メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]469  2010/03/13


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★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2010/03/13 No. 469 (週刊)            前回発行部数:2、321

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2009年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2008年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

釣りバカ日誌20 1/02  アバター 1/09
のだめカンタービレ 最終楽章 前編 1/16 今度は愛妻家 1/23
サロゲート 1/30 ラブリーボーン 2/06
サヨナライツカ 2/13 バレンタインデー 2/20
交渉人 THE MOVIE 2/27 しあわせの隠れ場所 3/06 
インビクタス/負けざる者たち 3/13 
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インビクタス/負けざる者たち (2009)
Invictus 

U.S. Release Date: 2009

■監督:クリント・イーストウッド
■原作:ジョン・カーリン
■キャスト:モーガン・フリーマン/マット・デイモン
■音楽:カイル・イーストウッド
■字幕:松浦美奈
■お勧め度:★★

 「「チェンジリング」「グラン・トリノ」の巨匠クリント・イーストウッド監
督が、アパルトヘイト(人種隔離政策)後の南アフリカで開催されたラグビーワ
ールドカップを巡る感動の実話を映画化したヒューマン・ドラマ。アパルトヘイ
ト撤廃後も人種間対立が残る中、国民が一つにまとまる大きな転機となった自国
開催のラグビーW杯での奇跡の初優勝までの道のりを、ネルソン・マンデラ大統
領と代表チーム・キャプテンを務めたフランソワ・ピナール選手との間に芽生え
る絆を軸に描き出す。主演はモーガン・フリーマンとマット・デイモン。
 1990年、アパルトヘイトに反対し27年間も投獄されていたネルソン・マンデ
ラがついに釈放される。そして1994年、初めて全国民が参加した総選挙が実施
され、ネルソン・マンデラは南アフリカ初の黒人大統領に就任する。しかしアパ
ルトヘイト撤廃後も、白人と黒人の人種対立と経済格差は依然として解消されず、
国家はいまだ分断状態にあった。マンデラ大統領にとって国民の統合こそが悲願
であり、自ら寛容の精神で範を示し、国民に和解と融和を呼びかける。そして、
翌95年に南アフリカで初開催されるラグビーW杯を国民融和の絶好のチャンスと
捉える。彼は、長らく国際試合から閉め出され弱小化していた代表チームのキャ
プテン、フランソワを官邸に招き、国を一つにまとめるためにW杯での優勝が欠
かせないと訴えかける。戸惑いつつも、大統領の不屈の信念に心打たれたフラン
ソワは、やがて誰もが不可能と考えた優勝目指してチームを引っ張っていくのだ
が…。」(allcinema.net/より。)

巨匠が放つ久々の駄作。という目で見れば面白いが。実話の映画化といえばしょ
うがないのだろうが、だったら作るなと言いたい。テーマが多すぎる。マンデラ
大統領を描くのが主だろうが、それにラグビーチーム、主将の家族、特に反マン
デラ派の父親、マンデラ大統領のシークレットサービス、南ア国民と国造り。こ
れらが「平等」に描かれている。バイキング式に観るなら面白いだろうが、中途
半端。それにアパルトヘイトの実態は描かれないが、10年前までの事を覚えて
いるだろうか。アパルトヘイトがどういうものだったかを調べてから観るなら、
それなりの説得力はあっただろうが、そうでない場合はマンデラ大統領の信念に
しても、分からないだろう。おそらくはアパルトヘイト時代の南アフリカは英国
系の白人が支配していて、それでラグビーになったのだろうが、絶対多数の黒人
たちが、そのラグビーやW杯に熱狂する理由が分からない。マンデラ大統領の宣
伝活動の産物としてしか描かれない。それに実際の黒人の子供たちはサッカー好
き。アメフトは違うにしても、サッカー好きがラグビーに興味持つだろうか。両
方とも興味無いので分からないが。でもまあ、ラグビーを国民統合の手段と象徴
に選んだのは効果的だが。これから逆算的に国民をラグビー好きにしたような。
真実を描くという点では「硫黄島」シリーズでかなりいい線いったし、隠された
真実を暴くような所もあったが、本作では単に事実を描いただけ。一番、分から
ないのは弱小ラグビーチームがどうやってW杯で優勝するまでに至ったか。特に
選手を入れ替えた事もないし、極端な特訓もしていない。決勝戦のオールブラッ
クス(ニュージーランド)戦では巨漢のフォワード(と言うのか知らないが)を
止めることで成功するが、弱小チームにできた事がなんで実力では上だったイン
グランドにできなかったのだろうか。ラグビーは計算よりも根性にしても、国民
の支持だけで強くなれるのだろうか。「東洋の魔女」は、半端じゃないシゴキで
東京五輪で優勝した。一番の見所はシークレットサービスだろう。たいした、と
いうか全く事件らしきものは起きないが、むしろそれだからこそ見所。良く言え
ば巨匠のバランス感覚の良さ。これはクリント・イーストウッド監督の良さでも
ある。しかしこれだけだとちょっと。

