メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2006/05/01


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  2006/05/01
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第153)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員
が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●Uターン者のKさんの場合

原集落のはずれの県道面に、新しい建物ができたのが昨年の夏ころ。
『どうぶつ』って黄色の看板は何だろうと、近くまで寄ってみると『どうぶち』
という名前の喫茶店兼お土産やさんだった。

店の横のバス停には、泥淵川と書いてある。
字名に由来した名前なのだろう。
あんまりきれいな名前ではないなと思いながら店に入った。
気さくなマスターはUターン者のKさんだった。

「本当は銅渕川といって昔々、銅がたまっていた渕があったという言い伝えのあ
る川なのですよ」とのことだ。
確かに地図にも銅渕川と書いてあるし。
じゃあバス停の泥淵川って書いてあるのはおかしい。
昔つけられた名前の由来の説は、二つあるのかもしれないがマスターは銅渕川だ
と主張。
店の裏を流れる川はせっかくきれいだから。

字名には読みづらいものやそのまんまのものなどがある。
たとえば『墓の下』という字名の土地の上のほうを見ると確かにそこには墓があ
る。
『水溜野之下』という字名は、水溜りの下に土地があり、いかにも水はけが悪そ
うな感じがする。
しかしそこは大変水はけがよく、とても気に入っている。
なぜならそこは私の土地だからだ。


『路の駅 どうぶち』のマスターは12年ほど前、屋久島の自然が帰って来いよ
と呼んでいたのでUターンしてきたそうだ。

「屋久島には仕事がない、という話を耳にするけれど仕事は見つけるものですよ。
仕事なんていくらでもありますよ。さまざまな可能性のある島ですよ。これから
移住してくる人も、島の人にも仕事はありますよ、といいたいですね。私の場合
Uターンしてきて家業の農業手伝いをしていましたが、自宅の隣の土地に小さい
憩いの場を作りましたよ。他にない雰囲気を作りたかったし特に今では移住者の
人の憩いの場になっていますよー。地元の私は親兄弟や親戚、それに同級生など
いますが、移住者の人たちは一人で移住される方も多いと聞きます。時には寂し
い時もあると思います。そんなときはぜひここへ来て下さい。遠い身内より近く
の他人の方が心強いこともありますから」


注文した飲み物の他にマスターが奥からごそごそと、かりんとうなどを出してき
て勧めてくれたりするのだった。
お店にあるお土産品は、物作りに喜びを感じる個人の方々が作った、オリジナル
のものばかり。
気軽に立ち寄れるお店。

屋久島生まれのUターン者のマスター40代
「私に何でも聞いてください。屋久島も都会も両方知ってます。それぞれの立場
でお話します。皆さん何でも相談してくださーい!」

今のところは年中無休で朝9時から夜6時まで営業中。
挽きたてコーヒーお代わり付250円がお勧め。
インターネット10分100円もうれしい心遣い。

『路の駅 どうぶち』 0997−49−3480
http://www.yakushimapain.co.jp/aa2005-doubuti.html


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屋久島パイン株式会社   http://www.yakushimapain.co.jp/
発行責任者  角谷和雄   kakutani@yakushimapain.co.jp
本      社       東京都千代田区麹町1丁目8番14号
屋久島支店       鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地
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