ。それらはわが国の国際競争力を、将来
において減殺する大きな要因である。

 されば我らはいまなお、豊かに見えて、それでいて満たされず、いつ
もあくせくし、将来の不安を隠しきれずにいるのである。そうした事態
を西欧諸国並に改善するには、先ず、「国際競争力」の概念を変えると
ころから出発せねばならぬのであろうか。

   Ken氏もしくは現代時評へのご意見、ご要望などは 
                 info@609studio.com   へ!
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◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版]  2003年5月21日号    
              発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang
◇詳細/写真、記事、は関連Webへ → http://www.609studio.com
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韓国政府関係者サハリン訪問

 さる20日、一泊二日の予定で韓国在外同胞財団の李・ジュンイル企
画理事と外交通商省在外国民領事局呉・カブリョル審議官がサハリン同
胞社会の実態を調べるために来島した。二人は韓人会代表らと州政府の
韓・ドミトリ韓人問題担当官、ユジノサハリンスク市長の補佐官金・ボ
クゴンさんをも招待して話を聞いた。サハリン側代表はサハリン同胞問
題の一層の関心と問題解決への協力を即した。

秋に新道路開通

 ネベリスク訪問中のサハリン州知事は、今年の秋、ロヴェツキ峠を通
過するネベリスクとユジノサハリンスク間を繋ぐ新しい道路ができると
発表した。ロヴェツキ峠はとても険しく危険であるため、通行は禁止さ
れていた。住民はホウルムスクを経由してユジノサハリンスクと往来し
ているが、遠回りで燃料も時間にも無駄が多いため、州は新道路建設を
決めた。州中央都市に繋ぐ道路建設は地域に大きい経済効果を齎すであ
ろうと州知事は述べた。

核廃棄庫建設に住民反対

 ノグリキ地方政府はニュースでウゴレクルトカ川上流に核廃棄庫が建
設されることを知った。衛生医師らは核廃棄庫建設に問題はないと主張
しているが、専門家は建設予定地は地質上、毒を洗い流せないと発表し
、住民は建設に反対している。地方政府は同地域に給水装置の建設を予
定している。給水装置の隣に核廃棄庫が建設されるのではないかと住民
は不安を抱えている。

選挙は無効

 18日、トイモブスコエ、ポロナイスク、スミルヌイフ地域を含む第
8選挙区州議員補欠選挙は投票率25.1%で無効となった。

青年団体支援金獲得コンクール

 州政府青年管理局は、国からの青年団体支援金81万ルーブルを割当
のために、初のコンクールを開く。現在州内には42カ団体が登録され
ている。コンクールで勝利すれば2,5万〜5万ルーブルの支援金をも
らえる。
極東ニュース

 このほど極東のミハイルロブカに韓国政府が31軒の個人住宅を建設
して、26軒はカザフスタンから移住してきた同胞に、5軒は現地同胞
に貸した。この村を人々はカレイスカヤ・ゼレブニャと呼んでいる。

ポロナイスク博物館表彰

 州政府は国際博物館を迎えて民族間理解と交流と原住民文化維持に大
きく寄与してきたポロナイスク郷土博物館職員一同に表彰状と賞金を与
えた。

医療支援金で器具購入

 5月中旬頃、ユジノサハリンスク市保健管理局に7百万ルーブルの新
しい予算が州政府から割当てられた。保健管理局は最新レントゲン設備
の購入にそれを使う予定である。

農業定期市場

 さる16日から3日間、ユジノサハリンスク市で州工業商業農業管理
局主催の定期春農業市が開かれた。49の企業が出品したが、チェプリ
ツヌイとソコルロブスキソーホズやユジノサハリンスク牛乳工場、サハ
リンスキ・ベーコンの商品が人気が高かった。

カレイスキクラブの定期集い

 16日、ユジノサハリンスク市州科学図書館で州教員資質向上所とカ
レイスキクラブ共同主催の座談会が開催された。テーマは「私はサハリ
ン住民である」で、参加者たちは民族同一性や民族教育などについて意
見を交わした。

