メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2007/12/08


 
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  2007/12/8
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第195号)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の
社員が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●「屋久島暮らし回顧記」 乾 俊夫

私は、屋久島に移る前に大阪で「整体」を勉強したことと、「気功」を学んで
いたこともあって「いぬい整体」を開業しました。
キャッチフレーズも試行錯誤で毎日のように変えてポスターを作り替えたり、
名刺も次々と模様替えしました。お客さんも増えたり減ったりと日々変動で、
自分の気持ちもドンドン変化していきました。明るくなったり暗くなったり
と。
しかし仕事の時には「自分以外の大きな力がやってくれている」という実感・
体感は最初からありました。

整体でお客さんを前にしたときに、自分がクリアーであればあるほど「大き
な力」は有効に働き成果も上がります。どこを、どの順序でどの程度、押し
たり引いたりすればいいのか、全て自分の思考力を超えたレベルで行われる
のです。もちろん体の仕組みなど勉強をしていましたが、それでは理解しえ
ないところで動いていくのです。
「自分がクリアー」というのは「自分に関する全てのこと」がその都度その
都度、解決していたり満足していることを言います。

開業して 2 年目の夏、整体の仕事がとてもヒマになってしまったときに、
ホームページを作りました。そのころにはホームページビルダーで作成して
いました。
半年ほど毎日、本を片手に手直ししていましたが、気に入ってくれる人も
出来てきました。程なくブログも始めて、毎日何かしら書き込んでいました。

そのときに「 10 枚の写真」というタイトルで、屋久島の写真を 10 枚並べ
て「好き・嫌い」をメールで送信してもらいそれに私がコメントする、と
いう企画を始めました。「魂の交流」と銘打って、私が感じたままを答えて
いたのです。
ただメールをじっと見詰めているだけで、何故かしらメッセージが浮かんで
くるのです。そのメッセージのままに、キーボードをたたき送信していまし
た。何人かからは「よく当たっています」などの返事をいただきました。
のべ 1000 人ほどの人達と交流したのですが、それが次へのステップになっ
ていたのです。整体だけでなくて「魂のセラピー」も、始めていくことに
なりました。

ホームページをきっかけに妻と知り合ったのも、大きな出来事でした。
2004 年の暮れ、北九州から屋久島に訪ねてきた彼女(妻)と出会い、私から
一目惚れし情熱的に話したのを覚えています。出会った日に虹がずっと出て
いて、それがとても印象に残ったと後日言っていました。
彼女は圧倒されたようで結婚するかどうかの返事も、もらえぬまま大晦日に
北九州へ帰っていきました。
正月があけて私からのメールで付き合いが始まり、電話やチャットでこれか
らのことを話し合いました。そして 4 月に屋久島で結婚することになったの
です。

屋久島へ移住しようとしたとき、開業するときなど私は思い立ったが吉日で
「すぐに行動する」のがモットーでした。
方や妻は「熟慮して、なおかつ行動しない」タイプで、 12 月の来訪や 4 月
に結婚したことは彼女にとって、かつて無い出来事だったようです。

結婚して暮らし始めるとお互いの趣味や嗜好も正反対で、何かにつけて意見
が食い違います。それでも私は「正反対だから合う」。例えば、相撲も正反対
から向き合ってぶつかり合うから相撲になるんだ、と思っていました。
妻は、私にとって「初めて自分自身を全部さらけ出せる相手」でした。
ですから何についても遠慮せずに、全部ぶちまけてきました。

妻は反対に「思っていることを言わない」タイプで、なかなか言葉になりま
せん。「私の気持ちを察して欲しいの」とよく言ってくるのですが、「そんな
のは大人の付き合いじゃない」と私が言い返します。
今でこそお互いが昇華しきれていない「埋もれた情念」を出し切ったからこ
そ、これほど仲良く分かり合えるようになったのだと妻も納得していますが。
激しいバトルを繰り広げた当時は大変で、妻は面食らったことでしょうね。

実は屋久島から出て行こうと思ったのは、今回が初めてではありません。
私には 3 回目の事となります。
最初は独身時代で仕事がうまくいかずに、鹿児島へ出て行こうと実際に家や
仕事探しに出かけました。ところが仕事以前に入居することすら難しくて、
断念しました。

次は去年の春頃ですが、妻を置いて単身北九州へ出て行ったのです。このと
きはワンルームマンションを借りて、実際に暮らしました。ハローワークに
登録し、面接も行きました。
しかし、断念したのです。妻を置いて単身で暮らすことは出来ませんでした。
そのマンションを引き払って帰ってきたときに、私は自責の念にかられま
した。なんてバカなことをやってしまったんだろうと。
そんな私を、妻は文句一つ言わずに受け入れてくれました。それがとても
救いになりました。

私は去年の 10 月から、ある勉強を始めています。それは人生の真理を説い
ている本を、毎日一つの課題に取り組んで学んでいくのです。それは 1 年間
で一応修了します。
始めるときに「これが修了するころには、次のステップに進んでいる」との
想いがありました。
まだ学習過程ですが、その学びによって私の心に主軸が出来ました。
これまで気づかなかったこと、忘れていたことが思い出されてきました。
実は「真理を、すでに知っていること」を思い出したのです。
『その学習とは「 A Course in Miracles 」という本です。
興味を持たれた方は検索してみてください。』

屋久島に移住して来られる方、それぞれ目標や目的は違うことでしょう。
私の目標は「都会暮らしの疲れを癒すこと」、そして「自分が一生やっていけ
る仕事を身につけること」でした。
それから「一生の同志と結婚すること」。実は妻と出会った年の七夕に願い事
をしていました。それは「彼女が出来ました」と、短冊に書いたことです。
願いがすでに実現したと書くのが本当に実現する秘訣ですね。

屋久島を表現するには色々あるでしょうが、私にとって屋久島のすばらしさ
とは、「人間性が剥き出しになること」です。自然環境に合わせて暮らして
いくには、遠慮したりためらったりしている余裕はありません。
ですから必然的に人間性そのものが、剥き出しになってきます。
それが面白いのです。
ぜひ屋久島で、皆さん一人ひとりの有意義な暮らしを堪能されますように。


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発行責任者  角谷和雄   info@yakushimapain.co.jp
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屋久島支店       鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地
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