|
◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ 2006/04/15 『世界自然遺産の島』 屋久島発・田舎暮らし通信(第152) http://www.yakushimapain.co.jp/ 屋久島パイン株式会社 ◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆ このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員 が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。 ●おたまじゃくしの小川 http://www.yakushimapain.co.jp/aa2005-aotama.html 上屋久町のとある場所。 大きな河の近くに、小川が蛇行して流れている。 流れはとても緩やかで、小川という名にふさわしい。 川の中に黒い点々が見えた。 おびただしい数のおたまじゃくしだった。 川辺には、集団でたむろしてぴちぴち跳ねている。 早く陸に上がりたいとでも言っているかのように、まだ足も出ていないのに。 こんなにたくさんのおたまじゃくしを、見るのは初めてだった。 このおたまじゃくしが、全部カエルになるわけではないだろうが。 それにしても、すごい数のおたまじゃくしだ。 まさしく、おたまじゃくしの小川。 川に沿って歩いていくと、まんべんなくおたまじゃくし。 カエルの産卵には、安全な場所なのだろう。 生まれたときと大人になってからの姿がこれほど違うのは、カエルなどの両生類だけだ。 友人に話すと、人間だって最初はおたまじゃくしじゃないのと言われてしまった。 妙に納得してしまった。 いっぽう陸のほうには、ヤクシカの糞があちらこちらに見られた。 初めは何か木の実だろうと思い、拾って集めていた。 コロコロした硬い実。 しかし木のない場所にも、その実は数十個単位でまとまってあちらこちらに見られた。 それがヤクシカの糞だとわかるまで、そう時間はかからなかった。 足跡から察すると、この辺はヤクシカが多く出現するらしい。 夜になると社交場になっているのだろう。 草を食べ小川の水を飲みにくる。 おたまじゃくしたち、ヤクシカに飲み込まれないように早く元気なカエルになっ て、カエルの大合唱を聞かせておくれ。 梅雨時期のカエルの歌が、どんなにか心を和ませてくれることか。 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ 屋久島パイン株式会社 http://www.yakushimapain.co.jp/ 発行責任者 角谷和雄 kakutani@yakushimapain.co.jp 本 社 東京都千代田区麹町1丁目8番14号 屋久島支店 鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地 ★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★ |