メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2008/09/13


 
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  2008/9/13
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第211号)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の
社員が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●本坊酒造を見学

安房に、伝統の手造り焼酎蔵を見学できる製造工場がある。100年にわたっ
て続く昔ながらの手造り甕(かめ)仕込みによる芋焼酎を製造する蔵元だ。
「屋久島伝承蔵」という看板がかかっている。鹿児島市に本社がある本坊酒
造の経営。
伝承蔵は、手造りの技術を後世に残すため技を伝えるという意味だ。屋久島
伝承蔵は、昭和35年に設立された。本坊酒造は、知覧、鹿児島市、加世田、
屋久島と四つの蔵があるが、屋久島は世界遺産というのが特徴。そこで作ら
れている主な焼酎の銘柄は、「黒こうじ屋久の島」「太古屋久の島」「原酒屋久
杉」など。
鹿児島市の工場で作られ屋久島で限定販売されている「屋久島パッションワ
イン」(ブドウとパッションフルーツを原料としている)も飲みやすく好評だ。

屋久島へ3年前に転勤で来られた杜氏(とうじ)の本坊龍二さん(47歳)に、
工場内を案内してもらった。本坊さんは、蔵子(くらこ)の石井さんと共に、
東京にある当社系列の和食店「やくしま」へ来ていただいたことがあると
いう。「やくしま」でも本坊酒造の焼酎が並ぶ。
屋久島限定販売の「黒こうじ屋久の島」が特に人気がある。

焼酎の製造期間は9月から4月。この時期の見学は午後からとなる。
10月から3月までは一日中見学できるが、伝統の甕仕込み作業など製造工程
を見るなら9月から4月の間に訪れるとよいだろう。
土・日は見学が休みだが、製造期間中は24時間体制で仕込みが行われてい
る。また、蔵の見学の後は試飲できるし、その場で購入することもできる。
屋久島工場では12名の社員の方々が働いている。うち移住者は一人とか。
あとは地元と転勤の人が半々だそうだ。
伝承蔵の稼動期間は年200日で、一日の生産本数は一升瓶入り約700本。
見学者は一日平均50人という。

芋焼酎の製造方法は、まず米麹(こうじ)を作るために240kgの米を洗っ
て蒸す。40度になったら種麹をつける。手造り麹室(むろ)で30度に温度
を保ちながら、夜中も温度管理などを行う。120年間使い続けている甕に、
水と酵母と麹を入れて一次もろみを作る。これが6日間かけて酒母となる。
ここまではどの焼酎も共通の作業だ。その後は麦焼酎なら麦を、芋焼酎なら
芋を使うという具合。

次に、サツマイモ1200kgをふかして、皮をむき砕く。甕に移動してもろみ
と混ぜて8日間熟成させる。それから蒸留させる。
原料のサツマイモは、シロユタカという種類の白い芋を使う。楠川地区で
栽培されているが、屋久島の芋だけでは生産が足りないので、鹿児島本土
から半分を取り寄せるという。

酒精(しゅせい)蒸気として立ち上がった焼酎は、最初に出てくるアルコー
ル度数70度以上のもの。一般的なのは37度の原酒だ。
「こちらで作られている焼酎は、女性の方でも飲みやすく大変好評です」と
本坊さん。
芋が原料ということが女性の関心を引きやすいのだろうか? 女性は、往々
にして芋類が好きである。芋を使った加工品も好きだ。ヘルシーなイメージ
があるからかもしれない。

安房の屋久杉ランドへ曲がる交差点角地のわかりやすい県道沿いに、屋久島
伝承蔵はある。観光客も見学に多く訪れるスポットだ。
世界遺産の島だから特別の水を使っていると思われるかもしれないが、伝承
蔵の水は普通の水道水という。みんなが使う普通の水道水でもおいしい焼酎
ができるというのが本坊酒造の売りだそうだ。

本坊酒造ホームページ
http://www.hombo.co.jp/


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