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タイトル:609studio No.104 現代時評:[懐かしきかな、不可侵条約という言葉]  2003/01/28


2003/1/28 No.104  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

【609 Studio 】609studioメールマガジンは「現代社会を斬
る!」をコンセプトに論説委員Ken氏の論説「現代時評」をはじめ、
サハリン情報として、ロシア唯一の韓国語新聞サハリンの「セ・コリョ
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          ◇609studio INDEX◇ 

◆現代時評:[懐かしきかな、不可侵条約という言葉]     ken

◆セ・コリョ新聞ダイジェスト版:2003年1月24日号

◆コリア・コンフィデンシャル                         Kil Sang
           [9・11テロ事件よりも衝撃的だった]
                                         
◆韓国新聞拾い読み:                                編集部

◆編集長から:[この1週間]
─────────────────────────────────
◆現代時評 [懐かしきかな、不可侵条約という言葉]  ken
─────────────────────────────────
◆アサヒコム 2003.1.19 ロシア特使が北朝鮮副首相らと会談、「包括提
案」示す・・趙副首相との会談は予定を超え1時間半に及んだとされる。
核開発の放棄を求める米国と、不可侵条約の締結を先決とする北朝鮮の双
方に、同時に譲歩を求めるロシアの提案が協議された。提案は(1)北朝
鮮のNPTなど枠組み遵守(2)米中ロなど関係国による北朝鮮の安全の
保障(3)経済人道支援の再開、を含む…・。

■1939年(昭和14年)夏、ボクは初めて「不可侵条約」という未知
の言葉をラジオで聞き、そのあとたびたび新聞紙上でセンセーショナルに
報じられ、慨嘆したり、狐馬に乗せられたような思いがしたものである。

その2年まえ、いわゆる「日独防共協定」を締結したわが国は、ドイツと
組んで公然とソ連に敵対する作戦に打って出、さらに進んで日独伊三国軍
事協定なるものを締結すべく交渉中で、ソ満国境ノモンハンにおいてはす
でに事実上の対ソ戦争を始めた矢先のことであった。
 その頃のある日、突然に世界の耳目を衝動せしめた大事件、つまり「独
ソ不可侵条約」締結のニュースが流れ込んできた。それはわが耳を疑うほ
どの衝撃的大ニュースであった。わが盟邦ドイツが、日本との間に日独防
共協定という対ソ戦略協定を結んでおきながら、そのわが国に一片の通告
も無くわれわれ共通の敵国ソ連ととつぜん「不可侵条約」を結ぶというド
イツの行為は、当時のわが平沼騏一郎内閣にとっては青天の霹靂であり、
許すべからざる行為であった。ためにわが国は、進めていた日独伊三国同
盟への準備交渉を即座に停止、「複雑怪奇」という四文字のコメントを残
して平沼内閣は瓦解した。
「欧州の天地には複雑怪奇の現象を生じ・・」という、いまなお歴史に残
る名(迷?)文句を後に、検事総長出身の硬派首相平沼騏一郎は政界の座
から消えていった。国際政治の舞台では何が起こるか、一寸先すら判らな
いという切れ者平沼の絶望的なつぶやきは、いまなおボクらの耳に残って
いる。

 独ソ不可侵条約締結の後、ときを措かずドイツ軍はポーランドに侵攻し
、ソ連もまた東方からポーランドの分割合戦に参加し、両軍しのぎを削っ
た。要するに「独ソ不可侵条約」とは、両国が開戦する、そのし切り直し
の時間稼ぎに過ぎなかったのである。

■「独ソ不可侵条約」なる煮え湯を飲まされた日本も、ようやく、国際外
交における自分たちのお人よしと、おぼこさを覚った。
そしてその1年半ののち、みずから変身し、立場を変えて、今度は不倶戴
天の仇と思い込んできたソ連との間に同じ不可侵条約を結ぶことになる。
すなわち1941年(昭和16年)4月13日の「日ソ不可侵条約」がそ
れである。本文は下記の通りだ。

第一条
 両締約国は両国間に平和及友好の関係を維持し且相互に他方締約国の領
土の保全及不可侵を尊重すべきことを約す

第二条
 締約国の一方が一又は二以上の第三国よりの軍事行動の対象と為る場合
には他方締約国は該紛争の全期間中中立を守るべし

第三条
 本条約は両締約国に於て其の批准を了したる日より実施せらるべく且五
年の期間効力を有すべし両締約国の何れの一方も右期間満了の一年前に本
条約の廃棄を通告せざるときは本条約は次の五年間自働的に延長せられた
るものと認めらるべし

