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2003/4/29 No.117 ＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/ 【609 Studio 】６０９ｓｔｕｄｉｏメールマガジンは「現代社会 を斬る！」をコンセプトに論説委員Ｋｅｎ氏の論説「現代時評」 をはじめ、サハリン情報として、ロシア唯一の韓国語新聞サハリ ンの「セ・コリョ」ダイジェスト版、その他、寄稿記事など話題 満載！ ＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/ 609studio ホームページの案内 ◆◇◆サハリン・ウリマル放送 配信！！◆◇◆ サハリンの韓国語放送のソースを毎日入手！！毎日更新！！ メールで「インターネット受信報告」をしていただければ 製作者の励みになると思います。ぜひどうぞ！！。 http://www.609studio.com/html/broadcasting/urimal.html ◆◇◆609studio 韓国語版 Kil Sang ホームページ◆◇◆ http://www.609studio.com/kil_sang.html ＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/ ◇609studio ＩＮＤＥＸ◇ ◆現代時評：[北京の３者協議と、国体護持] ken ◆セ・コリョ新聞ダイジェスト版：２００３年４月２５日号 ◆韓国新聞拾い読み： 編集部 ◆編集長から：[この１週間] ───────────────────────────────── ◆現代時評 [北京の３者協議と、国体護持] ken ───────────────────────────────── ◆アサヒコム 2003.4．24 ２３日に北京で始まった北朝鮮の核開 発問題などをめぐる米国、北朝鮮、中国の３カ国による協議で米側 が高濃縮ウラン計画についてただしたのに対し、北朝鮮側は「ある ともないとも言えない」とあいまいに答えたことがわかった。関係 筋が明らかにした。米側が核の完全放棄を求めたのに対し、北朝鮮 側は金正日（キム・ジョンイル）体制存続の保証を要求し、依然双 方の主張には大きな隔たりがあった。米政府筋によると、協議は２ ４日も続く。 ■■ここに至って、米国と北朝鮮の腹の内がはっきり示された。つ まり米国は「無条件核廃棄」を求め、北朝鮮は「金体制存続」の保 証が先だ、というのである。 ボクら終戦前後を知るものにとっては、まさに古い映画を再び見 ているようなものだ。この６０年近い日時の間に何も変わっていな い。「無条件降伏」を迫る米国と、「少なくとも国体護持を」と哀 願して聞き入れられなかった日本の姿がそこに再現されている。 ■古い資料を引っ張り出してお見せする。 共同通信の藤井記者の報道だ、「日本側は、天皇制と明治憲法の 維持にこだわった。同じ無条件降伏にしても「陸軍と海軍の無条件 降伏」に限定し、天皇制存続に道を開くよう求めた。ヤコブソン氏 （仲介したスイス銀行重役）はこれに対し、ダレス氏の意向をくみ 、天皇制を維持したいなら無条件降伏が一番の早道だと主張する。 国家を救うよりも体面を保つことが重要なのかと痛烈な指摘もした 」。 ■そしてその決着もつかぬ間に、広島・長崎への原爆投下が行われ 、かんじんの天皇ご自身による降伏の「聖断」が下った。徹底抗戦 派も「聖断」に反対出来ない。ダラスが天皇制の存続、つまり「国 体護持」をを暗に認めたということにして終戦に踏みきった。しか しそれはぬか喜びだった。次々に「戦犯」と称する人々が逮捕され 、ついには「聖域」皇族まで及んだ。梨本の宮が逮捕されたのであ る。しかしとき既に遅し、誰も米国に苦情を言い得なかった。 後日判明したところによれば「日本の戦後統治の道具として天皇 が有用である」というマッカーサーか誰かの判断で、「国体」は辛 うじて保持された。つまり「道具」としての天皇が残ったのである 。その１０年前、「天皇は道具かどうか」で国中が大騒ぎし、結果 として「天皇機関説」を唱えた美濃部達吉教授が詰め腹を切らされ たことがあった。勝者米国にとって、天皇は道具以外の何物でもな かったのである。お蔭で辛くも「国体護持」は出来た。 ■しかし、それほどまでにして天皇制なる「国体護持」を哀願すべ き理由は、率直に言えば論理的に何もなかった。