メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2008/04/12


 
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  2008/4/12
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第204号)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の
社員が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●志戸子ダイビングサービスの中馬さん

屋久島の北部、ガジュマル園でおなじみの志戸子(しとこ)地区で、
ダイビング業をされている中馬(ちゅうまん)さんにお話を伺った。

= = =
(1) 家族構成
 中馬 慎一郎 35歳
    智恵  36歳
    陽菜(はるな)3歳

(2) ダイビングなど仕事のこと
 15歳まで屋久島にいましたが、その後鹿児島に8年、大阪に6年住んで
いました。20代の頃大阪で、会社勤めをしながらダイビングインストラク
ターの資格をとりました。いずれ屋久島に帰る事があったらこういう仕事に
つけたらなあと思い、和歌山の串本を中心にダイバーとしての経験を積んで
きました。
 いろんな仲間とめぐり合い、様々な経験を積みながら、また串本以外にも
沖縄や四国、伊豆、越前などに潜りに行き、他の地域のインストラクターや
ガイドさんを見ていく中で、自分も屋久島でインストラクター、ガイドと
して生きていきたいと強く思いました。
 そして帰ってくるきっかけになったのは、海ではなく山の方です。当時
山も好きになりつつある頃で、27歳の時、北海道の大雪山に縦走に行った
とき、あまりの自然の雄大さに本当に感動しました。海だけでなく山にも
こういう感動があるのだと改めて知り、次の旅行先を思案しながらやっぱり
屋久島だと思いました。結局会社を29歳で辞め、屋久島に帰ってきました。

 妻は、大阪時代に一緒にダイビングを学んだ仲間でして、今も忙しい時
には海の仕事を手伝って貰っています。ボートダイビングの時は親父が船の
船頭をしてくれています。普段は漁師で、カンパチ、クロ、サバ、バショウ
カジキなどが獲れます。サバを醤油とミリンに漬け込む「ヅケ」は最高に
おいしいです。
 実家でポンカン、タンカン、ビワなどを作っており、小さい頃から手伝い
をさせられていました。最近は自分で野菜作りを始め、今はまだまだ少し
しか作っていませんが、徐々に農地面積を増やし収穫を増やしていきたいと
思います。

(3) 屋久島でのダイビング業の魅力
 山や森に比べまだまだ知名度が低い屋久島の海は、未知なる可能性を秘め
た海です。私自身、未だにこんな場所があるのかと驚くことがあり、毎年毎
年いろんな発見があります。沖縄など他の南の島に比べ観光客の大半がダイ
バーというわけではありませんが、これから屋久島の観光産業を支える柱に
なるのだと思います。
 海の中は、綺麗なサンゴや熱帯魚が見られるし、ダイナミックな地形、
黒潮に乗ってくる大型の回遊魚など、魅力が沢山あります。山と海をセット
で考えると、こんな贅沢な島は他にないと思います。

(4) 志戸子という地区の特徴
 人口400人の小さい集落ですが、団結力は非常に強いと思います。他の
集落同様、盆踊りや神社の大祭、綱引き等の伝統行事が多数ありますが、
運動会や町体や駅伝大会などは、みんなすごく盛り上がり応援もすごいです。
 村おこしも盛んに行われて、無人市や毎年5月に行われるガジュマル祭り
は大変盛況です。また私の所属する消防団の活動も活発で、地区の防犯、
防火運動をはじめ、2年に一度行われる操法大会では、ここ10年毎年
町大会で優勝し、郡大会に出場しています。自分の集落は自分達で守って
いくという気持ちが、みんな大変強いのだと思います。

(5) 屋久島のこと
 学生の頃、この島が世界自然遺産として世界中から注目されるとは思いも
よりませんでした。実際20代の頃、屋久島の話をしても知らない人ばかりで
したが、いまは屋久島の注目度は異常なくらいです。一部の人には大変怒ら
れるかも知れませんが、個人的にはもう少し観光客の少ない方が自然や地域
とのバランスが取れて良いのではないかと思います。
 私も観光業ですからお客さんは多い方が良いのですが、その前に海や山な
ど自然環境に対する配慮や、規制のルール作りや、受け入れる地域との協力
体制の確立など、やるべきことがたくさんあると思います。
 それらを通り越してマスコミやメディア、インターネットを通じ情報が
一人歩きして、屋久島がついて行っていない感じがします。あまり急ぎすぎ
ると足元の大事なものを失う恐れがあるので、ゆっくりまわりを見ながら
進んで行ければ良いですね。

 観光客をはじめテレビやマスコミにより、今後この島から発信される自然
環境に対するメッセージは、地球の温暖化防止が叫ばれている中で、非常に
大きな部分を占めていくのではないでしょうか。島の将来を担う子供達へ
自然との関わりかたを教えていくことは、屋久島が自然への正しい情報発信
基地になるためにも、非常に重要と思います。
 自然や環境を守っていくことと同じく、そこに住む住民の生活環境を守っ
ていくことや、集落の村おこしや、伝統を守っていくことは、とても大事な
ことだと思います。その辺りのバランスを上手く保ちながら、未来へと繋が
れば良いなあと思います。
= = =


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