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タイトル:幸福ニュース第268号  2005/06/07


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幸福ニュース(しあわせニュース) 第268号  2005年6月7日
幸せへのヒント満載のEmailMagazineです。友達にも教えて皆幸福になろう!
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        【間近かに見たダライ・ラマ法王様】

 今年4月10日から14日まで熊本を初めてご訪問されたダライ・ラマ法
王様と間近かに接した印象を皆様にお伝えしたいと思います。

 法王様は本当に素晴らしい人でした。少しも威張らないのに頭が自然と下
がる方です。明るくて、冗談が好きで、とても気配り上手の方です。

熊本県立劇場での講演会(4月10日):

 法王様は「嵐を呼ぶ男」との異名がありますが、午前中の雨も不思議な事
にあがりました。法王様がステージに現れると、会場の全員(約2千名)が
立ち上がって、盛大な拍手がしばし、なりやみませんでした。

 この拍手を舞台の袖口で聞いて、私は一年間の苦労がみのった、やってよ
かったと思いました。それはまた、他のスタッフの人々も多分同じ思いだっ
たと思います。

 さて、いよいよ講演という段になって、この日のために準備した説法用の
立派な椅子に、法王様は座ろうとされません。「今日は、法話ではなく講演
なのだから、もっと低い机と椅子を持ってきて下さい。」という事で、急遽、
舞台横の控え用の簡単な椅子と机を用意しました。あわてましたが、法王様
の親しみの持てるお人柄がよくわかる出来事でした。


阿蘇神社での出来事(4月11日):

 最初、法王様の昼食は、法王様のみ別室でとられるように準備しておりま
した。ところが、法王様は、「皆さんと一緒に食べましょう。」ということ
で、急遽変更して、大きな部屋で、細川元首相の奥様なども含め20名ぐら
いの人々と一緒に歓談しながらお食事されました。

 その時、部屋に入るなり、「Good smell!(いい匂いがしますねー!)」と
おっしゃって、厨房のドアをお開けになり、賄いの女性方に挨拶されました。

 食事の途中、日本やチベットの幽霊や化け物についても冗談をとばしなが
ら、楽しそうにお話されていました。チベットのお化けはひょうきんなのが
多いそうです。

 さて、食事が終わって、また、厨房へ入られ、お礼の言葉を述べながら、
賄いの女性方と一人一人握手され、そして最後に記念写真をとられました。
台所の女性陣はもう舞い上がって大変でした。

 阿蘇山頂は、霧と火山警報で入れないとの情報で、近くの火山博物館を4
0分位見学しました。博物館を出たところ、立入り禁止が解除されたという
ことで、すぐ山頂に向かいました。そして、法王様は阿蘇火口を見学するこ
とができたのです。

 ここでも、鹿児島から来た老夫婦と気軽に話をされたりしました。そして、
不思議なことに翌日から、火山活動活発化のため、完全に立ち入り禁止との
警告が火山観測所からだされました。まさに、阿蘇山は法王猊下をお待ちし
ていたかのようで、本当に法王様は不思議な力をお持ちの方だと思いました。

 また、今年寒くて桜の開花がいつもより遅れました。このため例年なら散
っている桜がちょうどこの頃まだ咲いていたのです。寒い阿蘇だと満開で、
まるで法王様を歓迎しているかのよいうでした。

 法王様もとても印象深かったのでしょう、成田空港を発つ前に、「インド
のダラムサラの庭に植えるので、桜の苗木が10本欲しい。」との伝言があ
り、蓮華院誕生寺の川原貫主様は快諾され、早速送らせていただきました。

 さて、阿蘇山頂からの帰り、突然、私の乗っている先導車に法王様の車か
ら連絡があり、「どこか喫茶店を探してそこで休憩したい。」との連絡が入
りました。そこで、急遽、5分位して阿蘇ファームランドに入りました。私
はてっきりトイレ・ストップだと思ったのですが、違いました。

 日本代表部のルントック広報官が「皆さん法王様がお茶を接待されるそう
です。警護の方も全員、喫茶店に入って下さい。」と言うのにビックリしま
した。阿蘇ファームランドの中のピザ・ショップで、紅茶とケーキをご馳走
になりながら、30分位歓談しました。

 警護の方も含めて、「世界広しといえども、法王様にお茶をご馳走になっ
た人は少ないだろうな。」と思うと大感激、雨あられでした。本当に法王様
は人の心をつかむのが上手です。とても素敵なサプライズ・ストップでした。

