メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2009/06/13


 
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  2009/6/13
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第220号)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の
社員が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●私たち家族(Kさん作)

『私達家族(妻と6才、4才の娘)の屋久島移住のきっかけは、まず私達の
夫婦の出会いが、沖縄の離島へ私が埼玉県から移住し就職したダイビング
ショップに、妻がアルバイトで入社して来て結婚したところから始まります。
子供が出来てあまりに何も無い島では生活出来ない為に、一人っ子だった
妻の神奈川県の実家にマスオさんとして移り住みました。しかし毎日毎日
ニュース等々で流される事件や事故を見ていて、「こんな所では恐ろしくて
子育ては無理」といつも夫婦で「いつかまた、離島で暮らしたい」と毎日
インターネットで色々な島の情報を見ていました。

移住先を選ぶのに外せないのは、海の側で田舎という事でした。伊豆方面等
も下見に行きましたが、あちらは別荘地で、生活するといったイメージが
持てませんでした。
妻と出逢った沖縄も検討しましたが、離島だとほとんどが学校は中学校まで
しか無く、その後は沖縄本島の寄宿舎の有る高校へ親元を離れて入学して
しまいます。目に入れても痛くない程可愛い娘とそんな短時間しか一緒に
居られないのは!(親バカ)と思い、それならば沖縄本島に移住と普通は
考えるのでしょうが、私達夫婦にとっては沖縄本島や宮古島、石垣島は
あれでも都会だなぁ〜と思ってしまいます。
高校や病院が有る田舎な離島はと探していましたら、屋久島に出会いました。

パインさんのホームページで調べ、一度目の屋久島!!その後資料を何度か
やりとりして土地を購入し、4年後に家を建設しました。勿論住宅ローンも
パインさんにお願いしました。
6年越しでやっと今年4月に移住しました。ちょうど上の娘の小学校入学に
間に合い、校舎の裏には屋久島の山々がある平屋作りの小学校に無事に入学
出来ました。
私の就職は、土地を探している頃は引く手あまただったバスの免許と調理師
の免許を持っていますが、不況のあおりは屋久島へも来ていて1ヶ月経って
やっと見つかりました。

ある程度不便で、ある程度私(45歳)の子供の頃の昭和の時代の田舎が
私の理想でしたが、屋久島はそんな私の理想にぴったりな所でした。
不便を楽しみ、田舎で子供を育てる!マクドナルドやコンビニのCMを、
憧れる様なキラキラした瞳で見る子供達の顔。楽しいです!
庭にシカや雉が沢山来ます。子供の頃自分が良く見た昆虫を、今は私の子供
達が嬉しそうに手づかみで捕まえてます。海でびしょびしょに服を濡らして
きます。そんな毎日がとても幸せです!!

庭のワラビやタラノメの天ぷら美味しいですよ!結構調べてみると、身近に
食べられる野草が沢山有る事に驚きです。島の物価は安くはありません。
高くも無いですが・・・身近に有る食べられる物を食べるだけ採って
食べましょう!

屋久島に移住する方の大半がリタイヤ後の第2の人生というパターンが多い
様ですが、過疎化を防いで島を活性化するにはやはり若い方や子供がいる
家族の移住に期待したいところですが、やはり仕事が・・・有るんですけど
収入が・・・やはり・・・少ないです。
技術を持っていても、今ではバスの運転手も募集はほとんど無く、有っても
給料が・・・調理師も募集が有るには有るんですけど・・・安い、時間が
長い、土日祭日のせっかく子供と過ごす為に移住した大切な時間が一番
忙しい仕事。

共稼ぎになれば、子供だけで留守番しなくてはならないかも!しかし屋久島
のパートの場合奥さんが仕事で子供が休みの場合、仕事場に子供を連れて
来るパターンが良く有るようです。
そんな不況の中でも沢山求人が有るのがやはり介護ですね。高齢化が進んで
いるのでしょう!しかしやはり給料が・・・屋久島の活性化にはいつまで
続くか解らない屋久島ブームの観光客目当ての商売より、やはり普通に子供
が暮らせる環境や雇用を増やす事が一番ではないかと思います。』


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