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タイトル:幸福ニュース第243号  2004/10/06


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幸福ニュース(しあわせニュース) 第243号  2004年10月6日
幸せへのヒント満載のEmail magazineです。友達にも教えて皆幸福になろう
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 大前研一氏の予測は、5〜10年位早すぎる嫌いがありますが、今までよ
く当たっています。日本は行き着くところまで行かないと、変われないので
しょうか? 政治家の方々には是非とも読んで頂いて、そうなる前に政策と
して採用して欲しいものです。一読の価値のある本だと思います。

              【 日本の真実(2)】

(F)超法規をやってのける官僚や政治家

 官僚や政治家は、私達国民を縛る時は法律を使うけれども、自分たちが勝
って気ままにやる時は法律を使わない。よく超法規でやっている。代表例は
不良債権処理などの金融関係に見られるような5千億円とか、1兆円などの
巨額の債権放棄である。これは、法律上の根拠がなく、銀行の企業に対する
債権放棄は法律違反である。

 今の日本では「国が変われ」という議論をしている人が多い。だが、それ
は逆である。『国は変わらない』という前提のもとに、個人や企業がいかに
生き延びるかを考えるべきである。我々は国に頼らず、個人、家庭、企業の
単位で、世界に通用する解決策を考え出していくしかない。

(G)課長以上の官僚に特別背任罪を導入せよ。

 官僚発の国家による犯罪。例えば、旧日本長期信用銀行の誤った処理によ
り、国民に約8兆円の損失負担が発生する見通しである。また、何十年か前
の計画の見直しが遅すぎるため、各地の不要な建設などで何百億円も使って
から、計画を中止し、国民の税金を垂れ流ししている。また、見事に失敗し、
大赤字のグリーンピアの例もある。

 港湾、道路、鉄道、橋などを建設する時、行政機関は需要予測調査を行う
が、いつも間違っており、赤字になり、国民に損害を与えている。これも官
僚の国民に対する背任行為である。

 国の政策や予算を実質的に決定している官僚が国民に損害を与えても、現
行制度のなかではその責任を問うことができないので、官僚は無責任になっ
ている。徹底した情報公開と特別背任罪の導入が必要である。

(H)豊かさ実現の新思考

 アメリカ人は株を買ってアメリカの企業には投資したが、アメリカの政府
は誰も信用していないから、米国債はほとんど買っていない。日本国債を持
っているのは大半が日本人である。利回りは悪いし、将来はボツアナ以下に
暴落する危険性が高いから、世界中の人は日本国債を買わない。知らぬは、
日本人ばかりなり。日本の真実を一番知らないのは、日本人ではないのか。
国債に関しては、情報統制が行われている可能性が強い。

 日本人は自分自身で、ものごとを考えて判断する癖もなければ力もない。
言い換えれば、本当の個がないと言える。問題は、日本人が「豊かな生活を
できなくしているものは何か?」という質問をしないことである。戦後の経
済成長至上主義から抜け出すことがこれからは大事である。本当の豊かさは
GDP(国民総生産)では計ることができない。

 国債や地方債の合計は、約700兆円である。年金も実態は総額800兆
円の債務超過であり、既に破綻しており、未納問題より、こちらの方が大き
な問題なのである。日本経済は国債が暴落すると、株の暴落とは比べものに
ならない大きなダメージを受け、破綻の危機に直面する。

(I)マーケットの縮小

 今後は毎年平均60万人ずつ就業人口が減っていく。つまり、マーケット
が構造的にどんどん縮小していく。就業人口の減少に伴うマーケットの縮小
に対して、デフレ対策をやっても意味はない。

 日本が抱えている問題点はお金の大半をニーズのない高齢者が持っている
事である。日本の景気をよくするには、財投に頼るより、金利を高めにして、
規制を撤廃すればよい。

 国の政策は根本的に国民のためでなくてはならない。国民を中心に考えて、
生活の質を上げ、コストをさげ、「生活者主権」の普通の先進国にすれば、結
果的に日本は繁栄する。日本は未だに世界一お金を持っているし、稼ぎも十
分あるので、そのお金が日本国内で生きた使われ方をされさえすれば、問題
は解決する。

(J)大前流日本再生プラン11ヶ条
     (制度を変えるだけで10兆円が創出できる)

1.「大都市の整備」
 PFI(民間の資金や能力を活用)や地方税の減免を盛り込んだ「免税債」
 などを活用し、同時に必要な規制緩和・撤廃も行う。

2.「住宅建て替えの促進」
 免税措置も使う。生活基盤の改善と景気回復は豊富な貯蓄を建設に向かわ
 せることによって達成される。

3.「リバースモーゲージ型生命保険の新設」
 高齢者に対し、生命保険は死亡した時に引き当てることを条件に、今お金
 を使えるようにする。

4.「相続税の減免」
 高齢者が生前に消費拡大に貢献した場合、それを相続税の対象から除外す
 る。

5.「サラリーマンへの減損会計の導入」
 耐久消費財の評価損を損金処理できるようにする。また、自己啓発やIT
 投資などは所得控除できるようにし、消費意欲を喚起するような税制とす
 る。

