メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2006/01/07


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  2006/01/07
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第145)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員
が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●「はんやくびと」になって

『月の半分を屋久島で暮らす。そんな生活が、三年になろうとしている。知人や
家族は「よく続くものだ。」と呆れ顔だし、気心の知れた友人たちは「往復の交通
費だけでも、たいへんだろう。」と心配してくれる。だが、足腰が弱り、旅が面倒
になったら定住も考えようが、しばらくは屋久島通いを続けようと思う。四季の
季節があまりにも魅力的だし、費用もさほどかからないからだ。

北海道に生まれ育ったためか、子供のころから南の島に憧れを持っていた。東京
で人生の過半を過ごす中で、その想いは強まるばかりだった。7年前、たまたま
福岡に出張で来た折に休暇をとって、壱岐と対馬を訪れた。日程にゆとりがあっ
たので、ふと屋久島に足を伸ばしてみることにした。縄文杉と雨の島といった程
度の予備知識しかないままの2泊3日。島内を歩き回るうちに、春先だったこと
もあって自然の美しさに包まれる自分を感じた。

帰京してからは屋久島に関する情報を集め、インターネットで手ごろな不動産を
探し始めた。折り良く屋久島パインのホームページに行き当たり、格好の物件を
見つけ出した。三方が山に囲まれ、開けた南面には海が広がっている。ポンカン、
タンカンなどの果樹園も付き、なにより散歩がてらに5〜6分で行けるかけ流し
の熱い温泉まである。離島と温泉巡りが大好きな自分には願ったりかなったりで
あった。

それから6年が経つが、退職した3年前からは月の半分を屋久島で暮らす半分屋
久島人、自称《はんやくびと》の生活を続けている。晴れた日には庭の草取りや
手入れ、果樹園の作業に汗を流し、雨が降れば読書に音楽を聴く日々である。

問題がないわけではない。都会の生活から見れば食料は近くの農協スーパーに軽
自動車で買出しに行くが、品不足だし、生鮮品は貧弱だ。これは東京から手前に
配送することで補う。様々な虫類が家の内外を徘徊するけど、これは一年も経て
ば慣れっこになる。交通費は高いが、2ヶ月前にバーゲンセールで購入すれば、
往復4万円程度で済ませられる。

あとは、生きるものすべてに優しいはずの大自然だが、台風の恐怖と折々の雷雨
の凄さは、想像を越えるものがある。これも我慢と慣れ以外に手はない。ただ定
住していない強みで、台風シーズンは極力、訪れないようにすることもできる。
逆に定住していないだけに、地元の人たちとの交流や地域活動に参加できないと
いう悩みはある。これをどう解消していくかが、ただひとつの課題といえそうだ。』


上記は60代年金暮らしのSさんのお話でした。
北海道出身のSさんは、お正月には新巻シャケを欠かさず持参するという。
私も同じ北海道出身。
屋久島のスーパーでも、お正月シーズンには輸入物の切り身ではなくて、一匹そ
のままの北海道産新巻シャケが並ぶ。
するとやっぱり、北海道の腹巻シャケが食べたくなるのだった。
http://www.yakushimapain.co.jp/eback145.html 「腹巻シャケ」


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屋久島パイン株式会社   http://www.yakushimapain.co.jp/
発行責任者  角谷和雄   kakutani@yakushimapain.co.jp
本      社       東京都千代田区麹町1丁目8番14号
屋久島支店       鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地
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