あれこれ

 「日本の若い泥棒」
 
日本名古屋市に住む24才の失業者モリワキ・ヨコシキが窃盗罪で捕ま
ったとBBCニュースが伝えた。自転車で走る女性ばかりを狙ってバッ
クを盗むなどの窃盗犯罪を繰り返していたが、女装していたため、長期
間捕まらなかった。しかし、175センチの高い背と毛深い顔が疑われ
逮捕された。

「火災」

 5月中旬、ポロナイスクのマトロソヴォ村の一戸建てから火が出て、
55才の家の主人が死亡した。火災の原因は今捜査中。州消防隊の発表
によると、今年に入ってから火事による死亡者数は55人にも上り、二
人の子供も犠牲になった。

「麻薬押収」

 5月中旬、ユジノサハリンスク空港の警察はウズベキスタンからの乗
客から相場5万ドル相当の麻薬459グラムを押収した。26才のウズ
ベキスタン国籍の犯人はハバロフスクからサハリンへ入ってきたが、警
察はサハリンの麻薬犯罪者との繋がりを調べている。

読者からの手紙:「これ以上黙っていられない」
 
ユジノサハリンスク市で4月に行われた韓人総会でのできことを新聞で
知って怒りを感じたい。また、促進会の李・クジンの発言は許せないの
である。セコリョ新聞も一時母国訪問事業も文化センター建設も必要な
いとの彼の考えに絶対反対する。そして、ユジノサハリンスク日本領事
館に促進会メンバーが出入りしているが、一体どんな資格があって、ま
た何のためにそんなことをしているのか。李・クジンを起訴すべきとい
うウ・チョングさんの意見を支持する。朴・ヘリョン会長は彼に対して
何らかの措置を取るべきであると思う。(ネベリスク市 全・ミミ)

韓民族文化の日

 14日、サハリン主催の国際文化交流祝典の一環として韓民族文化の
日と名づけられた行事が行われた。同胞たちの民族歌や踊りが披露され
るほか、初めて学生たちの韓国語劇が上演された。同祝典は9月のコン
サートを最後に幕を閉じるが、最後のコンサートには我が同胞も参加す
る予定である。

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◆サハリン韓国語放送からの手紙        キム・チュンジャ   
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 インターネットでサハリン韓国語放送をお聞きいただけるようになっ
て6カ月になりました。今まではなかなかご紹介する機会のなかったサ
ハリンの様子などを韓国や日本をはじめ世界のかたがたにお聞きいただ
けるようになって、スタッフ一同大きな力をリスナーの皆様にいただい
たような気持ちです。今後ともよりよい番組を作って、皆様に愛される
放送を目指して賢明に努力いたします。最後にいくつか私たちにいただ
いたお手紙やメールをご紹介いたします。

1日本愛知県小牧市に住む田口徳積(タグチノリヅミ)さんは、インタ
ーネットで今年5月から本放送を聞いていると数回受信報告をいただき
ました。
2東京に住む日本人のクニオさんから5月に、サハリン発の韓国語に興
味を持っておられるとのメールが。
3韓国慶尚南道トンヨン市に住むチョ・ソンチョルさんは、昨年9月か
らのリスナー、短波ラジオから入って今はインターネットで聞いている
と。音質は良好だとの報告をいただきました。
4韓国忠清南道イエサン郡に住む李・テギュさんは、「財政難などに負
けず頑張ってください」と激励のメールをいただきました。
5韓国人女性のカン・キョンエさん。李・テギュさんが短波ホームペー
ジに書いたメッセージを読んでウリマル放送の存在を知ったと、インタ
ーネットで海外の放送を聞くのが趣味で、最近は台湾のRTI韓国語放送に
はまっていると書いてきてくれました。

 サハリン韓国語放送は月曜から金曜まで毎日20分間の放送です。
詳しくは、
  http://www.609studio.com/html/broadcasting/urimal.html
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◆[韓国新聞拾い読み]               編集部
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 日米首脳、北朝鮮ヘの強硬措置で合意 (中央日報5月25日)

