メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2003/07/19


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  2003/07/19
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第81号)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の社員が
本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●木工で食べていけるか?

「木工で食べていけるだろうか?」と、稲垣さんは考えていた。
周りからは、「それだけで食べていくのは、難しいと思うよ。」などといわれながら
も、稲垣さんはスタートを切ることにした。
サラリーマンではない仕事をするのは、初めてだった。

昨年12月に、千葉県から屋久島に移住。
以前から釣りが好きで、民宿山水に泊まりながら、8年前からたびたび、屋久島に
通って、釣りを楽しむ生活。
屋久島パインで、借家が空いたということを知り、土地を購入するかどうかは、ま
だ分からないが、移住することにしたそうだ。

稲垣さんの場合、土地を購入するという気持ちは、まだ固まっていないという。
とにかく、屋久島に住んでみよう、そして食べていくために、以前からやってみた
かった木工を試行錯誤で始めた。
小物について、あれこれ考えるのは楽しいという。

屋久杉の切れ端を仕入れてきて、屋久杉の香りの小物作りを目指している。
稲垣さんは登山も好きで、登山靴をイメージしたキーホルダーを、第一号としてつ
くることにした。
木工をするための工具も買い揃え、毎日作品作りをしている。
キーホルダーの他に、ペンダントヘッドなどを作っている。
女性をターゲットとした作品を、作っていきたいそうだ。
行きつけの、みち草という食堂でも、お客さんに市場調査をするなど、営業活動も
欠かさない。
「作ること以上に、売り込む技術も大切なのでは?」と自問自答の日々。

余りに熱中しすぎて、手を切る怪我をして、真っ青になって、隣の人の家に駆け込
んだが、隣の人もビックリしてしまって、どうしていいか分からなかった。
幸い、病院が目の前にあったので、歩いて駆け込むことが出来た。
手が治ったと思ったら、今度は足を切って怪我をしてしまった。
「全く、困ったよ。」といいながら、なぜか顔は笑っている。
本当に困っているようには、見えない。

「50歳過ぎてから移住して来るなら、ある程度余裕があってこないと、きついです
ね。屋久島で、50歳過ぎてから再就職しようというのは、何か手に職がないと難し
いですね。まあ、他の50歳過ぎの人は、特別働かなくても、たいてい悠々自適に
暮らしているようですがね。」「作品は鹿島工芸に卸しているが、個人売買もしてい
るので、どうぞ買ってください。」とこのこと。

元々長崎出身の稲垣さんは、52歳独身。
恋人募集中。
好みのタイプは、知的でクールな人、35歳〜55歳までの人。
この場を借りて、アピールしたいようだ。
問い合わせは、屋久島パインの稲垣係まで。
屋久杉の木工製品のお問い合わせも、おまちしていますということだ。
これから、いろんな種類の小物を、作り続けていきたいと挑戦中だ。



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屋久島パイン株式会社   http://www.yakushimapain.co.jp/
発行責任者  角谷和雄   kakutani@yakushimapain.co.jp
本      社       東京都千代田区麹町1丁目8番14号
屋久島支店       鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地
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