6.「商店街の活性化」
 免税債付き債券の発行が出来るようにし、民間資金の活用を図る。

7.「企業の跡地利用」
 工場跡地など遊休地の所有企業をPFI免税債の発行主体として認可し、
 資金を集めやすくする。

8.「公共財産の現金化」
 国、地方自治体の借金を減らし、財政の健全化を計る。結果として、格付
 けが上がるから、事業資金が調達しやすくなる。

9.「学校法人のベンチャー企業併設認可」
 実績のある世界的な外国の大学が日本国内で学校を開設できるようにする。

10.「老人ホームの自営促進」
 高齢者の住宅を利用した小規模の老人ホームが作れるようにし、民間資金
 で高齢者対策を行えるようにする。

11.「義理の里親制度による託児所」
 条件を満たしている元気な高齢者に簡単な訓練をして託児所の免許を与え
 る。税金を使わずに託児所が増加し、働く人が仕事に専念できるようにな
 る。

 以上11項目は制度を変えるだけで可能になる。税金や公的資金をほとん
 ど使わずに消費を拡大し、10兆円以上の経済活性化を図ることが出来る。

(K)道州制

 21世紀は国家よりも地域が重要になり、地域よりもその中にある企業が
重要になっている。さらに企業よりも個人が重要になっている。

 道州制の最大のポイントは道州を21世紀のボーダレス社会における「繁
栄の単位」=「地域国家」にすることである。そのためには、立法権と徴税
権を道州にも与えることが、最重要である。21世紀は、規制緩和を進め、
世界中から、人と金を呼び込むことのできる地域国家が栄えるだろう。「世
界の富をいかに取り込むか」が、繁栄のポイントである。

 まず、北海道と九州で道州制の実験を行い、それを10年計画で全国に広
げていくとよい。最後には、日本の中央政府は、防衛、外交、通貨の発行、
各種標準化、憲法で保障されている最低限の生活の保障だけに専念する。

(L)日本の真実

 銀行は自助努力というよりは、超低金利という国民の多大なる犠牲(現在
まで一人当たり約百万円の利子受け取り損)によって、100兆円あまりの
不良債権処理を行った。あと50兆円ぐらいの不良債権の発生が今後10年
間に予想される。政府は、あと5年、物言わぬ日本国民の大きな犠牲を求め
るだろう。特に地方で、大きな問題になってくるだろう。

 今のように若い世代が老後世代を養うやり方ではもう無理である。国は現
行の年金制度による老後保証はもうできないことを国民に伝えなければなら
ない。そして、新しい自己責任による年金制度を創るべきである。年金は自
己責任、生活保護は国家の責任ということにしないと、年金問題は解決しな
い。

 国の隠れ債務は国債発行残高より大きい。国鉄債務は30年後に先送り、
道路公団債務は50年後に先送り、国債も借り換え借り換えで先送りしてい
る。25年後には高齢者が国民の4人に1人となる。このままでは、甘やか
されて育った今の子供達は高齢者を切り捨てるだろう。

 年金問題を自己責任化していくと、実は金利がネコババされているという
一点が極めて重要であることに気付く。いつまでたっても自分の年金の運用
益が出てこないからである。世界各地で色々な通貨で運用しなければ老後も
おぼつかない、ということがわかれば、金利の払えない日本の銀行に定期を
預けておく人はいなくなる。つまり、金融庁によって救済されている銀行は、
真実を見る賢い生活者が増えれば、見放されるのである。それが、実は日本
が普通の国になるということであり、市場原理で研ぎ澄まされた感覚の国民
が多くなれば、当然起こる現象なのである。

 すなわち、自己責任化した国においては、国民一人一人が問題認識をもち、
情報を集め、分析することによって、怠惰な政府に対する抑止力になるので
ある。「生活者主権」こそが、癒着した「鉄のオクタゴン」を変えていくの
である。(終)

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【坂村真民詩集】

《 一丸となって 》

二十一世紀以後の生き方は
一丸となって
大宇宙大和楽の
地球作りをしてゆくことにある
そのうち他の惑星からの
交信もあるだろう
そういう時代が
必ずやってくるのだ
その時他の惑星人から
笑われないように
大和の地球作りをするため
大和民族はあるのだと
一大自覚を持って生きてゆこう

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             【仏語集】

 一つの燈(ともしび)がともると、次々に他の燈に火が移されて、尽きる
ところがないように、仏の心の燈も、人々の燈に次から次へと火を点じて、
永遠にその終わるところを知らないであろう。(維摩経)

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