  ブッシュ米大統領と小泉純一郎首相は23日(米現地時間)首脳会談を
行い、北朝鮮が核問題を悪化させれば「さらに強硬な諸措置(tough
er measures)」を取る方針で一致した。 
  テキサス州クロフォードにあるブッシュ大統領所有の牧場で行われた会
談の後、ブッシュ大統領は共同記者会見で「北朝鮮の核開発は絶対に容認
できない」と強調し、警告の意を示した。 
  ブッシュ政府のある当局者は「強硬措置」に触れ「そうした措置を取る
ためには韓日中との協議が必要とされるだろう」とし、これが原則を明言
したコメントであることを示唆した。

→ http://japanese.joins.com/
─────────────────────
 一方、朝鮮人民軍の幹部出身で昨年に北朝鮮を脱出したと主張する男性
が「北朝鮮は旧ソ連から秘密裏に核爆弾を輸入し、独自に数十機の核兵器
を開発した」と述べたと、「月刊現代」が最近号で報じた。 

 「月刊現代」の記事が正しいのかどうかわからないが、ますます朝鮮半
島を中心とするわが国の周辺事態は、「核の危機」という最もおぞましい
事態に。アフガンやイラクで見せつけたアメリカの傲慢な先制攻撃は、朝
鮮半島では起こりえないという説もある。理由は北朝鮮が「米国に達する
能力のあるミサイルを持っている」ということである。
 しかし果たしてその北朝鮮のミサイルと核が抑止力となりうるか否かは
不透明なままだ。ブッシュ政権は「ピンポイント爆撃」に自信を持ってい
る。核施設の所在や規模に偵察に今躍起だろう。

 わが国の有事関連法案の早期成立と無関係とは言えないところが、この
中央日報の記事。
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◆[編集長から]             Michio Katayama
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 先日、天気のいい日に大阪で阪堺電車という路面電車に乗りました。
元々は明治30年5月創立されたという大阪馬車鉄道株式会社です。現
在は阪堺電気軌道(株)という会社が運営母体です。明治30年といい
ますと7月20日に大阪中之島大江橋南(現大阪市役所あたり)に「氷
室生ビール」と洋食メニューの本格的なビアホール「朝日軒」が誕生し
たという年です。

 恵比寿町から浜寺公園まで約40分。大阪の下町をコトコト走る一両
の路面電車は、時がゆっくり流れていいものでした。帰りは難波から御
堂筋を北までゆっくりと歩いて・・・。もちろん途中でビールを。

 サハリンの韓国語放送をホームページに掲載して6カ月がたちました
。インターネットのホームページは便利なようで、なかなか読者の皆様
の反応が捉えがたくて苦労が多いものですが、多くのかたがたがこの放
送をお聞きいただいているということが放送局へのメールなどでわかり
とても喜んでいます。今後ともご愛聴ください。

◆ それにしても阪神タイガースの逆転ゲーム。首位独走、すごいの一
言。

◆「トロントで新たに死者3人」 SARSです。封じ込め困難さが。
台湾も・・。その台湾が中国が「邪魔」をしてWHOのオブザーバー
参加もできなかった。SARS並みの頑固さ?!! 

◆川鉄系の会社がフィリピン人労働者83人の給与5800万円を5年
間契約どおりの支払いをしていなかったとか。
 毎日新聞によると、契約書の内容を「聞いてもいけない」し、「質問
には一切答えない」で「サインだけ」を指示して、契約した?という。
どこかで聴いた話だと思っていたら、戦争中の植民地・朝鮮の朝鮮人に
対する仕打ち!

 島(日本列島)の中の懲りない日本人!!やはり戦後はまだ?!!

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      ◆◇◆609studio ホームページの案内◆◇◆

            ◎サハリン・ウリマル放送 配信中!!◎

    サハリンの韓国語放送のソースを毎日入手!!毎日更新!!
    
       プログラムのダウンロードも出来るようになりました!!
     
     なお、バックナンバーのCD-ROM配布致します。メールでお申
   し込みください。メールで「インターネット受信報告」をし
     ていただければ製作者の励みになると思います。
    http://www.609studio.com/html/broadcasting/urimal.html

     ◎609studio 韓国語版 Kil Sang ホームページ◎ 

       http://www.609studio.com/kil_sang.html    

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発行     2003年5月27日   No.121
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
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