右証拠として各全権委員は日本語及露西亜語を以てせる本条約二通に署名
調印せり

昭和十六年四月十三日即ち千九百四十一年四月十三日
 「モスコー」に於て之を作成す。

署名は、日本側松岡洋右外相、ソ連側はモロトフ外相であった。

 日本側としては、それまでソ連軍侵攻に備えた在満関東軍の精強100
万を東南アジア戦線へ投入するためには、取りあえずソ連との不戦条約が
必要であり、ソ連側としては対ドイツ戦に四苦八苦しているときにあって
、たとえ片時でも両者にとって不可侵条約を結ぶ必要があったのである。

 ところがその不可侵条約は、締結後4年経って一方的に破棄された。ご
存知、1945年8月9日の、終戦直前のソ連軍侵攻である。この日、不
可侵条約を一方的に破って参戦したソ連軍は、わが関東軍がもぬけの殻に
なっていることを知りつつ満州に進入し、略奪を欲しいままにすると同時
に、北緯50度の国境線を突破して南樺太、千島へも侵攻したのであった
。これではいったい何のための日ソ不可侵条約であったのか。
いうまでもない、前回の独ソ不可侵条約も、つぎの日ソ不可侵条約も、す
べては当事者にとって時間稼ぎの、とうぶんの間のしきりなおし時間であ
って、最初から本気で「不可侵」など考えていたわけではさらさらない。

「とにかく、ほんの僅かだけ時間稼ぎをしておいて、その間に相手を倒す
策略を整えよう」という、いわば手前勝手な目的のために締結されるのが
「不可侵条約」で、それは条約締結と同時に破約に向けて全駆動を開始す
るという、奇妙な便宜協定であるからには、約束を守る精神などは初めか
らはあるはずがない。
 だから初め、ある日とつぜんに「独ソ不可侵条約」が結ばれるや、世間
知らずのわが平沼騏一郎首相が「複雑怪奇」とぼやき、激しくドイツを非
難したとき、おそらく当のヒトラー総統は「いったい日本は何を考えてい
るのだろう」と、その幼児的感覚を訝ったに違いない。

 ほんらいお互いがひじょうに友好で、蜜月状態にあるとき、「お互いに
攻め込まぬようにしましょう」というナンセンスな条約など結ぶ必要はな
いはずだ。両者がお互いに腹をたててかんかんになり、あわや一発触発状
態のとき、「いやいや、とうぶんは喧嘩しないで、お互いが戦う時期を待
つべきだ」というのが「不可侵条約」の精神と考えて間違いは無い。
であるからには、そのような条約など何時破ってもおかしくないのだ。そ
れを承知の上で条約を結ぼうというのだから酔狂といえばこれに過ぎるも
のはないという眉唾的条約である。

■そうした酔狂な条約話が最近またしてもニュース面でちらほら顔を出し
始めた。例の、北朝鮮による、米国に対しての「不可侵条約」締結の度重
なる申し入れがそれだ。「すべてに先だつ唯一のものが不可侵条約の締結
である」と、北朝鮮は何度も何度も明言している。「そんな条約など後回
しだ」と、聞く耳持たなかった米国も、北朝鮮政府の頑固振りに振回され
た感じで、ごく最近になってその原案造りに取りかかったらしい。

 歴史的に見てこれほど<屁の突っ張りにもならぬ>紙切れ同然の条約を
、いまごろなぜ北朝鮮が締結しようと言い出したのか。そして、それを米
国がなぜ、いやだいやだと拒否し続けてきたのか。この辺り、どうもボク
にはいま一つ理解できぬところではある。

◆ともあれ、都合によっては明日を待たず、即日即刻破毀されて紙切れ1
枚の値打ちすらなくなる「不可侵条約」なるものを結ぼうとする当事者双
方が、これまた現代史上名うての協定破り常習の政府同士であるという組
合せが面白い。いったい彼らは、「不可侵条約」を守る当事者能力を彼ら
自身が持ち合わせているとでも、本気で考えているのであろうか。それと
も、「いつ破棄しても構わぬ条約」と、彼らご自身が多寡をくくった上で
のお伽噺話でもあろうか。

