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タイトル:あゆしゃのC言語プログラミング(Vol.498) アルジャーノンに花束を  2004/09/15


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 第498回 アルジャーノンに花束を
 発行    2004年9月15日(水曜日)
 発行数   約2600

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 はじめに ( 決り文句 )
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 ご挨拶
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 こんにちは。あゆしゃです。

 今回は「アルジャーノンに花束を」の読書感想文です。

 有名な作品なので知っている人も多いでしょうが、あらすじを
のせているので、激しく「ネタばれ注意」です。

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 今回のお題  << アルジャーノンに花束を >>
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 昔から英語の勉強が日課だったあゆしゃは、昨年の秋から英語版
の「ハリーポッターと賢者の石(ハリーポッターアンドフィロソフ
ィアーズストーン)」を読んでいました。

 それが8割がた読み終わった今年の2月、次の洋書を探していた
ときに目に留まったのが、「ルビ訳」という言葉でした。

 正直、洋書をそのまま読んでも「分からんちゅーねんマジで」。

 映画のおかげで内容の1割程度は理解できましたが、読んでいて
結構苦痛です。
 辞書を引き始めるともっと苦痛なので、私は辞書を使いません。

 なので、洋書はやめて漫画にしようかと考えていたぐらいでし
た。そのとき、「ルビ訳」という言葉を見付けたのです。

 名前だけは知っていた「アルジャーノンに花束を」という本を
とって、ぺらぺらとめくってみると、たしかに、「ルビ」で
「訳」が印刷されています。

 なるほどこれなら、内容をほとんど理解できることでしょう。

 しかも、背表紙にあったあらすじを一読し、面白いと感じ、
買って読んでみる事にしました。

 物語は SF ホラー、つまり「未知の科学による恐怖」です。
 あらすじは次のようなものでした。

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 昔々あるところに、実験用のネズミがいました。
 ネズミの名前は、「アルジャーノン」。
 タダのネズミではありません。
 最先端脳外科手術によって生み出された、超天才ネズミです。

 昔々あるところに、パン屋で働く青年がいました。
 青年の名前は、「チャーリー・ゴードン」。
 タダの青年ではありません。
 先天性の知能障害による、大馬鹿者です。

 ある日2人は出会い、友達になりました。
 2人はゲームで遊ぶのですが、いつも勝つのはアルジャーノン。
 かたや天才、かたや馬鹿。それは仕方がありません。

 善悪の区別がつかない、ものの価値観がないチャーリーですが、
しかし馬鹿といっても人間です。それなりに考えがあり、夢があり
ます。チャーリーの夢は、頭が良くなることでした。

 だからネズミに負けるのが悔しい。

 そこでチャーリーは、アルジャーノンに施されたものと同じ手術
を受けました。この手術を受けた人間は彼が初めてです。

 手術の結果、チャーリーは天才になりました。アルジャーノンと
ゲームをしても、負けないようになりました。

 それどころか、世界中の本を読み、世界各国の言葉を話し、

 至上すべての理論を理解できる大天才になったのです。

 32年間、空白のときを過ごしたことを知った彼は、その穴を
何倍も埋める経験を体験できる生活を始めました。

 しかし、夢の時間は長く続きません。

 手術には制限時間があったのです。
 それを教えてくれたのは、アルジャーノンでした。
 突然、急速に知能が衰え、アルジャーノンが先に死にました。

 手術の失敗に慌てふためく科学者と違い、チャーリーには、その
アルジャーノンの姿が、近い将来の、自分の姿であるように思えて
仕方がありませんでした。

 アルジャーノンのためにお墓を作り、花を添えたチャーリーは、
自分のために、そして自分が経験できたすばらしい奇跡をすべての
知的障害者に施すために、その天才の能力で科学者に協力します。

 そして彼は、科学者の理論を証明したのです、間違っていると。

 結果が出たときにはすでに、チャーリーも変わっていました。
 彼は、知能が失われてもとの「馬鹿」に戻っていく自分自身を
自覚していました。

 もう絶対に助からない、それを証明したのは自分自身です。

 彼はパニックになりましたが、

 やがてパニックを起こすほどの知能を失い、

 馬鹿に戻っていきました。

 馬鹿に戻る前、彼は日記にメッセージを残しました。

 もしもあなたが、アルジャーノンのお墓を通りかかることがある
ならば、どうか、私の友達に花をあげてください。

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 私はプログラマーという仕事、というか趣味を持っている以上、
新しい理論や技術を打ち立てることはうれしいことだと思っていま
す。

 私自身は、高校入試もぎりぎり、大学のセンター試験など受ける
資格がないといわれたほどの、馬鹿であることを自覚しています。

 なにより、人付き合いが苦手で、馬鹿時代のチャーリーと今の
私の生活は、精神的に大差がありません。

 よって科学者にもチャーリーにも、共感できる点がとても多く、
この作品には思うところがたくさんありました。

 現在、天才になるための手術というのは、本当にあります。
 たとえば、頭蓋骨を緩めて、脳を自然に肥大化させるものです。

 それで本当に天才になったかどうかはともかく、生まれ変わった
ようだという結果は、聞いたことがあります。

 受けてみたいなと、安易に思ってしまっています。

 天才といわれなくても、頭が良くなりたいとか、物覚えをもう
少しよくしたいとは、常に思っています。

 しかし美ー型なので、3日坊主です。面倒は嫌いです。

 魅力的な媚薬や手術がないかぎり、年齢もそれなりですので、
悪くなることはあっても良くなることはないでしょう。

 だから、晩年のチャーリーがやっていたような、すこしでも元の
馬鹿に戻るのが遅くなるように、本を読み続けることを、心がけて
いこうと、思いつつ、

 気がつくと漫画を読んでいる困ったあゆしゃです。

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講談社 アルジャーノンに花束を(ルビ訳)
作者 ダニエル・キイス
ISBN4-7700-2372-3

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 さいごに
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 今後の予定です。あくまでも予定です。

 ファイル名称コピーツールの作成と登録
 テキストエディッタ「あいすエディッタ」の作成と登録
 大型計算機「LC」の仕上げとシェアウェア登録
 ファイル比較ツール「あいすでふ」の作成とシェアウェア登録
 C言語解析ツール「しーますた」の作成とシェアウェア登録

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 次回予告
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 次回は9月17日(金曜日)に、第499回をお送りします。
 お題は「あっち系クレーム対応」

 余談第2弾は、目指せ管理職! と題して、若い皆さんが今後に
直面することとなる、あっち系のクレームに対する対応について、

 ・・・本を読んだ内容をお伝えします。
 残念ながら、体験談ではありません。

 お楽しみに!

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 最後の決り文句
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