いわゆる後進国が五輪やらで成長するのはパターンにしても、1990年に釈放で
95年にW杯。この5年間に南アで起きた出来事やらを描いた方が面白かったのじ
ゃないだろうか。南アの場合はアパルトヘイトという隔離政策を採っていて、世
界中から非難されてマンデラ大統領に託した感じだが、託したのは多数派の黒人
だけじゃなくて支配層の白人も同じだったはず。本音的にはアパルトヘイト継続
支持だっただろう白人たちが、どういういきさつや心理変化でマンデラ大統領に
託すことになったのか、この点がむしろ知りたかった。これが描かれないために
マンデラ大統領の偉大さが分からない。クリント・イーストウッド監督は月並み
パターンや流行は嫌う性格だが、むしろマンデラ大統領をヒーロー化して描いた
方が面白かったような。監督のミスキャスト。

ヒアリング度:★
感動度:★
二度以上見たい度:★
劇場で見たい度:★★
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:

★ナルニア国物語/第3章

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2009年分:
ワールド・オブ・ライズ 01/03 K-20(TWENTY)怪人二十面相・伝 1/10
チェ 28歳の革命 1/17 感染列島 1/24 007/慰めの報酬 1/31
誰も守ってくれない 2/07 レボリューショナリー・ロード 2/14 
マンマ・ミーア! 2/21 7つの贈り物 2/28
オーストラリア 3/07 ジェネラル・ルージュの凱旋 3/14 
ヤッターマン 3/21 ワルキューレ 3/28
鑑識・米沢守の事件簿 4/04 ザ・バンク 堕ちた巨像 4/11 
レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦― 4/18 おっぱいバレー 4/25
グラン・トリノ 5/02 GOEMON 5/09
余命1ヶ月の花嫁 5/16 60歳のラブレター 5/23
ベイビィ ベイビィ ベイビィ! 5/30 ラスト・ブラッド 6/06
スター・トレック 6/13 真夏のオリオン 6/20
劔岳 点の記 6/27 ハゲタカ 7/04
ターミネーター4 7/11 ノウイング 7/18
アマルフィ 女神の報酬 7/25 ハリー・ポッターと謎のプリンス 8/01
劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 8/08 G.I.ジョー 8/15 
HACHI 約束の犬 8/22 劇場版ヤッターマン 8/29
20世紀少年<最終章> ぼくらの旗 9/05 
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カムイ外伝 9/26 火天の城 10/03
TAJOMARU 10/10 引き出しの中のラブレター 10/17
あなたは私の婿になる 10/24 沈まぬ太陽 10/31
風が強く吹いている 11/07 僕の初恋をキミに捧ぐ 11/14
笑う警官 11/21 イングロリアス・バスターズ 11/28
2012 12/05 ゼロの焦点 12/12
スノープリンス 禁じられた恋のメロディ 12/19 ウルルの森の物語 12/26

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