◆さらには、その仲介をするため乗り出してきたロシアという国。かって
日ソ不可侵条約を一方的に破棄してわが国に攻め寄せて来、それがいまな
お尾を引いて歯舞色丹すら返してくれないロシアという国。かれらロシア
人はいったい「不可侵条約」をどう思っているのか。日本はいまなお歯舞
色丹返還を彼らに求め続け、その法的根拠を「60年前の日ソ不可侵条約
の一方的破棄」にあるとしている。60年という長年月を巻き込んだ不思
議な国際外交茶番劇。その第二幕が「米北朝鮮相互不可侵条約」という外
題でいままた開かれようとしてい、そしてその幕開けの拍子木をロシアが
打とうとしている。運命の皮肉とでもいうべきだろうが、60年前の平沼
騏一郎首相以来、一貫して「複雑怪奇」な国際外交に翻弄され続け、なす
すべすらないわが政府に出来ることはただ一つ、「傍観」のみである。残
念ながら、相手は世界最強の謀略者米国と、小粒ながらあらゆる寝技や手
練手管を使いまくる北朝鮮という不思議な国との間の「不可侵条約」交渉
である。

   Ken氏もしくは現代時評へのご意見、ご要望などは 
                 info@609studio.com   へ!
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◆[セ・コリョ新聞ダイジェスト版]   2002年1月24日号    
              発行 ユジノサハリンスク市 翻訳 Kil Sang
◇詳細/写真、記事、は関連Webへ → http://www.609studio.com
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 市長の招待

 今日午後4時、ユジノサハリンスク市マスチェル・マルガリタレストラ
ンにてエフ・シドレンコユジノサハリンスク市長とマスコミ関係者が定例
の懇談を行う。市議会のア・ドロニナ議長も招待され参加する予定である
。市長はロシア出版記念日300周年を祝う他、市の社会経済発展、住宅
事情などについて話す予定である。

1世5人が永住帰国

 22日、大韓赤十字社南北交流局の権・クスンさんが、韓国テチャン養
老院へ永住帰国する予定の1世5人を迎えにサハリンに到着した。当初6
人が帰国する予定であったが、健康上の理由で一人は帰国を諦めざるを得
なかった。明日の25日、5人の老人は半世紀以上も暮らしてきたサハリ
ンの地を離れる。

日本のカレンダー没収

 サハリン州税関プレスセンターによると、先週ユジノサハリンスク市空
港税関当局は、札幌からNHKサハリン事務所に送られた郵便物を調べた
結果、南部クリル領土を日本領と表記した地図が印刷されているカレンダ
ーを発見、没収した。ロシア語で翻訳した後、分かったカレンダーのタイ
トルが「北方領土」であることがわかった。ロシアの法律によりロシアの
国境を歪曲している出版物は国内持込禁止となっているため、そのカレン
ダーは日本へ搬送される。

出版の日300周年を祝う

 20日、州行政部出版・報道担当管理局主催の出版の日300周年を祝
う晩餐会が、サハリン州・市・地方の新聞記者とTV・ラジオ記者たちを集
めた中で行われた。州知事をはめて政界、宗教界の代表も出席し、各種の
記者賞の授賞式も一緒に行った。

ベレルーシのルーブル使用決定

 最近、ミンスクでロシア及びベラルーシ連盟最高国家評議会の会議が開
かれた。プーチンとルカセンコは2005年1月1日からロシアのルーブ
ルを両国の共通通貨にすると決定したことを伝えた。

11000号のセコリョ新聞発刊

 尊敬する読者の皆さま!周知の通りサハリンの韓民族誌は1949年6
月1日から半世紀以上も発刊を続けております。今日11000号が発刊
されたことを伝えると共に、11000号を手にした愛読者の皆さまに祝
いの言葉を申し上げます。読者の皆さまと後援者の方々のお陰で今日まで
来られたと思います。今年も民族紙セコリョをご愛読を宜しくお願いしま
す。

難関を克服しながら野菜栽培を

 16日、エプ・シドレンコ ユジノサハリンスク市長がエン・トクスィ
ナ市農業管理局長と共にチェプルツヌィ国営農業企業所を訪問した。目的
は台風による被害の清算と企業所運営を視察するためであった。同企業所
は台風によりガラス壁が割れ作物が凍ってしまうなど500万ルーブルの
損害を被った。職員たちの努力により修復作業が素早く進められ2月23
日には新しく収穫したトマトを市民に提供できるようになった。40部屋
の温室中、1.2ヘクタールの8室で野菜栽培を続け毎日15トン以上を
市場に出している。作業場には冷蔵庫は勿論洋服ダンスもある休憩室やシ
ャワールーム、サウナまで備えている同企業所は今後プラスチック容器で
チシャを育て、容器のまま消費者に提供する設備と工程ラインを購入する
予定である。冬季の野菜栽培には膨大な電力と暖房が必要であるためコス
トが高くて悩んではいるが、全ての難関を克服しながら新鮮な野菜の提供
に最善を尽くしている。