たしかに万世一系 はともかく、継体天皇以来１００代続いた赫赫たる家系で、しかも 武烈天皇さえ除けば、ほぼ仁愛深き我らが領主さまであったことは 事実だ。２、３００年毎に武力と易姓革命で交代する隣国の王様よ りすっきりしていることは間違い無い。だが始めから共和制でやっ てきた米国にとって、長らく続いた家系や、当然あるべき為政者の 倫理性などを理由に、特別の世襲優先権を与えるのは、むしろ奇異 な発想であったろう。なにもそれは共和制に慣れた米国だけでなく 、日本共産党がいまなお疑問を呈しているところだ。 ■にもかかわらず、天皇および天皇制に対して、いわれなき愛着を 持つのがわが日本人の大半の心情であり、かくいうボクもその一人 であるかもしれない。そうした理屈で説明できない動物的心情が優 先し、それをカバーするために、後で付けた理論が、万世一系であ り、情け深い歴代天皇である。たとい過剰評価であっても、そうし た精神的根拠を持つ天皇家を上に戴いた日本は幸せというべきだろ う。 ■広い世界にはそうでない、やんちゃな王家を持ち、それでいてち ゃんと尊敬して国王と崇めている国々もある。 いまのスウェーデン王家は、ナポレオン全盛時代に、フランス軍 に蹂躙されぬために、ナポレオンに頼み込んで送ってもらったフラ ンス軍の元将軍の後裔で、この将軍はフランスにおいて終生悪評が 絶えなかった。 スペイン王家などはもっと酷い。ナポレオンに軟禁されたのをい いことにしてロアールの城で放蕩三昧だったスペイン皇太子フェル ナンドに、同情以上の思いを寄せ、加うるに「神と祖国と王」の幻 想絶ちがたく、帰国復位を熱望し、その結果帰国できた極道者の専 制フェルナンド新王にいたく煮え湯を飲まされ たスペインの貴族 連中。そしていったん血を流して得た共和制も、フランコ将軍によ って元に返され、結果、王政は２１世紀まで続いている。 ■いま米国に哀願して「金成日体制」継続を交渉の最優先条件とし ている北朝鮮も、考えてみると、終戦当時の日本の「国体護持」と 何ら変わるところがない。まぁ我々からすれば「万世一系」の神聖 な天皇家と、ついこないだの出来星将軍家とでは比べ物にならぬ、 と言いたいところだが、おそらく米国から見れば大して変わらぬで あろう。金将軍様は横暴至極と他国から見えるにしても外部からの 情報に疎い北朝鮮国民たちは、おそらくそう思っていない人々も意 外に多いのではないか。近所が見てどうにも困った横暴亭主でも、 一所懸命に尽し、最後の間際になって「お前にはいろいろ迷惑掛け た」と、ただ一言お礼をいわれたら、いままでの苦労が総て報われ た」と思うような女房など何処にでも居るものであって、内輪の心 情は、他人の思案のほかである。 ■それを察知した上で米国は、「金王家の存続など、もう許さぬ」 とばかりに、「たとい核廃絶しても、反対給付はない」、つまり「 無条件核廃棄」を主張し、金王家廃絶をプログラムに組み込んでい るらしい。だから、核廃棄してしまってから、攻められたらサダム のイラク政府と同じ運命だ。そのくらいなことは金将軍でなくても 、三才の幼児でも想像がつく。 ならば腕づくで、と米国は威嚇し、「それならこちらはソウルを 一瞬火の海にするぞ」と応酬する。 火の海にされる韓国はたまっ たものではない。「まぁまぁ穏便に・・」と、韓国と日本はお米な ど送ろうとするが、「だから経済崩壊すべき北朝鮮がまだ生きてい るのだ」と米国が苦情を言う。ならば、今回の3者会談、そう簡単 に合意が成立するハズはない。 ■自分は持つが、お前は持ってはいけない、という片務協定の核廃 棄を求める米国は、まことにずうずうしい。日本が「ごまめの歯軋 り」ながら主張するように、総ての国のすべての核を廃絶するなら ともかく、「既にに持っている国はそれでいいが、今後新しく持つ 国は許さない」などと、よくもしゃーしゃーと言えたものだ。 ■核不拡散条約ＮＰＴ第９条には、核保有国（核兵器国）の定義が あり、「核兵器国とは１９６７年１月１日前に核兵器その他の核爆 発装置を製造し、かつ爆発させた国をいう」となっているが、６７ 年以後にも周知のようにインド・パキスタンが核爆発実験をしてい る。さらにはわが国に出入りしている米軍が核爆弾を携行している のも暗黙の了解済みだ。イスラエルが核武装しているという噂は誰 知らぬものもない。インドはそうした理由で条約の署名を拒否して いるし他の中近東の国々もたぶんに核を持っている可能性があり、 いまさら「核不拡散条約」という勝手で一方的な規則で北朝鮮だけ をしぼろうという方がおかしい。 ■日本は唯一の被爆経験国になってい、核に対するアレルギーが顕 著である、と一般に言われて久しいが、じつのところ「核廃絶」に ついての意識が世界各国に比して特別顕著だとも言い難い。どこの 国でも、出来ればそんな物は無くしてしまいたいのは山々だろうが、 そうもいかぬところに問題がある。北朝鮮に核爆弾を造らせると、 あちこち中近東やテロ分子に売って稼ぐから危険だ、というが、そ うした危険な国の筆頭はおそらくロシアであり、次ぎが米国ではな かろうか。日本が、唯一の核被爆国のゆえをもって北朝鮮に核を廃 絶せよと責めたてるのは、米国の代弁をしているだけで、ひょっと したら今頃、わが自衛隊も米国から核爆弾を貸与されているかも知 れない。 もし北朝鮮に、いま騒がれている日本人拉致問題さえなければ、 「遠慮せずと、核を持ちなさい」と、ボクなど言いたいところであ る。 ■「簒奪で始まる国家が王権神授説を唱えるまでに3代かかる」と、 昔から言われてきた。それが最近では「偉大なる人民共和国を建設 しよう」として兵を進めた軍人が、親子相伝の国王に納まるのに２ 代で事足りるらしい。そうした野心家の将軍がいくら口先で人民共 和国を唱えても、ほんとうの人民の国になる確率は少ない。寝て待 っているよりいっそ、一挙に潰してしまえ、というのが米国流のや り方らしいが、それも一つのやり方であって、必ずしも米国がすべ て悪いとは言えない。 もしここで譲歩して金将軍の国家統治権を 容認するならば、少なくとも向こう十年くらいは北朝鮮の国民が空 腹と圧政に泣くのも事実だ。 ■６０年前の終戦のとき、もし米国が日本の天皇制を認めると同時 に、日本陸海軍の存続を許していたら、今日あるような民主国家日 本が出来ていたとは思い難い。きれいさっぱり高級軍人たちを絞首 刑にしたり、パージで引っ込ませてしまい、有無を言わせず農地の すべてを開放してしまったればこそ、今の日本があるのだ。独立国 家の主権を覆すことへの謗りはあるにしても、金王朝の「国体護持 」を否定し、一挙に覆してくれる米国の行動力を、我々は片方にお いてじつのところ期待しているのかも知れない。もし米国が北朝鮮 政府を解体させてくれたなら、被拉致者や、その家族を連れ戻すの は至極簡単なことだろう。 ◆◆ならば、国際法など一時棚上げして、米国が、北朝鮮という主 権国家の主権者である金王様を追放するのに荷担しても、いいので はないかとも思う。北朝鮮という、似て非なる人民共和国の「国体 保持」などボクらにとってはどうでもいいことなのだ。 Ｋｅｎ氏もしくは現代時評へのご意見、ご要望などは info@609studio.com へ！ ───────────────────────────────── ◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版] ２００３年４月２５日号 発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang ◇詳細/写真、記事、は関連Webへ → http://www.609studio.com ───────────────────────────────── ２００３年４月２５日号 内務相サハリン訪問 ベ・グルイズロフロシア連邦内務相が来島した。訪問目的はサハリ ン州漁業部門犯罪と燃料動力総合体を巡る諸問題の解決策を探るた め。内務相によると、サハリン州の海洋資源採集率は１６％、しか し漁業関連刑事事件による損害は毎年５億ルーブルを上回っている。 韓国人歌手サハリンへ サハリンで開催中の民族文化国際祝典に参加するため、韓国から 人気歌手が来島した。２日間に渡って公演を行う他、州・市政府関 係者たちとの会談も予定されている。団長は（株）ジュンギョン建 設の安・ハンスク（女性）代表理事である。 同胞が全国大会で最優秀 １９日、ペルミ市で行われたロシア全国太拳道大会でサハリンの 代表安・アレクセイが１位を取った。安選手は今年６月フランスで 行われるヨーロッパ大会に参加する。 優秀教師コンクール ユジノサハリンスク市にあるチェーホフセンターで４日間行われ た「２００３年最優秀教師コンクール」が１８日で終了した。全国 コンクールへサハリン代表として参加できる最優秀賞はノグリキ・ ギムナジアのオ・ヴェ・オリュル・ロシア語文学教師が、補助教師 部門ではユジノサハリンスク第３ギムナジアイエ・ヴェ・ピャトウ フ舞踊教師、修学前児童部門ではオハのジョルスイカ幼稚園のエン ・ヴェ・ベラヤさんが選ばれた。 