メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2004/05/08


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  2004/05/08
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第102号)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員が
本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●絵本を出版

私はある日、絵本を描こうと思い立ち、始めて絵本を描いてみた。
絵本なので、絵も文も両方描いた。
後から英訳をつけたいと思い、他の人に頼んで付けていただいた。
それを、先月出版することに。

以前から私は絵本が好きで、年甲斐もないと言われそうだが集めていた。
特に、海外の絵本は、色彩が鮮やかなものが多く、英語が読めない私でも、絵を見
るだけで絵本の世界に入れるのだ。
最近までは、自分で描くのは、具体的に考えたことはなかったが。

私が絵本を描いたのは、その時ひらめいたからで、出版したのは、そういう機会に
巡り合ったから。
出版の形態は、出版社と私が共同で出資するというものだった。
知り合いで、絵本を描いている人に、あれこれアドバイスをいただいたり、英訳を
付けてくださった方、他にもいろんな人の協力があり出来た絵本。

主人は、「お金は、後からでも取り戻せるけど、自分の気持ちとチャンスは、取り戻
せないものだ。」と、いつも言っているし、私も失うものが特別ないし、絵本を描く
ということに対しては素人なので、迷ったりとか深く考えることは、ほとんどなか
った。

何か事を起こすときは、あれこれ考えるものだが、考えすぎると、安心でリスクの
ないほうを選んでしまいがちだ。
私は、たいてい直感で決めているので、何ヶ月も考え込むという時間のほうがもっ
たいないと思っている。  

現代人は、時間がない生活を送っている。
だから、読書離れも仕方がない。
本を、ゆっくり読める時間がないのだ。
私が絵本を好きなのは、短時間で読めて癒しになるから。

最近は、子供も読書離れと言われている。
巷では、電子書籍というものが流行っているようだ。
パソコンで、本が読める電子書籍。
流通、印刷代、在庫本の置き場所など考えると、割安で電子書籍の利点がたくさん。
本のジャンルも、たくさん。

しかし、絵本は、紙に印刷されたものの方が良い場合も多い。
小さい子供が、好きなときに手にとって自由に、ぼろぼろになるまで読める。
単に、本を読めればいいというだけではなく、本を大切に扱うとか、本箱に片つけ
るとか、人に貸してあげるとか、そういう事も、絵本から学ぶことでもあると思う。
電子本は、パソコンが使えない人には、読むことが出来ないという最大のデメリッ
トもある。

ほとんどの書籍が電子化されたとしても、絵本だけは紙のままで残ると、私は思っ
ている。
布で出来た絵本、手作りの絵本が作られるのは、絵本が単に読み物としてではなく、
子供にとっての、手触りで感じるおもちゃの延長線上にあるものだという思いから
かもしれない。

子供が寝る前に読む絵本の場合には、親と子のコミュニケーションの場だ。
電子本になったからといって、パソコンの電源を入れて読み始めるというのは、ど
うもしっくりしない。
それは、絵本が他の本と異なる読み物だからかもしれない。

絵本は、とても奥が深いように思う。
しかし、大人になって絵本なんて興味ないという人がほとんど。
小さな子供さんがいらしゃる人は、絵本を読んであげることによって、絵本のよさ
を再確認しているとおもうが。

子供の頃に、絵本を読んだことがないという人は、いないと思う。
子供は何度も読み返したくなるような、お気に入りの絵本を持っている。
何度でも、同じ本を繰り返し読みたい。
そう思える絵本に巡り合った子供って、うらやましい。
そして、その子供に選ばれて、何度も読まれる絵本は幸せ。
私も今後、そういう絵本が描けたらいいなと思う。

私が今回出版した絵本には、蛸が出てくる。
英語圏の人は、タコが余り好きではないようなので、タコの嫌いな人に読んでもら
って、タコを好きになってもらえたらと思っている。


新刊絵本の題名「さかなになりたかったたいよう」
http://www.yakushimapain.co.jp/a2004ehon.htm
みしばひとえ・作絵、こもりあつし・英訳
新風舎発行 1050円 4月発行 ISBN4−7974−4132−1


インターネットで注文、本屋で注文、図書館で借りて読む、屋久島に来たときに、
私に借りて読むでもいずれでも可。
屋久島と鹿児島市と札幌の本屋さんではみかけるが、他の地域の本屋さんには、置
いていない場合が多いとおもう。
もちろん、どこの本屋さんでも取り寄せ注文は可能。

私が自分の絵本を、自分で購入するときは、安く買える。
だから、幼稚園など寄贈したいところに置いてもらって、絵本がぼろぼろになるの
をまっている。

私が屋久島に住んでいて、暑い日に太陽の立場になって描いた絵本。
感想メールはこちらまで。 
屋久島支店 三芝 mishiba@yakushimapain.co.jp


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屋久島パイン株式会社   http://www.yakushimapain.co.jp/
発行責任者  角谷和雄   kakutani@yakushimapain.co.jp
本      社       東京都千代田区麹町1丁目8番14号
屋久島支店       鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地
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