極東税関に不満

 極東大統領全権代表のプレス書記官がヴォストクーメジア通信記者に、
カ・プリコブスキ極東大統領全権代表が極東税関の活動について不満を持
っていると伝えた。税関と税務署間の連絡が不十分であり、税関が輸出入
商品の価格も正確に知らせていないことが調査でわかった。又、鉄道を利
用した木材の輸出を税関も通らず行っている等多くの違反を許しているほ
か、「レス」と呼ばれる特別作戦の実行にも手抜きがあり、作戦の秘密情
報まで漏れていると批判しながら、検査局と法保護機関が協力して全ての
事件を特別調査しなければいけないと主張している。

ノグリキ―オハ間道路再建

 15日、サハリン1プロジェクトを指導しているエクソン・ネプチェガ
ス・ミリテド社はノグリキとオハ間自動車道路と橋の再建をバルチースカ
ヤストロイチェルナヤ社に任せると発表した。作業は今年の2月初めに始
め10月には完成されるとのこと。建設契約は昨年8月エクソンとサハリ
ン州政府間で交わされた。建設費は4千30万ドル。エクソンは本契約の
管理と財政問題はサハリン2プロジェクトの指導者と共同で解決していく
と話している。

直接自分たちの目でみるために
 
 エジナヤ・ロシア所属のサハリン州下院議員たちとエル・シュビナ副議
長が最近、ホルムスクを訪問した。議員たちはチャイカ保健社会センター
とジュラブスィカ孤児院を訪ね、生活環境や州予算の利用内容をチェック
した。孤児院には州から60万ルーブルが割当てられ、屋根の修理をして
いた。しかし問題はまだまだ多い。孤児院の食堂の床も修理が必要であり
、停電が多いため小型発電機も必要である。チャイカ保健社会センターは
少し状況はいい方だが小児科建物の修理問題が残されている。

あれこれ

「トイレで」
 
オテッサ鉄道駅のトイレで起きた非常事態について救助隊員が伝えた。ハ
リコブ市の住む男性が駅のトイレに婚約指輪を落とした。彼は指輪を拾う
ために便器に手を伸ばしたが深く入れすぎたため腕が抜けなくなった。鋳
物で出来た便器であるために割ることもできず、結局救助隊員が出動する
騒ぎとなった。便器ごと抜いて病院に行き、彼は麻酔注射を打ってから便
器をのこぎりで切った。幸い男は便器から解放されたが指輪は見つけるこ
とはできなかった。

「結婚記念日」

 最近、サハリンでは結婚の日を祝うのが慣習のようになってきた。しか
し、韓国では結婚40周年は祝わないのが慣例だという。

「ウゴレゴルスク、暖房切れ」

 ウゴレゴルスク市の製紙工場の給熱発電所が故障を起こし、その周辺に
ある56棟の住宅街は1カ月間水の供給が中断されていた上に、暖房供給
も中断されていたことがわかった。幼稚園は休校を余儀なくされ、村に一
つしかない銭湯も停電で2カ月以上営業中止となっていた。市議会は10
日州議会に救援の手紙を送った結果、今日幼稚園は開園でき、一部の学校
は短縮授業までは行うことができた。しかし教室の温度は12度しかない
。州政府の助けにより今、29棟は熱供給を受けており、暖房設備の故障
で熱供給を受けられない残りの住宅は州政府からの暖房設備が届くのを待
っている。

「非常状態の原因調査」

 サハリン州検事局はポロナイスクとドリンスク、アニワ区域の暖房シー
ズンに起きた非常状態について調査中であるが、調査期間を予定より10
日延期することにした。寒い冬住民が震えているのは誰のせいか?ドリン
スク市では一人の指導者が起訴されている。

「小企業を擁護するために」

 カザフスタンでは小企業に対する公的調査が禁止となった。昨年小企業
は4215回も調査を受けた。これからは検事局の命令がなければ調査は
できない他、匿名通報は無視することにした。理由は企業家たちを公務員
から守るためであると伝えられている。