米国教師サハリン訪問 １７日〜２５日まで米国ワシントン州の教師団がサハリンに滞在 した。ロシアと米国は教育現場の経験交換プロジェクトを実施して いるが、昨年秋、既にサハリン州代表団がワシントン州を訪問した ことがある。米国教師たちは教育関係機関の訪問と州教育関係者と の会談、各種教育行事への参加などの日程で動いている。 長期児童教育プロジェクト採択 先週サハリン州議会で２００３年〜６年までの３年間にわたる長 期間児童教育支援策が採択された。財政は州予算と企業支援で賄う 予定であるが、３年間総予算が４億ルーブルと６０万ドルである。 今年は８３０万ルーブルを投資して、教育関係施設の設備改善、医 薬・医療器具供給などを行う予定である。 あれこれ 「クリル・日本ビザなし」 ４月中旬東京で開かれた会議で、クリルと日本住民たちのビザ無 しの相互訪問プログラムが採択され、５月中旬から９月末までクリ ルから８つのグループが訪日する他、２０人が日本語研修のために １カ月間北海道に滞在する。日本からも１０組が８月初からイトル プ、クナシリ、シコタンを訪ねる他、墓参り、日本語教師、列島植 物動物研究チーム等がクリルを訪問する。 「老いた警察犬の競売」 最近、ハンガリーでは定年退職した警察犬を競売に出している。 以前は警察関係施設でのんびり老後を過ごしていたが財政難で扶養 できなくなった。１００以上の犯罪者を探し出し１０人の飼い主の 命を救った最も優秀な１１歳のシュツに２００ドルの値段がついて いる。 「言論人セミナー」 ５月１８日のサハリン州議会補欠選挙を前にセミナー選挙キャン ペーンと言論人活動」が開催された。州選挙委員会は国内や州の選 挙法と選挙戦等についての規定を伝えながら、関係者からの質問に 答えた。 連載：「サハリン韓人同胞２世、私たちは誰なのか？」（続き） −サハリン国立総合大学経済東洋学部韓英科教授朴・スンウィ− ・・・戦後、日本人は韓人を置き去りにした。又、強制的に連れて くる時の約束を何一つ守らなかった。国へ帰すことも如何なる金銭 的補償もなかった。・・・戦前からの不公正を訂正すべき時が訪れ たと思われます」これは１９９２年サハリン州知事が宮沢日本内閣 総理宛てに送った書簡の一部である。 私は韓人２世として両親から教えられた民族文化を若い世代に伝え ようと努力してきた。１世はロシア語を知らない上、知識水準が低 く他国暮らしにうまく適応できなくて肉体労働しかできなかった。 又、帰国を諦めてロシア人女性と再婚した人も多かった。１４００ 人は遅いながらも永住帰国をし、祖国で余生を送っている。今は２ 世が韓人社会の主流を成している。 １世の教育熱は極めて高かった。子供には大学教育まで受けさせい い職場に就職し出世してほしいと期待した。子供も７〜８人いた。 知識がなくて肉体労働しかできない１世たちは皆が低所得層だった 。そのため、副業をしなければいけなかった。家の畑で野菜を作っ て、子供達を大陸まで留学させた。貧しく苦労ばかりの他国生活を 強いられながら祖国へ帰れる日だけを夢見たのであった。 １７才の時、徴用で連れてこられたチョウ・ジュングさんは次のよ うに言っている。 「私たちは４０年間監視の中で暮らしてきた。知識もなく老いた私 たちが、反省の気配もない大国日本を相手に戦うには限界がある。 韓国政府が我々を助けてくれないと・・・」（韓民族フォーラム０ ０年１２月号） 許・ジョ、金・ヨンベ、朴・ノハク、朴・ヘドンを始め多くの方々 が熱心に帰国運動を行ったお陰で我々は今母国訪問ができるように なったことを忘れてはいけない。 昨年１０月に実施した全国人口調査の結果はまだ出ていないが、 現在サハリン韓人人口は約４万と言われている。９１年州高麗人協 会の調べでは３万６６００人だであった。ユジノサハリンスク市に １万３５００人、コルサコフ地域に３８００人、ホルムスク地域に ３６００人で主に島の南に居住していることがわかった。男性は１ 万７９００人、女性が１万８７００人であった。又、１９２７年以 前生まれが２８９５人、２８年〜４５年まで生まれが５５００人で 、２１００人程が大学卒、中等・専門学校出身が４００人、高校・ 技術学校卒業者が１万１００人であった。 １世たちはロシア文化に慣れるまで大変苦労した。２世は二重の文 化圏で生きながら特にロシア語習得に苦労をした。困難を克服しな がら一生懸命勉強し高等教育を受けた。社会活動にも積極的で、成 功した人も多い。私は８８年以後の韓国ブームの時、韓国語教育事 業に積極的に参加した。