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タイトル:幸福ニュース第910号【息子が悩みで内観(2)】  2022/03/10


【息子が悩みで内観(2)】

私がEメール内観で得たいくつかの代表的な「気づき」について
紹介します。

(1)今まで、ひとりで頑張ってきた、人の力には頼らないでい
でやって来たと思っていましたが、それは大きな勘違いでした。
家族だけではなく、多くの人にお世話になって生きてきたこと、
また、多くの人に迷惑をかけて生きてきたこと、大いに感謝すべ
きであるということ。特に、妻の果たしてきた役割の大きさ、多
さに大きな感動と感謝の念が湧いてきました。

(2) あまりの自分勝手さ、身勝手さに気づかなかったこと。自
分中心で世界が回っていると勘違いしていたこと。私はそれほど
我儘な性格ではなく、協調性もあり、自分よりも人のことが大事
だと思うのですが、そうでもない部分があったということです。

これは、私の性癖ですが、まず、自分の立場で出来ること出来な
いこと解っていること、解らないこと、まずは、「スパッと割り
切る」ということです。情報不足、判断間違いも含めてとりあえ
ず仕分けして、問題を先送りしないことで、私の心の不安感を払
拭しています。

これは職業柄やむを得ないやり方ですが、これを身近の人、他人
にやってしまうと多くの人に「不安」だけを残して、「不安」解
消の責任はすべて相手にある、という風に圧しつけています。自
分を守るために自動的に起動する私のシステムです。これに気が
付きました。

(3) 次は、自分の思いやり、気遣いの無さです。これは、物事
を客観的に見るという私の性癖ですが、これをやり過ぎると所謂
「思いやり」を人に感じさせないことになることに初めて気がつ
きました。

実は、この「思いやり」というのは相手に同意する、同調すると
いう行為ですので、最初から、同意、同調なしに、客観的な意見
を言ってしまう私のこの行動は相手に「思いやり」の欠片もない
対応となってしまいます。聞いている相手は、「話を聞いてもら
っていない」という不安を感じるはずです。
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本当の自分は、優しくて、親切で、思いやりがあると思っていま
すが、こういった「相槌」とか「どうしましたか?」と受け答え
するだけで、その気持ちを伝えることができるのに、それを私は
しなていということを認識していませんでした。

これも職業柄ですが、論理的議論を展開するには、常に合理的展
開を望みますので、導入部での「同意」「同調」は不要なのです。
しかも、希望や思い込みがその後の判断を鈍らせるということで
それらも排除します。この展開は、どうしても相手の気持ちを無
視しているかのように受け取られても仕方ありません。

最近のドラマ(ファイトソング)で、心に悩みを持っている方に
対して、周りが「何か悩んでいるな」ということに気づいて、ど
うしたらその悩みを打ち明けてくれるか、といろんなことをして
いる場面を見ながら涙している自分がいます。多分、こういうこ
とかな、と感じます。相手を思いやる心、それを言葉で表現し、
引き出すための行動が大事で、それが思いやりなのです。
(4) 親の子離れの難しさです。優しくても厳しくてもダメで、
その子に応じて使い分ける必要がありました。

子供が納得して独り立ちをしていくというのが理想ですが、本能
的にそれを避けようとする子供もいるようで、その場合、心を鬼
にしてでも「突き放す」「圧しつける」「命令する」「叱る」
「殴る」ことも大事なんだと思いました。

子供だからといって子供扱いしてはダメ、大人として扱うべきと
いう考え方とのギアチェンジのタイミングがあるのでしょう。私
は、この「突き放し」が出来ません。それは母親の役割で、父親
の役割は、常に高いところに居て見守ること、だと認識していま
した。

だからそれをやらざるを得ない場合、相当悩み、苦しみます。心
配で心配で夜も眠れなくなり、体調も、体重も減ってしまいます。
このことの辛さで、もう心がズタズタです。それでもやらなけれ
ばならないという親としての「覚悟」の無さという問題です。

(5) 生き方に拘り、子供達に圧しつけてこなかったかという反
省です。普通にこだわりなく発言したり、意見を言っても、相手
には「こうあるべき」というように「押しつけがましく」伝わっ
ていることがあるということです。

もちろん、そのこだわりが私の生き方ですので、隠しようがない
のですが、それ以外の生き方を認めていない訳ではないというこ
とをしっかりと伝えることです。必ず、「・・・ということもあ
るね」とか「他人は違うかも知れないけれど」とか理想と現実と
を並べておくことも大切です。

また、それ以外の生き方も認めるということです。足の遅い人に
「努力すれば100メートルを10秒で走れるはず」だとか「勉強
するれば東大に入れる、努力が足りない」というようなものです。
いろんな生き方があるということを認めるということです。

そのように思っていても、ついつい強く主張して、熱弁をふるう
こともありますが、それは自分に対してであり、人に対して、で
はないということです。特に弱者の立場への配慮も必要であると
いうことだと思いました。以上が私が内観で得た代表的な「気づ
き」で、今後に生かしていこうと思います。(終)

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しんの変身とは
生きる姿勢を
変えることだ
自分のためばかりに
生きてきた
この身を
他の人のために生きる
姿に変えることだ
醜い虫が
あの美しい蝶になる
あの変身を
じっと見つめて
新生の自分を
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【仏語集】
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「智慧とは何であるか。四つの真理を知る事である。それは、こ
れが苦しみである。これが苦しみの原因である。これが苦しみの
消滅である。これが苦しみの消滅に至る道であると、明らかにさ
とることである」(パーリ、増支部3)
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*TEDx動画『3つの質問で幸せになる」
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*3月12日に日本心理医療諸学会連合(UPM)の第33回大会がオン
ラインで開催されます。14時〜16時半のシンポジストの一人とし
てお話させて頂きます。
https://www.jupm.jp/assembly/details_33.html
興味のある方はご覧ください。(にこにこ和尚)

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*お悩みがある方はnaikan@rengein.jpへメールされて下さい。
お電話は0968-72-3300へおかけください。

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*皆様のご意見、ご感想、ご投稿をnaikan@rengein.jpや
info@rengein.jpへお寄せ下さい。お待ちしております。
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コンサルティング・テンプル  蓮華院誕生寺
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info@rengein.jp    naikan@rengein.jp
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