九州看護福祉大学での講演会(4月12日):

 講演のあと、学生達の質問に丁寧に答えられ、チベット音楽を演奏された
楽団員の皆さんと最後に握手をされておられました。そして、桜の木を記念
に植樹して頂きましたが、スコップで土をかけられ、祝福の白い布(カタ)
を木にぐるぐるとまわして掛けた後、「水はないか」とおっしゃられました。

 事前にそのような情報はなかったので、間に合いませんでしたが、法王様
は木に向かって「よく育つように」とのおもいを込めて祈念しておられまし
た。つまり、法王様にとっては、植物も人間と同じく生命と仏性のある大事
な仲間なのです。

 蓮華院誕生寺の奥之院では、約5千名の聴衆を前に五重塔の二層に設けた
ステージから法話を行われました。物事には実体がなく、空なのに、色々な
因縁から、物事にとらわれて、我々人間は問題を自分で起こし、悩んでいる。
その様な囚われから、自由になると幸せを得られるというようなお話でした。

蓮華院誕生寺本院(4月13日):

 予定を1時間早めて、法王様は本院に到着され、早速、五重塔の前に設け
られた護摩法要の法座に着座され、清めの儀式を始められました。観音菩薩
像に入魂された後、10時から、日本やアジア諸国の約百名の僧侶の方々と、
アジアでの戦争犠牲者供養と世界平和祈念大法要を執り行われました。

 朗々としたダライ・ラマ法王の読経のお声に、助法のチベット語とパーリ
ー語と日本語の読経や声明が渾然と溶け合って心地よい不思議な空間の中、
約千名の参列者も共に平和への祈りを捧げました。

 蓮華院誕生寺貫主の川原英照師は、「世界平和のために仏教者のネットワ
ークを作りましょう。」と法要後のお話で訴えられていました。

 その後ご昼食は、本院で召し上がられたのですが、熊本の郷土料理「だご
汁」を「おいしい!」とおっしゃられて、なんとどんぶり3杯もおかわりに
なりました。何でもチベットで法王様がお生まれになられた地方の郷土料理
に似ていたそうです。健啖家ですねー。

 このため、本院からホテルへ帰る時間が、1時間も遅くなりました。それ
でもまた、沢山の人々と握手されてから、出発されました。(警護の方々、
本当にご苦労様でした。)

 こうして、多くの人々に大きな感動を残しながら、法王様は14日早朝玉
名市を出発され、福岡から金沢市へ向かわれました。福岡空港で川原光祐宗
務長に、「熊本にはまた必ず来ます。」とおっしゃられたそうです。法王様
の人徳でいろいろ救われた思いのした熊本ご訪問でした。また、間近に接し
て、本当に感謝の五日間でもありました。

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(エピソード)

 歓迎実行委員会のスタッフ(S)が、法王様とお客様の昼食の件で、司ロ
イヤルホテルの森山課長代理に電話をかけました。

S「もしもし、昼食の用意はOKでしょうか?」
M「はぁ。何のことでしょう?」
S「朝お願いした、今日の法王様の昼食の件ですが」
M「何のことか、さっぱりわかりませんが?」
S「ですから、今朝森山さんにお願いしたホテルでの昼食のことですよ。準
備は間違いないか確認したいので。」
M「はぁ、・・・こちらは、森山モータースですが、・・・」
S「すみません。森山違いでした。ごめんなさい。」
(あわてて電話を切る。)

 習慣も違い、初めてのことも多いので、当人は一生懸命なのですが、色々
と笑い話もおきました。でも、大成功でした。ボランティアの方々本当にあ
りがとうございました。(終)


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【坂村真民詩集】

《 めぐりあい 》

めぐりあい
それは
ふしぎなもの
ありがたいもの
なみだのながれるほど
てをあわせずにおられないほど
わたしをはげまし
わたしを生かしてゆく
いのちであり
ひかりであり
つえであり
つなである

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             【仏語集】

 人々は、本来そなわっているさとりの仏性にそむいて、煩悩のちりにとら
われ、ものの善し悪しの姿に心を縛られて、不自由を嘆いている。
                       {首楞(りょう)厳経}

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*一日一善。それを実行されている方が、ダライ・ラマ法王様でした。多く
の人々に感動と力を与えて帰っていかれました。

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