メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2009/05/09


 
◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆
  2009/5/9
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第219号)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆

このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の
社員が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●ゴミ袋は集落で買いましょう

ゴミ袋の代金のうちの一部は、手数料としてゴミ袋を販売している集落に
入るという。屋久島では、自分の住む集落のお店でゴミ袋を買うと、収益の
一部が還元され集落が潤うシステムなのだ。
小瀬田の大型店でゴミ袋を購入する人が多いせいか、小瀬田地区が潤ってい
ると聞く。せっかくなので自分たちの集落のお店でゴミ袋は買いましょう!
つい最近まで私はそのことを知らなくて、どこのお店で買っても同じだと
思っていた。

4月9日の南日本新聞には、「屋久島町商工会と屋久島町は8日、地球温暖
化防止と循環型社会を目指し、同会加盟の小売店(約250店舗)のレジ袋
を5月1日から有料化する協定を結んだ。同町では4月から量販店でのレジ
袋有料化が始まっており、今回の締結により島内ほぼ全店舗でレジ袋が有料
となる・・・」とあった。

レジ袋が有料化されて、誰でもお金を出して買うのは嫌だろうから、マイバ
ッグが浸透してくると思う。レジ袋自体がゴミとして捨てられることも少な
くなるだろう。
昔は買い物かごを持って買い物に出かけたものだ。それを再現するのは最初
抵抗があるかもしれないが、慣れればどうということはない。
町指定のゴミ袋もお金を出して買うのだから、捨てるゴミの量を減らして袋
の使用を少なくしようと思うのではないだろうか。そうなると、ゴミが出な
いような生活をしないといけない。

マイバッグでのお買い物のマナーは、マイバッグは折りたたんだまま買い物
かごに入れて、レジでお金を払った後に使いましょう!買い物するときは
お店に備え付けの買い物かごを使いましょう!ということ。
マイバッグが普及すると万引きが増えると懸念するお店の側の声がある。
購入済みかどうか紛らわしいということだが、基本的にマイバッグはレジで
お金を払ってから開くもの。最初から荷物を入れて持ち歩いているものは
マイバッグではなくて個人のカバンと言えるので、万引きを誘引するかどう
かは買い物マナーの問題かも。

ゴミ問題と同じように注目を集めているのが、山岳部のトイレ問題だ。
屋久島地区エコツーリズム推進協議会(注1)によると、2000年に5万
人に満たなかった宮之浦岳や縄文杉に入る登山客の数が、2008年には
11万人に増えたという。登山者が増加すると、トイレの待ち時間が長く
なったり、悪臭などが問題になってくるようだ。
世界遺産の素晴らしさを堪能してもらうためにも、トイレが綺麗じゃないと
イメージが悪くなる。どんなに自然が美しくても、トイレ環境が整っていな
いと印象が悪くなってしまう。

登山者急増の現状に対し、山岳部トイレの増築・整備を国が進める計画が
ある。しかし、屋久島山岳部利用対策協議会(注2)は、世界遺産として
厳格な保護が求められる地域であることから自然環境の改変は難しく、
各小屋へのアプローチが長いため(トイレは山小屋の近くにある)現状の
利用のピーク時に十分に対応できるトイレ整備は困難であるとしている。
トイレにたまったし尿の処理は、人力で山から下ろすため費用も莫大(注3)
になる。

そこで、携帯トイレの使用が、ゴールデンウィーク期間中に試験的に導入さ
れたのだった。自分で出したものは自分で持ち帰るという簡単な理屈。
携帯トイレのメリットは、山にし尿を残さないので環境が汚染されない、
携帯トイレを使うときのテントのような形のトイレブースは構造的に単純
なので壊れない、利用人数の変化に合わせて仮設が容易、いざという時どこ
でも使えて汲み取りトイレに比べ悪臭が少ない、それに自分のものは自分で
持って山を降りるのでトイレの維持管理費を軽減できることなど。

携帯トイレは、折りたたみ式でワンパック500円(大も小も使用は一回
限り)だが、外側の防臭袋は何度でも使えるようだ。
売っている場所は、登山用品店やお土産屋など。ゴールデンウィーク期間中
は、登山口入り口や観光協会、ホテル等でも。
使用済みの携帯トイレは、各登山口で回収し燃えるゴミとして処理される。
試験的に行なったので、ゴールデンウィークが終わったあとのことは決めら
れていないとのこと。

人がいるところにはし尿やゴミの問題が付きまとう。大切なことなので、
いい方向に解決してもらいたい。


注1:屋久島のエコツーリズムを確立するため設立された。国・県・町・
 島内関係団体で構成。ガイドの登録・認定制度をはじめ、エコツーリズム
 推進事業を行なっている。
注2:環境省・林野庁・鹿児島県・屋久島町・屋久島観光協会など、屋久島
 の環境保全に関わる関係機関・団体で構成される。
注3:山岳部トイレのし尿処理費用をまかなうため昨年よりトイレ募金を
 始めたが目標額が集らず、町では国の雇用再生補助金も活用してし尿搬出
 をすることになった。


●写真つきのメルマガ文章は、Webサイトでご覧になれます。
http://www.yakushimapain.co.jp/mag/backno219.html
メルマガ・バックナンバー
http://www.yakushimapain.co.jp/magazine.html

●ブログ『屋久島発 田舎暮らし通信』写真つきで毎日、更新中です。
http://yakushimapain.seesaa.net/
1日ワンクリック! 「ブログランキング」へご協力お願いいたします。

●屋久島壁紙プレゼント!
「季節の屋久島写真集」の中から、屋久島の美しい自然や、田舎の
風景にピッタリの写真を多数選んで壁紙に加工しました。
http://www.yakushimapain.co.jp/photo/kabegami.html
「季節の屋久島写真集」5月はこちら。
http://www.yakushimapain.co.jp/photo/photo_5.html

●田舎暮らし体験ログハウス
屋久島で、二地域居住やロングステイをお考えの皆様に、弊社は
長期滞在向のログハウス(2室あり)をご用意しております。
http://www.yakushimapain.co.jp/taikenloghouse.html

●ハローワーク熊毛の屋久島求人情報
移住のポイントは住まいと仕事。最新の求人情報はこちらから。
http://www.yakushimapain.co.jp/kyujin.html

●屋久島パインのメール会員にご登録いただくと、公開前のお得な
物件情報をお届け致します。また抽選で、すてきな屋久島産品の
プレゼント! 今月は、幻の焼酎と呼ばれる『三岳』です。
http://www.yakushimapain.co.jp/mailkaiin.html
※メール会員の方だけの特選大壁紙プレゼントもございます。

●首都圏の読者、または東京出張の際におすすめ
和食「やくしま」では、屋久島・鹿児島・全国から、毎日新鮮で
美味しい安全な食材を取り寄せ、皆様をお待ちいたしております。
“屋久島直送もの”がお奨め! ご好評をいただいています。
http://www.yakushimashoku.com/
あおりいか、シカ肉、とろろなど『屋久島直送もの』をお試しください。

★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★
屋久島パイン株式会社   http://www.yakushimapain.co.jp/
発行責任者  角谷和雄   info@yakushimapain.co.jp
本      社       東京都千代田区麹町2-4-16-301
屋久島支店       鹿児島県熊毛郡屋久島町原914
★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★
 

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。