「個人の動物園」

 元軍人のオレグ・ジュブコフさん夫婦は昔話という個人動物園を運営し
ている。個人の作った動物園はウクライナでは勿論独立連合国の中でも唯
一のものである。動物園には現在500頭の動物と100匹の鳥が棲息し
ている。ジュブコフ夫婦は怪我をしたり飼い主から捨てられた動物を助け
るなどの活動にも懸命である。

70才の誕生日、おめでとうございます

 #サハリン州老人会長 全・サンジュ会長、誕生70周年おめでとうご
ざいます。サハリン同胞社会の発展と老人福祉に努めてくださっているこ
とに改めて感謝すると共に、これからも健康で長生きしてください。

サハリン州老人会・韓人会・離散家族会・ユジノサハリンスク市韓人会・
アニワ市韓人会及び老人会・セコリョ新聞

 #愛している貴方、お父さん、お爺さん!誕生70周年おめでとうござ
います。これからも健康で孫たちからの愛を一杯受取ってください。

安山の鄭チョンファ・朴ミョンファさん、祝いのメッセージをどうぞ!!

 誰よりも愛しているお父さん、お母さん、結婚42周年をおめでとうご
ざいます。いつまでもお元気でお幸せでありますよう、心から祈っており
ます。誰からも尊敬され評価されている優秀で真面目そして善良なお二人
の娘であることを誇りに思い感謝します。
          尊敬を込めてサハリンから娘鄭・ミザ

お知らせ
 サハリンカレイスキクラブはサハリン州教員資質向上所と共同で、今月
の24日午後6時にサハリン州科学図書館講堂で「我々の若い家庭」とい
うテーマでセミナーを開催します。多くのご参加をお待ちしております。

祝賀します
 サハリンカレイスキクラブの李・ヨンギル委員の息子の誕生を心から祝
賀します。ご家族の幸せを祈りします。 
               サハリンカレイスキクラブ委員一同

お知らせ
 2月2日の午後2時に第9学校食堂で旧正月を祝う会を開きます。楽団
の出演も用意しておりますので、1世の方々の多くの参加をお待ちしてお
ります。        ユジノサハリンスク市韓人会・老人会

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 サハリンエンドン教会で通訳と事務を兼任する方を探しています。クリ
スチャンでパソコンができ、通訳の経験のある方のご応募をお願いします。

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◆コリア・コンフィデンシャル
          [9・11テロ事件よりも衝撃的だった]Kil Sang
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インターネット大国を叫んで来た韓国が25日に起きた数時間に及ぶ全国
的インターネット網麻痺事件を「1・25大乱」と呼び、官民共に深刻に
受け止めている。
 インターネット関係者からは「ヴィルス攻撃対象となったSQLサーバを作
った米国のマイクロソフト社が昨年7月に保安危険性を警告し、そのため
のセキュリティー修正プログラムを無料で配布していた。10分で充分対
応できたはずだ。これは保安意識の希薄な韓国の管理者が招いた人災だ」
と批判の声を高めた。史上初めての全国的麻痺事態についてインターネッ
ト依存度の高いネッティズンは次のように叫んだ。
#世の中と断絶された感じで水道や電気が切れたより不安だった。
#本当に怖かった。インターネットにくっ付いて暮らしている私にとって
は悪い夢をみているような感がした。
#戦争でも起きたのかなと思った。超高速網がいくら発達してもあっとい
う間に全国的麻痺を招くような事態を起こすなんで、想像もしたことない
ことだ。
#友達らに電話して一々確認した。事態の把握が全くできなくてとても不
安だった。
#これは建築に例えると想像もできないほどの手抜き工事だ。こんな国家
的恥に責任を負って情報通信部長官は辞任しろ!

  反面、「15分間も接続ができないので、諦めてこれを契機に人間を戻
ると久しぶりに友達らに会いに行った、オンラインよ、バ―イバイ!私は
オフラインの世界に戻るよ!」と言いながら・・・。
 国民の5割以上がインターネットを利用しており、社会全体のオンライ
ンが急速に進んでいる韓国では、もはやインターネットは生活必需品とな
って停電や断水よりも怖い存在となってきた。国政も商取引も日常生活も
一度にストップする大混乱を招く段階に来ているのである。それを身をも
って感じた事件だった。
 幸い土曜日の午後だったため、金融や業務などへの影響は避けられたが
、もし平日同じことが起きると数兆ウィンの被害を受けるだろうと言われ
ている。今日、記者100人以上が殺到した中で情報通信部長官が会見を
開き、特別対策班を組織し1週間の間に原因究明と今後の対策を講じると
約束し、国民に頭を下げた。
─────────────────────────────────
◆[韓国新聞拾い読み]               編集部
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◇北朝鮮−中国「スパイ戦争」(中央日報1月24日)

  朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と中国が、昨年相手方の情報要員を
大量に追放し、これまで隠密に構築してきたスパイ網を互いに崩壊させた
ことを明らかにした。 
  香港の週刊誌、亜洲週刊最新号(27日付)は、北京の消息筋を引用し
「中国が数十年間、北朝鮮に構築したスパイ網が平壌(ピョンヤン)当局
により破壊され、北朝鮮各地に散在して活動してきたスパイらも一夜にし
て消えた」と報道した。 
  →  http://japanese.joins.com/
────────────────
⇒中朝関係が冷え込んできたという兆候なのか、こんな記事があった。中
国消息筋情報と記事は書いているが、真意のほどは不明だ。ただ北朝鮮を
巡る情勢が微妙な時期にこのようなニュースが中国政府関係筋からリーク
されたとしたら、その狙いが何であろうと、中朝関係にひびが入る可能性
があり、中国の核問題に関してのけん制が、北朝鮮に届かないというメッ
セージかも知れない。それともアメリカに対する・・・。
 いずれにしても、中朝間でも熾烈なスパイ合戦が行われていたことだけ
は事実のようだ。

 これはともかく金正日は中国への亡命路を探っているとの情報がある。
まさか「金王族」の脱北!!???ますます緊迫化して混沌としてきた。

───────────────────────────────── 
◆[編集長から]             Michio Katayama
─────────────────────────────────
 イラクへのアメリカの攻撃は日増しに現実化してきたようです。一方、
朝鮮半島を巡る情勢も、わが国でも日増しに強くなってきて、ついに政府
はアメリカ同様「ミサイルに燃料を注入すればその基地を先制攻撃する」 
と明言(後述)しました。それって、北朝鮮の基地を乗じワッチして、い
ざって言うとき、戦争(先制攻撃)するってことでしょう。昔あったよう
な気がするのですが・・。こんな情景。ロシアの南下を止めるためには朝
鮮半島を制圧しておかなければ・・。
 いったい自衛ってどこまでが許されるのでしょうね。

■■最近また脱北者の問題が。金正日総書記も「力で国民を押さえつける
」という姿勢をもうやめなければ・・・。アメリカ相手に不可侵条約の締
結を叫んでも「金王朝の延命策」としか国際社会は見ていない。

◆「大したことではない」これは民主党の菅代表の小泉首相の公約違反に
対する23日の衆院予算委員会での小泉首相の弁。
 国民を「大したことはない」となめている証拠でもある。政治家の公約
に対する姿勢を目の当たりにした一日。

■■■「小泉首相は24日夜の自民党幹部との会合で、23日の衆院予算
委員会で国債発行30兆円枠などの公約を守れなかったことを「大したこ
とではない」と正当化したことについて、反省の弁を述べた。(朝日新聞)
 自民党内が彼のすべて・・・。国民に対しては?

◆◆◆破茂防衛庁長官は24日、万一他国が日本に対しミサイル攻撃を加
える準備をしたり、意思表明をした場合には、自衛権の立場から相手国の
ミサイル基地を攻撃するとの見解を明らかにした。
 これって北朝鮮のことで、燃料入れたら基地たたくということ。戦争が 
足音高く・・・。アメリカも日本もいまや臨戦態勢。戦争を決める政治家
はいつも安全な後方で勇ましい。

■米ニューヨークタイムズ紙は、24日、「ブッシュ米大統領が、同盟国
の地図を描き直している。ベルリンとパリは、米国への忠誠を試すテスト
に失格し、冷遇されている」と報じた。 

⇒アメリカは石油の利権(イラクは世界一の産油国)と軍需産業の後押し
で戦争をする。冷静な眼で見れば戦前のわが国と同じ。そこに気がついた
ヨーロッパの「古い国」が反発。すかさず本音の攻防長官。今アメリカで
は、「石油の利権をめぐっての論功行賞」に余念がない。

 そしてわが国の対イラク戦略は? 相変わらず煮え切らない!

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発行     2003年1月28日   No.104
編集・発行  609studio   Michio Katayama
発行     毎週火曜日  購読料無料
配信          まぐまぐ配信システム         ID:0000052236
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