（続く） 福祉関係職員の低賃金問題深刻 最近、州と自治体は社会福祉事業に高い関心を示している。その 証拠として昨年の社会福祉関係予算は前年度に比べ１．４倍増額し た。投資分野は主に施設の修理や医療、衛生部門に集中しているが 、見逃せないのが職員の賃金問題。施設の職員殆どが、最低生活費 ３５７２ルーブルにも満たない安い給料を貰っているため、転職が 相次いでいる。州関係部署は州知事に福祉関連職員の賃金改善案を 提出するための準備を行っている。 廃棄物処理問題 最近開かれた州衛生防疫委員会の定期会議で、州国家衛生伝染監 視センター公営衛生部のイム・ヨクオク部長は、現在島に４０万ト ンの未処理廃棄物があると伝えた。原油業者が出すものも６千トン に達していることがわかった。科学有毒物と有害有機物の処理は規 定通り守られているが、深刻なのは医療企業所から出ている伝染病 性廃棄物。それの処理のためには特別設備が必要である。大陸棚開 発事業が進むにつれて廃棄物の量は急激に増加するであろうと予測 され、原油ガス会社と住民たちの間で廃棄物処理場建設問題が話し 合われている。州衛生防疫委員会長を務めているイ・パルフトジノ フ州知事は、環境保護意識の薄い点と環境教育の必要性を強調しな がら、廃棄物利用プログラム作りを行うよう指示を出した。 ───────────────────────────────── ◆［韓国新聞拾い読み］ 編集部 ───────────────────────────────── 麻薬密輸・偽札使用で北朝鮮に非難集中（中央日報４月２４日） オーストラリアで北朝鮮の麻薬密輸が摘発されたのに続き、日本 で偽米ドル紙幣を使った北朝鮮船員らが調査を受けるなど、北朝鮮 の国際法違反行為が集中非難を受けている。・・・・ 一方、北海道小樽港に停泊中の北朝鮮貨物船の乗務員らが偽１０ ０ドル紙幣の使用で摘発され、日本警察・税関が２４日、貨物船（ １１７トン、乗務員１２人）の内部を調べたと、時事通信が報じた。 → http://japanese.joins.com/ ───────────────────── かねてから言われている北朝鮮による麻薬密売が又摘発された。 小樽港での事件は北海道新聞が詳しく伝えている。 → http://www.hokkaido-np.co.jp/ 核の脅しに偽札、おまけに麻薬とくればこれはもう「国際暴力団 」もしくは「マフィア国家」といえる。「ならず者国家」「悪の枢 軸」の意味がここにあった？！！ 朝鮮民主主義人民共和国の国家の威信はどこに・・・？ 人民は泣いている。 ───────────────────────────────── ◆[編集長から] Michio Katayama ───────────────────────────────── 一昨日・日曜日に宇治茶の産地へ取材に出かけました。好天に恵 まれて、さわやかな一日を過ごせました。中型のカメラを構えての 撮影は汗ばむほどでしたが、茶畑は新緑で一層のさわやかさを風に 乗せて運んできてくれました。至福のひと時・・・。 ◆北朝鮮核問題の解決に向けた米中朝３カ国協議が２３日から北京 市西方にある釣魚台迎賓館で。その会談中にとんでもない発言があ った。「核保有発言」。しかし核の廃絶は北朝鮮だけの問題ではな い。 ◆朝鮮半島の核兵器は北朝鮮だけが保有か？わが国の非核三原則は 本当に守られているのか。 ◆東アジアの安定は「北朝鮮の核」だけを廃棄すればすむという問 題でもあるまい。 ◆ゴールデンウイークはいささか憂鬱な休みになりそう！ ＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/ 発行 ２００３年４月２９日 No.１１７ 編集・発行 609studio Michio Katayama 発行 毎週火曜日 購読料無料 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 e-mail info@609studio.com website http://www.609studio.com 投稿 http://www.609studio.com 掲示板へ 購読 購読解除は websiteへ ◇禁・無断転載◇ ＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿//＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/＿/ |